ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: 場所

飛騨コスモスで撮った画像、やっと処理をする時間が取れました。2本のレンズ、PENTAX 6x7マウントの105mm f/2.4で撮影したものと、PENTAX 6x7マウントの200mm f/4で撮影した画像を処理してみます。


機材と撮影条件1

最初は105mmです。アトムレンズの性能を見い出せるかがポイントです。
  • カメラ: Canon EOS 6D HIKIR改造
  • レンズ: ASAHI PENTAX Super TAKUMAR/6x7 105mm f/2.4 (アトムレンズ)
  • 撮影条件: ISO1600、露光時間90秒 x 36枚、総露光時間54分
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • 撮影場所: 岐阜県飛騨市数河高原
  • 撮影日時: 2019年11月23日21時19分 - 22時14分
撮影範囲は北アメリカ星雲からサドル付近を含んだ範囲、かなり賑やかなところです。夏の星座なので、高度もある程度下がってきていて、山に沈むまでの時間で制限されました。


画像処理と結果

今回は結構綺麗に出ました。使ったソフトはPixInsiteとStarnet++、Photoshop CCです。前回Starnet++を使ってみてかなり楽だったので、今回も味をしめて星雲と恒星を分離してから、星雲をあぶり出しています。

masterLight_integration_DBE_DBE_DBE_CC_STR_SNP2_cut

色もわりと簡単に出ます。画像処理の過程で、黄変は全く気になりませんでした。周辺に少しコマは残りますが、拡大してみない限りはそこまで気にならないレベルです。そもそもf/2.4の開放での撮影なので、少し絞ればもっとマシになるのかもしれません。次回チャンスがあるときに試してみたいと思います。

結局アトムレンズのことは画像処理の間は全く気になりませんでした。特に悪いところも、特筆すべきところも意識できませんでした。周辺減光が少ないのは中判だからかと思います。センサーに放射線がノイズとして現れるというのがあぷらなーとさんから報告されていましたが、PIでホットピクセル処理をするのと、Integrationのときにminimumになるように重ねることで、ほとんど気になりませんでした。




機材と撮影条件2

さて後半ですが、ここからはもうただのおまけです。200mmは全然ダメでした。

撮影の時に目立った赤ハロがどうなるかがポイントです。
  • カメラ: Canon EOS 6D HIKIR改造
  • レンズ1: ASAHI PENTAX SMC TAKUMAR/6x7 200mm f/4
  • 撮影条件: ISO3200、露光時間90秒 x 47枚、総露光1時間10分30秒
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • 撮影場所: 岐阜県飛騨市数河高原
  • 撮影日時: 2019年11月23日23時50分 - 11月24日2時13分
こちらはエンゼルフィッシュ星雲です。少し焦点距離が長かったかもしれません。エンゼルフィッシュが大きくなりすぎて、全然エンゼルフィッシュになりませんでした。

そうそう、そういえばエンゼルフィッシュにするときに、カメラを90度回転させたくなりました。今回はカメラを赤道儀に固定していたのでここで苦労しました。赤道儀にはアリガタからアルカスイスクランプに変換する自分で組み合わせたアダプターを取り付けて、そこにカメラを取り付けています。カメラの底面につけたアルカスイルプレートで固定するので、普通に水平におく場合には何の問題もないのですが、90度傾けようとするとプレートが側面についていないのでどうしようかと迷いました。今回は自由雲台を取り付けてカメラを倒すように取り付けて90度回転させましたが、200mmレンズが重すぎて自由雲台のボールが耐えられずズルズルとずれていきます。これは冴えないので何か解決策が必要です。(2019/12/21追記: L字アルカスイスクランプで解決しました。)


画像処理

いやあ、このレンズは星撮りにはダメでした。赤ハロの処理がこんなに大変だとは。

まずはごく普通の処理でやりましたが、全く歯が立ちません。背景はざらざら、色は出ない。

こうなったら持っている技術を注ぎ込みます。例えばPixInsightt上でRGB分解してRのみ星像を小さくしてみます。それでも残る赤いシミをいかに誤魔化すかにすごい手間がかかりました。75mmでの自宅撮影ではあんなに簡単に色が出たのに、はるかに光害の少ない場所での撮影で全然色が出ません。

時間ばかりかかる割に、全然仕上がりまで辿り着きません。四隅のコマ収差も酷いですがもうそれどころではないです。もう諦めてここら辺にします。撮影する時間も、処理する時間も結構かけたのですが、こんな仕上がりなら載せない方がいいかもしれません。

このレンズはお蔵入りです。

masterLight_integration_DBE_DBE_DBE_CC_RGB_STR_SNP_PS_cut
疲れました...。限界です。


まとめ

PENTAXのレンズ3種を画像処理まで試したことになります。

まずはさすが中判、3本とも周辺減光がほとんど気になりません。今回フラットは撮っていないですが、PixInsightのDBEを軽く適用するくらいでした。周辺の補正はほとんど無いレベルでした。

