ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 牛岳

10月3連休、明けて次の日曜日は結局予定もなくなってしまい、下山した後のんびりしていたのですが、天気は相変わらず微妙でした。それでも19時頃に外に出ると結構晴れています。迷っていたのですが、せっかくの新月前、牛岳へと撮影を敢行しました。

20時過ぎに到着。Natsuは胎内星まつりでお年玉の残りで購入したThetaで天の川撮影を何枚かしていました。「天の川写ったー」とか言いながら、しばらくしたら「眠くなった」と言って21時頃でしょうか、早々と車で寝てしまいました。Thetaは結構面白いです。下のようにブログでThetaの360°映像を表示することもできるようです。

富山の牛岳山頂です。たまたま流れ星が映り込みました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
偶然流れ星が映り込みました。


富山市牛岳の展望台からの全景です。秋の天の川が見えています。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


感度もそこそこいいみたいです。天の川を強調するためにPhotoShopで簡単に画像処理をしています。ちょっとノイジーですが、もう少し撮影条件を調整すれば結構きれいな夜空が撮れるかもしれません。



私のほうはMEADEの25cmのシュミカセLX200-25 Wide-Field f6.3でM57のリベンジをしたくて準備していたのですが、結局はあまりの夜露であえなく退散です。補正板を拭いて対応しようとしたのですが、全く追いつきませんでした。25cmを片付けている途中で雲もどんどん出てきたので、まだ時間は22じころと早かったですが、諦めて帰ることにしました。今回はフードやヒーターなど、まだまだ準備不足を思い知らされました。

そんな状況の中、かろうじて撮った一枚がこれになります。

Stack_16bits_10frames_200s_DBE_ps


ASI294MCでゲインが480/570、20秒露光を9枚スタックした、合計たった3分間の露光になります。

時間不足での撮影なので大した画像処理はしていないです。多少暗いとか、色がでいないとかは気にしないでください。実は今回試したかったのは、コマコレクター です。以前胎内の星まつりでシュミカセはセレストロンとMEADEどちらがいいかという話をしたのですが、京都の「星をもとめて」で再び議論させていただいたメンバーのお一人に会うことができました。MEADEは難しいという話をしたら、それはまずは調整よりもコマ収差だという話になりました。本来シュミカセは補正板でコマ収差も補正しているはずなのですが、鏡筒の長さを短くしようとするとどうしてもコマ収差が残るようです。しかもこの鏡筒はF値が6.3と小さい方のバージョンなので、さらにコマ収差は出やすくなるようです。これを補正するためにはコマコレクター がいいとのことですが、MEADEのものはもうあまり出回っていないようです。

そこで使ったのがバーダープラネタリウムのMPCC-MARK IIIです。かなり前に20cm F4のSkyWatcherのNewton BKP800用にSCOPIOで買っておいたもので、F3.5からF6まで対応しているようです。一方LX200-25の方は焦点距離が短いF6.3のタイプのものなので、ちょっと範囲外ですがなんとか手持ちのコマコレが使えないかと試してみたかったからです。時間不足だったので、最適化など追い込めませんでしたが、それでも相当効果があることがわかりました。

前回撮ったコマコレクターなしの四隅です。見てわかる通り、さすがにひどいので、前の記事ではトリミングしたものを載せていました。

integration_DBE_CC_nutral_stretch_4c


今回コマコレクターを入れたのものがこれになります。

Stack_16bits_10frames_200s_DBE_ps_4c

光軸が合わせきれていないので左下がまだ結構流れていますが、他の3つは明らかにまともになっています。焦点距離が少し範囲外のコマコレクターですが、それでもそこそこ効果はありそうで、なんとか実用レベルで使えそうです。バックフォーカスはまだ適当で最適化していない(どうもマニュアル通りの57mmよりは伸ばした方が良さそうな感触)ので、もう少し詰めたいと思います。

今回のテストから、このセットアップでちょっと気合を入れて撮影してみたくなりました。早速夜露対策に国際光器で直径310mmタイプの鏡筒フードを発注しました。ヒーターは自作しようかなと思っています。


結局3連休ですが、暴風や夜露で大した成果を得られないまま最終日を迎えてしまい、あまりに不甲斐ないので気分を変えて北陸ラーメン博というのにNatsuと一緒に行ってきました。北陸にしては珍しく混んでいて、久しぶりに車の渋滞と、駐車場に停めるのに苦労しました。ラーメンはさすがにわざわざイベントに出店してくるくらいのものなのでそこそこの味です。でも最初一杯食べるのに30分も並んだので、疲れてしまいました。結局ラーメンを2杯を娘と分け、他に多少つまみを買ったくらいでおしまい。会場を後にし、その後金沢21世紀美術館の「新海誠展」に行ってきました。これは結構良かったです。「君の名は」を見た人は行ってみても損はないでしょう。特に色使いなどは、星景写真にも応用が利きそうでとても参考になりました。

その後金沢まで来たついでにユーシートレードに行ってきました。じつはここで、このブログに最近よくコメントを頂いているりっくんさんと待ち合わせしていたのです。奥様の実家が近くということで、たまたまお店の近くまできていたということで、やっとお会いすることができました。学校の先生で忙しいとのことなのですが、ちょうどNatsuも一緒にいたのでいい機会だったかもしれません。でもNatsuが最近とうとうオシャレに目覚めたみたいで、つい先日買ったばかりのイヤリングをつけていたので、もしかしたらびっくりされたかもしれません。

ここで店長さんからAZ-GTiについて一つ情報を聞きました。赤道儀モードにするためにファームウェアをアップデートすると、経緯台モードが動かなくなるらしいです。立山でOさんから赤道儀でもできていると聞いていて、最初に立ち上げた時に経緯台と赤道儀を選択できるとその選択肢のところまで見せてもらいましたが、店長さんによるとどうやら経緯台を選んでも赤道儀モードになってしまうらしいです。私自身試したわけではないの、というかこれを聞いて怖くて試せなくなったので未確認ですが、アップデートする場合は最悪経緯台モードが使えなくなる覚悟でやらなければならないので注意です。->  (2018/10/11追記)その後コメントで、せろおさんとgariさんから情報があって、ファームウェアを最新版にすれば経緯台としてもきちんと動くとのことです。あまり赤道儀モードは興味がなかったんですが、ガイドまでできそうなら自分でも試してみたくなってきました。軽量撮影システムが実現できそうです。

あと、週末の小海の「星と自然のフェスタ2018」にユーシートレードさんも出店するというので盛り上がっていましたが、残念ながらりっくんさんは仕事で行けないとのことです。りっくんさんが奥さんの実家に家族を置いてきているとのことであまり長い時間話すことができなかったのが残念でしたが、同じ北陸なのでまた会う機会はあるかと思います。

そんなこんなで3連休でしたが、いろいろと空振りで、結局最終日の月曜の夜もどん曇り。「星と自然のフェスタ2018」はできれば晴れて欲しいです。


 

3連休の日曜の夜、天気が良さそうなのでどこかに撮影に行こうかと迷っていたのですが、いつもの天文一家のM3兄弟がなんとEOS Kiss X8iを買ったというので、近くの牛岳に集合です。カメラを買ったのは一昨日ということなので、どうやらカメラ選択の記事は間に合わなかったみたいで残念ですが、それでも結局Kissシリーズのダブルズームに落ち着いたようです。Natsuはしきりに「いいなー、いいなー」とぼやいていました。一世代新しいの機種なのと、新しいカメラを持つ時の嬉しさが羨ましいみたいです。

