ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 八ヶ岳

原村星まつり初日の前半に引き続き、今回の記事は初日の後半です。

そういえば昼間のことでひとつ書き忘れていたことがありました。6月に韓国に行った時EXO SKYという天文ショップに行きました。日本ではタイムラプス撮影のためのSKYPIXという機器を製作しているメーカーとして知られています。その際日本SKYPIXのOさんという方にわざわざ電話をかけていただいて色々助けてもらったのですが、今回の星まつりでやっとOさんにお会いすることができて、お礼を言うことができました。さらにそのつながりで、忙しくしている中の星まつり実行委員の方々にも紹介していただきました。何気ない人のつながりがどんどんつながりを呼んでいくのだなと、改めて思いました。


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だんだん暗くなってくるので、太陽から星雲星団モードへの切り替えです。つい先週購入し、まだテストしたばかりのSky-Watcherの自動導入経緯台AZ-TGiに、いつものタカハシの口径6cm、FS-60CBにフラットナーをつけ、焦点距離374mmにしたものです。そこにZWO製ASI294MCを取り付けています。ただしPCの画面が明るいので、観望エリアの中でもできるだけ端の方の車と車の間の少し奥まったところに陣取り、あまり目の順応の邪魔にならないように気をつけました。

電視観望を始めて、何か星雲や星団が入るたびに周りにいる人たちに、「〜が入りましたよー、電視観望で星雲に色がついて見えますよー」などと呼びかけると、お客さんが来てくれます。よく見たのはやはり定番のM57、M27、M13、M8、M20くらいでしょうか。色がつく星雲にはみなさん驚くようで、ちょうど眼視でM57やM27、M13を見せてもらって来たと言う方も何人もいて、眼視と電視で見比べるのが楽しかったようです。電視観望は列に並ぶ必要がなく、画面の周りに集まってみんなで見ることができるので、「何々が見たい」とお客さんからリクエストがあることもあります。

意外に惑星を見てみたいと言う声が多く、やはり今年は火星大接近もあり人気なようです。ただし残念ながら、口径が6cmと小さいことと、焦点距離が短すぎるのて、カメラの解像度で制限されてしまい、ドットが目立って見えてしまいます。それでも土星の輪っかや木星の縞もかろうじて認識はできる(バローを入れると多少マシですが)ので、お客さんのリクエストに応じて何度か入れたりはしましたが、やはり原村ではもっと大口径のいい機材が並んでいるので、そちらでシャープな惑星を楽しんでいただけたらと思いました。

電視観望の間は、ほぼずっとかんたろうさんと一緒にいました。妻がホテルでの食事を終えて、途中からやって来ました。真っ暗な道なので自転車は危ないと、ホテルの方が送ってくれたそうです。私の星の話は普段聞きもしないのですが、かんたろうさんが丁寧に解説してくれる星の話は面白そうに聞いていたようです。せっかくなのでとドブソニアンなどの大口径も覗いて回ったみたいで、みんな親切だったと喜んでいました。それでも結局会場にいたのはせいぜい1時間位でしょうか。疲れたから帰ると言って、ホテルの方に電話をかけて迎えに来てもらっていました。

後で聞いた妻の話にはインパクトがありました。「解説がすごくわかりやすくてよかった。みんなすごく親切だった。こんなに綺麗に見えるならお金取ればいいのに。木星一回200円とか、土星300円とか。これだけ見るのにものすごくお金かけているのだから、別にいいんじゃない?」えっ、私はそんなこと考えもしなかったです。まあ機材にお金をかけすぎだという私に対する警告とも取れなくはないですが、もしかしたら天文マニアと一般の人の考え方には思っている以上の乖離があるのかもしれません。でもやはりアマチュアで趣味として楽しくやっているので、お金なんか取れないと思います。Natsuの一言「お金なんかとったら誰も見に来なくなるよ。」私もこの意見が正しいのかと思います。

夜22時を過ぎても続々とお客さんが来てくれて、最近このほしぞloveログにコメントをよく頂くせろおさんが来てくれました。Sukeの話が途中出たので、「そういえばせろおさんという方がコメントくれるんですよね」とか話したら、その方がせろおさん本人でした。Sukeのことをすごく褒めてくれていたので、Sukeにお礼を言わせたかったのですが、あいにく全然観望エリアに現れず。確かSukeは22時頃に一度眠いから寝るとテントの方に行ったはずです。ところが実際は、Natsuと昼間一緒にいたY君と遊びまわっていて、0時半頃になってやっと戻って来て、そのまま椅子に座って毛布で包まって眠るという、超自由人状態でした。せろおさんはかんたろうさんと結構話し込んでいたようで、私もいろいろお話ししたかったのですが、お客さんの相手もありあまり話すことができずに申し訳なかったです。

もう一つ面白い実験として、かんたろうさんが持っていたTAMRONのF2.8 70-200mmのカメラレンズにASI183MCをつけたものをAZ-GTiに載せて電視観望を試しました。さすがに明るいレンズなので、北アメリカ星雲などもよく見えます。ASI183MCは1インチサイズとかなり広く、2000万画素とものすごい高解像度のCMOSカメラです。視野的にも70-200mmだと範囲を変えながら、ちょうどいいところを探すことができるのでかなり便利です。ただし高解像度の分だけ、SNR1sが少し落ちるのですが、これだけ解像度に余裕があるとビニングして感度を稼いでも、まだ十分な分解能があります。かんたろうさんオススメは3x3のビニングでした。明るいレンズと相まって、相当感度良く見ることができます。北アメリカや、登って来たアンドロメダなど、比較的大きな星雲を見る場合にはビニングした方がよく見えます。逆に、M57のような小さな星雲を見るときは分解能が問題になるので、ビニングを外した方が細かく見えます。ただ、ここまで一部を拡大して見るとレンズの分解能の限界が見えてくるようで、FS-60CBと比べると微恒星がどうしても大きく見えてしまうようです。さすがに使ってるいるレンズの枚数が全然違うので、ある意味当たり前でしょうという結論になりました。ここまで細かいものを見ずに、大きな星雲を見るならばこれで十分で、むしろズームとか持っているので、好きなように大きさを合わせることができ便利な印象でした。