一方、コマ収差に関しては75mmが圧倒的にいいです。たとえるならFS-60CB+レデューサーで出てくる歪みくらいでしょうか。FS-60CBに新フラットナーを合わせたときには負けますが、個人的には全然不満にならないレベルです。105mmのアトムレンズのコマ収差は無視できないレベルですが、もう少し絞ったらマシになるかもれません。それでもまだ許容範囲の口です。200mmのコマは許容範囲外です。それよりも赤ハロのひどさには閉口しました。撮影の時にはこんなもんかと思っていたのですが、画像処理をして大変さを実感しました。

というわけで、同じPENTAXの6x7マウントといっても手に入れた範囲だけでも色々です。75mmはこれからも使い続けます。かなりお買い得でした。105mmは絞ってからもう一度判断したいです。でもアトムレンズの性能が味わえたかというと、ちょっと微妙です。値段的にも(中古なので十分安いですが)75mmと比べると少し割高だと思いました。200mmはもう使いません。あの赤ハロでは時間の無駄になってしまいます。あ、昼間のレンズとしてなら使うかもしれません。

それでも結構面白い経験でした。もしかしたら当たりを求めてもう少し6x7レンズ買い足すかもしれません。また沼ですかね。
 

前々前回の記事でPENTAXの6x7の75mmでとったオリオン座とエンゼルフィッシュ、



前々回の記事でコスモス天文台での話、



前回の記事でPENTAXレンズを含んだアトムレンズの記事(結局PENTAXはアトムレンズではなかったのですが)



を書いたのですが、今回はそれらを統合したような話です。


PENTAX 6x7をレンズもう一本

先週東京に出張した際に、秋葉原のキタムラにて懲りずにPENTAXの6x7マウントのSUPER TAKMAR 105mm f/2.4レンズを手に入れました。前回手に入れたマルチコートではないようです。

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程度は悪くないのですが、レンズをのぞいてみると激しく黄変しています。

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Webで調べてみるとどうやらこれは紛れもないアトムレンズのようです。前回同様実測してみました。

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前面は1.27μSv/hとNIKKOR35mmより低いくらいでしたが、背面(カメラボディー側)はなんと9.99μSv/hと表示されて測定範囲外に。少なくともNIKKOR35mmの数倍はあることになります。これは少し驚きました。それでも100時間くらいのオーダーで数cmくらいの近距離において使った場合にやっと自然被曝程度なので、普段使用では安全性に問題があるとは思えないのですが、念のため保管の時はきちんと鉛板で覆ったケースに入れておいたほうがよさそうです。

測定の結果、今回のPENTAXレンズは本当にアトムレンズということもわかったので、同じPENTAX 6x7マウントでどれくらい性能が違うのか興味があります。はたしてアトムレンズはすごく性能がいいのか、はたまたそんなのは迷信なのか。


久しぶりの快晴で透明度も良!飛騨コスモス天文台で撮影敢行

そんな折の土曜日、昼間から珍しいくらいに快晴で しかも月も深夜遅くまで顔を出さないとあって、この日は撮影日和です。しかも遠くの立山もかなりはっきり見えるので透明度もいいはず。飛騨コスモス天文台に行って、ドームの望遠鏡の調整がてらPENTAXレンズで撮影を敢行することにしました。

飛騨コスモス天文台に到着したのはまだ日が沈む前。夕焼けが綺麗でした。

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撮って出しJPEG画像

ドームの話は次回に譲るとして、今回はPENTAXレンズの比較だけにします。試したのは以前75mmと一緒に手に入れたのにまだ試していなかった200mmでエンゼルフィッシュ星雲。今回手に入れたアトムレンズの105mmで北アメリカ星雲とサドルの近辺です。まだ画像処理が全然進んでいないので、とりあえずJPEG撮って出し画像だけ出します。

まずは200mmです。これも前回の75mmと同じで、ピントリングで最小像を超えることができないためにリングを無限大のところまで持って行っています。

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次に105mm。こちらはなぜかピントリングで最小像を超えることができます。最小像まではいいのですが、それを超えるととたんに赤ハロが目立ちます。どうやらK&FのPENTAX 6x7からCanon EFに変換するアダプターですが、レンズによってピント出し位置が多少異なるようです。無限遠が出ない可能性もあるので注意です。

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周辺星像

4隅の画像です。まずは200mmですが、赤ハロがひどいのがわかります。コマ収差もかなり目立ちます。

IMG_4663


次に期待のアトムレンズ105mmです。中心像は悪くないですが、周辺はコマでしょうか?収差が多少あります。それでも200mmよりは遥かにマシです。ハロはそれほど目立ちません。

IMG_4600


あれ?でも前回の75mmってもっとマシじゃなかったっけ?ちょっと前回のものも再掲載します。

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うーん、もう明らかに75mmの方がマシですね。アトムレンズにはこれ以上を期待していたのですが、どうやら75mmだけの奇跡だったのかもしれません。


PENTAX 6x7マウントレンズのまとめ

今回で3つのPENTAXの6x7レンズを試したことになります。結構目立つ赤ハロとコマ収差が出る200mmと比べると、アトムレンズである105mmの星像はかなりマシです。でも75mmの素晴らしい星像と比べると雲泥の差で、どうやらアトムレンズといえども決定的に有利というわけではないようです。今回の105mmはかなり期待していたのに、少し残念です。