現場に着くと、いつもの県天のK会長がいましたが、連休中のせいか他にもたくさんの人たちが夜景や星空を見にきていました。 M一家もすでに到着していて、子供たちは早速新カメラをねたに色々話し始めていました。横で聞いているとNatsuが「ISOは3200がいいんだよ」とか、先日6400で明るすぎたことは置いておいて、生意気にもアドバイスみたいなことをしていました。普通の星空や、景色を撮りながら練習をして、展望台に登って天の川も撮っていたみたいです。これから初めての方のための超入門編の画像処理の記事を書こうと思っているので、役に立つかもしれません。

子供たちはNatsuのX7も合わせて、天の川とかの撮り比べをしていたみたいです。下の少6のSukeが撮った天の川を、ちょっと暗いですが撮って出し(各辺2分の1サイズに圧縮)ですが載せておきます。


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私の方はというと、撮影のためにMEADEの25cmとCGEM IIまで持っていってSharpCapできちんと極軸まで出したのですが、薄曇りだったのと思いの外一般の人がいたので、K会長の解説に混じってASI294MCで電視観望を始めました。それでも空はどんどん曇ってくるのでもう撮影は諦め、雲の間に見える木星、土星も映しながら、薄雲越しのM57やM27などの電視観望の定番を見せつつ、時間が過ぎていきました。

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M家は小さなも鏡筒まで合わせると3台望遠鏡があります。中でも初代ポラリスは、年代の割にはかなり良く見える鏡筒で、焦点距離も長いので惑星もよく見えます。他のお客さんにも見てもらい、長男の中3のK君がうまく解説していました。ただ、赤道儀モードで使っているのですが、まだ極軸を全然撮れていないので、手動追尾も厳しくて惑星がすぐに逃げていきます。極軸の合わせ方を覚えるのもいいですが、自動追尾がそろそろ必要な時期に来ているのかもしれません。

M家は23時頃に帰っていき、待っていても雲も回復しそうになかったので我々も23時半頃には牛岳を後にしました。Kさんと他に二人お客さんが最後まで話し込んでいました。その後空は晴れたのでしょうか?



 

2017/11/10、週末の金曜日、朝から立山が綺麗に見えたので、この間うちで観望会をした時に来てくれたMさんSさん一家に「今日は天の川が綺麗に見えそうですよ!」と誘って、牛岳に行くことにしました。特に、Mさんのところは天の川を見たことがないというので、下弦の月が近く、夕方のに月が出ないので、時期的には少し遅いですが、天の川がまだ天頂近くで見えるはずです。しかも夜半から天気が悪くなるらしいので、時間との勝負です。

うちはNatsuとSukeの3人で、18時半頃には牛岳頂上に着いたのですが、外に出ると外科医の風とは比べ物にならないくらいものすごい風です。テーブルを出せばすぐに倒れるし、なんとカメラを入れてあるそこそこ重いケースが転がっていってしまいます。望遠鏡は諦め、カメラの三脚も倒れるので抑えながら何とか天の川を何枚か撮りました。風はすごいのですが、それでも天の川だけはそこそこ見ることができました。

その時の写真です。あまり濃い天の川ではなく、色を出そうとするとわざとらしくなってしまったので、今回はモノクロ風に処理してみました。

2_stitch_si_mono

撮影地: 富山市牛岳, 2017年11月10日19時00分
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出20秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
2枚をICEでモザイク合成, Photoshop CCで画像処理


そうこうしているうちに、近くに住んでいるMさんが到着し、すぐにSさん一家も来ましたが、牛岳は初めてで少し道に迷ったそうです。途中の道が狭くてしかも風がものすごく強かったで道中怖かったそうです。こんな日に誘ってしまい申し訳無かったです。

残念なことにNatsuとSukeは熟睡。うちの子はしょうがないので放っておいて、Mさん一家、Sさん一家と私の総勢8人で店長から南側がよく見える展望台まで上りました。天の川はそこそこ見えました。それよりもあまりにすごい風で、少し見ただけでほどなくして退散。下に降りて少し星座を見ていましたが、風が全然止みそうにないのであきらめて20時頃には帰ることにしました。自宅に帰るとすでに空が曇っていたので、天の川が見えただけでもラッキーだったということでしょうか。



続く土曜日は、去年も行った大長谷での天文仲間Yさんの別荘での飲み会。午後3時頃近所のスーパーに集まって、買い出しをしてから移動しました。相変わらずすごい道で、林道のようなところを草をかき分けて進みます。夕方4時半頃に到着したでしょうか。

でもこの日はあいにくの雨で、今回は外ではなく中での鍋パーティーです。それでもなぜか木炭を部屋の中でたいて、岩塩プレートで焼肉をしたり、スルメイカの昆布締めがあるなど、ふんだんな食材でお腹いっぱいになりました。

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午後9時頃になって外に少しだけ星が出てるという声でみんな外に出ると、どんどん雲が晴れてほぼ一面綺麗な星空に変わりました。早速とみなさん機材を出すのですが、この空はほんの10分とかしか続かず、機材を出し終えた頃には曇ってきて、しかもすぐに雨も降り出し、あえなく退散です。そのうち晴れるだろうからと、そのまま22時前には眠ってしまい、午前2時頃に一度外に出たのですが、曇り空で結局朝まで寝てしまいました。朝、外で機材を片付けながらK会長と話していると、Yさんが昨日の残りの鍋にうどんを入れて持って来てくれました。寒い中の暖かいうどんはとても美味しかったです。

さらに同日、日曜の夜に続きます


 

2016/6/10の夜8時ころ、空が少し晴れてきたので自宅で何か見ようと思い望遠鏡を出し始めたところに、県天のK会長から電話があり、明日の県天の例会での画像講習会の講師をやってくれないかと、突然の依頼がありました。しかも今牛岳にいるとこのことで、とりあえず講演の準備はそっちのけで、せっかく出した望遠鏡をしまい急きょ娘のNatsuと一緒に牛岳に行くことにしました。

満月なのと、雲が少し出ているので、来ているのはKさんだけで、ほかの一般の人も全部で数人夜景を見に来たくらいの、寂しい状態でした。講演の準備はまあ朝にでもやればいいやと、C8とFS-60CBを出して、まったり話しながら、晴れ間を待っているような感じでした。Natsuはシートをひいて毛布にくるまりながら寝袋の中へ、一体何のために来たのかと思うくらい一瞬で眠りにつきました。

この日はうす曇りが続くのですが、アイピースで見ても木星の縞がはっきり見え、土星もカッシーニの間隙までくっきり見えます。撮影をする気はあまりなかったのですが、これだけシーイングがいいのなら今年まだ撮っていない土星を撮っておこうと思い、撮影を開始しました。

木星では気にならなかった大気収差が、土星だと動画の時点ですごく気になります。というわけで昨年買って結局使う機会がなかったADCを初めてまともに使ってみました。FireCaptureには赤と青を分離してサークルで表してくれる機能があるので、それを見ながら合わせます。基本的に大気収差は水平に対して縦方向にのみ出るので、ADCは最初水平に設置してやります。縦方向の収差成分はほぼ消えるのは確認したのですが、横方向の収差成分が、残ったというよりは最初より大きくなった気がします。ADCの水平の精度の問題なのか、もう少し調査する必要があります。

さて、撮り終わった動画を見るだけでも、カッシーニの間隙が綺麗に撮れています。これは処理が楽しみです。

と、次の日の朝に動画ファイルを改めて見ていたら、致命的なことに気づきました。なんとSERファイルが8bitで撮影されているのです。FireCaptureを注意深くみると、ROIの設定のすぐ上のところに16bitで撮影するオプションがあるではないですか。今まで全く気づいていませんでした。それでもこれまで木星もそこそこは出ているので、ビット数はそこまで影響ないのかもしれません。