そんなテストをしている最中、多分夜中の0時頃でしょうか、Y君がご両親を連れて遊びに来ました。もう10年もこの星まつりに来ているそうです。ついでに電視観望も見てもらいました。でもその頃にはかなりガスってきていて、明るい月もかなり高く登っていました。そんな中でもう顔を出し始めているアンドロメダ銀河を映し出しました。その時の画面の様子です。

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雲越しで条件があまり良くないのですが、それでも腕の構造もなんとか見えています。ある方から「今日見た中で、一番いいものを見せてもらった。」と言われた時はうれしかったです。

その後も薄曇りの中、もう一つかんたろうさんのアイデアで、ASI294MCにこの間買ったSAMYANGの14mm F2.8をつけて広角で天の川なんか見えないか?というのを試してみました。アダプターはZWO社のCanonレンズ用アダプターでASIカメラシリーズにレンズを直接つけることができます。かんたろうさんのTAMRONも同じアダプターを使っているのかと思います。この天の川も楽しかったです。その時の画面をiphoneで撮った写真を見てください。

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時間はすでに0時半すぎ。これ月齢21日の、半分より大きな月の明かりがある、しかも薄曇りですよ。こんな環境でも見えてしまうので、明るい広角レンズとASI294MCの威力が伝わるかと思います。観望会で天の川がこれだけ見えるとかなり楽しいのではないかと。広角も電視観望の可能性の一つかと思います。残っていたお客さんも少なくなってきていましたが、この天の川を見ていたお客さんはさすがにびっくりしていました。

結局午前1時すぎくらいまで見ていたでしょうか。片付けをしながら、途中FさんやHさんらドブ仲間自慢の大口径を覗かせてもらいました。彗星の尾っぽも見えたり、明るすぎるアルビレオなど、私の機材ではなかなか見ることのできないものも多く、とても楽しかったです。片付けも終わり、椅子で寝ているSukeを車の中に入れ、さて寝ようかなと思っていたら、確か午前2時くらいでしょう、かんたろうさんに誘われ、思いっきり濃そうなメンバーの夜の座談会の中に入れてもらいました。7ー8人はいましたでしょうか。ドブのFさんや、顕微鏡を買った店のSさんもいましたが、ほとんどの方は初めて話す方ばかりでした。星景写真家の方もいて、その方のとったタイムラプス映像が素晴らしく、ずっと繰り返し流されていました。カメラの話が中心で、6Dと6D Mark IIの比較だとかレンズの設計だとかいろいろ意見が飛び交い、カメラにあまり詳しくない私はただただ聞いているばかりでしたが、みなさん熱い思いを語るのは趣味の世界ならではだと思います。寒い中頂いた温かいコーヒーがとても美味しかったです。

午前3時前くらいに、さすがに眠くなって来たのと、明日は車で移動があるのでもう寝ることにしました。原村星まつり初日、この日はとても充実した1日でした。 


次の日に続きます。







昨年に引きつづ、2018年の今年も8月3日金曜日の朝、自宅を出発し、長野県の原村の星まつり会場になっている八ヶ岳自然文化園に向かいました。早いものでもう3度目の参加になりますが、今年は珍しく妻もついてくるというので、初の家族4人での星まつり参加になります。


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いつもは食事はほとんどコンビニ弁当なのですが、妻もいることですし、最初の食事はちょっと豪華に諏訪湖SAで取ってからいきました。そんなこともあり、昨年は午前9時頃会場に着いてガラガラだったのですが、今年はある意味完全に油断していて12時半頃に着いたらもうすでに駐車場は満車でした。

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係員によると、満車になったばかりだからそのうち空くので待っているといいと言われ、一番下の観望エリアの手前くらいまで移動。しばらく待っていたのですが全然開く様子がありません。ちょうどそこに、昨年ドブつながりでお会いしたYさん達の姿が見えたので車の窓を開けて挨拶すると、「観望エリアに入って下さいよ」とのお誘いが。今回は昼間は太陽電視観望と夜間も電視観望を披露しようと思っていたのですが、それでも観望エリアのマニア度は相当でかなり敷居が高く、少し戸惑ってしまいました。それでも誘われるがままに、一番階下の観望エリアの奥の方に車いれさせてもらい、なんとか場所を確保することができました。車を降りて、早速観望エリアに行くと何人かの顔見知りの方と早速会うことができました。このブログが縁でお会いしたドブ使いのHさん、昨年の原村の夜に議論したFさん、またたくさんの星仲間とうれしい再会です。特にFさんのMarkXはエンコーダーを自分で改造して取り付けたというものを早速見せていただきました。相変わらずMarkXの青はカッコいいです。

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旧タカハシ色の円盤がエンコーダだそうです。
赤緯の方は自作のアルミアダプターで
少し浮かして鏡筒を固定しているとのことです。

その足で少しだけ会場を回ると、まだ空いているお店は準備を始めているところを含めても半分くらいでしょうか。ひとつ面白いものがありました。昨年目玉商品で出たPENTAXの150mmの超重量級鏡筒が、なんとカーボン鏡筒になり重さ10kg台になったそうです。昨年持ち帰る時は何人もの人で運んでいたのですが、改造後のものは一人で持ち運びが可能だそうです。当時のPENTAXの設計図を入手して、遮光板も元と同じ位置にしたそうなので、見え味も保たれているとのことです。

