ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: 場所

週末の土曜日、飛騨コスモス天文台で今年度最後の観望会がありました。代表だったYさんが居なくなって2回目の観望会です。お客さんの多くはYさんのFacebookを見て来てくれていたので、宣伝がうまく伝わっているか、お客さんが来てくれるか心配でした。


出発

暗くなる前に到着したかったので、夕方16時に娘のNatsuと自宅を出て岐阜方面に向かいます。天気は朝から快晴だったのですが、出発する頃には少し薄雲がかかっています。結局この天気は現場に到着してからも同じで、月も星も見えるけど、うっすら全面に雲がかかっていて、もやがかかって見えるというような状態でした。とりあえず、作ったドームの合鍵が使えるかどうか確認して、ドームの電源を入れます。月を導入して同期までとったら、最低限の準備は完了。やはり望遠鏡で覗いても月はかなり霞んでいます。


愛知から7人も

天気がイマイチで、しかも少し寝不足で眠かったので、到着してから車の中で少し仮眠。早めに出た意義はこれで吹っ飛びました。 20分くらいは眠れたでしょうか、Natsuが「誰か来たよ!」と起こしてくれました。もうかなり暗い中、外に出て話してみると、以前来てくれたことがある愛知からの人たちでした。以前息子のSukeが遊んでもらって、きょうはSukeが部活の試合できていないことを伝えると少し残念そうにしてくれました。今回の人数はなんと7人。20代から40歳前までのグループで、同じ会社のキャンプ部だそうです。どうやって今日のかんぼうかいをしったかたずねると、以前ねんかんのにっていをもらっていたとのことです。来る前にYさんに連絡を取ろうとしたら繋がらなくて、このブログでYさんが亡くなったことを知ったとのことです。こうやってきてくれることは本当に嬉しいです。でも連絡方法をきちんと考えておかないと、来年度からなかなか集まってもらえないかもしれません。これは課題の一つです。


ドームで月と土星

さて、せっかくきてくれたのでドームに案内し、月と土星を見てもらいます。土星を見たことがない人も多かったみたいで、争うように見ていて皆さんそれぞれ感想を言い合っていました。問題は、アイピースがあまりないので、焦点距離3000mmの鏡筒に対して最初40mmのを使い120倍程度で見ましたが、やはりまだ小さいです。それでもこれはまだマシで、手持ちの8-24mmの可変のアイピースに変えたのですが、雲が厚くて暗いので倍率を上げると暗くて見えなくなってしまいます。今回は諦めましたが、次回は少し手持ちのアイピースをいくつか持っていこうと思います。


電視観望で夏の星雲

さて、次は電視観望です。夏の大三角の辺りだけ雲が薄かったので、定番のM57とM27を入れました。星雲はメンバー全員初めてだったみたいで、薄雲越しのコントラストがあまり良くない状況でしたが、皆さん色が付いている天体を不思議そうに見ていました。


アルビレオの色

このころでしょうか、メンバーのSDさんとSTさんが到着。いつのまにか、他の子連れのお客さんたち何人かも参加していました。星座の説明を少ししていたら、アルビレオあたりの雲がなくなっていたので、そうだ!アルビレオを見ようということになりました。アルビレオは電視観望では全く魅力がないので、ドームの望遠鏡での眼視です。Natsuに言ってドームで導入しておいてと頼んだのですが、10分程して「導入できん。」とギブアップ宣言。私も移動してみたら、PCとの接続が切れていました。ケーブル周りを歩くと接触不良で切断されてしまうようです。その頃には常連のS君も到着。接続し直して、アイピースも私の少し高倍率のものに入れ替えて、アルビレオを導入します。ここで何色に見えたかの議論が始まります。金と銀、青とオレンジ、サファイヤとトパーズなどいろいろ出ますが、やはりアルビレオは何回見ても綺麗です。


みんなでアンドロメダ銀河探し

雲が多くなってきたので、再び外に出るとアンドロメダ方向が少し晴れてきています。電視観望でM31アンドロメダ銀河を見ながら、星座ビノと双眼鏡を使ってM31探しです。それでも雲があってかなり見つけるのは困難。多分きちんと見えた人は子供づれのお母さんと前回もきくれたFさんだけではないでしょうか。

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星座ビノでウォー!

それよりも、薄雲だったので星座ビノが大活躍。普段快晴なら目で見るだけでものすごい星が見えるのですが、この日はあいにくの薄曇り。でもこんな日ほど星座ビノの威力が発揮できます。7台持ってきていたので、各所から「ウォー」とか、「すごい見える」という声があがってきます。特に愛知から来た人は普段星があまり見えないので、なぜ星が見えるかを説明したら興味津々。名古屋の方でも使えますよと伝えておきました。

また来年

そんなこんなで、子連れの方が帰り、愛知から来たキャンプ部の7人組は今日はすぐ近くでキャンプだそうです。実は夕食もすでに作ってあって、温め直すだけだとか。楽しそうでいいなあ。

だんだん曇ってきて、21時過ぎには片付け始めます。来年度どうするか、SDさんが日程を決めてくれるとのことなので、とりあえずはあまり無理をせず出来る範囲でその日程で観望会を一年続けてみましょうということになりました。あ、念願のスタッフパーカーをNatsuの分も合わせていただきました。やっと晴れて正式なスタッフということになります。S君はなんと自転車で帰宅。ほとんど下り坂なので楽なはずですが、夜の国道なので車がかなりのスピードで走っています。気をつけてとみんなで送り出しました。我々もそのまま帰宅。帰りにお腹が空いていたのでガストでチーズインハンバーグを食べて、23時前に自宅に到着。

11月で寒くなり始めているのですが、今回もお客さんが来てくれました。でもやはり今回きてくれた方にも観望会の日程をどう伝えるかとか、来年の宣伝手段はきちんと考える必要がありそうです。無事に今年度の観望会も終了し、しばらくは雪のためにお休みになります。来年5月再開予定なので「よいお年を」と少し早い挨拶をして、この日は解散となりました。Yさんの育ててくれたこの環境をうまく続けていけたらと思います。


私にとっては「星と自然のフェスタ」で一番のメインとなる、電視観望の講演と実演についてです。講演に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。講演では立ち見もたくさんいて、夜の実演と合わせて大盛況で、大成功だったと思います。今回の記事は、発表する側の立場でどんな思いで講演や実演に臨んだのかという内容になります。


講演前

実はこの日は朝からメイン会場を回っていてもなかなか落ち着かなくて、一番楽しみなはずの特価品あさりも思ったより進みません。フリーマーケットで何も買わなかったと前回の記事で書きましたが、理由の一つが講演のことが結構頭から離れなくて、じっくり見ることができなかったというのがあります。でも、そんなことを吹っ飛ばすくらい今回の講演は充実していて価値があったのかなと思っています。

本当はタカハシの講演を聞きたかったのですが、その頃が準備で一番テンパってて、泣く泣くあきらめました。次の野鳥の話の時にはだいたい準備も終わり、スコープテックさんの講演を聞くことができるくらいになりました。座席について話を聞きながら自分の講演の最終調整をしようとPCを取り出したら、なんと予備のPC!やはり焦っていたんでしょうか、いつすり替わったのかは定かではないですが、当然講演ファイルは(古いバージョンしか)入っていません。再び部屋までPCを取りに。そんなこんなで、スコープテックさんの公演スタートに少し遅れてしまいました。ちょうど部屋に入る時に、原村でお会いしたマリーチさんが入りにくそうにしているので「気にすることないですよ」と言って、一緒に講演部屋に入りました。


スコープテックの講演にて

スコープテックさんのお話は、フリーストップの片持ち経緯台ZEROの開発についての話で、是非とも聞いておきたい講演でした。実際ものすごく面白かったです。新製品の開発がいかに大変だということがよくわかります。まず理想があって、限られた予算の中でできるだけのことを詰め込んで、試作をして、量産品を作って、マニュアルなども整備する。なかなか一筋縄ではいかないことは容易に想像できます。ユーザーのためを考えて、かなり思いを込めて作った商品だということが十分に伝わってきました。コンパクトに折りたためて、かつ揺れないというのは非常に魅力的です。

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特に、振動の減衰の様子をビデオで見せていたのですが、片持ちなのに相当早く揺れが収まります。これなら見ていても不満は感じないと思います。将来的にはエンコーダーなどを取り付けることができるように、各所にネジ穴などを空けてあるそうです。息の長い製品になりそうで、経緯台の決定版になるかもしれません。

後から実際にZEROを会場で改めて見たのですが、振動特性は申し分なく、三脚を揺すった時の振動とほぼ同等レベルの印象で、とてもバランスよく作り込んでいると思います。かなり頑丈に設計してあるようで、共振周波数も高めで変な励起などはなさそうです。鏡筒を覗きながら視野を動かしたりしてみますが、ほとんど揺れが気になりません。

