ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 自宅

なんか先週と同じようなタイトルですが、今週は自宅での撮影です。天気も良く今週も遠征かとも思ったのですが、車のタイヤをスタッドレスに変えることができなかったので、夜中に走らなければならないことも考えて山の方へ行くのは諦めました。

今週は
  1. 地球照
  2. VISACの調整とトラペジウムの分離度
  3. 魔女の横顔
  4. 春の銀河先取り
と4つがトピックになります。


地球照撮影

まずは一つ目の地球照です。11月30日の土曜日で月齢は3.7日。三日月より少しだけ太いくらいです。撮影自身はどうってことはないです。これまでどおりCMOSカメラで動画撮影します。
  • 鏡筒: FS-60CB+旧型フラットナーで焦点距離374mm
  • カメラ: ASI178MC
  • 架台: AZ-GTi
とお気軽撮影になります。

今回、HDR撮影に挑戦しようと思い、露光時間とゲインを変えて撮りました。三日月の模様と地球照の模様が同時見えたらいいかなと単純に思っただけです。撮影した設定は
  1. 露光時間:0.01sec、gain:410
  2. 露光時間:0.025sec、gain:160
  3. 露光時間:0.2sec、gain:310
  4. 露光時間:0.2sec、gain:410
  5. 露光時間:0.4sec、gain:410 
  6. 露光時間:0.8sec、gain:410
の計6ショットになります。上から2つが三日月部分を差散らないように撮影したもの、下4つが地球照をメインに撮ったものになります。それぞれAutoStakkart!3でスタックして、Registax6で細かいところを出します。

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HDR処理

と、ここまでは全然問題なかったのですが、その後のHDR処理で路頭に迷い今に至っています。

まず、PhotoshopやPixInsightでのHDR自動処理を試したのですが、全くうまくいきませんでした。そのため、まずはダイナミックレンジ処理を理解をするためにも手作業でやってみることにしました。難しいところは地球照が綺麗に出ている時の三日月部分が全部ホワイトに飛んでしまっている部分で、ここをどうやってごまかすかです。方針は2通りありそうです。
  1. ホワイト部分を暗くして、そこに三日月を埋め込む。
  2. ホワイトを明るく残したまま三日月を飛ばし気味で埋め込む。
共に、ホワイト部分の面積のほうが三日月部分の面積より大きくなってしまっているので、その空いてしまった隙間をどう補完するかという問題があります。前者はその隙間が黒に近くなり、後者はその隙間が白に近くなります。

前者はうまくいくと綺麗かと思っていたのですが、やってみると中途半端に飛びそうになっているところがイマイチどの色にすればいいか決まらず。さらに隙間の黒い部分と他の明るい部分に差がありすぎてあまりに不自然です。とりあえずこの方向はすぐに諦めました。

後者は明るい中に三日月を入れるので、三日月部分のディテールが潰れてしまいます。その一方隙間と他の明るい部分の差が少ないので、不自然さは減ります。6枚撮ったのですが、結局使ったのはそのうち2枚だけ。枚数が増えると継ぎ目の処理が大変になるので、枚数を減らしました。でも結局のところ三日月部分を埋め込んでみるとどうやっても合成っぽいのしかできません。あまり気は進まないのですが、載せるだけ載せておきます。

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やはり不自然ですよね。もう一つ載せておきます。

2019-11-30-0920_2-all_RS2

少し三日月部分の重ね方を見直して、見た目の印象に近いように地球署の部分を暗くして、全体に赤に少し寄せています。

いずれにせよイマイチです。HDRまだ慣れていないのでこれくらいが今の限界です。


普通の地球照

HDR処理など何もしていない、撮って出しに近いものにいろんな意味で勝つことができません。下はRegistaxで仕上げた後何もしていないのですが、こちらの方がはるかに自然に見えて好きです。

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まとめ

地球照のHDR合成は思ったより難しいです。輝度差がありすぎて、どうやっても不自然さが出てしまいます。よほどうまく処理するといいのかもしれませんが、私にはまだそこまでのテクニックはないです。