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PENTAXの文字が見えます。

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こちらにもPENTAXの文字が。
これは元の鏡筒から読み取ってステッカー化したものだそうです。


その後すぐに車のところに戻りましたが、せっかくの観望エリア、張り切ってセットアップを始めました。まずは昼間なので、太陽用のセットアップです。今年は太陽を2月くらいから始めていて、PSTをジャンクで購入、分解能を求めて魔改造、最後は口径10cmのPSTとなったので、星まつりで披露する機材としても面白いものかと思っていました。さらにこのセットアップで太陽で電視観望を試みて、興味がある方に見てもらおうと思いました。

機材ですが、PSTの対物レンズ側を外したもので、エタロン部と焦点合わせ用のペンタプリズム部接眼部のみを使います。鏡筒は元の40mmだと分解能が口径で制限されてしまうので、国際光器の口径100mm、焦点距離1000mmのアクロマート、マゼラン102Mを無理やり取り付けています。赤道儀はAdvanced VX。昼は真極軸が取れないので、三脚の水平をできるだけとってソーラーシステムアラインメントで太陽を初期導入すると、そこそこの精度で追尾してくれます。

セットアップは特に問題なく完了。でも暑い暑い。標高1300mくらいらしいのですが、とてつもなく暑いです。炎天下では明るすぎてPCの画面が見えないので、布を車のトランクのドアのところに取り付けカーテン状にして影を作ります。日陰にさえなってしまえば意外なほど暑さが和らぐのはやはり高原のせいなのでしょうか。

セットアップをしている最中から太陽Hαに興味のある方が次々やって来ました。普段からブログを見ていただいている方でこの魔改造器を知っている方もいましたし、20cmでフィルターを割った話をしてほしぞloveログだと認識された方もいました。でも基本的にPSTを大口径に改造したものを見るのは初めてで、話してみるとやはり太陽をやっている方が多く、PSTのオリジナルの口径の4cmでの分解能不足で満足していない方も多いみたいでした。

皆さんやはり、どうやって10cmにしたのか興味津々で、私の超適当な隙間が空いている接続部を見せると、むしろ「あ、こんな方法もあるのか」と驚かれているようでした。とにかくポイントは、エタロンで平行光を作るためのレンズがF10の鏡筒を要求するので、口径を大きくしてもF10を保つのが必要なこと。もう一つはエタロンが焦点位置より10数cm前に来なくてはいけないので、元から付いていたフォーカサーを外したこと、の2点です。あと、私と同様にPSTのオリジナルの鏡筒を外すのにものすごく苦労して、結局外せなかったという方が何人かいました。おそらく接着剤のせいかと思われます。

もう一つ、何人かの方から同じ話が出たのが、PSTの対物レンズが赤く錆びたようになってしまったという件です。これはPSTの初期の頃のバージョンのも問題点の一つで、対物レンズにERFのコーティングを施していて、それが劣化したものです。これを回復するのは難しいと思われるのですが「あきらめて大口径化してしまえば元の対物レンズは使わなくて済みますよ」とか話していました。その代わりERFに相当するものが必要になります。現行のPSTは接眼部にφ10mm程度のERFが入っていますが、これの代替品と思われるものが入手できますので、それを使えば問題なくなります。PSTをかなり初期の頃に手に入れた方も結構いたそうで、値段も今よりだいぶん安かったとのこと。当時7-8万円くらいだったそうです。

鏡筒はアポクロマートのような高価なものは必要なく、アクロマートクラスで十分です。それよりも普通はエタロンの平行度の悪さで性能が制限されるので、中心とかのいい部分だけ見えればよく、安い鏡筒でも十分な分解能向上の恩恵を得ることができます。と、こんなことも話したりして、やはり同じ太陽趣味の方達、会話がすごく盛り上がりました。

さて、太陽の電視観望ですが、おそらく観望会を想定して太陽のHαをPC状で見せるというようなことをやった例はあまりないのかと思われます。下の写真は次の日の午前に撮ったものですが、プロミネンスやプラージュが見えているPCの画面をiphoneで写してみました。

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周りが明るく、反射光がPCの画面に写り込んで多少わかりにくいのですが、実際には太陽Hαがこれだけ分解能よく鮮明に、リアルタイム(露光時間が20msとかなので、星雲との時とは違い完全にリアルタイムです。)で見えるのは、皆さん一様に感心されたようで、昼間の観望会などのネタに十分なりそうな感触でした。

途中から、志摩でお会い(正確には過去に会っていたけれど、この時初めてお互い認識したという意味)して、自宅にまで来てくれたAさんが仕事を終えて到着しました。Aさんは昨年の原村星祭りで、私とFさんと議論になった時に助け舟を出してくれていて、その時はまだ誰か認識できずに、しかも暗いので顔もわからなかったのですが、あとで聞いたらAさんだったという経緯があります。なので、Aさんとは原村つながりで、それ以降何度かご一緒し、一年経ったということになります。Aさんと一緒に夜の電視観望を試したのですが、そのことは後半の記事に書きたいと思います。

そういえばセットアップと太陽電視観望に夢中で子供達のことを全く気にしていませんでしたが、二人とも紙飛行機ブースに入り浸っていたみたいです。おととし初めて原村星まつりに参加した時に、子供がすごくお世話になって、また今年もお会いすることができました。ずっと放っておいしまったので大丈夫かと思ったのですが、二人ともものすごく楽しかったということで、まあいいでしょう。さらに、昨年もこの会場で会ったという、Natsuと同じ中2の滋賀から来たY君という子と、紙飛行機も含めてずっと3人で行動していたみたいです。夕食は売店で売っていたカレーを私とAさん、NatsuとSuke、あとY君で一緒に食べました。あとからY君一家が夜の電視観望のところに遊びに来てくれました。この話も後半で。