結局その晩は3倍バローで4本、5倍バローで4本、それぞれ5000フレームとってHDDがいっぱいになったので終了としました。土星を撮影したら満足してしまって、夜中の12時半頃に解散となりました。自宅に着いた時には空に結構雲がかかっていました。


県天の例会で土星の動画を見せても、結構取れているのではとの評判でした。例会では惑星撮影の講演がNさん。星雲の画像処理の担当が私でした。惑星の方は撮影時にフリップミラーを使うと楽だというのや、議論の中であったDebayerをせずに録画した方がfpsを稼げるなど、有益な情報がいくつもありました。私がこれまでDebayerしてもfpsが出ていたのは8bitで録画していたからかもしてません。後日チェックし直します。

講演の方ですが、私の担当分はなにぶん昨日の今日で、朝の準備しかできなかったので、パワポで作った初心者向けの大まかなものと、以前のこのブログの記事をワードでまとめた細かいものの2本立てとしました。みなさんやはり興味があるので、トーク中も質問が次々でて、かなり盛り上がって楽しかったです。ただ、後半は少し細かい話になりすぎた感もあり、画像処理をやったことがない人にとっては初めて聞く単語ばかりになってしまい、少し申し訳なかったです。でもやはり画像処理はソフトに依存した話になってしまうのもある意味仕方なく、皆さんの使い方もいろいろ聞くことができたので、個人的にはすごく有益な講習会でした。


とりあえず土星の撮影時のパラメータとファイルを処理したので、アップします。5倍バローの方を処理しました。

2017-06-10-1510_0-RGB_rot

富山県牛岳 2017/6/11 00:07:05
C8 + Explore Scientific x5 barlow lense + ZWO ASI224MC + Advanced VX 
F50, Shutter 15ms, 65fps, gain 560, 6000/20000 frames
 

C8にしてはかなりでているのではないでしょうか。やはり気流のいい日は結果もよくなるのだと思います。昨年撮った土星がこちらになります。こちらと比較してもだいぶんよくなっているのがわかります。シーインが良かったせいもあるかと思いますが、ADCを使ったことと、昨年から画像処理の技術も向上しているのだと思います。

数週間前に牛岳の雪が融けたとの情報が入っていたのですが、海外出張などでなかなか行くことができなく、5月19日の週末やっと今年初めて娘を誘って牛岳に行きました。実はこの日も金曜で出張から帰宅してほとんど自宅に滞在せずにそのまま直行。22時半頃到着するとたくさんの人がいました。頂上手前の南天が開けている坂のところにはおなじみの県天のYさん、Oさん、Aさん、県立大の皆さんが6人。Aさんには双眼鏡を覗かせていただきました。頂上のところには富山大の皆さんが2-30人はいたでしょうか。

ついて早速下の写真に写っている展望台に上りました。2台の眼鏡で木星とスピカを親子で見ていると、ちょうどそこに流れ星が。二人とも双眼鏡ではっきり見ることができました。

人が多かったので電視でもしようかと思ったのですが、痛恨のミスで赤道儀のバッテリーを忘れてしまいました。予備のバッテリーも充電できてなく、USBバッテリーは9Vの変換ケーブルしかないなど、回避策もどれもダメ。9VでもAVXが初期アラインメントとかで中途半端に動くのですが、電力不足で途中で止まったりして、なかなか諦めきれないためにさらにたちが悪いです。ほとんど海外出張仕様のまま、あまり手入れしていなかった罰です。時間がなくても事前準備はきちんとすることが大切です。結局時間の無駄になってしまいます。

私が何もできない間に娘は自分で撮影を始めてしまいました。その時の写真がこちらです。この日は何もできなかった私よりも成果を出しています。牛岳の展望台にかかる天の川だそうです。画像処理だけは私が手伝いましたが、撮影は構図からカメラの設定から全部娘が一人でやっています。

IMG_6705


2017年5月20日0時39分 富山県牛岳
EOS X7(ISO1600, RAW), 露出25秒、固定撮影
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM をF4 18mmで使用
Photoshop CC + Nik collectionで画像処理



娘は珍しくこの日は睡魔に負けずに片付けの途中くらいまでは起きていました。


リベンジがてら土曜日の晩も、20時くらいからでしょうか、牛岳に向かいました。娘も懲りずについてきましたが、部活で疲れていたせいか、この日はかなり早々と外に出した椅子に座ってスヤスヤと眠り出しました。山の上なのですが、外で眠れるくらい暖かくなってきました。この日は昨日の電視ができなかったので、まずはその確認。途中なんと赤道儀本体を三脚上から落下させてしまい、赤緯の回転の動きが鈍くなってしまったので、直したりしていると結局時間が過ぎてしまい、セットアップできたのは22時半過ぎでした。M57、M27、M13などおなじみの天体を導入し、今年もよく見えるといいながら、あまり撮影までの気合が入らなくて、完全にまったりモードでした。

途中坂の下に降りていくと、昨日に引き続き今日もYさんが来ていて、猫の手?(私は知らなかったですが、蠍座にあるほんとに猫の手の形の星雲ですね)という星雲を撮っていました。その隣に、珍しく女性が二人いて、カメラで天の川を撮影していました。電視で星雲見ませんかと誘ったら、そのうちの一人がきてくれたのでいろいろ話したのですが、女性二人といったのは実は親子で、お母さんがカメラが好きで、子供の方は今年大学一年生とのことです。その子はそれほど星に興味があるわけではないのですが、神話とかは好きとのことで、お母さんの撮影に付き合ってきているみたいです。電視と合わせて、iPadのプラネタリウムソフトで星座の位置を確認しながら、M57はこと座にあるとか、M27はこぎつね座にあるとか、空にある星座を見ながら、PCの画面で星雲や星団を写していました。これまで星雲とかを見たことはほとんどないとのことなので、面白そうみたいでした。

その後、寝ている娘を放っておいて、お母さんの方とカメラのことや、天の川の撮影ことなど、結構長い時間いろいろ話し、さすがに心配になって娘のところへ戻ると、なぜか外の椅子には娘の姿はなく、どこにいったのかなと探すと車の座席でスヤスヤと眠っていました。私はその後一人で最近はやりの星座観察と、これまたまったりモードでした。乙女座に始まり、天秤、カラス、コップ、牛飼い、ヘラクレス、へびつかい、へび、サソリ、いてと、その後夏の星座のこと、白鳥、わし、矢、こぎつねなどを巡りました。暗いので目で見ても結構星をたどれます。朝起きてから、娘に聞いたら「パパどこいっとたん?全然おらんかった!」と文句を言われました。外の椅子から車の中へ移動した時以外はほとんど記憶にないみたいです。


日曜日は先日の記事で宣伝した黒部の科学館で、「天体写真の楽しみ」というギャラリートークでした。トークはちょっと時間オーバーしてしまいましたが、笑ってくれる人もいて、まあまあ受けたのではないかと思います。タイトルは「星歴一年の初心者が語る星の楽しさ」で、内容はこの一年間でやってきたことで、このブログのまとめみたいなものです。その中で、望遠鏡の説明ついでに、FS-60Qを鏡筒部分だけですが実物を持っていきました。こんな60mmの口径の小さな望遠鏡で、星雲がきれいに撮影できることに驚いてくれたようです。惜しむらくは、お客さんが県天の方が多くて、一般の方が少なかったことです。もっと宣伝していただいて、星の写真を撮ったことがない人に聞いて欲しかったです。この話で、一人でも星を見る人が増えたらと思っていました。