でも同じPENTAXの同マウントで、なんで75mmだけこんなに性能がいいのでしょうか?他にもこのレベルの他の焦点距離のレンズも存在するのでしょうか?流石に昔のレンズで情報もあまりないので、こればかりは買って実際に試してみないとわからないですね。

次回は画像処理をして、実際の仕上がり具合で比較してみることにします。
 

先週末、透明度が良さそうだったので、月が出るまでの時間だけでもと思い急遽コスモス天文台に向かい、ドームの望遠鏡を活用することができないかと、少し試してきました。時間が限られていたので、ASI294MC Pro(ただし、冷却はせず)をそのまま取り付けてM57をテスト撮影してみました。


ドームの機材

さてドームの中の機材ですが、実はこれまであまりきちんと確認したことがなくて、聞いているところでは口径250mm、焦点距離3000mmのf12鏡筒ということはわかっています。 カセグレン式だと思うのですが、メーカーはおそらくタカハシ。タカハシでこの条件に当たるのはミューロン250だけです。でも旧式だからでしょうか、結構形が結構違うのでもしかしたら他のメーカーかもしれません。赤道儀はたぶんNJPかと。そこにLX200互換モードで駆動するモーターが後付けで付いているようです。

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カメラを取り付けて星を見てみた

ドームの鏡筒はいつもは眼視でしか使っていませんが、カメラで見たときにどれくらいの撮像になるのか興味があります。とりあえずテストで画面に映し出して、様子を見てみました。
  • まず、光軸がおそらくきちんとあっていません。内外像もかなり差がありました。
  • 鏡筒に触ると、星像がある一定時間一方向に伸びます。どうもある振動モードだけが励起されやすいようです。
  • 長時間たつと像がずれていくので、極軸がきちんとあっていないようです。
今回は時間があまりなかったので、調整は諦めました。極軸はSharpCapのPolar Align機能ですぐに合わせられると思います。光軸はまだちょっとよくわかりません。


M57を撮影

光軸がおそらくあっていないのですが、とりあえず一番まともそうなピントで撮影してみました。露光時間は10秒で301枚、合計50分10秒です。テストなのであまり気合を入れて画像処理はしていません。なので、フラットもダークも無しです。結果は以下のようになりました。

integration_DBE_STR_cut

やはり星像がぼーっとしています。今まで撮った中で一番まともなVISACの画像と比較してみます。左が今回のコスモス天文台、右がVISAC。解像度はまだまだ雲泥の差です。

comp

ただ、口径が250mmで焦点距離が3000mmあるので、ポテンシャルは高いはずです。光軸を一度きちんと合わせて再度挑戦してみたいと思っています。

あと一つ気づいたことですが、今回は10秒露光なのである意味ラッキーイメージングに相当するかと思います。そのせいか、相当透明度は良かったはずなのに、そばに見えるはずのIC1296がほとんど出ていません。やはり露光時間が短いせいなのかと思います。ラッキーイメージの星像の鋭さと、淡い星雲をあぶり出すことを両立するのは、やはりHDRのような多段階露光が必要になるのかなと思います。


また来年か

ドームを使って撮影するのは初めての経験です。今回はあまり時間もなかったのでまだまだ調整不足ですが、次回機会があったら時間をかけて光軸調整までして撮影に臨みたいと思います。

でも間も無く雪のシーズンが始まります。豪雪地帯のコスモス天文台は冬の間は近づくことさえできません。今年無理なら、来年暖かくなってからの課題としたいと思います。


少し日にちが空いてしまいましたが、記憶が薄れないうちに最終日の様子と戦利品を一気に書いてしまいます。


最終日、朝の様子

昨日の電視観望講演とその後の実演から一夜が明けた朝、最終日ということもあり昨日で帰られた方もいるようで少し寂しいかなと思っていましたが、地元の方が新たにたくさんきていたみたいですぐに賑わってきました。ここら辺が天体ショップだけでなく、一般のお店も出ている利点でしょうか。

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講演会いろいろ

この日も朝10時からいくつかの講演があります。赤道儀の開発の話はかなりマニアックで、赤道儀のプログラムを書くにはどんな計算が必要かという話でした。いろんな場合分けが必要で、開発がかなり大変だったとのこと。中には計算で判断が不可能というので、ユーザーに選択を迫る場合もあるそうです。趣味の範囲なら開発も楽しめると思いますが、製品となるとサポートなどもあるので相当大変なはずです。

次の重力波の講演は楽しみにしていたものの一つで、例によって聞くことはできませんでしたが、会場はほぼ満席だったようです。参加者からはかなり好評だったようで、研究の話だけでなく、研究者の子供の頃の話やどうして研究者になったとかの話もあり「20代の若い人に是非聞いて欲しかった」という意見を耳にしました。実は講演が終わってから何人かの人と講演内容について話したのですが、やはり自分で考えることが大切で、これは子供にとってもすごく重要ではないか。天文の趣味でも同じことで、ただ星を見るだけだとそこで終わってしまうけど、色々考えながら見えない宇宙に挑むのは研究も趣味でやるのも変わりはないのではないかとか、講演をネタに色々話していました。