そうそう、初参加の妻のことを書き忘れていました。昼間は暑さで木陰の椅子に座ってグデーっとしていたみたいですが、今回は妻のみホテルをとってあります。折りたたみ自転車を持って来ているので、車を出さなくていいので便利です。ホテルは歩くと大変ですが、自転車の距離圏内。夕食の時間になる前に早々と会場を去っていきました。ちなみに残された3人は車中泊です。


続きはこちらの後半になります。



先週末、泊まりがけで娘のNatsuと二人で天文リフレクションズのオフ会に参加してきました。このオフ会の参加資格は「星が好きなこと」。星が好きな人が集まって、みんなでカレーを作って、歌を歌って、星を見て語るという、マニアな機材禁止、マニアな会話禁止のオフ会です。

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朝8時過ぎに自宅を出発し、八ヶ岳に向かいます。下道で安房峠を越えて松本まで出て、高速にのります。途中時間があったので岡谷で高速を降りて、諏訪にあるCOSMOSという天体ショップに寄ることにしました。

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全国でもどんどん数が少なくなっている天体ショップです。都会ならまだしも、特に地方の天体ショップは本当に貴重です。置いてある天体機材は少なかったですが、タカハシの中古のTS式の反射型が置いてあったり、ビクセンのポルタなどの入門機が置いてありました。こう行った店があるかないかだけでも、周りの星好き人口が大きく変わるはずです。ずいぶん昔からある店のようで、スペースシャトル型の望遠鏡が置いてあったり、昔のフィルムカメラなども数多く置いてありました。

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この店はコンピュータの販売やサポートもしていて、化石なども置いてあるちょっと面白いショップです。店長と息子さんで経営されているようでした。八ヶ岳に行くと話したらシカに気をつけるようにアドバイスをもらいました。夜中に多いと4-50頭見ることができるそうです。特に道にまかれた凍結防止剤の塩分を舐めに道路に出てくるそうなので、注意が必要と珍しい話を聞くことができました。ここでは星座が印刷されている暗い中で光るコップが面白そうだったので、お土産がてら購入してお店を後にしました。

ここからは下道で八ヶ岳方面に向かいます。集合場所は小淵沢インター近くのスーパーで、まずはここで夕食の材料の買い出しです。集合時間は午後2時ですが、我々は午後1時頃に到着し、さらにすぐに今回のオフ会の世話役のAさんと、天リフ編集長が到着。

しかしながら、ここでなんと買い出しのために集合したスーバーが倒産しているという事態に直面。下見に来た時はまだ経営していたとのこと、ドアから覗くとまだりんごとかジャガイモとか中に残ったままになっています。買い出しをどうしようかと相談して、駅前にもスーパーがあるというので、車組が5人揃ったところで、電車組を拾うために小淵沢駅に向かいました。駅前のスーパーは有機食材とかを主に扱う店で、美味しそうな野菜と、カレー粉まではかろうじてありましたが、肉がありません。さすがに肉のないカレーはさえないので、店の人にここら辺に他にスーパーないですか?と聞いたら、「ありません」と即答。「以前はあったんですが」とのことなので、倒産したスーパーのことと思われます。仕方ないので、駅でみなさん集合してからちょっと遠いけど国道まで出て買い出ししようということになりました。駅でさらに3人合流し、それぞれ車に分乗してスーパーへ。

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2種類のカレーの材料と、サラダ、お菓子、つまみ、ビールなどを買い込んで宿に向けて出発。

宿はネオオリエンタルリゾートというバブルの香りが少し残る別荘地です。ここでさらに一人合流して、フロントでチェックインをしますが、そこにいた白と黒のアルパカがモフモフでなんと可愛いこと。手を毛の中に突っ込んでも全然体までたどり着きません。本当にモフモフです。

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フロントの建物を見ても、かなり豪華なところのようです。ウェルカム焼き芋というのに少し後ろ髪を引かれつつ、実際に寝泊まりするロッジに移ります。どうやらここは分譲型の別荘が集まっているところで、そこの何軒かと契約して宿として管理してお客を泊めているようです。今回は10人で2棟を借りることになりました。ロッジはかなり豪華で、5人と5人に分かれて泊まるのですが、広い方に10人集まって食事とその後の交流会をすることに。

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中は10人いても十分な広さがあります。寝る部屋が2部屋と、食事をするリビングダイニングが2部屋。しかも離れなので夜中に多少騒いでも大丈夫でしょう。

カレーが2種類あるので、それぞれの棟で作って持ち寄ることになりました。我々の棟ではいわゆる普通のカレーで、いつも自宅で食べている横浜舶来亭のカレー粉です。一緒にいたKさんが兼業主「夫」で料理もお手の物で、私も一緒に手際よく調理することができました。娘のNatsuはもちろん、カメラに詳しいもう一人のKさんも協力して美味しそうな野菜乗せカレーとサラダができました。一方、向こうの棟は前回の志摩でおさんどん役だったAさんがほとんど一人でタイカレーを作っていたみたいです。あんまり料理をやらない人が向こうに集まってしまったみたいです。

18時過ぎでしょうか、食事が始まります。なんで食事がこんなに早いかというと、宿主催の星の観望会というのがあって、その一般の観望会に望遠鏡を持ち込んで殴り込みをかけよう(もちろん宿の人の許可は取っています)ということで、その観望会が19時半から始まるとのことで、食事がこの時間に始まったというわけです。