出張とかでずっと忙しかったのですが、久しぶりに富山の星をゆっくり眺め、締めは天体トークと、星三昧の週末を過ごして大満足です。

 

ここ一週間ほどオートガイドの準備と、画像処理のための準備を色々していました。

ガイドはASCOM経由でPDH2からAdvanced VXを操作することですが、PDH2から操作することはできたので、あとはガイド星を実際にとらえるところくらいまで進みました。

画像処理の方ですが、ソフトはこれまでフリーソフトでごまかしごまかしやってきたのですが、とうとうステライメージ7を購入しました。PixInsightも魅力的だったのですが、まずは基本ソフトは持っておこうと思ったのです。また天文ガイドの先月号から紹介され始めたGoogleのNik collectionを以前GIMPで試していたのですが、8bitで動かしただけでもすごいことがわかり、でもGIMPだと16bitで動かすことができなかったので、あわせてPhotoshop CSを導入しました。

画像はこれまでに自宅の庭で何枚か撮ったM45で練習していたのですが、空が明るすぎるのでなかなか星間ガスとかは出てきません。ダーク減算までは試しましたが、フラット補正はまだ手付かずの状態でした。

2016年11月18日の金曜夕方、天気が良かったので牛岳に一人で行きました。目的はガイドをしての星雲の撮影です。ところが、いくつか準備不足が露呈しました。ガイドCCDのレンズを50mmまでしか用意していなかったのですが、これだとガイドCCDの1ピクセル当たり15秒角程度になるので、同程度のオーダーのピリオディックエラーを補正するのには解像度不足です。またUSBで繋ぐものが、USB3.0がASI224MC、USB2.0がBackYard EOS(BYE)経由のEOS 60D(天体改造済み)とASCOM経由のAdvanced VXと、計3つあるのですが、PCのUSB端子が2つしかないことに現地で気づきました。60Dはレリーズで撮影してもよかったのですが、BYEのファイル名管理と自動ダウンロードと温度まで読み取れる機能が便利で、ダークフレーム管理も楽になりそうなので、やはり捨てがたく、とりあえずガイドなしのノータッチガイドでまずは撮影だけしてみました。というよりも、多分ガイドは一発ではうまくいかないと思ったので、まずはノータッチガイドでいいので画像処理の練習をできるだけの画像枚数を残しておこうと思ったのが正直なところです。

撮影はFS-60Q(焦点距離600mm)を使い、ターゲットはとりあえず見慣れているM45とM31で、ともにISO6400、60秒露光(AVX、600mmでのノータッチガイドだと60秒位が実用上限界というのは前回確認済み)、それぞれ16コマ分撮影。一応16枚撮ったのですが、風が強かったせいもあり、60秒でも流れているものがあったので、この中で実際に使ったのはM45は9枚、M31は途中から曇ってきたこともありわずか5枚です。雲に隠れた時点で、ガイドの挑戦も、これ以上の撮影もあきらめました。

ダーク画像は天体の撮影後後、鏡筒にキャップをして8枚を天体撮影時と同じ条件のISO6400、60秒露光で撮影。フラットはPCの画面に白色を出して10%の明るさにし、そこに鏡筒を平行に近づけて撮影しました。ISO100で露光時間は1秒です。これは正しい方法なのか今一自信がないので、もう少し検証が必要です。

実際に撮った写真をM31、M45、dark、flatそれぞれ一枚づつ、jpgファイルを無加工で載せておきます。


M31_LIGHT_60s_6400iso_+19c_60D_20161118-20h00m07s845ms


M45_LIGHT_60s_6400iso_+15c_60D_20161118-19h31m20s354ms



M31_DARK_60s_6400iso_+17c_60D_20161118-20h28m05s407ms


FLAT_Tv1s_100iso_60D_20161118-20h48m10s699ms



・M45もM31もすでに淡い部分が多少出ていますが、最初に撮ったM45は高度が高くなかったのか、薄雲に覆われていたのかで、ずいぶん明るく出てしまっています。
・ダーク画像は輝点がいくつも写っています。
・フラットは真ん中下あたりに黒い丸があるのに気づきました。ほこりか何かでしょうか?後でチェックします。


ここから淡い部分を炙り出していくのですが、今回やった画像処理はあくまで基本に忠実にがモットーで、奇をてらったことは何もしていません。あえていうならNik collectionがまだ少し珍しいくらいでしょうか。流れは大まかに言うと、

1. ダークフレームファイルの作成(ステライメージ7)
2. フラットフレームのダーク減算とフラットファイルフレームの作成(ステライメージ7)
3. ダーク減算/フラットフレーム補正(ステライメージ7)
4. ベイヤー・RGB変換

5. コンポジット(ステライメージ7)
6. 現像(ステライメージ7)
7. 画質調整(Photoshop+Nik collection、ステライメージ7)

といったところです。


これ以降もう少し詳しく書いておきます。



1. ダークフレームの作成


ダークフレームの撮影のポイントは、露光時間とISOと温度を合わせることです。あと、温度が同じ場合は再現性があるらしいので、同じ温度の場合は作成したダークフレームを再利用できるようです。そのため、ダークフレームのライブラリーを作ることができるようです。BackYard EOSではダークフレームを撮影した時の温度がファイル名に入るように設定することができるため、いちいち記録を取る必要がなく結構便利なのですが、実際には天体撮影時の温度とダークフレームの温度が、もしくは天体やダークフレームを撮影している最中に、1-2度位変わることはよくあるので、ライブラリを作る (追記: 後日ライブラリーの作成を試しました。) 前にどのくらいの温度差で結果が変わるかを一度検証する必要があると思います。


枚数は当然多いほうがいいです。天体の撮影枚数と同じがいいという話もありますが、今回は時間がもったいなかったので8枚としました。これらをコンポジットするとダークフレームのランダムノイズは1/sqrt(8) = 2sqrt(2)分の1になります。


撮影したダークフレームのコンポジットは、今回はステライメージ7上で行いました。撮影したファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします (σクリッピングとは、バッチコンポジットの際に「はずれ値」(極端に他と異なる値)のピクセルをカットして合成する処理だそうです。しきい値を大きくしていくと、はずれピクセルを捨てる効果が弱くなり、光跡などの影響が残りやすくなっていきます)。 ピクセル補完は「バイキュービック」にしています。バイキュービックは補完が弱すぎず、強すぎず適度に滑らかになるようで、よく使われている方法のようです。


上に載せたダークファイルはほとんど真っ暗で、輝点が少し見える程度ですが、ダークファイルをステライメージ7で開くと勝手にうまくレベルを調整してくれて、灰色のノイズが乗った画像にして見せてくれます。この際、レベル調整で色々いじってみると色々なムラなど見えて面白いかもしれません。


作成したダークフレームファイルは、露光時間、ISO、温度などをファイル名に記録しておくと便利です。fits形式で「32ビット」、「実数」で保存します。



2. フラットフレームの作成

フラットフレームの撮影は一般的には結構大変なようです。私は簡単のために、撮影直後に設定を何も変えずに、PCの画面に白色を出して、そこに鏡筒の先端を画面に平行になるように近づけて写してみました。ポイントは、明るさは適当でもいいですが、ピントやカメラ位置などを変えないことです。ホコリなどの汚れが移動してしまっても、処理後にうまくフラットになりませんし、余分なところを汚してしまう可能性があります。ISOは撮影時と一緒にしたほうがいいという話がありますが、今回はこだわりませんでした。フラットフレームの撮影はまだ色々不明なところもあるので、今後何が正しいのか、何が正しくないのか色々検証して行きたいと思います。