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間も無く量産に入るそうですが、こういった熱意のこもった製品を開発するメーカーには、絶対に生き残ってほしいと思います。


いよいよ電視観望の講演に

さて、スコープテックさんの講演の後はいよいよ我々の番です。開始時間は15時30分からなのですが、10分位前の時点でも既に下の写真くらいの人がいました。実際スコープテックさんの講演が終わった後もほとんど出て行く人がいなくて、さらに新たな人たちが入ってきたような状況で、立ち見の方もかなりいたようです。

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この人数を見るだけでも、電視観望についての関心がかなり高いことが実感できます。今回は電視観望について、KYOEIさんと合同で話すわけですが、二人で30分とそれほど長いわけではないなので、できるだけスムーズに話す必要があります。前半はKYOEIさん、後半は私です。

さて、時間になり早速KYOEIさんのお話が始まります。

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内容は電視観望とはどんなものかということから、「楽しい」をコンセプトに、観望会で電視観望がどのように使われるのか、実際の見え具合を交えてわかりやすく話してくれました。もちろんKYOEIさんはお店なので、どんな機材が良いかという紹介もしれくれます。初心者だと機材選びも大変なので、購入に際してもいろいろ相談に乗ってもらえるのかと思います。鏡筒はRASA、RedCat、カメラはASI294MCとRevolution Imager、制御とソフトはASIAirとSharpCapなど、入門からハイエンドまで幅広いラインナップを紹介していました。電視観望だけでなく、ついでに撮影までできるという紹介の仕方は私の視点にはなかったので、こういったアプローチ方法もあるんだと参考になりました。

メイン会場のKYOEIブースの前にはRASAとASI294MC Proの組み合わせで機材を見ることができ、夜にはRASAとASIAirで電視観望の実演もしていました。

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いよいよ自分の番です 

KYOEIさんの話はすごくわかりやすくて作例も多いのですが、すでに制限時間30分のうちの15分が過ぎていて、まだ終わりそうにありません。「あ、これはオーバーしそうだ」と思い、土壇場で自分のスライドの数を少し減らしました。結局ほぼ20分で前半が終了。残りの時間は約10分です。最終的に用意したスライドは16枚。時間は厳しかったですが、それでも前半で基本的な概念をわかりやすく説明してくれていたので、私は少し凝った話をすることができました。

タイトルは「なぜ小口径6cmの鏡筒で電視観望が成り立つのか?」です。いつも電視観望で使っているFS-60QをAZ-GTiに載せた機材も横に置いて話しました。丸ごと片手で持てるくらいコンパクトな機材です。

トークのはじめの方で、電視観望を実際にやっている、もしくは試したことがある方に手を挙げてもらったのですが、半分くらいは挙がったでしょうか。思ったより多い数です。星まつりで知り合った星仲間もたくさんきてくれていました。このブログを読んでくれている方や、Twitterでフォローしてくれている方もたくさんきてくれていたと思います。かなりの人が本気で電視観望に興味があるはずです。

小口径電視観望には必須のSharpCapのパラメータやコツに加え、「なぜ」小口径でも電視観望が成り立つのかという理由のところをできるだけ理解してもらえるように話を進めたつもりです。また、作例では昨晩の実演練習で見たオリオン座と馬頭星雲も早速見せて、小海の地での電視観望の実例を盛り上げるようにしてみました。

講演は10分という短い時間だったので、全部を読み上げるわけにはいかず、主要なところを説明するようにしましたが、言いたいことは十分伝わったのではないかと思います。講演が終わってからも、次の方の講演のギリギリの時間まで、かなりたくさんの方が質問で手を上げてくれました。KYOEIさんと私とで手分けしながら回答をしていましたが、質問される方や聞いている方の反応を見ていると、手応えとしては十分すぎるくらいあったのかと思います。

講演が終わって片付けをしてから外に出ても、何人もの方からさらに色々質問を受けたり、お話ししたりしました。ずっとブログを読んでくれているという方もいました。本当に嬉しい限りで、今回改めて講演やってよかったと、この時実感しました。


電視観望の実演

講演の最後の方で、この後暗くなってから会場のどこかで電視観望の実演もしますと宣伝しておきました。できるだけ操作とかを実際に見てもらって、わかりにくところなどを色々話しながら解決できたらと思ったわけです。この日は天気予報では夜から晴れるはずだったのですが、暗くなってからもなかなか雲が無くなりません。雲というか、まるで霧の中にいるような感じです。それでも19時すぎくらいからでしょうか、雲の隙間から少しづつ星が見えてきます。早速車から機材を運び、昨晩と同じような場所で電視観望のセッティングを始めました。準備の時から人が集まり始めていたのですが、空はなかなか晴れてくれません。とりあえず曇りの間に試しに見たM57が次の写真です。

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さすがに雲が結構ある中なので、どうしてもコントラストが悪くなってしまいます。この後また曇って見えなくなったり、少し見えたりを繰り返しているので、逆にその間に色々状況や手法を解説することができました。そのうち、空が完全に晴れてきたときのM57がこれです。

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やはりあからさまにコントラストが違います。このころにはかなりの人が集まってきていて、綺麗な画像が出てくると「オーッ」と声援が上がります。

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とにかくみんなでワイワイガヤガヤ、星雲を見ながらいろんな議論が始まります。技術的な話、コンセプト、昼間わかりにくかったところの解説とか、全然時間が足りません。

特にナイトビジョンのAさんの奥様から聞くことができた、初心者から見た電視観望の印象はとても参考になりました。マニアには常識的な星座の名前や星や星雲のことも、初心者にとっては未知のものです。観望会とかではそこに気を使う必要があるようです。例えば、惑星状星雲といっても多分何が何だかわからないので、見えている画面にテキストで名前を入れるとか、天体の解説をテキストで書いて画面に出しておくだけで、さらに興味を引くことができるはずです。そのうちに、別モニターで解説を出しておけばいいとか、いやそれだと明る過ぎて星が楽しめないとか、もう画面を見ながらいろんな話が飛び交うのです。「あー、こんなのが電視観望でやりたかったんだ!なんか幸せだなあと」と実は一人で感慨深くなっていました。

21時過ぎくらいでしょうか、雲が一面を覆ってきたので、私は一旦多機材を片付けました。でも片付け終って先ほどの場所に戻ったら、また少し星が見えてきています。Aさんのナイトビジョンも出ていて、まだまだこれから盛り上がりそうでした。もう一回出すかとも思ったのですが流石にかなり疲れてしまっていたので、とりあえずその場を後にし、温泉に行って少し休憩。露天風呂の中からかなり星が見えたので、風呂上がりにこの日はアイスを5本も食べて、再び先ほどの場所へ。

すぐに目に入ったのが、Aさんと友人で、最近このブログのコメントでやり取りをしているシベットさんが、Revolution Imagerのカメラを使ってSharpCapで電視観望をしているではないですか。アンドロメダ銀河を入れていて見ようとしていました。このカメラはアナログ出力なのですが、LiveStackの機能がカメラについているのが最大の特徴で、他にもカメラ自身に結構な画像処理の機能がついています。シベットさんと一緒にパラメータの絞り込みをしていったのですが、このカメラの画像処理機能が逆に悪さをしているところがあり、とりあえずカメラ側を出来るだけノーマルな出力にして、SharpCapに処理を任せることでかなりマシな像になりました。シベットさんも講演に来てくれて、その後いろいろ一緒にできたのもまた嬉しい経験でした。

次の日も忙しくなりそうなのと、運転のこともあるので、結局0時過ぎくらいに部屋に戻りました。かなり疲れたのですが、ものすごく充実した一日で、非常に心地よい疲れです。講演に続いてその晩に実演と、自分で考えていたことにかなり近いことができました。今回講演に来ていただいた方、実演を見ていただいた方が地元に帰って観望会などで電視観望を試してくれるなら、かなりの数の観望会で電視観望が披露される可能性があります。これは本当に嬉しいことです。

一方、nabeさんのTwitterのコメントでしたでしょうか、「あまり注目されなかった普通の望遠鏡」というような意見がありました。こういった状況はよくありません。私はアイピースでの眼視を否定する気は全くありません。あくまで電視観望も観望会などでの一手法として確立してくれればと思っているだけです。早く電視観望がごくごく一般の方法になって、アイピースでの観望も含めていろんな方法で宇宙を楽しむことができればと思っています。そして、天文人口の裾野が広がって、子供達が宇宙や科学に興味を持ってくれるきっかけになってほしいと心から願っています。