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さてさて夕食の時に自己紹介があったのですが、揃ったメンバー10人を見てみると、天リフ編集長Yさん、世話役Aさん、ドーム持ちのMさんはこの間志摩での電視の観望会で一緒でしたし、もともとこのオフ会の案が出たYouTubeで動画配信している新星系写真などでも有名なYちゃんさん、某天体ショップのMさんもいて、マニアな会話禁止なんて絶対無理そうな人たちばかりです。10人のうち3人は星に興味があるので撮影とかしてみたいとかまるで初心者のようなことを言っていた人たちですが、なかなかどうして実際にはカメラ大好きで、カメラの話題になるとピクッと反応します。自己紹介では自分が星を見始めたきっかけを一人ずつ話したのですが、天文少年ばかりで昔の面白い話を色々聞くことができました。それでもこの趣味をずっと途切れずに続けていた人は少なく、なんでかわかりませんが途中結構長い間やめて、意外に最近また星の世界に戻ってきた人が多いです。

そんなこんなで観望会の時間になったので、少し離れた観望会会場に機材をセットしに行きました。ちょっと遅かったのか、機材をセットしているまもなく、ホテル観望会のお客さんがやってきてしまいました。私はいつものFS-60Qにこの間試したASI294MCをつけ、Advanced VXに乗せて電視観望です。Aさんがなんと32インチのモニターを持ってきていて、それに映し出すことができ、大迫力のライブ映像が楽しめます。時間がなくて準備に手こずっていましたが、天リフのYさんがアイピースでM42とか導入してくれていたみたいで、お客さんをさばいてくれていました。やっとの事でアラインメントを終え、月を導入して32インチモニターに映し出すとお客さんが集まってきて、「おおすごい」とどこかしこで声が聞こえてきました。今見ている月をこれだけの大画面に出して、しかも自由に拡大縮小ができて、大気揺らぎも見えるので、初めて見る人にとっては相当インパクトがあるのかと思います。

その後M42も映し出し、しかも星雲のモクモクが色付きで綺麗に見えるので、これもみなさん喜んでくれたようです。20時半頃にもなると、お客さんは結構早くに帰ってしまい、しかも宿の大浴場が21時半までと結構早いので、我々も一部を除いてお風呂にいってしまいました。残ったのは私と娘のNatsu、天体ショップのMさんと、天リフのYさんでした。MさんはKenkoの自動導入経緯台に同じくセットの口径100mmの反射型にASI294MCをつけて電視に挑戦でした。

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ここで私はいくつか学ぶことになります。ソフトは当然SharpCapなのですが、Mさんのようなすごい方でもやはりソフトの操作には慣れが必要で、普段私がほとんど気にせずやってしまっていることも、やはり慣れていない人には、あたりまえなのですが難しいのです。特にあるトラブルの時にどこを触れば解決するのか、星を見ながらだとなかなか答えまでたどり着きません。今回は具体的には、まずM42の色が出ませんでした。ヒストグラムの雷ボタンを押せばいいのですが、ヒストグラムにたどり着くのも大変ですし、カラーバランスが取れていないと、雷ボタンをだけではうまくいかず、マニュアルでトーンカーブを整えなければいけません。もう一つはうまくスタックできないのです。これはASI294MCの解像度が高いために、認識できる星のピクセル数のMinもMaxも増やしてやる必要があります。こういったトラブルはその場その場で解決しなくてはいけませんが、やはりSharpCapに慣れていなくて初めて電視するような場合には厳しいのかもしれません。今回このことを思い知らされました。トラブル対策集みたいなのを作る必要がありそうです。

22時頃になるともう人もほとんどいなくなり、Yさんも機材を撤収してしまっていたので、私もMさんも撤収を始めました。その後はメインイベントの夜の座談会です。これが楽しみで参加しているようなものです。まずはYちゃんさん自慢のジンバルマウントで撮影した動画の上映会です。まるで映画のような映像が撮れることにまずびっくり。走っても全然揺れません。娘のNatusが撮影しているところを見て「パパ、あのカメラすごいよ」とかいっていましたが、映像を見ると本当にすごいです。しかもα7ⅡSで星を撮影しながら歩いているのですが、リアルタイムで撮れている星が全く動いていないのです。歩いているのにですよ!これにはみんなびっくりしていました。タイムラプス映像用に任意の時間でゆっくり動かすようなこともできるみたいです。値段を聞いたら10万円くらいとのこと。兼業主夫のKさんは同じジンバルマウントのコンデジ用の少し小さいものを持っていました。こちら5万円くらいとのこと。うーん、動画撮影始めたらいつか買ってしまうかも。天文ショップのMさんと娘のNatsuは惜しいことにオリンピックのカーリングを別棟で見ていたので、この映像を見ていません。でもYちゃんさんが編集してそのうちアップしてくれるというので、楽しみです。

話は尽きることがありませんが、マニアの生態をまざまざと見せつけられます。結局みんなマニアの会話ばっかりでした。止められるわけないですよね。絶対初心者なんか無理だと思います。初心者と言っていた3人もカメラ好きなのが幸いでした。でもよく考えたら冬の寒い時期に星を見るために泊まりでくるような人は、やはり物好きですよね。

今回天文関連でまかりなりにも生計を立てている人が何人かいたので、いろいろ興味深い話を聞くことができました。意外なことに一人なら十分食べていけるそうです。マニアの数は限られていて、しかもいい機材は何十年と持つこともあるので、なかなか利益は出ないのかと思っていましたが、店舗とかを持たなければなんとかなるとのこと。趣味が仕事になるならこんな幸せなことはないでしょう。でも仕事にしてしまうとどうかとも言っていたので、苦労もたくさんあるみたいです。特にユーザーのサポートは大変とのことでした。こうやって考えると、新品で買うというのはユーザーサポートの値段込みで買うということなんですね。ジャンクばかり買っている私にはユーザーサポートで問い合わせる機会が少ないので、気軽にお店に聞けるというはちょっと羨ましかったです。