この星フェスは会期中ずっと何らかの講演があるので、このように講演をネタにみんなで楽しむこともできます。こんなふうに盛り上がっている様子を講演者が知ったら、とても嬉しいのではないでしょうか。


午後の抽選会と、富山への帰路

さて、午後になりそのうちに抽選会が始まりました。でも呼ばれる番号はこの日にきた多分地元の方達の新しい番号ばかりで、懇親会からいる若い私の番号は残念ながら呼ばれることはありませんでした。次のじゃんけん大会もあえなく敗退。でも地元の人たちが喜んでくれているみたいなので、これはこれで盛り上げる意味ではいいのではないかと思いました。

まだじゃんけん大会の途中でしたが、次の日の仕事もあるので、今回の主催者の一人、地元のテレスコ工房のS店長に挨拶だけして、ここで帰路につくことにしました。Sさんには打ち合わせから講演当日まで、とてもお世話になりました。どうもありがとうございました。

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帰りも同じ、佐久回りで上信越自動車道経由で富山に移動。自宅に着いたのはそれでも19時頃だったでしょうか。2泊3日の行程でしたが、今回は講演もあり非常に充実していました。そして、流石に疲れて自宅に着いてからはぐったり。この日は早めに寝てしまいした。


星まつりならではの出会いと交流

今回もたくさんの方たちに会うことができました。
  • 富山勢からはいつものY君と、Aさんと、珍しく県天のOさん夫妻も参加。星まつりには県天のメンバーはあまり見ないのですが、この日は重力波の講演を楽しみに参加したとのこと。
  • Y君は残念ながら富山から離れて広島に引っ越しとのことです。昨年5月Twitterのつぶやきが元で自宅バーベキューにさそって以来、星まつりなど行く先々でしょっちゅう会っていたY君ですが、広島でも活躍してくれるでしょう。と思っていたら、すでにTwitterに広島で撮影した画像をアップしていました。新天地でも早速いい撮影場所を見つけたようです。
  • 懇親会では普段話せないような方達とも時間をかけて話すことができました。nabeさんやシベットさん、NVのAさんご夫妻など、ブログでは知っていたけど初顔合わせの方達もとても刺激的でした。
  • 名前を挙げきれないですが、多くの星仲間が講演を聞きにきてくれて、また質問してくれたり、感想を言ってくれたりしました。本当に嬉しかったです。
  • ショップの方にも色々とお話を聞くことができました。特にKYOEIのMさんとは講演をご一緒でき、これからも天文人口の裾野を広げていこうと決意を新たにしました。
  • 夜の観望会で一緒になった方達とは、すごく楽しい時間を共有することができました。AさんのNVと電視観望の比較は絶対面白かったです。またいつかご一緒したいです。


約束

今回の星フェス会場でいくつかの約束をしました。
  1. 一つはスタベのバイトのK君で、ASI294MCのセンサー面を実体顕微鏡で見たいとのこと。私は両方とも持っているので実際に見て記事にすること。
  2. もう一つは、国際光器さんに以前ちょっと面白い提案をしていて、今回3.5nmのHαフィルターをお借りすることができたので、その評価をすること。うまく行くかわからないので内容はまだ秘密です。 
  3. 電視観望の講演で使ったスライドをブログでも紹介すること。 これはすでに実現しました。
時間のある時に試して、また報告したいと思います。


戦利品

今回はあまり購入品が多くなかったので、一気に戦利品も書いていきます。

まずはミザールさんで、アリミゾとビクセンのコントローラーのジャンク品。ジャンクなので格安です。
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次に、アストロストリートさんで以前から欲しかったアリガタとアルカスイスの裏表プレート。これはアイデアものです。青は最後の一枚。FS-60Qに似合いそうです。あとは特化の正立プリズム。
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テレスコ工房さんで、ペットボトルをウェイトにできるアダプター。これも前から欲しかったものです。
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あとはMOREBLUEさんでアルカスイスプレート。短いのが欲しかったのですが、店頭には並んでなくて聞いたら一枚だけあるとのことで出してくれました。
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国際光器さんにお借りした3.5nmのHαフィルター。半値幅が小さく性能がいいので、普通に天体をあぶり出すのも楽しいですが、ちょっと他の使い道を探ってみようと思っています。

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最後はパンフレットなど。
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今回は大したことないですね。でもシュッミットさんのHD800は最後まで迷いました。やっぱり買っておけば良かったかも。でもVISACもまだ試しきれてないし...。


お土産

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今回何人かの方からお土産をいただきました。M87JETさん、マリーチさん、シベットさんどうもありがとうございました。どれもとても美味しかったです。

特に、観望会をやっていた時に暗い中でお話しさせてもらった、阿智村からきたという「ジャム工房」さん。その際にいただいたジャムは絶品でした。ブルーベリーとりんごのセットだったのですが、特にりんごの方。もう塊がドカンと入っていて、ジャムというより高級洋菓子のよう感じです。家族で争いのないように等分配して、一瞬でなくなりました。相当のこだわりがあるジャムのようで、無添加で、超低糖度だそうです。せっかく頂いたので宣伝しておきたいというのもありますが、それよりももう美味しさの方でが圧倒的でした。ジャム工房の場所ですが、二つ上の写真に住所とかも載っています。