いつかまたリベンジしたいですが、今回のでノックアウトされたのでいつのことになるやら。


20日くらい前に大型の天文機材の整理棚を設置したのですが、一瞬で全ての棚が埋まってしまいさらなる荷物置き場を必要としていました。先日、発注しておいた棚が到着し、休日の今日娘のNatsuにも手伝ったもらい組み立てました。

今回買った棚は前回よりかなり小さくて、幅887mm、奥行き462mm、高さは変わらず2100mmです。前回が幅1512mmで奥行きが612mmなので、面積だけで言ったら半分以下になります。 今回は2回目ということで、手順もわかってたのでスムーズに行きました。しかも暑さも前回設置した時よりもだいぶん和らいでいるので、かなり楽でした。

出来上がった棚を写真のように2本目を前回の棚に向かい合わせで設置しました。

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左が新しい棚になります。上の2段には、あふれている天文雑誌を入れる予定です。ちなみに今の本棚はこんな感じ。

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丸々一本天文雑誌で埋まっています。ここに収まりきらない雑誌がまだ余っています。

2本目の棚を設置して、やっと三脚まで含めて収まりつつあります。といってもまだ車の中に常時載せているFS-60QとかAVXとかAZ-GTiとか、玄関に出ている普段使いのCGEM IIとかSCOPTECHとか、倉庫に入っている巨大木製三脚が2組などを入れることを考えると、全部片付けるにはもう少しスペースが欲しい気もします。

せっかく機材がまとまったいい機会なので、ちょっとだけ数えてみました。ジャンクとかまで合わせると確認できただけで鏡筒23本、赤道儀多分7台、経緯台8台くらいと、もうドロドロのドロ沼状態です。数は多くても入門機が多く、高級機の数が少ないのがせめてもの救いです。今まで天文っ子に手渡す以外はほとんど手放してこなかったので、そろそろ売ることも考える時期なのかもしれません。


あ、星とは全然関係ないのですが、前回の棚の記事の写真にもちらっと写っていたうちの金魚の水槽の藻が、なぜか突然きれいになりました。以前は完全に水が深緑色で、その後確かに掃除をして水換えをしました。でも水を半分くらい替えただけなので、薄緑色になったくらいだったのですが、ある時を境にわずか1日くらいで水が完全に透明になったのです。

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写真を取り逃がすくらい、本当に一瞬でした。こんなことは初めてです。ネットで調べてもあまり理由はわかりませんでした。藻を抑制する薬とかを入れたわけでも、特に何かしたわけでもありません。唯一考えられることは、近くのお寺に流れている用水の水を汲んできたことくらいでしょうか。どなたか理由がわかる方いらっしゃいますでしょうか?


 

昨晩は名古屋からお客さんが来ていて、自宅でまったりと観望会です。

今日のメニュー

出した機材は
  1. VISACをCGEM IIに載せて眼視で惑星や月など
  2. FS-60CBをAZ-GTiに載せて、ASI294MC Proで電視観望で星雲、星団や月など
  3. SIGMAの10-20mmの広角ズームレンズにASI294MC Proをつけて天の川など
  4. SCOPTECH 60mmで眼視でSukeのおもむくままに
といったところです。

ゲストの方はGoProを持ってきていました。タイムラプスで撮ってみるとか。この日はめずらしく、妻もNatsuもSukeも庭に出てきて、みんなで観望会でした。

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ゲストの方が奥でGoProを設定しています。


自宅観望会開始、はずは惑星から

まだ薄明の頃、木星が輝き始めたので最初は眼視で木星です。VISACで惑星を見るのは多分この日が初めてです。縞も綺麗に見え、衛星も3つ見えました。更に土星です。カッシーニの間隙も余裕で見えるほどこの日はシンチレーションも良かったのかと思います。

SukeのSCOPETECHでもカッシーニの間隙までよく見えます。シーイングが良ければSCOPETECHは良心的な値段からは信じられないくらい綺麗な像を見せてくれます。あ、あいかわらずSukeの二つ穴ファインダーを使っての導入スピードは天下一品で、CGEM IIの自動導入より速かったです。まだウィーンとか言っている間に、すでに「木星入りましたー!」とか言っていました。