あと、いかに星好きの人の裾野を広げるかという話にもなりました。Mさんが持って来た自動導入経緯台はかなりそのきっかけになるかと思います。ほとんどの普通の人は赤道儀とか知らなくて、マニアは自動で星が入るなんかすごい機械を使っているとかいう認識くらいしかありません。自動導入が気楽にできる方法があるというのはもっと認識されてもいいと思います。値段とサポートさえある程度のものになれば、爆発的に普及する気がします。特に値段はすごく重要です。今の経緯台の入門機と同じくらいで自動導入もできるならかなり魅力なのかなと思います。

娘のNatsuはというと、よくもまあこんな大人の男の人に混じって退屈しないなあと、感心するやら呆れるやらですが、結構夜遅くまで起きていました。なんでパパについてくるのか、みんな不思議がっていました。でも眠かったせいか、恥ずかしいのか、練習不足を理由にギターを持っていったのに一度も弾かなかったのは感心しません。お年頃なのかな?眠そうにしていても、寝たら面白い話が出そうだからと、なかなか寝ません。お菓子に囲まれて嬉しそうでしたが、そのうちコタツで寝てしまいました。

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夜も更けてだんだんグダグダに。

一方テーブルの方では初心者3人を囲んで、本来の目的の「せっかく来てくれた星好きの初心者をもてなす」という座談会もなされていたみたいです。でも私は残念ながら参加できませんでした。ちょっと聞いてみたかったです。夜も更けて3時過ぎ、明日用事があり、朝早い出発なので別棟に戻って眠ることにしました。Natsuを無理やり起こし、布団で寝付いたのが午前3時半でした。朝は7時過ぎに起きて、出発の準備です。何人かの人はすでに起きていましたが、まだ寝ている人もいました。後片付けもできなくて出て来てしまって申し訳なかったのですが、寝ている方にもよろしくお伝えくださいと挨拶して、宿を後にしました。午前中八ヶ岳から富山まで移動して、午後から富山市天文台でサイエンスカフェに参加です。この日は重力波のお話でした。Natusもいつもの天文仲間と会えて楽しかったみたいです。さすがにあまり眠っていないので、疲れ果ててこの日は早く眠ってしまいました。

今回のオフ会は第1回目なのですが、とても楽しかったです。第2回があるならまた参加して見たいと思います。

いつものように長い文章になってしまいましたが、ここまで読んでくださったかた、どうもありがとうございます。日記みたいなものなのでどうかご容赦ください。

 

その2から続きます。


恒例の戦利品です。今回は何度も店を回って細かいものばかり大量に買ったので、店ごとに写真に収めました。

まず最初に訪れたのは朝から空いていた数少ない店の一つ、ミザールテックです。今回ここで一番最初の買い物をしました。

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倍率4倍のかなり低倍率の双眼鏡を手に入れることができました。これの次の方の5倍のものも売っていましたが、4倍のものの方が良かったです。星座用に使えそうです。隣のコンパクト双眼鏡はなんと100円です。あと、自宅で待っている息子のお土産に、生物顕微鏡のプレパラートを動かすXYステージを買いました。これはかなり喜んでいました。他にも双眼鏡を三脚に固定するアダプターと、意外にいくつあっても困らないキャップ10個です。


次はSCOPETECH。

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目玉は新発売の日の出光学設計「星空望遠鏡」。星まつりなので少し値引きで変えました。他にも31.7mmのアイピースが5つ(25mm, 20mm, 9mm, 6mm, 6mm)ですが、木曽シュミットで会った子に6mmを一つ渡したので、4つしか写っていません。1インチのアイピース4つはプラスチック製で最初10円とか言っていたのですが、そのうち無料になっていました。ファインダーを最初に手に入れ、後から足だけ探しておいてもらい、手に入れました。胎内で手に入れたジャンクのミニポルタ用に微動ハンドルが欲しかったのですが、まずは一本ここで手に入れました。天頂プリズムもジャンク望遠鏡の整備に使います。

多分五藤光学だと思うのですが、もしかしたら隣の違う店かもしれません。アイピースが格安のものから結構な高級機までたくさんありました。写真に写っているのはどれも気軽に買える値段のものばかりですが、一つだけlavenduraの初期型のアイピースを手に入れることができました。実はこれ中にゴミが入っていて、自分で掃除をすると言ってかなり安くしてもらいました。

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店の名前がわかりません。スカイバードの通路を挟んだ隣の店です。

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ここでも微動ハンドルを手に入れることができました。

Kowaでは双眼鏡のレンズキャップが出ていたので、サイズが合いそうなものを購入しました。意外にキャップのみ安く手に入れるのが大変なので助かります。

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タカハシは本当にジャンクばかり漁りました。微動ハンドルも入っていますが、はめる穴の軸径がM8で大きいみたいです。これで一英世さんとちょっと。

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天文ガイドと星ナビの最新号が4日に出ていました。ステッカーももらいました。富山だと6日にしか本屋に並ばないので、2日も早いです。でもその後忙しすぎでまだ読めていません。この記事を書いたら読みます。バックナンバーは、後藤光学だと思うのですが無料でいただきました。

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さらに雑誌2年分です。

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最後は全部頂き物。太陽グラスとか、タカハシ巾着とかかなり豪華です。他にも撮り忘れましたが、大じゃんけん大会で手に入れたセロリが二束と熊よけ鈴が2個。