講演スライドについて

なお、今回の自分の分の講演内容については、スライド内容を別の記事で全部掲載したいと思っています。パッと見ただけだとわかりにくいこと、忘れてしまうことなどもあるかと思いますので、お役に立つのならと思っています。掲載まで今しばらくお待ちください。(2019年11月2日公開しました。)



昨日は懇親会がメインでした。今日はいよいよ本番、星まつりの初日にあたります。この日は電視観望の講演がある日ですが、今回の記事は講演までの前半の部分です。


念願のホテルでの朝食ビュッフェ

昨晩は午前1時半頃に星見も退散。朝起きて昨日のメンバーに聞いてみたら、結局3時頃まで見ていたとか。途中曇ったりもしたみたいですが、最後まで晴れていたそうです。朝食は去年行こうと思っていて、結局夜中に帰ってしまったために実現しなかった、ホテルの豪華ビュッフェです。ホテル宿泊だと朝食も付いてきます。朝からたくさん食べました。

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シャトレーゼのヨーグルトがありました。4種類のうち2つ食べましたが、食べ比べができます。美味しかったです。こんなのもシャトレーゼ系列の強みですね。


朝のメイン会場

その後、メイン会場に出てみるとまだ9時頃なのにすでにかなりの人がいます。ブースの準備や、もう開いているお店を見て回る人もいます。

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ブースは半分が天文関連で星好きの人のため、半分が雑貨やアクセサリーなどの一般の人向けのもののようです。でもきっちり分かれているわけではなくて、ギガオプトさんは恒例の青い大型の屈折を雑貨ブース側に出していて、とても目立っていました。一応朝10時からの販売ということでしたが、10時前に販売しているところもあり、私も空いている時間に少し買い物をしました。

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開会式

いよいよ開会式です。朝の「紅葉ウォーク」に行く人たちがたくさんいます。これより先に、朝の6時半からはバードウォッチングも開催されたとか。私は眠くて参加できませんでしたが、こんな風に星関連以外の行事やお店もあるので、星に夢中な旦那さんだけでなく、家族で奥様や子供達と来たとしても退屈しないようにいろいろ工夫されています。

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去年は、子供が楽しめるものが少ないとブログに書いたのですが、このブログを見てくれていた主催者の方が今年は子供でも楽しめるようにしたとおっしゃっていました。この星まつりはまだ3回目ですが、去年と比べてだけでもずいぶんいろいろなところが改善されていると思います。


出展ブース

会場を回っていると香川の天体望遠鏡のメンバーに会うことができました。なんでも昨年抽選会で当たった宿泊券を使って大人数で来たそうです。懐かしいメンバーにも会うことができました。向こうで子供がお世話になったTさんもきていて、今日はうちの子が来ていないというので、とても残念がってくれました。

今回はここのブースが一番インパクトがありました。PEANTAXの口径150mmの屈折です。日本で数本出ただけの貴重なモデルで、カタログにも載っていないものだったとのことです。客寄せだと言っていましたが、かなりの注目を浴びていました。ちなみに後ろに写っているのは、一見KAIZERかと思ったのですが、アストロ光学のR-73というモデルで、こちらも国内ではわずかに流通しただけの非常に貴重なモデルだそうです。

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RICHOのブースには、宇宙に飛んで行った特別仕様のTHETAと同型のモデルが置いてありました。実はこれ、昨晩の懇親会でその宇宙の映像をVRスコープで見せてくれたのです。ホントのホントに宇宙に行って撮影してきたもので、360度、上下も含めてぐるっと見渡せます。ベースとなったモデルは数年前とのことなのでTHETA Sなのかなと。筐体はもちろん、強い宇宙線から守るために基板も起こし直したそうです。

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シュミットさんのブースも面白いものがいっぱい並んでました。胎内星まつりで見せてもらったニュートン反射の中身が見える鏡筒に加え、マクストフカセグレン式の中身が見えるモデルも展示されていました。これは実際に望遠鏡として見ることもできて、ニュートンよりもマクカセの方がかなり良く見えました。

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他にも、SkyWatcher社のシンプルで安価な赤道儀がデモ製品として展示してあって、モーターなどもオプションで販売され取り付けることができるとのことです。シンプルながらも、かなり作り込んでいるところと、安価なので改造しがいのあるところが特徴で、みんなで集まってどうやって使い込むかの議論になりました。下の写真の手は熱心に説明する外山電子の方で、なぜかシュミットさんのブースで店番をしていました。AZ-GTiの固定方法にも似ているのですが、閉める時にもぶれずに止めることができる方法だと絶賛していました。

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他にも五藤光学さんの赤色の新型赤道儀MX-HDが二週間後に発送開始だとか。なぜか隣には青色の旧型MARK Xが置いてあって、新旧合わせてでかっこよかったです。

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でもなぜかMX-HDに青いウェイト、MARK-Xに赤いRedCatと、色を揃えたらもっとかっこいいのにと勝手ながら思ってしまいました。


食事など

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昨年食べた消防団が作っていた唐揚げがものすごく美味しかったのですが、今年は商工会議所の人たちが作っていました。去年の評判からか、新しくフライヤーを導入したとのことです。去年は3人で山分けしたのですが、今年は独り占めです。

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写真を撮り忘れてしまいましたが、今年もまた、ホテルで作っているカレーをいただきました。500円で安くてとても美味しいです。もう一品はきのこ汁。きのこはわざわざ撮ってきたものだそうです。これも美味しい。

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あと地元の方のブースでしょうか、プリンが80円で売られていて、これが激ウマ。全て手作りで無添加。昔母親が作ってくれたプリンと同じ味がします。多分卵と砂糖と牛乳だけで作るとこんな味になるんですね。結構早々と売り切れてしまったようです。

他にもフードエリアがあり、キッチンカーが何台か出ています。ラーメン、カレーにデザート系もあり、去年よりバリエーションが増えているので、食事で困ることはないと思います。

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フードエリアの手前にもアクセサリーなどのテントが並びます。

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今年、自分の中であまり盛り上がらなかったのがフリーマーケット。多少欲しいかなというのはありましたが、結局何も買わずじまい。最近機材を棚に整理したのですが、稼働率が悪い機材がかなりたくさんあることがわかりました。しかも今年は忙しいのと天気が悪いのでさらに稼働率の低下に拍車をかけています。これ以上あまり古い機材に手を出しても使えそうにないので、しばらく我慢です。でも、目はどうしても欲しがってしまいます。お腹いっぱいでも目が食べたがっているような感じでしょうか。

フリーマーケットで残念だったのが、昨年いらした星座ビノの販売の方に会えなかったこと。昨年の小海でCokin、その後ヤフオクでNIKONの2倍テレコンバーターを利用した星座ビノを手に入れたのですが、作者はどちらも同じ方でした。ずいぶん楽しませていただいたので、是非ともそのお礼を言いたかったです。顔を覚えていないのですがFacebookでは繋がっているので、いつか直接あってお礼が言えるのを楽しみにしています。

今回はとりあえずここまでです。
次の記事はいよいよ電視観望の講演についてです。


昨年に引き続き、長野県の小海町で開催れた、星と自然のフェスタに参加してきました。今回は金曜日の懇親会から参加です。 なんでかというと、なんと土曜日に電視観望で講演するので関係者として参加できたからです。


出発

心配だった台風21号が東の方にそれていったので台風の心配はなくなったのですが、なぜか金曜日は朝からずっと雨。しかも台風19号の影響が今だに残っていて、いくつかの道が通行止めという情報も入っていたので、少し早めに出発しました。大きな道の方が安全だと思い、昨年と同じ上越周りの高速道路で行きました。途中かなりの土砂降りで、タイヤが何度かスリップしたほど。無理をせず、安全運転で行きました。

長野に入った頃でしょうか、ラジオを聞いていると台風19号のこの地での被害の凄まじさを理解することができました。放送はいまだに台風当時の浸水の話とか、まだ家が元に戻らず大変だとか、ボランティアのお手伝いの話がほとんどです。しかもこの日もすごい雨。ちょうど走っていた千曲川もすごい勢いで水が流れています。地元の人が大変なのに、星まつりで浮かれていいのだろうかと少し後ろめたい気持ちになりました。後に会場で地元の人から「観光の街でもあるので、災害で人が来てくれない方が悲しい。無理をしてでも星まつりを開催して、元気になりたい。」というような話を聞いて、少し気が楽になりました。私の地元の富山はほとんど被害がなかったので、他の地にくると大変だったことを実感します。一刻も早い復帰を願います。


会場の様子

さて、夕方まだ明るいうちに会場に到着しました。会場はすでにテント張りが終わっていて、スタッフさんがちょうど帰ろうとしていたところです。少しだけお話をしました。雨の中の準備は大変だったと思います。