楽しかった!また来年もよろしくお願いします。

最後に少し反省点ですが、パンフレットに25日の午後7時から開催と書いてあるので、懇親会に参加しない一般の人が多分遠方から何人か来てしまっていて、いつ始まるんでしょうかとか聞かれました。多くの人が目にするパンフレットには翌日からの開催時間を書いておいた方が混乱が少なくていいと思います。今回気になったのはこれくらいでした。

それどころか、良かった点の方が圧倒的で、書ききれないくらいです。 まだ3回目でこれです。規模もどんどん大きくなっています。講演も充実していて、しかもリゾートホテルということで、星まつりとしては圧倒的に快適です。来年も期待してしまいます。

主催者の一人テレスコ工房のS店長はじめ、星フェススタッフの皆様、会場を提供してくれた小海リエックス ホテルの皆様、そして星マニアを温かく受け入れてくれた小海町の地元の皆様。こんな楽しい星フェスを開催してくれて、本当にありがとうございます。

来年以降も時間の許す限り参加したいと思います。


週末の土曜日、飛騨コスモス天文台で今年度最後の観望会がありました。代表だったYさんが居なくなって2回目の観望会です。お客さんの多くはYさんのFacebookを見て来てくれていたので、宣伝がうまく伝わっているか、お客さんが来てくれるか心配でした。


出発

暗くなる前に到着したかったので、夕方16時に娘のNatsuと自宅を出て岐阜方面に向かいます。天気は朝から快晴だったのですが、出発する頃には少し薄雲がかかっています。結局この天気は現場に到着してからも同じで、月も星も見えるけど、うっすら全面に雲がかかっていて、もやがかかって見えるというような状態でした。とりあえず、作ったドームの合鍵が使えるかどうか確認して、ドームの電源を入れます。月を導入して同期までとったら、最低限の準備は完了。やはり望遠鏡で覗いても月はかなり霞んでいます。


愛知から7人も

天気がイマイチで、しかも少し寝不足で眠かったので、到着してから車の中で少し仮眠。早めに出た意義はこれで吹っ飛びました。 20分くらいは眠れたでしょうか、Natsuが「誰か来たよ!」と起こしてくれました。もうかなり暗い中、外に出て話してみると、以前来てくれたことがある愛知からの人たちでした。以前息子のSukeが遊んでもらって、きょうはSukeが部活の試合できていないことを伝えると少し残念そうにしてくれました。今回の人数はなんと7人。20代から40歳前までのグループで、同じ会社のキャンプ部だそうです。どうやって今日のかんぼうかいをしったかたずねると、以前ねんかんのにっていをもらっていたとのことです。来る前にYさんに連絡を取ろうとしたら繋がらなくて、このブログでYさんが亡くなったことを知ったとのことです。こうやってきてくれることは本当に嬉しいです。でも連絡方法をきちんと考えておかないと、来年度からなかなか集まってもらえないかもしれません。これは課題の一つです。


ドームで月と土星

さて、せっかくきてくれたのでドームに案内し、月と土星を見てもらいます。土星を見たことがない人も多かったみたいで、争うように見ていて皆さんそれぞれ感想を言い合っていました。問題は、アイピースがあまりないので、焦点距離3000mmの鏡筒に対して最初40mmのを使い120倍程度で見ましたが、やはりまだ小さいです。それでもこれはまだマシで、手持ちの8-24mmの可変のアイピースに変えたのですが、雲が厚くて暗いので倍率を上げると暗くて見えなくなってしまいます。今回は諦めましたが、次回は少し手持ちのアイピースをいくつか持っていこうと思います。


電視観望で夏の星雲

さて、次は電視観望です。夏の大三角の辺りだけ雲が薄かったので、定番のM57とM27を入れました。星雲はメンバー全員初めてだったみたいで、薄雲越しのコントラストがあまり良くない状況でしたが、皆さん色が付いている天体を不思議そうに見ていました。


アルビレオの色

このころでしょうか、メンバーのSDさんとSTさんが到着。いつのまにか、他の子連れのお客さんたち何人かも参加していました。星座の説明を少ししていたら、アルビレオあたりの雲がなくなっていたので、そうだ!アルビレオを見ようということになりました。アルビレオは電視観望では全く魅力がないので、ドームの望遠鏡での眼視です。Natsuに言ってドームで導入しておいてと頼んだのですが、10分程して「導入できん。」とギブアップ宣言。私も移動してみたら、PCとの接続が切れていました。ケーブル周りを歩くと接触不良で切断されてしまうようです。その頃には常連のS君も到着。接続し直して、アイピースも私の少し高倍率のものに入れ替えて、アルビレオを導入します。ここで何色に見えたかの議論が始まります。金と銀、青とオレンジ、サファイヤとトパーズなどいろいろ出ますが、やはりアルビレオは何回見ても綺麗です。


みんなでアンドロメダ銀河探し

雲が多くなってきたので、再び外に出るとアンドロメダ方向が少し晴れてきています。電視観望でM31アンドロメダ銀河を見ながら、星座ビノと双眼鏡を使ってM31探しです。それでも雲があってかなり見つけるのは困難。多分きちんと見えた人は子供づれのお母さんと前回もきくれたFさんだけではないでしょうか。

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星座ビノでウォー!