続いて電視観望で星雲など

暗くなってから月が出るまでの時間に、電視観望で星雲星団です。電視観望でQBPを入れているので、かなり綺麗に見えます。この日見たのは定番のM57とM27、

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次にM13、
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最後は北アメリカ星雲です。QBPを入れてあるからでしょうか、自宅からでも結構見えます。

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月が少し見えてきました。そろそろ星雲は終わりです。

暑い、暑い

月がもう少し上りきるまで自宅に入って休憩。みんなでスイカを食べました。暑かったので涼しい部屋に戻ってのスイカは格別でした。

その間、昔Sukeが作ったScratchのゲームで大盛り上がり。ものすごい嫌味な言い方で、間違えた時バカにされる「掛け算ムカつくバージョン3.0」とか、なぜか「まじゅつししゅじゅつちゅう」とか早口言葉を入力させられるタイピング訓練ソフト「宇宙タイピング」とか、私が撮ったM33を背景になぜか巨大バチと戦う「宇宙戦争」。どれもみなシュールです。でも去年お化け屋敷でつかった、提灯の明かりを動画検出して怖い音を出すプログラムは、お客さんも感心していました。

しばらくたって、月も登りきった頃、再び外に出ました。月の前に残っていたSharpCapの画面を見ると、北アメリカ星雲がすごい枚数スタックされていたのが残っていました。上の画像に比べて、ものすごく滑らかになっています。右側と上側が黒くおかしくなっているのは、AZ-GTiが経緯台のために画面が回転していった残骸です。電視観望なので、ゲインはノイズをあまり考えずにほぼ最大にしてあるのですが、それでも長時間スタックするとノイズも滑らかになって、そこそこ見える画像になってくるみたいです。多分下の画像は回転している角度が15度はありそうなので、角度から言って1時間以上はスタックしてほっぽっておいたのかと思います。休憩していた時間がそれくらいと言うことですね。

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月でおしまい

そのあと、みんなで満月2日後のまだまだ明るい月を見て、この日は終了です。これから名古屋まで帰ると言うので、安全運転をということで解散となりました。

お客さんが来ると、家の掃除も気合が入って綺麗になるし、家族みんなで星見となるので、たまにはこういうのもいいですね。


毎年恒例の近所のお寺での観望会。地区の子どもたちに星を見てもらう会で、今回でもう4回目になります。今年は星は見えたでしょうか?

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準備

土曜日の夕方、18時頃から準備開始です。 今日の機材はCGEM IIにC8を載せてアイピースでの普通の眼視と、AZ-GTiにFS-60CB+ASI294MC Proを載せての電視観望の2本立てです。お寺は自宅から歩いて1分ちょいのほとんど隣と言っていいくらいの距離なのですが、機材もあるので車で移動です。去年この観望会でC8を落下させて、フォーカサーを破損させたことを思い出しました。今年は慎重にセッティングします。

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昼間は晴れていたのでこの日はいい観望会になると思っていたのですが、準備中くらいからだんだんと雲が出始め、19時頃には結構な面積が曇ってしまい、月が時々顔を出すくらいになってきてしまいました。観望会開始の19時半まで、すでにきていたお客さんたちにかろうじて見えている月をC8と電視観望で見てもらいました。


観望会始まり、まずはお話から

19時半になるとお寺のお堂に集まって、お話があります。今年は5家族くらいだったので、参加者はあまり多くありませんでした。天気があまり良くないので仕方ないかもしれません。3歳女の子とさらに小さい子を連れた両親とおばあちゃんの5人家族、去年のきもだめし観望会の時に望遠鏡をあげた小学5年生になる近所のDちゃんがお母さんとおばあちゃんに連れられて3人、あと小学6年生になる女の子がお母さんに連れられてきていました。途中からいつものM家が高1、中1、小6と両親の家族5人で、あとうちが中3Natsuと中1Sukeと妻も、合計で5家族と、お寺さんと、県天のKさんで全メンバーです。