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びっくりしたのはテントの数。去年の倍くらいあるのではないでしょうか?そういえば事前のTwitterで、アクセサリーなどの一般のお店の情報がたくさん流れていました。これは明日からが楽しみです。

懇親会会場ものぞいてきました。2階の部屋で、講演会場と同じところみたいです。まだ準備中でしたが、立食かと思ったら、テーブルに座席もあり結構豪華そうです。

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小海リエックスホテルにチェックイン、そしていよいよ懇親会

早速ホテルにチェックイン。星まつりできちんとした宿に泊まるのは初めてかもしれません。一番最初の原村はペンションに泊まりましたが、それも星まつりの前日から当日にかけてのみです。なので今回の星まつりは、一人だけの少し贅沢なものになります。というのも、懇親会が金曜のためにさすがに子供達は学校があってついてこれないので、今回は一人参加だからです。土曜から妻が車に乗せてくる手もあるのですが、車が2台になるのも大変ですし、何より子供が「絶対星まつりに行きたい」とは言わなくなってしまったのです。下の子は部活、上の子は受験なのですが、ちょっと寂しいです。

チェックイン後、すぐに天リフ編集長とCANPのとき以来で再開。さらにすぐに何人かの知った方や初めての方も交えて、いろいろ天文話で盛り上がります。そんなこんなで、懇親会感情の準備ができたと案内があり、2階へ移動します。受付を済ませ、名札に自分で名前を書いて服に貼り付けます。でも、名前だけだとなかなか誰が誰だかわかりません。顔は知らないのに、ネットでは知り合いだったということもよくあります。会ったことがあるのに、夜なので顔がわからないという方もいます。今回の懇親会の参加者は、関係者が半分、一般の参加者が半分というところだということです。全部で100人近くいたと思います。私は胎内でお会いしたM87JETさんや、天リフ編集長、ユーシートレードの店長さん、五藤光学の方々などと同じテーブルに。いよいよ開会の挨拶、乾杯と続きます。

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その後、さっそく料理をとろうと列に並ぶと、どこからか「Samさーん」と私を呼ぶ声が。「nabeさん、nabeさん」というので振り向くと、謎のnabeさんにとやっと会うことができました。最近ブログを始めたnabeさんですが、面白い記事を連発しています。機材系の記事も多いのですごく詳しい人だろうということはブログからわかりますが、素性は謎の人でした。わかったのはものすごく若い人だということ。nabeさんとは今回いろいろ行動を共にすることになります。M87JETさんやLambdaさんもそうですが、最近面白い記事を書いてくれるブログが多くて、そういった人たちと直接顔を合わすことができる星まつりは魅力だと思います。

懇親会は関係者の方達、知り合いの方達と大いに盛り上がりました。新しく知り合うことができた方もいます。食事も美味しくてお腹イッッパイ。この小海リエックスホテルはシャトレーゼ系列で、デザートも美味しいのです。シャトレーゼの社長さんの挨拶もありました。うちは結構シャトレーゼ依存率が高くて、富山のシャトレーゼでいつもアイスとかケーキとか買っています。特に長野方面に出かける家族旅行の時は、シャトレーゼ工場での見学とアイス食べ放題が一大イベントになっています。


電視観望とナイトビジョンの見比べ会

懇親会は22時近くまで続いたでしょうか、天気もまだ悪かったのでその後温泉に向かいます。22時半頃、露天風呂で何人かの星仲間と話していると、どうも星が出てきているみたいです。これは!と思い、早速温泉を出て、去年食べ損ねた温泉のアイス食べ放題で2本ほどいただき、機材を取りに駐車場へ。23時頃だったのですが、空もすっかり晴れ渡っています。星見にいい場所を探しながら、ぐるっと会場近辺を一回り。結局メイン会場が誰もいなかったので、テントがある所に車ごと移動し電視観望の準備です。そうこうしているうちに、ナイトビジョンをやられているAさんがやってきてセットします。実はAさん、お会いしたのは初めてなのですが、奥様と来られていてホテルに到着した時に少し話しています。ナイトビジョンの方だと聞いてやっと繋がったのですが、懇親会の最中に「晴れたらナイトビジョンと電視観望を見比べしよう!」と盛り上がっていました。ナイトビジョンは原村で一度だけ拝見させてもらいましたが、その時はたくさんの人で、パックマン星雲を短時間見ただけでした。今回はナイトビジョン2台体制!でじっくり見させていただきました。

機材を準備していると、ちょこちょこと人が集まってきます。結局20人くらいはいたでしょうか。23時を過ぎていたので、夏の星座はもう沈みかかっていて、代わりにオリオン座が上ってきています。最初低空でコントラストが悪かったのですが、高度が上がってくるとかなり綺麗に見えるようになりました。それもそのはず、かなり透明度の良い日で、秋の天の川がかなりはっきりと見えています。

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馬頭星雲と燃える木です。QBPが入っていますが、なくても十分だったかも。3.2秒露光ですが、それでもかなり綺麗に見えています。

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M42です。

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特に、スコープテックのOさんなんかはM42を見て「ウォー!!」と叫んでいました。明日の電子観望の講演の後も、夜に実演をしようと思っていたので、ちょうどいい練習となりました。

一方ナイトビジョンもすごいです。同じM42の写真が撮れました。スマホを手で持ちながらの撮影なので少しぶれてしまっていますが、こんなのを本当にリアルタイムで見ることができます。

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もちろん色はついていないのですが、やはりその場で本当に動いて見えるというのはやはり迫力があります。電視観望ではまだ実現がなかなかできない部分です。

聞いてみると、意外にナイトビジョンの扱いはそれほど大変でもないということ。太陽の光など強い光を直接入れるとダメになってしまうとか聞いていたのですが、ちゃんとプロテクターのようなものもついていて安全だそうです。寿命も10万時間で感度半分とかなので、一日数時間使っても10年以上も平気で持つので問題ないだろうとのことでした。

途中から、スターベースのアルバイトのK君がなんとAlterの15cmの屈折をセットし始めました。大きなカバンに入れてきていて、その場で鏡筒をつないで組み立てていました。それを載せる経緯台が中国製のHerculesの赤バージョンで、いろいろ改良しているような話も聞けました。午前1時頃でしょうか、ちょうどその導入の頃に曇ってきてしまっていて、私はここで退散。でも片付けるときに駐車場に行ったらまた晴れていたので、彼らはまだ続けていたと思います。

まだ懇親会のための本番前夜祭のような日のはずなのに、すでにかなり盛り上がっています。明日の講演の準備を少しして、2時頃にはベッドに。ベッドで眠れる星まつりなんて、なんて幸せなのでしょう。


次の日に続きます。




10月5日、飛騨コスモス天文台での観望会がいつもの数河高原でありました。代表のYさんが亡くなってから、初の観望会になります。残ったメンバーで、少なくとも今年は今回と合わせて残り2回、なんとか意志を継いでやってみようということになりました。

とはいっても、出発地の富山はこの日も朝だけ晴れて、午後くらいからずっとドン曇り。星は見えなくても今後の打ち合わせくらいできればいいかと思い、夕方から出発です。今日は娘と二人だけなので、豪華に回転寿司。回転寿司といっても、富山の回転寿司は基本的にどこで食べても美味しいです。おなかいっぱい食べても二人なので大した値段にはなりません。早めの食事を終え、17時頃に店を出て再び出発。

でも神岡エリアに入ってもずっと曇りで、さすがにダメかと思っていたのですが、神岡町の中心を抜けたくらいから少しづつ青空が見え始めます。18時頃に現地に着いたら空一面ほとんど雲がありません。これはラッキーと、準備をしががてら少しだけ月と景色を撮影。でも、暗くなるにつれてまた雲が出てきてしまいました。 

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最初にKさんという方が到着。代表のYさんとは、天文台ができる以前に一緒に活動していて、天文台が出来てからも何度か観望会に参加していたとのことです。飛騨市の地元のローカル新聞での呼びかけを見てまた参加してくれたそうです。そうこうしているうちに星の会のメンバーも到着。いつものSDさんと、STさん、Mさん、Kさんです。

今日の目的は、Yさんが個人で運営していたドームがきちんと動くかどうかを、今一度確認すること。去年子供達がコーヒーをこぼしたPCが動くかとか、きちんとPCと赤道儀が接続できるかなどです。とりあえずPCはバッテリーの充電がされていませんでしたが、無事に起動し問題無さなさそう。ステラナビゲーターの動作に少し戸惑いましたが、接続も問題なく、無事に鏡筒も制御できました。最初クランプを緩めて月をマニュアルで導入。月を同期し、その後適当な天体を導入。でもなぜか明後日の方向に鏡筒が向いて行きます。月に導入するときちんと元の位置に戻ってきます。なんでかと思ったら、ステラナビゲーターの時刻が数ヶ月前の状態で止まってしまっています。確かに土星も木星も変な位置にあったわけがやっとわかりました。時刻をきちんと合わせて、再び月を同期したら、きちんと土星など他の星も導入することができました。多分この時刻を自動で更新しないというのはステラナビゲーターの仕様なのですかね。とにかく、我々だけでとりあえずドームを操作するということは、なんとかなりそうです。