枚数は多い方がフラットファイル自体のランダムノイズが減るのでいいのですが、十分明るく、露光時間が短いのであまり重要ではない気がします。枚数を増やしたとしても撮影はすぐに終わるので、今回はとりあえず16枚としました。ランダムノイズは1/sqrt(16) = 4分の1になります。

フラットフレームのダーク減算は必ずやったほうがいいとのことです。なのでまずはフラットフレーム用のフラットダーク(バイアスともいうそうです)ファイルを作ります。同じ温度の方がいいと思うので、できれば撮影時に同じiso感度、同じ露光時間で、望遠鏡もしくはカメラにキャップをして真っ暗な状態にしてから、できればフラットフレームと同じ枚数のフラットダークフレームを撮影します。

その後ダークファイルの作成時と同様に、ファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。作成したフラットダークファイルは、fits形式で「32ビット」、「実数」で保存します。

その上で、やっとフラットフレームの作成です。ステライメージ7上で撮影したフラットフレームファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、その際「ダーク補正ファイル」のところで先に作ったフラットダークファイルを指定します。

コンポジットはダークの時と同様に「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。ピクセル補完は「バイキュービック」にします。作成したフラットフレームファイルは、fits形式で「32ビット」「実数」で保存します。

(2016/11/26 追記: フラットフレームについて後日もう少し詳しく検証しています。)


3. ダーク減算/フラットフレーム補正

撮影した天体ファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、その際「ダーク補正ファイル」を先に作ったダークフレームファイルでを指定します。

「バッチ」メニューから「共通ダーク/フラット補正」を選択し、「フラット補正ファイル」を先ほど作ったフラットフレームファイルに指定します。「フラット画像のダーク補正」をここでしないのは、先ほど個別にフレームファイルを開くときにすでに補正をしてあるからですが、もし済ませていない場合はここで指定します。また、ライトファイルオープン時にダーク補正をしていない場合はここで一緒にするといいと思います。 

次のベイヤー・RGB変換に行く前に、必要ならばここで「バッチ」メニューの「ホット/クールピクセル除去」を行います。しきい値は5-20%くらいでいいとのことですが、ここもまだよくわかっていません。「カラーフィルタ」は「自動」いいはずです。

 

4. ベイヤー・RGB変換

「画像」メニューから「ベイヤー・RGB変換」を選び、開いているファイル分だけ一枚一枚変換します。ここに限ってはバッチ処理機能はないみたいです。「画像生成」は「カラー画像」、「カラーフィルタ」は「自動」でいいと思います。ホワイトバランスですが、「色調整」の「設定」をまず押して、「ホワイトバランス調整」を「自動調整」もしくは、「手動」にして「自動調整値」を押すと、ここでホワイトバランスが取ることができます。「ガンマ調整」はチェックなしです。もしくはここでホワイトバランスを取らなくても、コンポジット後「階調」メニューの「オートストレッチ」(ステライメージ7の目玉機能らしいです)でホワイトバランスを取ることもできますが、どちらが有利なのかは検証してみる必要があります。

あと、枚数が多い場合は処理のし忘れを防ぐために、変換後は画像を最小化する癖をつけておくといいかもしれません。

 
 5. コンポジット

やっと天体写真のコンポジットです。「バッチ」メニューから「コンポジット」を選び、「位置合わせ」で「自動」を選び「位置合わせ実行」を押します。しばらく待って位置合わせが完了してから、「コンポジット」のところの「方法」を「加算平均」にして、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。ピクセル補完は「バイキュービック」にします。終わったら「閉じる」を押しコンポジットを終了します。

この時点での画像をjpgに変換したものを載せておきます。まだレベル補正もしていないので、淡い部分はほとんど何も見えていません。

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6. 現像

「階調」メニューの「レベル補正」を選択し、出て来たヒストグラムの下の2つの三角を動かして、星雲が出てくるように調整します。ここでは白トビしてしまってもいいそうです。いまのところまだどこらへんまで調整したらいいかがまったく手探り状態です。特にのちにPhotoshopへ渡すので、この時点でいじるべきなのか、いじらないべきなのかもまだよくわかっていません。おいおい検証して行きます。

その後、「階調」メニューの「デジタル現像/色彩強調/ガンマ調整」を選びます。レベル補正で飛んでしまったところも回復して現像してくれるとのことです。「レベル調整」は基本的にはそのまま、「デジタル現像」と「ガンマ調整」にチェックを入れ、「ハイライト」「エッジ」はいじらず、「ガンマ値」は「1」にしています。「OK」を押し、変換されたファイルをPhoshopで開けるようにtiff形式で保存。「16ビット」「IBM PC形式」「無圧縮」を選びます。

この時点での画像をjpgに変換したものを載せておきます。

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ノイジーですが、すでに淡い部分が相当見えて来ています。


7. 画質調整

とうとう画質調整まで来ました。今度はPhotoshop CSで開きます。私はトーン補正をR、G、Bそれぞれに、暗いところを少し下げて、明るいところをあげるなどして、好みの色にします。その後Nik CollectionのColor Effect Pro 4の「ディテール強調」、Nik CollectionのSharpner Pro 3: (1) RAW Presharpner、必要ならSharpner Pro 3: (1) OUPUT Sharpner、最後にDfine 2でノイズをとります。星雲のところがザラザラしている場合はステライメージに戻って「フィルター」メニューの「バックグラウンドスムース」をかけます。

Nik Collectionがすごく強力で、ステライメージやPhotoshopの普通のメニューで色々やって納得しなかったのが、Nik Collectionを使うことでかなり簡単に思った効果が出せることがわかりました。

今回できたM31とM45の画像を載せておきます。ただしブログの設定で最大解像度を1600x1200にしてある(オリジナルの画像は5184x3456)ので、潰れてしまっている微恒星も多くあります。

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M31、M45ともに言えますが、ISO6400で1分露光、枚数がそれぞれ5枚と9枚では星雲の明るさが全然不十分です。さらにM45は薄雲の明るい中で撮っているので、相当無理をして色を出している感が否めません。次はもう少し条件のいいに日に、ガイドを用いて長時間露光で試したいと思います。(追記: 2016/11/24オートガイドで長時間露光を試しています。)


とにかく今回は画像処理の練習ということで、色々初めてのことばかりでした。特に階調のところや、色調補正のところなど、まだまだ不明なことだらけです。でも天体観測を始めた半年ほど前に目標としたことの一つ、星雲がそこそこ綺麗に撮れるようになるというのは少しづつ実現して来ているので、ちょっと嬉しいです。


最後にですが、今回の画質調整はもちろん、それ以前の撮影とその後の処理、コンポジットから現像に至るまでも、まだ星雲撮影を始めたばかりの素人がとりあえずやってみたくらいのレベルなので、全くもって正しい方法とは限りません。パラメーターは無限にありますので、色々と検証をしながら、どの方法がいいのか、これからじっくり時間をかけて楽しみながら試していくつもりです。 









おとといに引き続き、天気が良かったので、再度牛岳電視観望を敢行しました。おとといはあまりにお客さんがいなかったので、富山県天文学会のメーリングリスト呼びかけて、しかも一般の方にも声をかけてくださいと、呼びかけてみました。