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この観望会はもともとすぐ目の前に住んでいる富山県天文学会のKさんがずっとやってきたもので、私も3年前に星を始めてから手伝っています。Kさんがスライドで星の基本的な話をして、Dちゃんが作文コンクールで将来は宇宙の研究者になるというので優秀賞を取った話を発表したところで、まだまだ外は全曇り。仕方ないので時間稼ぎで私が少しだけ用意していたスライドを見せていました。私のスライドでは電視観望の話も少しして、星雲が見えるかもと宣伝しておきました。


空が少し見えてきた

スライドのネタが尽きる頃、少し月が見えていたみたいで、みんなで外に出ました。でも外に出ても実際にはほとんど何も見えていません。流石に今日はもうダメかと思っていたのですが、20分くらいして西の空に一部雲の薄いところが出てきて、電視観望で星がほんの1、2個観測できました。その後、アークトゥスルが肉眼でも見えてきて、月もほんの時々ですが見えるようになってきました。その後は必ずどこか何か見えるところがでてきて、なんとか観望会の形になりました。

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C8で木星を導入し衛星まで見てもらい、さらには土星も見てもらいました。この日はシンチレーションが結構よく、カッシーニの間隙まではっきりと見え、来ていたお客さんにも十分に見てもらえました。

電視観望でもM57とM27を見せることができました。面白かったのはKさんが25cmのニュートンで導入したM57です。光害地で見る星雲はたとえ輝度の高いM57でも、25cmだと相当淡いものです。それでも何人かの方はきちんとその形を認識できたみたいです。一般の人だと認識するのも難しいはずです。電視観望で見てもらっていたので、「その形を覚えていたからなんとかわかった」という人もいました。こういった見比べは面白いので、今後の観望会でもできたらなと思います。

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最後の方でC8でアルビレオを見て二重星の色を見比べてもらいました。ある人は赤と青、ある人は金と水色、ある人はオレンジと青。いろんな見方をしてくれます。アルビレオがつい最近本当の二重星でなく、見かけだけの二重星ということがわかって、互いに影響し合っていないんですよというと、みんな興味深げに聞いていました。


子供達も大活躍

途中、SukeがSCOPTECHの見方を6年生の女の子に教えていました。やはり2つ穴のシンプルなファインダーは全くの初心者にとって最強です。月とか惑星とかの導入にはこれで十分です。二人で操作しているのを見てるとなんか微笑ましかったです。

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M家もまたAZ-GTiとMAK127初代ポラリスを出していました。もう月とか惑星は簡単に導入することができるようになってきたようです。MAK127は意外に見える今日というという評判で、この日は木星の大赤斑まではっきり見えていたとのことです。「じゃあアルビレオは導入できる?」と聞いてみると、まだうまくいかないようです。そもそもSynScanProの中のリストにアルビレオが出てこなかったとか、でもたとえリストに出てきたとしても、肉眼ではなかなか見分けがつかないので、月とか惑星より導入が難しいかもしれません。次の課題ですね。

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お疲れ様

21時半頃、まただんだん曇ってきてこの日は解散となりました。雲でダメかと思っていましたが、今年もなんとか星を見ることができました。皆さんお疲れ様でした。

片づけ後、自宅に戻って食べた夕食のサーモン丼が空きっ腹にとても美味しく感じました。

ある日の届け物


原村星まつりから帰った次の日、仕事から帰ったら玄関にこんなものが届いていました。

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機材関連を整理するための大型の棚です。ちょうどM家がAZ-GTiとMAK127を取りに来たときに届いたらしく、搬入を手伝ってくれたとか。でも重くて週末までずっと玄関に置いたまま。そろそろ怒られそうなので、週末の土曜日朝から組み立てはじめました。


自宅の機材のひどい現状

とその前に、今の自宅の状態はこんな感じ。まず玄関、普段使いの機材で溢れかえっています。金魚の水槽の下の木箱の中身も20cmのニュートン反射。ちなみにこの木箱自作です。その木箱の上に口径10cmのアクロマートとPSTが転がっています。