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ドーム動作確認後は一旦外に出て、電視観望の準備をはじめました。すると小学校の先生という方と、いつものO一家が到着しました。O一家は子供だけが残って、高2のS君と、小4のYちゃんは早速うちの娘と一緒に、子供だけでドームでいろいろ身始めます。S君はドームの操作もよく知っているので頼りになります。

ドームの方では月や土星、木星などを見ます。アイピースの種類があまりなかったので、倍率を変えることができませんでした。もともと焦点距離が3000mmもある鏡筒なので、その時あったアイピースの焦点距離が40mmと多少長くても、そこそこの倍率にはなって、惑星を見るのにもそれほど困ることはありません。

電視観望の方は、雲間を狙ってM57とM27、北アメリカ星雲、天頂が曇ると月などです。

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途中少し空が開けた時に、天の川のを撮影しました。今年はずっと天気が悪かったので、よく考えたらこれが今年初の天の川かもしれません。少し雲がかかっていますが、なんとか天の川も写っています。

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この日は天気もはっきりしなかったためか、お客さんも少なくまったりモードでした。そんな時間を利用してみんなで相談です。Yさんがいなくなった今、観望会をどうやって進めていくかとか、Yさんの旦那さんに聞いてみたら、このドームもぜひお使いくださいと言ってもらったなど、今後のことを少し話しました。今年は来月11月2日が最後のコスモス天文台での観望会になります。12月から春までは雪のために、ここにたどり着くことも困難になるため、観望会を開催することはできません。来年はいつから始めるか、どんな日程にするかなど、まだまだ決めなければならないこともたくさんあります。それでもYさんが立ち上げて、せっかく根付いた地域の観望会の文化を、できる限り来年以降も続けていきたいと思います。

そんな話をしていたら、Yちゃんがハチに刺されたと大騒ぎに!

ドームの中の座布団のところにいたアシナガバチっぽい小ぶりのハチにさされたみたいです。すぐに水で洗って、毒を絞り出し、ヒスタミン系の薬があったので塗ります。お兄ちゃんのS君が親に電話して、15分くらいですぐにお母さんが来ました。聞いたらYちゃんハチに刺されたのがこれで3回目らしいです。アレルギーショックなども少し心配なので、アレルギーを抑える薬を飲んで、この日はおとなしく帰って行きました。特に痛そうにしていたわけでもないので大丈夫かと思いますが、ドームが暖かいのでハチの巣があるのかもしれません。

21時半くらいだったでしょうか、この頃には空もすっかり曇って、月もほとんど見えなくなっていました。来月、今年最後の観望会を頑張りましょうと、この日はこれで解散となりました。それにしても相変わらず飛騨コスモスだけはとても相性がよく、たとえ最初雨が降っていたとかでも、結局星が見えなかったことは一度もありません。今のところ100%の確率です。


毎度恒例の戦利品のコーナーです。今回の星をもとめは関西系のショップやグループのブースが多いので、ちょっと変わったものが色々ありました。その中で実際に購入したものが以下になります。


50年ものの双眼鏡: jason 7X35 11°

まずは前回の記事でも少し紹介した、50年前のレストア双眼鏡。

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メーカー名はJason。ネットで検索してみると、同年代のJasonというメーカーの双眼鏡が数例引っかかります。どうも板橋界隈で作られていたようです。今でも板橋は光学メーカーがたくさんあるとか。もしくはワラビ光器ではというような情報もあります。双眼鏡は全く詳しくないのですが、どの会社の名前も全然聞いたことがありません。おそらくブランド名として出てこない、一連の双眼鏡を作る会社群があるのかと想像できます。今、こういった会社群はどれくらい残っているのでしょうか?一応、Jasonという名前は今でも残っているようです。でもロゴとかは全然違うので、関係があるのかどうかわかりません。もしかしたら別メーカーなのかもしれません。

これ実際に覗いてみるととても見やすいです。まず、私的には目の幅がきちんと合うので全然疲れません。収差は昼間に電線などコントラストのあるところを見たのですが、ほとんど気になりません。7x50だと通常は実視界6.8度とかが典型みたいですが、それに比べてこの双眼鏡は11度と相当視野が広いです。実際に見てみると、こと座がちょうどすっぽり入るくらいでした。Stellariumでシミュレートしてみると、ほとんど合っているので、実際に11度くらい出ているのでしょう。レンズは時代的にはモノコートだと思いますが、綺麗に清掃されていて、特に不具合はありません。本当に50年前のものかと思うくらい、よく見えます。

こうやって調べながら手がかりが出てきて、当時の状況に想いを馳せ、さらに実際に覗いてみるとどんどん愛着が湧いてきます。これで5000円なら格安です。


SkyMaster 15x70

もう一つ手に入れた双眼鏡は、Celestron製のSkyMasterの15x70です。KYOEIのジャンクでゲットしたものです。

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ジャンク品なのでレンズが汚れているなどの問題はありますが、きちんと清掃すれば特に問題なく使えます。倍率が15倍と高いのと、物理的に多少大きいので、手で持ちながら星を見るとどうしても震えてしまいます。三脚に取り付けるアダプターもついているので、三脚に取り付けて使うのが正しいのかと思います。

でも、これだけの口径のものが定価ベースでさえも相当安価で、しかも今回はジャンク価格です。多少の不満には全然目をつぶります。自宅にある中では最大口径の双眼鏡になります。

ただ、先の双眼鏡の扱いやすさに慣れてしまうと、たとえ高倍率というのを差っ引いたとしても、どうしても魅力が薄れてしまうのが残念なところか。今回は相手が悪かったです。これだけ手に入れてたら大喜びだったかもしれません。


フィルターホイール

こちらもKYOEIのジャンクコーナーで手に入れました。SBIG製のフィルターホイールFW5-8300というものです。

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調べてみるとST-8300というCCDカメラ専用のものです。定価を見てびっくり。154000円だったそうです。メーカー製造は中止と書いてましたが、一部ページではまだ販売しているようです。

シリアル接続はUSBに変換してやればなんとかなりそうです。ASCOMドライバーとかで動くのかどうか?使えたらラッキーくらいで手に入れたはいいけど、手に負えないかも。まあ、気長に試してみます。


その他、および頂き物など

あとは8mmの安いアイピースと、バーダーのHαフィルターです。ちなみに、この2点は争奪戦で手に入れたものではなく、最後まで売れ残っていたものでした。

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あれ、Hαフィルターこの間の胎内で買ったのでは?と思ったのですが、値段がその時の4分の1以下というあまりの安さなのでつい買ってしまいました。でも安いけど36mmで使いにくいんですよね。あ、そういえば今回買ったフィルターホイールが36mmに対応だったのに気づきました。他のナローバンドフィルターも36mmのジャンクをゆっくり探しますか。

最後は頂き物。YAMASHITAさんのいる関西天文同好会の会報誌です。昨年に引き続き、また今年もいただいてしまいました。コンスタントにこんな会報誌を発行できるとはすごいです。

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まとめ

今回は数的にも金額的にも大したことありません。合計1万何千円かなので、まあお小遣いの範囲内でしょう。最近ものが溢れているのですが、それでもやっぱりジャンク漁りはやめられません。

ああ、双眼鏡の数がどんどん増えていく...。


「星をもとめて」は昨年に引き続き、2度目の参加になります。ただし、大型台風の予報が...。心配です。


出発

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 9月22日、朝の8時頃に京都の南丹市に向けて出発です。今回は一人での参加。Sukeは部活でもともと行く気なし。Natsuは最後まで迷っていましたが、台風で星は見えなささうなので諦めたみたいです。受験生だからとかも言っていましたが、どうせ勉強なんかしないので全然関係ないと思います。(後で聞いたら、一応行かなかった甲斐はあったらしいのですが、どうもたいした時間はかけていないようです。)

富山から現場までは約4時間。特に渋滞などもなく、順調に高速を走らせます。ちょうど半分くらいいったところで立ち寄ったサービスエリアに、なんと世界で2番目に美味しいメロンパンが。ほかほかメロンパンと冷や冷やアイスのコントラストでうまうまです。隣にスターバックスもありましたが、スターバックスはいつでも行けると、迷うことなくメロンパンでした。