県天の人はMLで呼びかけに応えてくれたYさんと、一昨日に続いてYさんと、おととい飲んでいてこれなかったというOさんや、そのほか何人かの方が来てくれました。

肝心の一般の方ですが、やはり寒いのかイマイチでした。夜中頃まではほとんどさっぱりで、夜中過ぎから結構な方が来ていましたが、興味を引いてくれた方は一組だけでした。天文関連ではない一般のカメラマンの方達みたいで、星の写真を撮りに来ていたのですが、天体写真のことは逆にあまりご存じない様子でした。

実はこの方達が来た時点でもう結構遅くなってきたので、そろそろ終わりにしようかとしていたくらいだったのですが、比較的見やすいオリオン大星雲やアンドロメダ星雲とかを見せたらあまりに喜んでくれるので、私としても嬉しくなって、それからさらに5-6種類の天体を見ていただきました。しかも今回はFS-60はCCD、BKP200にはアイピースと、同一天体での電視とアイピースでの眼視も同時にしたので、比較した電視がより際立って良かったのかと思います。

自分でも久しぶりにアイピースで星雲をじっくり見たのですが、かなり見やすいオリオン大星雲でさえも当然色はついているわけもなく、うっすらとした、やはり字のごとく雲みたいで、改めて自分でもがっかりしてしまいました。やはり電視で星雲がその場で色付きで見えるというのは、一般の方にとっても随分インパクトがあることみたいで、その反応がわかったことだけでも大きな収穫でした。

ただし、この日の一番の問題は空が明るすぎたことです。一昨日に比べても圧倒的に明るく、透明度も相当イマイチでした。写真を撮っていた県天の人たちも、さすがに今日はすぐカブってしまうと嘆いていました。それでも夜中過ぎからなぜかオリオン座方向だけは暗くなり、ある程度まともに見ることができました。

電視のセットアップは一昨日と全く同じです。一昨日撮り忘れた機材のセットアップを写真で撮っておいたので、載せておきます。

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これだけのセットアップでも、車の中から機材を出して、電視で自動導入ができるまでにやはり1時間近くかかってしまいます。ここら辺をなんとか短縮もしくは簡略化できればと思っています。
 

この日も色々電視しまくったのですが、いくつかめぼしいものだけ載せておきます。あ、昨日SharpCapで画面を撮った映像で一般にする方法がわかったので、今回はパラメーターが載っていないものが多いですが、基本的には一昨日と同じ10秒露光、一部を除いてFS-60CBに0.5倍レデューサーで、焦点距離180mmです。画面一杯の天体は見ていて迫力があります。
 
1. M45、すばるです。もう何度も電視で見ています。透明度は悪くてもこのくらい見えます。

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2. NGC869, NGC884、ペルセウスの二重星団です。以前大長谷で16mmのCSマウントレンズで電視したのですが、残していなかったので、写しておきました。

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3. どこかの球状星団です。メモを残したのですが、PCが途中落ちてしまいメモがなくなって、結局どこだかわからなくなってしまいました。

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4. M33、さんかく座の系外星雲です。

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5. 今日の一番、IC434:馬頭星雲(右)とNGC2024:燃える木(左)です。ずっと見たいと思っていた天体の一つです。思ったより綺麗に馬の頭が出ました。

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6. NGC281、カシオペア座の散光星雲、通称パックマン星雲です。

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7. NGC7662、アンドロメダ座の青い雪だるまです。これのみBKP200でレデューサーが入っているので焦点距離400mmですが、思ったより輝度が高く露光時間を1秒程度にしてかなり暗くしています。もっと倍率を上げたほうがよかったかもしれません。

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8. M74、魚座の系外星雲です。

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9. 一昨日に引き続きバラ星雲です。
 
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10. 一昨日のリベンジET星雲です。星の数を減らしたらかなりETっぽく見えるようになりました。

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11. お客さんが去って、片付ける前にこれだけはと思って挑戦しました。バーナードループのリベンジですが、やはり難しい。30秒露光してもここら辺が限界で、途中で今日もPCのバッテリーが落ちて諦めました。何かかろうじてループらしきものの一部が見えるかというところでしょうか。やはりCSマウントの16mmだと色々不利です。

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結局この日は、県天の方も含めると結構な数の人が興味を持ってくれて、一人でも問題なく対応できることがわかりました。それもそれほど焦っているわけでもなく、結構画像出しに時間をかけながらじっくりと見ていただきました。写真に載せていないものもいくつか見ているので、一晩に10から20位は余裕で見ることができると思います。
 
見栄えがいい天体を選ぶのにこのページを参考にさせて頂いています。盛りだくさんで、まだ見切れていないものばかりです。

私が手持ちの機材でできる電視はここら辺が落とし所かなと思いました。当初の目標の観望会で色のついた星雲を来た人たちに見せてあげたいというのは完全にクリアーしていると思います。電視は、ある意味時間と見栄えが勝負なので、色々精度のことがおろそかになってきています。そろそろまた写真の方に戻ろうかなと思っています。(追記: 極軸合わせを経て2016年11月18日から写真をまた始めました。)



 

11月2日の休日前日、昼間の遠くの立山の見え具合から透明度が良さそうだったのと、天気も少しだけ雲が見えるくらいなので、18時30分くらいに娘と一緒に牛岳に向かって出発しました。

今日の目的は
  1. 一般のお客さんがいる時に、一人でどこまで電視観望で対応できるかを確認すること。
  2. Advanced VXを使って自動導入をした時の、電視観望との相性を確かめること。
  3. BKP200FS-60CBを亀の子状態にして同視野にして、0.5倍のレデューサーも用いて入れて、鏡筒2本、焦点距離3通りで、どの範囲を見ることができるかと、切り替えなどの対応ができるかの見通しをつけること。
  4. 条件のいい場所で電視観望でどこまで見ることができるのか、限界を確かめること。
  5. 寒いところでカップラーメンを食べるとどれだけおいしいか確かめること。
です。

19時過ぎに牛岳に到着、まだ誰も来ていません。最近ずっとタカハシのTG-SP赤道儀で軽さを満喫していたのですが、今日は久しぶりに気合を入れてAdvanced VX (以後AVXと略します)を準備しました。久しぶりに設置するとやはりその重さを実感します。やはり毎日見るには軽いに越したことはありません。赤道儀の上にBKP200を載せ、BKP200の上に自由雲台を付けて、アルカスイスプレートを下側につけてあるFS-60CBを亀の子状態にして載せます。

極軸調整のためにCCD (ASI224MC)をいつものようにFS-60CBの上につけるのですが、最初の難関が、SharpCapでの極軸調整が全く上手く行かないことです。CCDから出ているUSBケーブルが鏡筒に当たってしまうのでCCDを上下逆さまに取り付けているのですが、その影響かとも思い画像反転なども試したのですが、どれもSharpCap上では極の位置は認識されているようです。問題は赤系を90度回転させて赤道儀の調整ネジでSharpCapの指示通りに星を一致させた後、さらに赤系を適当に回転させると極と回転中心が全く一致しないのです。おそらく、赤系の回転軸中心と、CCDの位置が相当離れていることが原因の気がしますが、時間もないことなので諦めて結局AVXについている極軸望遠鏡で合わせました。精度はどうあれ一瞬で終わりました。SharpCapの極軸調整は一度きちんと精度まで検証(追記: ベータバージョンでバグ何か極軸関連でバグフィックスされたみたいです。)してみます。赤道儀の設定はツースターアラインメントで、さらに一つ追加するくらいで、今回の電視観望では十分な精度が出ました。