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その横の廊下です。新入荷のVISACのケースも見えます。玄関にほっぽっておいたものは妻がここに移動して、たまに私が「ものがなくなったー!」と言って騒ぎます。いつもごめんなさい。
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2階に移って、三脚の林。
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カメラ三脚も無造作に転がっています。
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押入れとそこからあふれ出したもの
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さらに普段から溢れ出ているもの。
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車のトランクも機材でいっぱいです。

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とにかく荷物が多すぎ。星を始めてわずか3年の間にたまったものです。


大型棚の組み立て

さすがにこれではダメだと一念発起して頼んだのが、今回届いた大型の棚です。サイズは幅151cm、高さ210cm、奥行き61cmと相当大きくて、プラスチックの収納ケースが縦向きで入るのと、1m越えの鏡筒が余裕を持って置けるという観点からこの大きさになりました。この横幅だと、すぐに棚板がたわんだりするのですが、今回は軽量鉄骨で対荷重150kgのかなり頑丈なものです。

さて組み立てです。大きいので少し大変ですが、二人いれば特に難しいところはないです。まず天板と底板を4本の支柱に固定。ネジを使うのはここだけです。
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立ち上げて所定の位置に入れてみたら本当にいっぱいいっぱいでした。あと3cm幅が大きかったらこのスペースに入っていないです。その後、中板を入れたいものの高さに合わせながら置いていきます。中棚の固定はネジを使うわけではないので気楽に高さを変えることができます。

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完成です。所要時間1時間半くらいでしょうか。

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棚の完成と、荷物をいれてみた

わーい、これでやっと片付くぞと思いながら荷物を入れていったら、一瞬で棚は埋まってしまいました。なんででしょう?かなり大型の棚だと思ったのにたいして収納できません。まあ、機材が多すぎるというだけことなのですが、まだ車のトランクはいっぱい、玄関の普段使いは半分以上出っ放し、三脚の林も手付かずです。

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それでも一部は片付きました。

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まとめ

今回購入した棚、幅がこれだけ広いのに、十分な強度があり、値段もかなり安価です。とりあえず、大満足。組み立ても簡単ですし、機材置き場に困っている人にはかなりオススメの棚です。

でもやはり手持ちの機材が多すぎです。棚は一個で全然足りないので、もう一本か二本くらい買うかもしれません。しかも他にも様々なサイズがあり、特に奥行きの短いものもあるので本棚がわりにもなりそうです。

珍しく朝目が覚めて天の川撮影。でも起きるのが10分遅かったです。薄明が始まってしまっていました。


朝目が覚めると

昨日の観望会
の記事を書き終え寝てしまったのですが、明け方目が覚めてふと外を見るとすごい星。窓越しなので普段あまり星は見えないのですが、この日は「あれ、星ってこんなに明るかった?」というくらい綺麗でした。そういえば昨日の夕方立山がものすごく綺麗だったことを思い出し、パッと撮影に行くことにしました。ただ時間が薄明までギリギリ、一瞬で着替えと用意をして車を出します。場所は少し走った田んぼの中の山が見渡せる所。午前4時51分に目が覚めて、ファイルの時刻を見たら14分後の午前5時5分には撮影を開始していました。でも多分10分遅かったです。わずかですが薄明が始まってしまっていました。撮影している最中もどんどん明るくなってきます。

本当は東向きの立山方面を狙いたかったのですが、結局少し南向きのまだ暗い部分がちょうど天の川中心となり、なんとか炙り出せるくらいの暗さを保っていました。その結果がこれです。

「薄明時の天の川」
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撮影地: 富山県富山市上大久保, 2019年3月17日5時7分
EOS 6D(HKIR改造, ISO3200, JPG), 露出15秒、固定撮影
SAMYANG 14mm, F4/2.8  IF ED UMC
Lightroom、PhotoShop CCで画像処理 

最近星景写真の処理はLightroomが多いです。刻一刻と明るさが変わるので、1枚どりです。薄明と天の川を両立するのは結構大変でした。本当にあともう少し早く起きればよかった。

ついでに薄明を少しだけ撮りました。上の写真からわずか15分後ですが、すっかり明るくなっています。

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エピローグ


かなり寒くて、大した防寒もしていなかったので我慢できなくなってきてそのままとんぼ返り、眠れなくてしばらく画像処理をしてたのですが、やっぱり途中から眠たくなって朝8時頃からまた寝てしまいました。次に起きたら11時。