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富山側から行く場合は、北陸道から舞鶴若狭自動車道にはいり、舞鶴を超えたくらいの綾部ジャンクションで京都縦貫自動車道にはいり、最後は園部インターで高速を降りるのが便利です。京都縦貫自動車道は新しい道で、古いカーナビには情報が入っていないことがあるので、注意が必要です。私は事前にiPhoneのGoogle Mapで経路を調べておきました。

園部インターを降りたあと、途中のスーパーにあるマックで昼食です。高速を降りた後は、街らしいのはここしかないので、何か買ったり食べたりするのはこれで最後です。コンビニもここを過ぎるともうありません。

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星もと会場到着

現場の「るり渓」についたのは12時45分くらいでしょうか。13時からの開会式にはなんとか間に合いました。それでもさすがに台風が近づいている情報からか、会場にいる人数はそれほど多くなかったです。心なしか、去年たくさんいた学生スタッフの数も少ない気が。これは後で聞いたのですが、やはり今年は数が少なかったようです。それでも学生だけで15人くらいいたでしょうか。この手の星まつりとしては、依然学生スタッフの率が高いのが特徴です。

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現場に着いて早々ショップブースを回るのですが、欲しいものだらけで全く予算がついていきません。特に星見屋さんはカメラとかフォーカサーとか、いくつか特価の品を出していたのですが、「手持ちの現金じゃ足りない」と言うと、すかさず「カードもOKですよ」とのこと。かなり惹かれましたが、ここはグッとガマンです。でも狙っていたASI120MMは、ちょっと迷っている間に早速売れてしまっていました。

KYOEIブース前にはRASA8の恒例の電視観望セットが。他にも赤猫さんとかがいくつか出ていますが、最近赤色ブームなんですかね。

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夕方、親子連れがRASAを操作させてもらってました。
この子も将来天文ファンになるのでしょうか?

赤猫ととともに、見慣れない赤い赤道儀がと思ったら、なんと手作り。

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大阪アストログラフィー迷人会のメンバーの中の機械屋さんの方の作で、ハーモニクスドライブだそうです。三脚まで手作り。今の値段はハーモニクスドライブが支配的で、特許が切れるともっと安くなるのではとのことでした。ここら辺の話は胎内で聞いたTさんの話と一致します。エンジンはほんまかさんのSS-oneとのことです。自分で赤道儀まで作ってしまうなんてすごいです。

そうこうしていると開会式が始まります。開会式は人はまだ少なかったものの、ブラバンの演奏などがあり、そこそこ盛り上がっていました。

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開会式の最中にも、いろんな人との会話が。大阪アストログラフィー迷人会のブースでは、こたろうさんはじめメンバーの方々とあいさつしました。こたろうさんとは、最近機材系のブログを立ち上げたnabeさんの赤道儀について話しました。やはりこたろうさんと私の意見は一致で、隙間が大きい個体なのではという結論でした。それよりもnabeさんのことを知っている人が誰もいなくて、どんな人だろうと話題になっていました。

迷人会のメンバーのみなさん、このほしぞloveログを読んでいてくれているようで、すぐに認識してくれてとてもありがたいです。たぶん今回の星まつりは、台風の予測の中くるような人たちなので、一般の人よりもマニアの方の率が高いのかと思います。ここ以外でも、「ほしぞloveログ」のSamですというと、ほとんどの方が認識してくれたので、とても楽でした。

迷人会ブースにはひっそりとあのザリガニさんの姿が。流石にこの日は装着してませんでしたが、ご本人にもお会いすることができました。少しお話しすると、原村でも私のことを認識していてくれてたとのことです。原村での講演のこととか少し聞くことができました。

迷人会はみんな楽しそうな方ばかりで、合宿とかでは真面目に画像処理とかやっているそうです。羨ましい限りです。

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会場では他にもいろんな方と会うことができました。特に、原村でFS-60用のバーティノフマスクをいただいたkaienさんは、この日いろいろ一緒に回りました。昨年この場所で初めてお会いしたラッキーイメージングで有名なYAMASHITAさんともまたお会いすることができました。

そうこうしているうちに、あぷらなーとさんが到着しました。あぷらなーとさんは、実はこういった星まつりが初めてということで、会ってみたいという方が大勢いて大人気でした。なぜか駐車場ではあぷらなーとさんと隣同士になってしまい、結局夜は一緒に観望会をする羽目になってしまうのでした。

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会場を回っていると、50年前の双眼鏡をレストアしたというブースがありました。全部分解して、掃除して、コバを色ぬりして、さらに光軸調整と、かなりの手間をかけているようです。この時代のものは今のものよりかなりしっかり作っているとのことです。コストをしっかりかけて作っているので、プリズムも十分な大きさがあり、7倍x50mmでなんと視野11度が実現されているとのことです。もう即買いです。

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その際、いろいろ話を聞くことができました。私が買ったものはJASONというメーカー名でしたが、メーカー名はブランド名みたいなもので、あまり意味がないとのことです。この時代は250くらいの双眼鏡メーカーが下町にあったそうで、もう今ではほとんど残っていないとのことです。

実は上に書いたこと以外に、この双眼鏡を気に入った理由が一つありました。私は目幅がかなり広いので、普通に売っている双眼鏡だとどれも合わないのです。この双眼鏡は調整幅に全然余裕があり、普通に合わせることができました。7倍という低倍率で、とても見やすそうです。レストアの具合もよくて、今でも十分に使うことができそうで、とてもじゃないですが、50年前のものとは思えません。これだけでも来た甲斐があるほど、とてもいい買い物ができました。

もう一つ、面白いものがありました。超ヘビー級の経緯台です。ヘビー級といっても、重いものを載せることができる経緯台という意味で、本体自身は信じられないくらいコンパクトです。

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写真だとわかりにくいかもしれませんが、ついているのはC14です。C8でも、C11でもなくC14ですよ。20kgがこんな小さい経緯台で支えられるのです。ウェイトついていますが、なくても大丈夫とのことでした。しかも、分解してその秘密を惜しげも無く見せてくれました。テーバーがキーということで、「公開して大丈夫なのか?」と聞いたら、精度の点で真似できないそうです。

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微動はついていなくても、フリーストップとガタの少なさから、普通の微動よりも簡単に思ったところに持っていけるとショップの方は言っていました。


イベントなど

星もとのもう一つの名物は、大阪KYOEIさんのジャンク品でしょうか。すごい争奪戦になりますが、それでも胎内とか原村よりは人が少ないので、なんとかものにはありつけます。値段ごとに時間をおいて箱に入って品物が運ばれてきます。カバーをかけてあって、カウントダウンで0になると一斉に手が伸びます。

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でもなんででしょうか?どこかの星まつりでもいつも見る人ばかりの気がします。こんな台風の日なので、あまり集まらないかと思っていたのですが、考えていることはみんな同じようで、こんな時こそあえて参加する人たちばかりです。私は3000円と1000円と、300円の会に参戦しました。とりあえずなんだかわからないけど、掴んで欲しかったら買う、ほしくなかったら戻すとかで、じっくり選ぶ余裕なんかは当然ありません。でも、思ったより良いものを手に入れることができました。戦利品のところで紹介します。

今回は台風が接近しているとのことで、販売をかなり前倒しして進めている感がありました。多分雨が降ると販売もままならないのかと思います。途中一度、雨が結構降ったのですが、傘が必要なくらい降ったのはこの一回きり。時間も10分くらいでしょうか。あとは曇りか、せいぜい小雨だったので、一度しまった機材も再び外に出すブースがほとんどでした。夕方になってくると、結構な人が集まってきました。ただし、残念ながら観望エリアには望遠鏡は全く出てません。

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オークションは5点ほどと品数は多くありませんでしたが、面白かったのはKENKOのアクロマート共闘です。宣伝文句で「最近アクロマートにクローズアップレンズをつけるのを試している人がいる」とか言っていたのですが、落札したのがその本人のあぷらなーとさんだったという、笑うに笑えない結果に。でもあぷらなーとさん本人は「誘惑に勝てなかった」とケロッとおっしゃっていました(笑)。

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一番右の大きな箱はあぷらなーとさんの元へ。

夕方、迷人会のところで、最近すごい写真を量産しているタカsiさんに会うことができました。小さいお子さんを連れているまだ若い方です。初めて話すことができたと思っていたら、実は去年の星もとで観望エリアの電視観望に来てくれていたとか。Twin RASAとか、もうすごいです。私ももう少し撮影の方頑張らないとと思いました。会場ではあまり長く話せなかったのが残念でしたが、後からTwitterで挨拶までしていただいて、とても丁寧な方だとの印象を受けました。

18時30分からは講演会です。kaienさんとあぷらなーとさんと一緒に聞きました。タイトルは「意外と知らない星座の話」。講師は阪大の天文部の女の子。実はこの子、昨年の星もとで光害のレポートを発表していて、うちの娘のNatsuが同じような自由研究のテーマだったので、ずっと話をさせてもらったという経緯があります。話しかけると覚えていてくれました。星座も神話も大好きみたいで、このままずっと星を続けていってほしい逸材だと思います。

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内容も面白くて、話もとてもうまく、普段あまり話題に上らない星座を扱うとか、着眼点もバッチリです。講演後、質問させてもらって、丁寧に答えてくれました。

もう一つの話も面白くて、こちらは物理の研究を発表しているような形でした。それでもとてもわかりやすくまとめていて、地表に特徴的なパターンや模様ができるわけを、丁寧に説明してくれていました。


レストランで夕食

講演会が終わってから、あぷらなーとさんと、原村でご一緒した愛知のいのさんと一緒に食事へ。併設のレストランがあるので、ずいぶん便利です。私は再び大きなどんぶりでのうどんに挑戦。器は大きかったですが、中身のうどんは普通の量なので、大盛りとかにできればそちらの方が良かったかもしれません。

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そのあと話していると、店員さんに勧められた残り4皿という豆腐を、なぜか3人全員注文するはめに。でも、さすがにオススメ。とても美味しかったです。


夕食後の会場でM27が! 