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見ての通り今回はジャンクに近い激安ものがほとんどです。しかも大量に。原村はやはりこれが楽しいです。

あと買っていた時は気にしませんでしたが、こうやってみるとアイピースがすごく多いですね。ジャンク望遠鏡の整備にたくさんアイピースが欲しいので結構無理して集めました。なかなかこの値段では普通は買えません。

原村レポートもこれで終わりです。本当は3日目までいたかったのですが、日曜日が仕事だったので仕方ないです。帰ってしまった二晩目が原村も晴れたそうなので、ぜひHUQさんと一緒に電視やりたかったです。残念。


2018年の原村星まつりも参加しました。

 

その1からの続きです。


原村星まつりの2日目、朝7時過ぎに起きたのですが、しばらくするとメイン会場でなぜか突然「大じゃんけん大会」が始まりました。プログラムにはないのですが、ここら辺も原村らしくて楽しいところです。私はなんと2回も一番になりセロリを二つゲットしましたが、一緒に来ていたS君が私と同じく最後の二人まで残っていたので、結局S君にセロリを譲ることにしました。でもこれには落ちがあって、S君を送り返した時にセロリを持っていってもらうのを忘れてしまい、結局自宅にセロリが二束到着してしまいました。

この日の一大イベントはタカハシのジャンク市です。朝9時の開催に、8時半頃から並んで待機していて、みんなすでに殺気立っています。かなりのパーツが激安で出ていて、箱ごとに 100円箱、500円箱、千円箱、2000円箱などと値段が書かれています。周りの人の話によると1000円から2000円が一番得なのではとのことですが、私は完全に100円もの狙い。欲しかった微動ハンドルなど、かなりどうでもいいものばかり大量に手に入れました。9時ぴったりに始まり、それから相当の間すごい競争になっていたので、早々と退散し会計を済ませたのですが、他の値段のところにもまだかなり掘り出し物があったはずなので、もっとじっくり見たかった気もしました。

朝10時からは紙飛行機飛ばし大会です。NatsuもS君も参加しましたが、二人とも入賞はならず、残念でした。原村の星まつりはこういった子供が楽しめるイベントがあるのが特徴です。星マニアでない、一般の人が来ても楽しめるようになっています。

紙飛行機といえば、昨年の原村星まつりで子供が散々お世話になった、長野の紙飛行機研究会の主催の方と再会することができました。今回は研究会の方が2日目からの参加だったので、昨年みたいに入り浸るようなことはできませんでしたが、一年たってまたこうやって再会できるのはとても嬉しいことです。

午前中はいくつも店周りをしたのですが、特にSCOPETECHの店長に去年買った望遠鏡が子供がすごく気に入っている旨を伝え、今年は鏡筒と三脚セットが出なくて残念だった旨を伝えると、長野の小海で10月に規模はそれほどでもないけれども再び星まつりのようなことがあると教えてくれました。SCOPETECHもまた出店するそうです。日曜が仕事なので、この日に帰らなければならず、昼過ぎまで最後の店周りをして、星仲間たちにまた来年の再会を誓って会場を後にしました。


今回早めに会場を出た理由は、先月行った木曽シュミットの一般公開に行くためです。車を走らせること一時間半、木曽天文台に到着してまず出迎えてくれたのは名古屋大学の太陽風の観測装置です。

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手前の車と比べればわかりますが、とてつもなく大きいものです。写真だとわかりにくいですが、鉄骨と鉄骨の間にワイヤーが1000本ほど張ってあり、それで恒星からの電波を捉えるのだそうです。太陽風が吹くと太陽風のシンチレーションで電波が乱れるので、その乱れの解析から太陽風の密度や流速がわかるとのことで、まるで惑星を撮影している時のシンチレーションの乱れのような印象を受けました。

さらに先に車を進めると、木曽シュミットに到着です。前回来た時にお世話になった方達の顔も見えました。望遠鏡の解説もしてくれたのですが、人数がそれほど多くなかったので、マニア向けの説明会も行われていました。

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この時やっと勘違いに気づいたのですが、この日は夕方5時頃には一般公開も終わるだろうと原村会場を昼過ぎに出たのですが、なんと観望会が夜9時まであるとのことで、もっとゆっくり出ても良かったのです。それでも次の日仕事があるので、観望会はさすがに厳しいかとも思ったのですが、それほど悪くない天気に心がグラグラと揺れ、結局観望会の最後までいることになってしまいました。しかも電子観望機材まで出してしまってのフル観望会体制。その場で仲良くなったご家族といろいろ会話をしながら、月や星を見ることができました。

その家族はご夫婦と、5年生の女の子、多分3年生の男の子の4人で、松本から来たとのことです。この男の子が去年のサンタさんに望遠鏡をもらったとのことで、話を聞いて見るとVixenのポルタの80mmのようです。土星を見たら最高倍率でも豆粒みたいだったと言っていたので、ちょうど原村で数百円で手に入れた6mmのアイピースを一つ差し上げました。土星が少し大きく見えているといいなあと思います。このご家族とも来年の再会を約束して、観望会も終了しました。

さすがによる9時を回っていたので、手早く機材を片付けて、やっと帰路につきます。しかも高速もなく、S君を送るために高山経由で少し遠周りして富山に向かいます。S君の家に0時頃着いて、その後自宅に着いたのは午前1時過ぎ。S君もNatsuも車の中ではぐっすりで、二人とも車から降りるときは完全に寝ぼけていました。そのためでしょう、S君は携帯始めカメラと水筒を物の見事に車の中に忘れていました。