それよりも、薄雲だったので星座ビノが大活躍。普段快晴なら目で見るだけでものすごい星が見えるのですが、この日はあいにくの薄曇り。でもこんな日ほど星座ビノの威力が発揮できます。7台持ってきていたので、各所から「ウォー」とか、「すごい見える」という声があがってきます。特に愛知から来た人は普段星があまり見えないので、なぜ星が見えるかを説明したら興味津々。名古屋の方でも使えますよと伝えておきました。

また来年

そんなこんなで、子連れの方が帰り、愛知から来たキャンプ部の7人組は今日はすぐ近くでキャンプだそうです。実は夕食もすでに作ってあって、温め直すだけだとか。楽しそうでいいなあ。

だんだん曇ってきて、21時過ぎには片付け始めます。来年度どうするか、SDさんが日程を決めてくれるとのことなので、とりあえずはあまり無理をせず出来る範囲でその日程で観望会を一年続けてみましょうということになりました。あ、念願のスタッフパーカーをNatsuの分も合わせていただきました。やっと晴れて正式なスタッフということになります。S君はなんと自転車で帰宅。ほとんど下り坂なので楽なはずですが、夜の国道なので車がかなりのスピードで走っています。気をつけてとみんなで送り出しました。我々もそのまま帰宅。帰りにお腹が空いていたのでガストでチーズインハンバーグを食べて、23時前に自宅に到着。

11月で寒くなり始めているのですが、今回もお客さんが来てくれました。でもやはり今回きてくれた方にも観望会の日程をどう伝えるかとか、来年の宣伝手段はきちんと考える必要がありそうです。無事に今年度の観望会も終了し、しばらくは雪のためにお休みになります。来年5月再開予定なので「よいお年を」と少し早い挨拶をして、この日は解散となりました。Yさんの育ててくれたこの環境をうまく続けていけたらと思います。


私にとっては「星と自然のフェスタ」で一番のメインとなる、電視観望の講演と実演についてです。講演に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。講演では立ち見もたくさんいて、夜の実演と合わせて大盛況で、大成功だったと思います。今回の記事は、発表する側の立場でどんな思いで講演や実演に臨んだのかという内容になります。


講演前

実はこの日は朝からメイン会場を回っていてもなかなか落ち着かなくて、一番楽しみなはずの特価品あさりも思ったより進みません。フリーマーケットで何も買わなかったと前回の記事で書きましたが、理由の一つが講演のことが結構頭から離れなくて、じっくり見ることができなかったというのがあります。でも、そんなことを吹っ飛ばすくらい今回の講演は充実していて価値があったのかなと思っています。

本当はタカハシの講演を聞きたかったのですが、その頃が準備で一番テンパってて、泣く泣くあきらめました。次の野鳥の話の時にはだいたい準備も終わり、スコープテックさんの講演を聞くことができるくらいになりました。座席について話を聞きながら自分の講演の最終調整をしようとPCを取り出したら、なんと予備のPC!やはり焦っていたんでしょうか、いつすり替わったのかは定かではないですが、当然講演ファイルは(古いバージョンしか)入っていません。再び部屋までPCを取りに。そんなこんなで、スコープテックさんの公演スタートに少し遅れてしまいました。ちょうど部屋に入る時に、原村でお会いしたマリーチさんが入りにくそうにしているので「気にすることないですよ」と言って、一緒に講演部屋に入りました。


スコープテックの講演にて

スコープテックさんのお話は、フリーストップの片持ち経緯台ZEROの開発についての話で、是非とも聞いておきたい講演でした。実際ものすごく面白かったです。新製品の開発がいかに大変だということがよくわかります。まず理想があって、限られた予算の中でできるだけのことを詰め込んで、試作をして、量産品を作って、マニュアルなども整備する。なかなか一筋縄ではいかないことは容易に想像できます。ユーザーのためを考えて、かなり思いを込めて作った商品だということが十分に伝わってきました。コンパクトに折りたためて、かつ揺れないというのは非常に魅力的です。

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特に、振動の減衰の様子をビデオで見せていたのですが、片持ちなのに相当早く揺れが収まります。これなら見ていても不満は感じないと思います。将来的にはエンコーダーなどを取り付けることができるように、各所にネジ穴などを空けてあるそうです。息の長い製品になりそうで、経緯台の決定版になるかもしれません。

後から実際にZEROを会場で改めて見たのですが、振動特性は申し分なく、三脚を揺すった時の振動とほぼ同等レベルの印象で、とてもバランスよく作り込んでいると思います。かなり頑丈に設計してあるようで、共振周波数も高めで変な励起などはなさそうです。鏡筒を覗きながら視野を動かしたりしてみますが、ほとんど揺れが気になりません。