やっと準備も完了し、この時点で21時前だったでしょうか。その間に娘は寝袋ですっかり眠ってしまっていましたが、それからいろいろ試しました。

まずは、目的1のお客さんへの対応。これは大失敗でした。お客さんが誰も来ません。一般の人はカップルが一組タバコを吸いながら夜景を見て、星にはほとんど興味がなさそうで、5分も経たずにすぐに帰っていったのが唯一でした。あとは22時過ぎにこの間の大長谷でお世話になった、全然一般の人ではない富山県天文学会のYさんがやっと来ただけで、聞くところによると、寒くなるとお客さんはほとんど来なくなるとのことでした。がっかりです。


目的2の自動導入と電視観望の相性ですが、これは思っていたよりはるかに効果的でした。輝度の高いM57などはまだしも、そもそも電視観望でもスタックしないと映りにくい淡い星雲などは、場所を特定するだけでも時間がかかってしまいます。このあと連続で写真を載せますが、自動導入で短時間で次から次へ映し出す星雲は圧巻です。


目的の3、2本の鏡筒(FS-60CB, BKP200)と、3通り(800mm, 400, 180mm)の焦点距離ですが、結局この日使ったのは180mmがほとんどと、小さく映ってしまう天体にだけ800mmを一部という結果でした。SharpCapの拡大機能を使えばこれくらいの焦点距離の差でも十分対応できます。むしろ焦点距離の種類を多くしてもピントを合わせ直す必要があり、それだけで時間がかかってしまいます。さらに、今はCCDが一台しかなく鏡筒間で使いまわしているので、その際レデューサーを外す手間などもあり、焦点距離の種類を減らすようなできるだけ時間をかけない方向が正しい気がしています。


さて、今回の目的の4、どこまで見えるかですが、こちらは大成功です。撮った順に見せて行きます。

1. まずはいつものM57。比較のために最初はFS-60CB+ASI224+0.5倍レデューサー (f=180mm)、次はBKP200+AI224 (f=800mm)です。ASI224のセンサーサイズが1/3インチ(4.8mm x 3.6mm)と小さいため、短焦点距離でも画角は小さく(拡大状態)なってしまうことに注意です。

f=180mmです。SharpCapの倍率は200%にしています。10秒露光でスタックをかけています。分解能がまだまだなのと、やはり少し暗いです。かろうじて色がついているとわかるくらいでしょうか。

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f=800mmです。SharpCapの倍率は100%です。上の10分の1の時間の1秒露光でスタックをかけています。さすがに口径200mmです。短い露光時間で十分に明るいです。

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2. 以前自宅でも撮った北アメリカ星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけています。空がいいので、今回はSharpCapの画像調整もあまり大したことをしていません。前回より粒状感がなくなってより滑らかになっています。

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3. これもこれまでよく撮っているM27の亜鈴状星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけていますが、スタック回数が2回なのでノイズが多いです。M27は輝度が十分なので、もっと露光時間を減らしてもいいかと思います。

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4. 次は以前自宅で一度撮った網状星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけています。以前はなんとか見えるかといった状態でしたが、今回はかなりはっきりと出ています。

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5. M31アンドロメダ星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。以前逃したM110がやっと映りました。画像調整でもう少し淡いところまで映すことができると思います。

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6. ここからいくつかは、自分でも初めて見たものばかりです。まずはNGC281、カシオペヤ座の散光星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。

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7. NGC1499、カリフォルニア星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。自分で見るのでは初見です。

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8. M42、プレアデス星団、和名すばるです。f=180mm、10秒露光でスタックです。少し青を強調しています。星間ガスも苦もなく見えています。

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9. M2、水瓶座の球状星団です。f=180mm、10秒露光でスタックです。粒々の星を出すのに、もう少しいいパラメータがある気がしています。球状星団はもう少し経験を積んだ方がいいかもしれません。これも初見です。

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10. NGC253、ちょうこくしつ座の渦巻銀河です。f=180mm、10秒露光でスタックです。自らは初見なのですが、とりあえず見て見たらあまりに簡単に見えたので写真に撮っておきました。建物に沈むギリギリです。牛岳山頂の欠点は南の空が建物で遮られていることです。少し降りたところにひらけたところがあるのですが、そこだとお客さんがあまり来ないので、今回はこちらの場所を選びました。でも結局ほとんど誰も来なかったので、場所を変えても同じだったのですが...。

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11. NGC457、カシオペア座の散開星団、別名ET星団です。初見ですが、面白い形なので、見て見たかった天体の一つです。f=180mm、10秒露光でスタックです。真ん中2つの星がETの目、腕が2本伸びているとのことです。ETと認識するためには少し星の数が多すぎたので、もう少し露光を絞った方が良かったかもしれません。

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12. M76、ペルセウス座の惑星状星雲です。小さいのでここでBKP200に切り替えてf=800mmにしました。露光は変わらず10秒です。後ろのモヤモヤも多少見えています。

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13. iPhoneのピントがぼけてしまいました。NGC40、ケフェウス座の惑星状星雲です。オレンジ色がよく出ています。これも小さいのでf=800mm、10秒露光でスタックです。

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14. NGC 2237-9,NGC 2246、Caldwell 49のバラ星雲です。またFS-60CBに戻してf=180mm、10秒露光スタックです。これも初見で、見たかったものの一つです。思ったより綺麗に出ました。

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15. M45、最近よく撮っているオリオン大星雲です。f=180mm、0.25秒での露光で十分です。スタックしていますが、スタックなしでもよく見えます。


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16. NGC2174、モンキー星雲です。上を向いた猿に見えます。f=180mm、10秒露光です。初見です。

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17. IC443、ふたご座にあるクラゲ星雲です。f=180mm、10秒露光です。初見です。そもそもICというのは初めてなのですが、インデックスカタログの略なんですね。


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下の子が写真を見て書いたアホな絵です。左はクラゲ星雲だそうです。上の「M1=かにせいうん」というのはメシエ天体を覚えようとしている努力のあとみたいです。

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18. 最後です。HUQさんに言われたバーナードループで、以前のコメント中にも書いていますが、自宅の庭からでは全く歯が立ちませんでした。そもそもかなりの広角なので、今回もASI224MCに16mmのCSマウントレンズを付けています。そのためフィルター類をつけることができずに、赤カブリがひどいです。10秒露光ですが、かろうじて何か見えているというところでしょうか。


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実はこれの前にもう少しはっきりした画面があったのですが、PCが低温でのバッテリー切れで電源が落ちてしまい、撮り逃してしまいました。しかも立ち上げ直したら右上の雲が迫ってきていて、最後ギリギリで撮ったものがこれです。これ以降は雲と、寒いのと、バッテリーがないのと、眠いので、諦めて撤収しました。この時点で午前1時くらいだったでしょうか。PCの電源は12V 5AhのPORTALACから100VのACに変換して充電しようとしていたのですが、どうもずっと充電できていなかったようです。自宅に帰ってからバッテリーを充電したら、1.7Ah分しか使っていないことが判明しました。ちなみにiPhoneは普通に充電できていました。その後、AVX用のバッテリーにAC100V変換をつないで、PCを充電したらできたので、PORTALACは少し不安定なのかもしれません。AVXバッテリーで最後のバーナードループを雲付きですが撮ることができたというわけです。


あ、目的5のカップラーメンですが、23時半頃に娘が起き出して、ポットに入っているお湯を注いで無事に食べることができました。娘はどん兵衛、私はカップヌードルシーフード味です。自宅で沸かして来たお湯を保温ポットに入れてきただけなのですが、それでもそこそこ温かく、少し麺は固かったですが、やはり寒い中でのカップラーメンは身にしみるほど美味しかったです。麺が固かったのは、焦って早く食べすぎただけかもしれません。