寝てる間にAさんから電話がかかっていたみたいで、起きてご飯を食べている間にまた電話がかかってきました。アパートが決まって富山にお引越しだそうです。でも聞いたら昨日から伊豆でオフ会。そのまま荷物を持って富山まで移動。相変わらず足の軽い方ですが、引越し当日まで遠征なんて、天文マニアはやっぱり変な人が多いですね。

 

QBPを使った宅撮りシリーズ、今回はオリオン座の三つ星付近です。FS-60CBにレデューサーをつけて広範囲を狙い、燃える木、馬頭星雲、M42と、派手やかなエリアです。

連休最終日で次の日仕事でしたが、せっかくの晴れ。今週またずっと雨か雪みたいなので、ちょっと無理して撮影しました。無理してと言っても、最近自宅で撮影することが多いので、セットアップもルーチン化してきていて結構楽です。

今回も最初に結果を出しておきます。

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左の三つ星が印象的です。


機材セットアップ

先日購入したレデューサーを早速使ってみました。
  • 鏡筒: タカハシ FS-60CB (口径60mm, 焦点距離355mm) + 0.72倍レデューサーで255mm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • センサー: Canon EOS 6D(HKIR改造)、ISO800、露光時間5分x18枚 + HDR合成のためISO800、3秒 x 20枚を追加、計1時間31分
  • ガイド: ASI178MC + 50mm Cマウントレンズ、PHD2 + BackyardEOSでガイド+ディザー撮影
  • フィルターサイトロン Quad BP フィルター(クアッド バンドパス フィルター、 以下QBP)
  • 撮影場所: 富山県富山市下大久保
  • 日時: 2019年1月14日、22時31分から
  • 月齢: 8.5(上弦)
一つ大変だったことが、レデューサーをつけると最初全くピントが合わなかったことです。私が持っているのはFS-60Qなのですが、シリアル番号にDEMOと書いてある試作機のようなので、もしかしたらFS-60CB状態にしてもピントがでないのではと一瞬疑ってしまいました。

結局原因は下の写真の手前に写っている、2cmくらいの幅の延長アダプターです。FS-60Qを手に入れた当初、上下でガイドカメラとか赤道儀の固定を楽にしたいので、K-ASTECの鏡筒バンドを取り付けて、以来ずっとそのまま使っていました。鏡筒バンドの内径がちょうど先の延長アダプターの外径でぴったり止まります。それ以降外したこともなく、すでに一体化していたこのアダプターの存在を完全に忘れていて、そのままレデューサーをつけると、鏡筒の長さが長くなりすぎることがピントがでない原因でした。

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でも単純にこの延長アダプターを外すだけかというとそうでもなくて、撮影には必須のカメラ回転アダプターをつけると、そのネジが鏡筒バンドに当たってしまい、簡単にカメラを回転できないのです。接地面積を下げてしまいますが、鏡筒バンドを固定する位置を少しずらして、さらに一回一回鏡筒バンドのネジを緩めることで、やっと回転させることが可能になりました。

それでもこれまでみたいにあまり気楽に回転できないことは大きな痛手です。最初に0度か90度かに固定してそのままその日は使うとかになるかと思います。


初レデューサー撮影

今回の主役はFS-60CB専用のレデューサーでしょう。範囲が相当広くなるためどこを写そうかずいぶん悩みました。最初、赤以外のものも写してみたくて、画角がピッタリ合いそうな魔女の横顔を写そうとしたのですが、一枚写してやはりほとんど出ないことがわかったので、諦めてまともに写りそうで、見栄えのいいオリオン座の三つ星エリアにしました。

一枚試しに写してびっくりしたのが、ずいぶん明るくなることです。F値が4.25と低くなるので当たり前といえば当たり前なのですが、そのためにISOを800まで落としました。ちょうど上弦の月で半月だったのですが、QBPのおかげでそれにも負けずに十分出てきます。