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間も無く量産に入るそうですが、こういった熱意のこもった製品を開発するメーカーには、絶対に生き残ってほしいと思います。


いよいよ電視観望の講演に

さて、スコープテックさんの講演の後はいよいよ我々の番です。開始時間は15時30分からなのですが、10分位前の時点でも既に下の写真くらいの人がいました。実際スコープテックさんの講演が終わった後もほとんど出て行く人がいなくて、さらに新たな人たちが入ってきたような状況で、立ち見の方もかなりいたようです。

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この人数を見るだけでも、電視観望についての関心がかなり高いことが実感できます。今回は電視観望について、KYOEIさんと合同で話すわけですが、二人で30分とそれほど長いわけではないなので、できるだけスムーズに話す必要があります。前半はKYOEIさん、後半は私です。

さて、時間になり早速KYOEIさんのお話が始まります。

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内容は電視観望とはどんなものかということから、「楽しい」をコンセプトに、観望会で電視観望がどのように使われるのか、実際の見え具合を交えてわかりやすく話してくれました。もちろんKYOEIさんはお店なので、どんな機材が良いかという紹介もしれくれます。初心者だと機材選びも大変なので、購入に際してもいろいろ相談に乗ってもらえるのかと思います。鏡筒はRASA、RedCat、カメラはASI294MCとRevolution Imager、制御とソフトはASIAirとSharpCapなど、入門からハイエンドまで幅広いラインナップを紹介していました。電視観望だけでなく、ついでに撮影までできるという紹介の仕方は私の視点にはなかったので、こういったアプローチ方法もあるんだと参考になりました。

メイン会場のKYOEIブースの前にはRASAとASI294MC Proの組み合わせで機材を見ることができ、夜にはRASAとASIAirで電視観望の実演もしていました。

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いよいよ自分の番です 

KYOEIさんの話はすごくわかりやすくて作例も多いのですが、すでに制限時間30分のうちの15分が過ぎていて、まだ終わりそうにありません。「あ、これはオーバーしそうだ」と思い、土壇場で自分のスライドの数を少し減らしました。結局ほぼ20分で前半が終了。残りの時間は約10分です。最終的に用意したスライドは16枚。時間は厳しかったですが、それでも前半で基本的な概念をわかりやすく説明してくれていたので、私は少し凝った話をすることができました。

タイトルは「なぜ小口径6cmの鏡筒で電視観望が成り立つのか?」です。いつも電視観望で使っているFS-60QをAZ-GTiに載せた機材も横に置いて話しました。丸ごと片手で持てるくらいコンパクトな機材です。

トークのはじめの方で、電視観望を実際にやっている、もしくは試したことがある方に手を挙げてもらったのですが、半分くらいは挙がったでしょうか。思ったより多い数です。星まつりで知り合った星仲間もたくさんきてくれていました。このブログを読んでくれている方や、Twitterでフォローしてくれている方もたくさんきてくれていたと思います。かなりの人が本気で電視観望に興味があるはずです。

小口径電視観望には必須のSharpCapのパラメータやコツに加え、「なぜ」小口径でも電視観望が成り立つのかという理由のところをできるだけ理解してもらえるように話を進めたつもりです。また、作例では昨晩の実演練習で見たオリオン座と馬頭星雲も早速見せて、小海の地での電視観望の実例を盛り上げるようにしてみました。

講演は10分という短い時間だったので、全部を読み上げるわけにはいかず、主要なところを説明するようにしましたが、言いたいことは十分伝わったのではないかと思います。講演が終わってからも、次の方の講演のギリギリの時間まで、かなりたくさんの方が質問で手を上げてくれました。KYOEIさんと私とで手分けしながら回答をしていましたが、質問される方や聞いている方の反応を見ていると、手応えとしては十分すぎるくらいあったのかと思います。

講演が終わって片付けをしてから外に出ても、何人もの方からさらに色々質問を受けたり、お話ししたりしました。ずっとブログを読んでくれているという方もいました。本当に嬉しい限りで、今回改めて講演やってよかったと、この時実感しました。


電視観望の実演

講演の最後の方で、この後暗くなってから会場のどこかで電視観望の実演もしますと宣伝しておきました。できるだけ操作とかを実際に見てもらって、わかりにくところなどを色々話しながら解決できたらと思ったわけです。この日は天気予報では夜から晴れるはずだったのですが、暗くなってからもなかなか雲が無くなりません。雲というか、まるで霧の中にいるような感じです。それでも19時すぎくらいからでしょうか、雲の隙間から少しづつ星が見えてきます。早速車から機材を運び、昨晩と同じような場所で電視観望のセッティングを始めました。準備の時から人が集まり始めていたのですが、空はなかなか晴れてくれません。とりあえず曇りの間に試しに見たM57が次の写真です。

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さすがに雲が結構ある中なので、どうしてもコントラストが悪くなってしまいます。この後また曇って見えなくなったり、少し見えたりを繰り返しているので、逆にその間に色々状況や手法を解説することができました。そのうち、空が完全に晴れてきたときのM57がこれです。