夕食後、まだメイン会場に誰かいるのかと行ってみました。さすがに天気が悪く、お客さんも少なくなっていて、もういくつかのブースは片付けてしまっています。そんな中、KYOEIブース前に何人かの人がRASA電視観望の説明を聞いていました。すこし晴れ間が見えそうなので、「なんか見えるかもしれませんよ」と声をかけると、早速RASAで導入。ほんの一瞬の間でしょうか、ASIAirを使った電視観望でM27を入れることができ、その場にいたみんなは大興奮。

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なんでも北アメリカをみようと1時間粘ったそうで、もう諦めていたとか。結構大満足で、大盛り上がりでした。


結局観望エリアにて

それでももう何も見えなくなってきて、KYOEIさんの後片付けが始まってしまいました。そんな時に、誰かが「あぷらなーとさんのクローズアップレンズを見たかった」と呟いたので、じゃあなんか見てみようと、そこにいた人たちと観望エリアに移動!

メンバーはたまたまKYOEIブースで説明を聞いていた地元京都からのお客さん夫婦二人と、ちょうど落ち合った富山のY君とGuttiさん、あぷらなーとさんといのさん、kaienさんくらいでしょうか。

観望エリアはガラーンとしていて、車の数も数えることができるくらい。なんか出しているのはあぷらなーとさんと私のところだけです。途中、何人他の方も訪れて、本当にここの一角だけ結構な賑わいでした。

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あぷらなーとさんのクローズアップレンズの見比べはかなり面白くて、No.4がいいだとか、No.3はダメだとか、実際に見比べることができます。なんでも眼視と、撮影でまたシャープさも違ってくるとか。あと、うまくナローバンドフィルターを入れると途端にシャープになるとかも面白いです。

私の方は電視観望で、M27が本当に一瞬雲越しに淡く一度だけ出たのが一つと、唯一少しだけ開けていた方向の二重星団が綺麗に入りました。

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これが限界でしたが、今回はさすがに台風ということで、何か見えただけでもよしというところでしょうか。途中、13mmの広角レンズをつけて星が出ているところを探したり、夜間でもまるで昼間のように景色が見えるのをデモしたのですが、kaienさんがかなり気に入ったみたいで、観望会で使いたいとのことでした。

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下の方に見えているのは木と車のトランクのドアです。

結局0時過ぎまでやってて、最後は雲が厚くなってきて風も強くなってきたので、ここら辺で解散。あぷらなーとさんと後片付けをして、少し早く片付いた私もちょっと迷って、台風も心配なのでその場で帰ることを決断しました。

お疲れ様

わずか半日ほどの滞在でしたが、超盛りだくさんの内容。皆さんとはお別れなのですが、この趣味を続ける限りまたそのうち会えるので、全然寂しくありません。夜中のドライブなので、仮眠をとりながらゆっくりと帰りました。途中風が強かったですが、無事に自宅までたどり着くことができました。

皆さんお疲れ様でした。こんな楽しい星まつりを開催してくれた実行委員の皆様、本当にありがとうございます。はーっ、今回もとても面白かったです。


このあと、戦利品のページに続きます。
 

20日くらい前に大型の天文機材の整理棚を設置したのですが、一瞬で全ての棚が埋まってしまいさらなる荷物置き場を必要としていました。先日、発注しておいた棚が到着し、休日の今日娘のNatsuにも手伝ったもらい組み立てました。

今回買った棚は前回よりかなり小さくて、幅887mm、奥行き462mm、高さは変わらず2100mmです。前回が幅1512mmで奥行きが612mmなので、面積だけで言ったら半分以下になります。 今回は2回目ということで、手順もわかってたのでスムーズに行きました。しかも暑さも前回設置した時よりもだいぶん和らいでいるので、かなり楽でした。

出来上がった棚を写真のように2本目を前回の棚に向かい合わせで設置しました。

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左が新しい棚になります。上の2段には、あふれている天文雑誌を入れる予定です。ちなみに今の本棚はこんな感じ。

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丸々一本天文雑誌で埋まっています。ここに収まりきらない雑誌がまだ余っています。

2本目の棚を設置して、やっと三脚まで含めて収まりつつあります。といってもまだ車の中に常時載せているFS-60QとかAVXとかAZ-GTiとか、玄関に出ている普段使いのCGEM IIとかSCOPTECHとか、倉庫に入っている巨大木製三脚が2組などを入れることを考えると、全部片付けるにはもう少しスペースが欲しい気もします。

せっかく機材がまとまったいい機会なので、ちょっとだけ数えてみました。ジャンクとかまで合わせると確認できただけで鏡筒23本、赤道儀多分7台、経緯台8台くらいと、もうドロドロのドロ沼状態です。数は多くても入門機が多く、高級機の数が少ないのがせめてもの救いです。今まで天文っ子に手渡す以外はほとんど手放してこなかったので、そろそろ売ることも考える時期なのかもしれません。


あ、星とは全然関係ないのですが、前回の棚の記事の写真にもちらっと写っていたうちの金魚の水槽の藻が、なぜか突然きれいになりました。以前は完全に水が深緑色で、その後確かに掃除をして水換えをしました。でも水を半分くらい替えただけなので、薄緑色になったくらいだったのですが、ある時を境にわずか1日くらいで水が完全に透明になったのです。

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写真を取り逃がすくらい、本当に一瞬でした。こんなことは初めてです。ネットで調べてもあまり理由はわかりませんでした。藻を抑制する薬とかを入れたわけでも、特に何かしたわけでもありません。唯一考えられることは、近くのお寺に流れている用水の水を汲んできたことくらいでしょうか。どなたか理由がわかる方いらっしゃいますでしょうか?


 

この記事を書くかどうか、書いても公開するかどうか迷っていたのですが、やはり星関係であったことを書き留めておくという当初の大原則に従って、書き記しておくことにします。

2019年8月23日の夜、まだ仕事中だったのですが、飛騨コスモス星の会のSさんから珍しく携帯のメッセージが。なんと代表のYさんが亡くなったと。詳しくはFacebookを見て下さいとのことで、すぐにページを開くと、ご家族からの投稿でその日の朝に息を引き取ったと書いてありました。3年前からガンだったとのことで、そのページにはたくさんの星仲間からの残念がる声であふれていました。

私もものすごいショックで、Yさんにずっとお世話になってきた子供たちにもすぐに伝えました。子供たちも最初なんのことかわからなかったようで、相当驚いたようです。私にとっては、初めての星仲間との別れになります。Yさんは私よりもかなり年上の方なので、友人と気軽に言っていいのかどうかわかりませんが、同じ趣味で時間を過ごし、いろんな話をし、互いに尊重しあった仲間がいなくなるということがこんなに悲しいことなのか、このときまで全く想像できていませんでした。しかもそれがかなり身近なYさんだなんて。

Yさんと最初に出会ったのは、3年前の夏のある宇宙関連の講演会でした。講演会の対象は高校生くらいなのですが、その親とかいうわけでなく、 純粋に宇宙に興味があるのできたとのこと。同じ星好きということが分かるや否や、年齢の差を超えて早速意気投合し、その後すぐにYさんが主催する観望会に子供二人を連れて参加しました。いろいろ聞いてみると、Yさん個人で運営する天文台とのことで、飛騨コスモス星の会というグループで、雪のない春から秋にかけて毎月観望会を開いているとのことでした。女性で、個人で天文台を管理していて、しかも毎月観望会なんて、ものすごくパワフルな人だなと当時しきりに感心したのを覚えています。Yさんは子供たちが大好きで、毎回参加する常連の子もいて、うちの子のいい友達になってくれました。私も彼女の考え方に大いに賛同し、できるだけ観望会に参加しようと思い、毎回子供達を連れて行きました。いまだに、私よりもむしろ子供達が毎回いきたいとせがみます。私が忙しい時は、子供が妻に頼んで観望会に連れて行ってもらったりもしていました。