今回の撮った時間をまとめておきます。

1. M57: 21:05~21:15
2. カリフォルニア星雲: 21:31
3. 亜鈴状星雲: 21:34
4. 網状星雲: 21:37
5. アンドロメダ星雲: 21:44
6. カシオペヤ座散光星雲: 21:49
7. カリフォルニア星雲: 21:54
8. すばる: 22:07
9. M2 水瓶座の球状星団: 22:20
10. NGC253 ちょうこくしつ座渦巻銀河: 22:23
11. ET星団: 22:26
12. M76 ペルセウス座惑星状星雲: 22:40
13. NGC40 ケフェウス座惑星状星雲: 22:43
14. バラ星雲: 22:57
ここでしばらく話し込むのと、カップラーメンで休憩
15. オリオン大星雲: 0:03
16. モンキー星雲: 0:09
17. クラゲ星雲: 0:24
ここで電源トラブル
18. バーナードループ: 0:50

休憩とトラブルを除けば結構なペースかと思います。観望会で人が来ても十分対応できるのではと思います。Yさんと冗談で電視でメシエマラソンのドーピング部門も面白いのでは?と話していました。露光に10秒かかるのですが、自動導入だと一発で目的の天体まで行くので、スタックせずに流れる画面を見せて、10秒カウントしてもらうとかで結構待っている時間も楽しめるかと思います。画像が落ち着いたらスタックを始めると画像調整と相まって絵が浮き出て来ます。

(11/4 追記: 今回の経験もふまえてSharpCapの使い方のページを少しアップデートしておきました。その後自宅でベータバージョンの最新版にアップデートしてからいろいろいじっていたら(もしかしたら気づいていなかっただけでアップデート前からそうだったかもしれませんが)気づいたのですが、画面を最大化して、メニューやコントロールパネルを表示させなくする方法がありました。これで画面全体に天体を映し出すことができるので、ますます迫力ある映像になります。最近SharpCapの不満がほとんどなくなりつつあります。私の場合電視ではもう手放せません。)


今回の電視は途中バラ星雲くらいからYさんも加わり、色々話しながらあーだこーだ言いながら試していました。Yさんには片付けまで手伝ってもらいました。どうもありがとうございました。


まとめですが、結局今回の撮影から言えることは、空の暗さが一番重要だという、身も蓋もない結論です。状況のいい空ならば電視観望でも何も苦労しないです。高感度のCCDが手軽に手に入る時代になってきて、やっと電視観望というのが実用になりつつある今、やはりこの結論だと情けないです。

HUQさんから最近フィルターについてコメントを頂きましたが、実は最近どうしたら星雲を綺麗に撮れるかをずっと考えていて、私も同じような結論にたどり着きつつあるところです。今回の通り、暗いところでは電視もほとんど苦労しませんが、やはり明るいところではS/N比のNの部分が大きすぎるのでどうしようもないです。Sだけを単独に増やすのは難しいので、ナローバンドフィルターなどでNの部分を少しでも減らすという方向です。おそらく観望会と言われる行事は結構な街中など意外に明るい場所で行うことも多いので、淡い天体を映し出す方法をもう少し考える必要があると思います。


そういえば、今年5月に天体観測を初めてもう半年が経ったことに気づきました。このブログにもこれまでたくさんいろんなことを書いてきましたが、半年の間に色々楽しいことがありました。色々な方と知り合うこともできました。末長くこの趣味を続けることができたらと思っています。というか、まだまだやりたいことがありすぎで困っているところです。まだしばらくは加熱状態が続きそうです。
 

さらにこの日のリベンジで電視は「牛岳再び」続きます。。 


 

今週末は星三昧でした。といっても、天気はお世辞にもいいとは言えなかったです。

金曜日はオリオン座流星群で、牛岳に富山県天文学会のメンバーで集まる予定でした。それに備えて、下の子のSCOPETECHの鏡筒にドリルで穴を開け、タップでネジを切り、余っていたファインダーを取り付けました。これでRevolution Imagerに挑戦してもらおうと思っていました。

ところが天気予報の午後ずっと晴れに対して、実際は午後はずっと曇りで、夕方前に集まりの中止の連絡が来ました。それでも夕方にうろこ雲が残る様子でしたが、青空も少し見えたので、急いで夕食をとり夕方6時過ぎに家族4人で牛岳へ一応向かいました。妻はそのまま途中の温泉へ直行。月が夜10時前に出てくるので、午後10時に温泉に迎えに行く約束で、我々は牛岳に。到着しても空は一面の雲で、一つか二つ、かろうじてうっすらと星が見え隠れする程度でした。

どうしようもないのでしばらく寝ていたのですが、何人かの方が来たので、高感度COMSカメラのASI224MCで雲の中の星を見ることにしました。目で見てもほとんど何も見えないところに星が写っているので、驚かれたようです。途中少しだけ晴れるときもあって、みんなで展望台に登ったり、夏の大三角や、双眼鏡ですばるを見たり、流星はほとんど見られませんでしたが、それなりに楽しい時間でした。雲があっても意外に双眼鏡はよく見えます。実感としてはASI224MCにCSマウントカメラを付けた時と同じくらいでしょうか。

入れ替わり立ち代わりで、多分7-8人くらいの方が来ていたのですが、今回来ていた方たちは、ペルセウス流星群のときに牛岳に来た方が多かったです。3歳の小さな男の子がとても可愛くて、娘が色々相手をしていました。途中コーヒーをご馳走になりました。寒い中あったかいコーヒーはとても美味しかったです。どうもありがとうございました。

肝心のオリオン座流星群はというと、雲でほぼ全滅です。娘は流れ星を一つだけ見たそうです。私はPCの画面上で一つだけ見ました。

今回も下の子は到着後すぐに寝袋を地面に敷き、わずか10分くらいで寝息を立てていました。どうどうと真ん中で寝ているので、車が来るたびにつぶされないかが一番の心配事でした。

9時半頃にいつもの天文学会の人たちが何人か来ましたが、私は温泉に妻を迎えに行かなければならないので、片付けを始めて、間もなく下山しました。でもまたこのメンバーとは次の日に会うことになっているんですけどね。実は次の日、牛岳に来ていたメンバーに聞いたら、我々が帰ってから10分くらいしたらかなり晴れたらしいです。確かに自宅に着いた時は結構星が出ていました。でもこの日は明日に備えて寝ることにしました。



 

娘のNatsuです。

夏休みの自由研究で、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」を調べました。その中で銀河鉄道の夜に出てくる星の写真を撮りました。その中のいくつかを紹介します。写真は牛岳スキー場の上で撮りました。星雲は難しいのでパパに手伝ってもらいました。

タイトルはこんな感じです。

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まずは天の川にかかる全景です。残念ながらゴールの南十字は地平線の下なので撮ることができません。

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こと座です。このページで、銀河鉄道がどのように天の川をたどっていったかを考えてみました。こと座よりも白鳥座の方が先かと思いがちですが、こと座に関しては銀河鉄道に乗る前に出てきます。

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こと座にはM57があります。銀河鉄道の夜には直接出てきませんが、宮沢賢治はM57が好きだったようです。「シグナルとシグナレス」や「土神と狐」などの物語に出てきます。

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白鳥座です。銀河鉄道の出発点です。

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白鳥座の嘴に当たるアルビレオです。銀河鉄道の夜では「アルビレオの観測所」として出てきます。

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宮沢賢治は空想ではなく、ちゃんと科学的に物語を書いていたことがわかりました。11月に石川県小松市のサイエンスヒルズ小松で渡部先生の宮沢賢治 生誕120年 講演「賢治作品の中の宇宙」に申し込みました。とても楽しみです。





 

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