画像処理

前回のモンキー星雲の時と同じPixInsightが中心です。今回大きく変えたところが、ArcsinhStretchを使わなかったところです。ArcsinhStretchは彩度を落とさずにストレッチできる便利なツールですが、どうもこのArcsinhStretchが赤飛びを引き起こしていたみたいです。ScreenTransferFunctionとHistgram Transformationであえてオーソドックス?な方法で彩度を特に出さずにストレッチしました。PixInsightの時点ではとにかく赤飛びを出さずにPhotoshopに渡して、Photoshop上で彩度を含めて仕上げをしています。結果は最初に示した通りになります。

はっきり言って自宅でとったと思えば、私くらいのレベルではもう十分満足です。ぱっと見は全然気にならないレベルですが、やはりスターベースで教えてもらった通りレデューサーの影響なのでしょう、四隅を拡大してみると点像にはならないようです。ここら辺がどこまで修正できるかが次の課題でしょうか。


今回のまとめ

レデューサーでやっと広角で撮影できるようになりました。強拡大して四隅とかの粗探しさえなければ十分満足です。半月でさえもここまで撮れるのはQBPのおかげでしょう。QBPはかなりいいです。だんだんテスト撮影というよりは、量産期に入ってきたような感じです。

分子雲もなんとか出るようですが、もっと淡いものはどこまで出るのでしょうか?自宅で撮影可能なのでしょうか?ここら辺も試してみたいところです。
 


東京に出かける前に、北陸では珍しくたまたまその日だけ晴れているとのことなので、無理して撮影しました。

帰宅したらちょうど三日月がすごく綺麗で、西の空に沈みそうだったので急いで撮影しました。家族の「なんでご飯一緒に食べないの!」という声を振り切っての撮影です。

ちょっと時間が経ってしまいましたが、処理してみました。さすがに低空なので、地球照での月の模様はあまり綺麗に出ませんでした。少しピンボケかもしれません。

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富山県富山市下大久保 2019/1/9 19時9分 月齢3.36日
FS-60CB + ASI178MC + AZ-GTi(経緯台モード)
露光時間8秒 x 10枚をSharpCapで撮影
PixInsightでdebayer, AS3でスタックRegistax, Photoshopで加工

この後、モンキー星雲を撮影しましたが、まだ処理中です。できあがったらまた記事にします。

Tips

SharpCapで撮影したfitsファイルを、PixInsightでDebayerしたあと、出来上がった.xisfファイルをAutoStakkert3に読み込ませることができるように、まとめてファイルフォーマットを変換する方法を探していたら、PixInsight上で「SCRIPT」->「Batch Processing」->「BatchFormatConversion」で任意のファイルフォーマットに一気に変更できることがわかりました。また一つPixInsightの機能を学ぶことができました。

 

毎年恒例の近所のお寺での観望会も、はや3回目になります。近所の県天メンバーのKさんと一緒に、お寺の境内で望遠鏡を出し、近所の人たちに観望してもらいます。

ただ今日はずっと天気が悪く、小雨やら厚い雲やらでもう中止だろうと思っていて、夕方油断して少し昼寝をしていていました。18時過ぎに目をさますと結構な範囲で空が開けています。こりゃまずいと思いすぐに準備をします。歩いて1分くらいのところなのですが荷物もあるので車で移動し、境内に車を止めるとすでにKさんは赤道儀2台体制でセットアップ完了済みです。Kさんは25センチのニュートン反射と、C9.25。一方私はCGEMIIの上にC8で惑星、AZ-GTiの上にFS-60CB+ASI294MCで電視です。

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今日一番のヘマは、赤道儀のアリミゾの固定が悪くて、C8を転げ落としたことです。地面に落ちる寸前に足を出して蹴飛ばしたのでショックは少しは和らぎ、鏡筒はなんとか無事なのが救いでしたが、マイクロフォーカサーの軸が折れ曲がって回転しなくなってしまいました。後で分解して見てみますが、軸が折れてしまっているっぽいので多分ダメでしょう(2018/8/18 追記: 一応無理やりですが、なんとか直りました。)。ファインダーもなぜかピントが合わなくなってしまいましたが、まあこれは別のものと交換すればいいだけです。