そこら辺の話は、過去にこのブログでも何度も記事にしています。今パッと数えただけで9回観望会に参加しています。子供達だけの時もあったので、実際には10回以上でしょう。最初の会を見ると、まだ電視観望を始めた直後で、家族以外で初めてYさんに見てもらったと書いています。今から考えると、まだまだ技術的にも開発途中で、あまりうまく見えなかった覚えがあるのですが、それ以降も観望会のたびに電視観望を披露して、Yさんもいつも興味深く見てくれていました。「いつか私も」とおっしゃっていたのを覚えています。

飛騨コスモス天文台では、観望会だけでなく撮影もしました。ここはすごく環境の良い場所で、ここで撮影したアンドロメダ銀河とすばるは、私の中では初期の頃の傑作で、なかなかこれを超えるのは難しいです。ある時の観望会で、「ドームが開かなくなった」とYさんから聞いて、ドームの修理のお手伝いをさせてもらいました。ドームなんか夢のまた夢の私にとって、この修理は中の仕組みを理解するとてもいい機会でした。なんとかうまく直ってすごく感謝されたのですが、私にはこんなことくらいしかできないので、むしろいつもの恩返しにもなっていないくらいだと思っていました。

Yさんに最後に会えたのは、今年4月の最後、ゴールデンウィークに入った始めの観望会でした。実は今年の初めくらいに相談したいことがあると言われていて、観望会で会ったら話しましょうとか言っていたのですが、実際観望会が始まったら星を見るのが先で、結局重要なことはほとんど話すことができませんでした。

その後、5月終わりくらいだったでしょうか、一度電話でYさんと1時間以上話したことがあります。内容は「今のドームのことがこれからどうなるか心配だ」というような話でした。私も「協力できることはもちろん協力します」と答えました。光害が少なくて、トイレもあって、自宅からも1時間ちょっとの距離というこんな好条件の場所はなかなかないので、もっと活用できたらと思っていたのです。私の方は、少なくともその当時はこんなことになるなんて、本当に夢にも思っていなかったので、頑張って協力してやりましょうくらいに思っていたのですが、もしかしたらYさん自身は、この時すでに病気のことで飛騨コスモス天文台の将来を心配していたのかもしれません。

7月の観望会に参加した時には、調子が悪いとYさんは不参加でした。後で、このブログの記事を読んでくれたみたいで、メールとFacebookで感想が送られてきました。喜んでくれていたので、今思うと何よりだったのではと、後からですが思います。8月の観望会は、原村の方の帰りで参加できなかったのですが、雨にも関わらずYさんも参加していたと後から聞きました。それでも大変だったようで、座り込んでの観望会だったようです。私も無理をしてでも参加しておけばよかったと、後から悔やまれます。その観望会の報告を最後に、Facebookも更新がなく突然の訃報です。もう本当に悲しくて、悲しくて。

通夜の方は胎内の星まつりに行っていたため参加できませんでしたが、向こうで何人かの方とYさんについて話しました。次の日の告別式には息子のSukeと一緒に参加しました。「子供だから無理に行かなくていいよ」と言ったのですが、何度聞いても頑なに「行く」と言って譲りませんでした。受験生のNatsuはその日は模試があったので、前日の通夜に出たいとかなり強く妻に言っていたそうですが、結局子供だけの参加になるので行くことができなく、とても残念がっていました。

Yさんのご家族とは、以前行われた美術展の時にYさんのお母様とご姉妹に少し会っただけで、ほとんど面識はありません。Yさんのお孫さんにあたるのでしょうか、お花を添える時に小さな子が泣いていました。私も悲しくて涙が出てきました。告別式で飛騨コスモス星の会の何人かの方に会うことができ、少し事情を聞くことができました。星の会の中でも病気のことを知っていたのはごく一部で、ほとんどの方にとっては寝耳に水だったようです。

帰りの車の中で、Sukeに「コスモス寄ってく?」と聞くと、「うん」というので、帰り道、コスモス天文台に向かいました。

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小一時間ここにいたでしょうか。ぐるっと一回りした後、Sukeは静かに本を読んでいました。夏の澄んだ青い空がとても綺麗で、私はYさんと過ごした観望会のことをのんびりと思い出していました。

しばらくしてSukeに「帰る?」と聞くと、「うん」というので、帰路につきました。帰りは努めて明るく振舞いましたが、Yさんの声をもう聞くとはできないのかと思うと、時折ふっと寂しくなります。


9月1日に飛騨コスモス天文台で観望会がありますが、天気があまり良さそうではありません。星の会の人たちが集まると思うので、顔を出そうと思っています。

9月7日には「癒しの夕べ」と題して、二胡と星のコラボが古川町の円光寺にてあります。Yさんが以前から呼びかけていた集まりです。Yさんゆかりの方が集まると思います。私も星の会の方達や、できればご家族の方たちともYさんの思い出話ができれば思います。


星まつり恒例の戦利品コーナーです。

原村星まつり前はVISAC、胎内星まつり前は(まだ記事にしてませんが)2本目のPSTと、なぜか星まつり前に散在しているので、今回は大したものはありません。

まずはBLACK PANDAさんでガイド鏡です。これまでガイド鏡はCマウントのノーブランドの50mmのレンズをASIカメラに付けていました。周りが歪むとかはあまり気にしないのですが、DSOなどの撮影で長焦点になっていくと、レンズの50mmという短い焦点距離でガイドの性能が制限されることがあります。今回のものはカーボン製でコンパクトで軽くて128mm、F4と良さげで、値段も星まつり価格。即買いでした。

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次は小物ですが、値段的には一番高いです。これまで持っていなかったHαフィルターです。国際光器さんで、バーダー製の物を特価で手に入れました。前回の原村であえて買わなかったのですが、今回の胎内では負けてしまいました。同じバーダーの3.5nmのフィルターの話も聞けたのがよかったです。3.5nmはちょっと特殊用途で使うことを考えています。どう使うかはまだ秘密です。

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あとはケンコートキナーさんで格安双眼鏡。7倍という低倍率がポイントです。星まつりらしくなく、きちんと箱に入っていて、キャップなども全て揃っていました。星まつりで双眼鏡を買うと安いのですが、キャップなどがついていないことがよくあります。キャップだけ見つけるのは結構大変で、双眼鏡本体の値段が安かったりするので、後から買ったキャップの方がずいぶん割高になってしまったりします。今回はきちんとキャップがついていることも確かめて買いました。

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同じくケンコートキナーで数百円の小物ばかり。去年買った1000個入りのレンズクリーナーの話を店員のお姉さんにしたら、今年は大量の布製のレンズワイパーを出してくれました。こちらも即買いです。

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今回三脚は一つに押さえました。カバンの中に入るものが欲しかったので、コンパクトで安価なものです。VANGURDのカーボンの特価品は最後まで迷いましたが、去年もVANGURDでアルミ製のよく似たやつを買ったので「ガマン、ガマン」と呟きながらあきらめました。

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今年はこんなもんです。シュミットさんでウェイトを買いたかったのですが、重いから後にしようと思っていたら、気づいたらもうお店が閉まっていました。車を駐めたところが遠かったので、ついつい躊躇してしまったのです。


最後は頂き物です。まずは外山電子さんから、超強力ブロワーと、今日強力ファンです。特にファンはシュミカセ用にぴったりです。2時間かかるレベルの平衡状態がわずか20分でできるくらいの能力だとか。

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次は、新潟天文研究会でWさんから特大の月のポスターです。すごい解像度です。ポスターもありがたかったですが、お話がとても参考になりました。もう50年以上天文を続けているそうで、流石に話に深みがあります。

さらにもう一つは、観望エリアで挨拶したたつさわさんから、胎内より少しいったところの村上と言うところの名物、鮭の酒浸しです。実際にお酒に浸ったものを勧められたのですが、その日に帰る予定だったのでお酒を飲むことができず、パックのまま頂いてしまいました。

どちらのグループも突然の訪問にもかかわらず、暖かく迎え入れてくれてものすごく嬉しかったです。お土産までいただいて、本当にありがとうございました。

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さて、今年の胎内星まつりも終わりです。夏が終わった気がします。今年の星まつり、残りは京都の星もと、小海の星フェス、福島のスターライトフェスの予定です。

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