ほぼ丸2日の星ざんまい。とても楽しかったです。また来年も時間の都合がつく限り原村星まつりに参加したいと思います。


その3: 戦利品に続きます。









 

8月4日から原村で行われた星祭りに参加してきました。昨年に引き続き二度目の参加になります。

今回は中1の娘Natsuと、天文仲間の中3のS君と3人での参加です。駐車場が限られているので、当日朝早くつくために、富山を朝6時に出て、途中寄り道をしてS君を拾い、 朝10時前には会場に到着しました。その時点ではまだまだ駐車場は空いていたので、観望エリアのすぐ上の段に陣取りました。

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それでもお昼くらいになると駐車場もかなりいっぱいになって来たので、やはり午前のできるだけ早めに着くのがいいみたいです。

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観望エリアでは午前中からドブソニアンはじめ、幾つも個性的な機材が並んでいました。これを見るだけも原村に来た甲斐があります。

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到着直後はほとんど空いていなかったブースも、

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昼ころには徐々にオープンし始め、午後2時くらいにはほとんどのお店が開いていました。

今回面白かったのが、SCOPETECHのブースです。つい最近「星座望遠鏡」という名で、1.8倍という低倍率の単眼のモノキュラーを発売しました。単眼なのですが、すでに複数買われて双眼化している方がいるとのことで、店頭に参考品として並んでいました。私も一つ購入させてもらいました。40個持って来たそうですが、二日目の昼くらいにはもう数個しか残ってませんでした。

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ちなみに双眼のものは非売品でこれからも販売の予定はないそうなのです。他にも昔からの低倍率双眼鏡を集めてきて幾つも並べていました。見比べることもでき、NIKONのものは視野も相当広く、とても見やすい印象でした。是非一度これらを夜の星空で見比べて見たいです。下の写真にありますが、中にはドクロの模型にはめ込んだのもあり、実際に紐で顔に固定でき、大きな黒いレンズもあいまって、はっきり言って怪しさ満点でした。

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SCOPETECHのブースでは例年通り格安のアイピースなどが販売されましたが、すごい人だかりでまさに戦闘状態でした。去年買ったような鏡筒と三脚のセットを期待していたのですが、今年は数を持ってこなかったとのことで、手に入れることはできませんでした。昨年下の息子用に買ったものが大活躍したので、楽しみにしていたのですが残念でした。

もう一つびっくりしたのが、別の店ですが、PENTAXの口径150mmの巨大屈折が出ていたことです。鉄製で重量30kg位と、とても重いそうです。レンズに少し難ありで格安とのことで、開店前なのに店長から値段が出た瞬間に「買った」との声が。さすがにこれだけ大きいとEM500クラスがいるとのことで、買うことができる人も限られてきます。

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他にも先週胎内で実体顕微鏡を購入した業者が来ていたり、このブログで知り合ったヒロノさんはじめ、同じ富山から来ている、もう顔見知りになってしまった方など、胎内で会った多くの方達と再会することができました。HUQさんもいましたし、店は出していませんでしたがKYOEIのMさんともいろいろお話しすることができました。また、今回も隣の明治大学の天文部の学生や、Vixexという2シートの車に乗っている同じFS-60Qアニバーサリーモデルの方、ヒロノさんが紹介してくれた方など、多くの方と顔をあわせることができ、非常にたくさんの話をすることができました。

一方天気はというと、昼間はまだ晴れていたのですが、夕方からほとんど曇りで、雨がぱらついたとこもありました。夜にはほんのいっとき月がでて、わずか土星も見える時があって、ドブソニアンでは土星を一般の方にごく短時間ですが見せていたみたいでした。

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「みたいでした」というのは、私もその一瞬を狙って電視観望を披露していたからです。出した機材はFS-60CBにASI178MCを付けての月観察と、雲で月が見えない時にはASI224MCに16mmのCマウントレンズをつけての雲の薄いところでの星探しです。カメラを切り替えながら試していました。

さすが星まつりで、何人かの方が集まって来て、このカメラは何だとか、レンズはどうかとかいろいろ話が始まったのですが、一番楽しかったのは、こんなものが出て来るのはダメじゃないかと議論を振りかけてくれた人でした。相当昔からやっている方らしく、観望会ではアイピースで本物を見せてあげないとダメだという主張です。一方で他の方は、そんな難しいことを言わずに楽しめればいいのじゃないか(2017/11/22追記: ここで助け舟を出してくれたのが、11月に志摩の観望会を企画してくれたAさんだということが後にわかりました。)と、いろいろ議論になってきました。それぞれがそれぞれに思っていることを、時間を忘れて主張します。私も決してアイピースでの眼視を否定しているわけではなく、電視という方法も一つの手段としてあるのだということを示したいとか言っていたのですが、でもそういった主張をすることは実はどうでもよくて、こうやって全く知らない人なのに、星が好きというのが繋がりで、いろんな議論をできることが楽しくたまらなかったです。

星が雲に完全に隠れてしまった時は周りの景色や、観望エリアにいる人を写してデモをしたのですが、真っ暗なのにまるで昼間のように見えるCMOSカメラにみなさん驚いているようでした。

そうこうしているうちに雨がパラパラ降って来て撤収。12時頃まで晴れないかと待っていましたが、全く天気は回復せず、諦めて寝てしまいました。この頃でもメイン会場近くでも、駐車場の周りでも、まだまだたくさんの方が騒いでいました。

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午前2時に一度起きたのですが、曇っていたので諦め、再び午前4時前、薄明直前に起きると薄い雲の向こうに星がたくさん出ていました。もうペガススが空高く上がっていましたが、トイレに行って帰る途中で徐々に明るくなって来て、間も無く星も消えていき、もう一度眠りにつくことにしました。

 その2に続きます。

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