トラブルもあったので、C8の接眼部をフォーカサーからノーマルへと変更したりして手間取っていて、結局惑星で初期アラインメントを取っている最中に19時半になってしまいました。呼び出されて、お堂の中で観望会の説明が始まります。Kさんがプロジェクターでスライドを用意して来ています。ただ昼間天気が悪かったせいか、お客さんが15人もいないくらいで、例年よりかなり少ないです。まあ、私も今日は中止だと思っていたくらいなので仕方ありません。

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それにしても今年の私の観望会の晴天率はものすごいです。昼中曇っていても、雨が降っていても観望会の時間になると必ず何か見ることができます。実は原村の二日目の夜は天気が悪かったそうですが、移った先の木曽観測所ではスコールの後なぜか晴れ。運を使いすぎているかもしれません。

せっかく星が出ているので、説明会のスライドも途中で打ち切り早めに外に出ます。Kさんはすでに木星と土星を導入済み。私の方はC8の準備がイマイチだったので、先に電視観望でM57とM13、M27を披露しました。星雲よりも球状星団の反応が良かったです。もしかしたら一般の人には色付き星雲よりも星団の方が見栄えがいいのかもしれません。

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その後C8のアラインメントをやっと終え、土星と火星を見ました。火星はやはり眼視では模様が見えなかったので、CMOSカメラ(ASI294C)をC8に取り付け、電視観望で模様を見ました。それでも火星方向はシンチレーションがあまり良くなく、かろうじて黒い部分がわかる程度でした。一方、C8に13mmのアイピースで見た土星は、カッシーニの間隙もはっきりと見えて、シンチレーションがかなりいい印象でした。中心星の縞も見えたくらいです。

最後にアルビレオをC8で入れて、普通にアイピースで残った何人かで見て終了となりました。21時くらいだったでしょうか。アルビレオは何度見ても心が洗われます。人数もあまりいなかったので、ゆったりと見ることができました。雲が心配だったのですが、結局見たかった天体は惑星も含めてほとんど見ることができました。夕食を食べる暇もなかったので、終わってから食べた残りの焼きそばがとても美味しかったです。

観望会終了後、娘のNatsuに付き合って自由研究のお手伝いで光害測定ですが、これは次の記事で。


夏至の次の日でとても日が長いです。梅雨なのに空は晴れ渡り週末の金曜ということもあり絶好の星見日和なのですが、夕暮れ時に金星と月と木星だけが見えていてあまりに空が綺麗なので、椅子に座って何の機材も出さずに暗くなるまで庭でずっと空を見ていました。たまにはあくせくせずに星を見るのも、何とも贅沢でいいものです。

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全く気合が入っていないのでスマホで一枚どりです。


何でこんなことを書くかというと、CGEM IIが重いのです。玄関に三脚と赤道儀本体を組んであって、頑張れば何とか一体でそのまま運べる重さ。これ以上重ければ三脚と本体を外して持ち歩くのですが、何とか持ててしまうのが問題です。歩く距離はたかだか10mも無いくらいですが、ここ最近しょっちゅう出し入れしてると色々無理が出て来ます。腕が痛くて腰が痛い。そんなわけで今日はなぜか赤道儀を見て疲れてしまったというわけです。

暗くなって家に戻る頃には薄曇り。このブログを書いている途中にさっき見たらかなりの雲で、ああ今日は撮影できないから仕方ないやと、なぜかホッとしている自分がいます。とても微妙な罪悪感です。


さて、昨晩撮影した木星です。224MCでのRGBと290MMのLを1ショットづつだけ撮って雲で撤収。なぜかLは未だにうまく出ません。今日もRGBだけでの処理です。

2018-06-21-1253_5-RGB_lapl6_ap93_RS

これも途中雲で暗くなったので、2400フレームから半分の1200フレームくらいを処理しただけです。光軸も再度いじりました。まだ多少変わるかもしれませんが、これ以上劇的に良くなることはなさそうです。それでも大赤斑が写っているものでは、これまでではベストかもしれません。

だめだ、なぜか気合が入らないので今日はもう寝ます。

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