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やはりあからさまにコントラストが違います。このころにはかなりの人が集まってきていて、綺麗な画像が出てくると「オーッ」と声援が上がります。

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とにかくみんなでワイワイガヤガヤ、星雲を見ながらいろんな議論が始まります。技術的な話、コンセプト、昼間わかりにくかったところの解説とか、全然時間が足りません。

特にナイトビジョンのAさんの奥様から聞くことができた、初心者から見た電視観望の印象はとても参考になりました。マニアには常識的な星座の名前や星や星雲のことも、初心者にとっては未知のものです。観望会とかではそこに気を使う必要があるようです。例えば、惑星状星雲といっても多分何が何だかわからないので、見えている画面にテキストで名前を入れるとか、天体の解説をテキストで書いて画面に出しておくだけで、さらに興味を引くことができるはずです。そのうちに、別モニターで解説を出しておけばいいとか、いやそれだと明る過ぎて星が楽しめないとか、もう画面を見ながらいろんな話が飛び交うのです。「あー、こんなのが電視観望でやりたかったんだ!なんか幸せだなあと」と実は一人で感慨深くなっていました。

21時過ぎくらいでしょうか、雲が一面を覆ってきたので、私は一旦多機材を片付けました。でも片付け終って先ほどの場所に戻ったら、また少し星が見えてきています。Aさんのナイトビジョンも出ていて、まだまだこれから盛り上がりそうでした。もう一回出すかとも思ったのですが流石にかなり疲れてしまっていたので、とりあえずその場を後にし、温泉に行って少し休憩。露天風呂の中からかなり星が見えたので、風呂上がりにこの日はアイスを5本も食べて、再び先ほどの場所へ。

すぐに目に入ったのが、Aさんと友人で、最近このブログのコメントでやり取りをしているシベットさんが、Revolution Imagerのカメラを使ってSharpCapで電視観望をしているではないですか。アンドロメダ銀河を入れていて見ようとしていました。このカメラはアナログ出力なのですが、LiveStackの機能がカメラについているのが最大の特徴で、他にもカメラ自身に結構な画像処理の機能がついています。シベットさんと一緒にパラメータの絞り込みをしていったのですが、このカメラの画像処理機能が逆に悪さをしているところがあり、とりあえずカメラ側を出来るだけノーマルな出力にして、SharpCapに処理を任せることでかなりマシな像になりました。シベットさんも講演に来てくれて、その後いろいろ一緒にできたのもまた嬉しい経験でした。

次の日も忙しくなりそうなのと、運転のこともあるので、結局0時過ぎくらいに部屋に戻りました。かなり疲れたのですが、ものすごく充実した一日で、非常に心地よい疲れです。講演に続いてその晩に実演と、自分で考えていたことにかなり近いことができました。今回講演に来ていただいた方、実演を見ていただいた方が地元に帰って観望会などで電視観望を試してくれるなら、かなりの数の観望会で電視観望が披露される可能性があります。これは本当に嬉しいことです。

一方、nabeさんのTwitterのコメントでしたでしょうか、「あまり注目されなかった普通の望遠鏡」というような意見がありました。こういった状況はよくありません。私はアイピースでの眼視を否定する気は全くありません。あくまで電視観望も観望会などでの一手法として確立してくれればと思っているだけです。早く電視観望がごくごく一般の方法になって、アイピースでの観望も含めていろんな方法で宇宙を楽しむことができればと思っています。そして、天文人口の裾野が広がって、子供達が宇宙や科学に興味を持ってくれるきっかけになってほしいと心から願っています。


講演スライドについて

なお、今回の自分の分の講演内容については、スライド内容を別の記事で全部掲載したいと思っています。パッと見ただけだとわかりにくいこと、忘れてしまうことなどもあるかと思いますので、お役に立つのならと思っています。掲載まで今しばらくお待ちください。(2019年11月2日公開しました。)



昨日は懇親会がメインでした。今日はいよいよ本番、星まつりの初日にあたります。この日は電視観望の講演がある日ですが、今回の記事は講演までの前半の部分です。


念願のホテルでの朝食ビュッフェ

昨晩は午前1時半頃に星見も退散。朝起きて昨日のメンバーに聞いてみたら、結局3時頃まで見ていたとか。途中曇ったりもしたみたいですが、最後まで晴れていたそうです。朝食は去年行こうと思っていて、結局夜中に帰ってしまったために実現しなかった、ホテルの豪華ビュッフェです。ホテル宿泊だと朝食も付いてきます。朝からたくさん食べました。

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シャトレーゼのヨーグルトがありました。4種類のうち2つ食べましたが、食べ比べができます。美味しかったです。こんなのもシャトレーゼ系列の強みですね。


朝のメイン会場

その後、メイン会場に出てみるとまだ9時頃なのにすでにかなりの人がいます。ブースの準備や、もう開いているお店を見て回る人もいます。

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ブースは半分が天文関連で星好きの人のため、半分が雑貨やアクセサリーなどの一般の人向けのもののようです。でもきっちり分かれているわけではなくて、ギガオプトさんは恒例の青い大型の屈折を雑貨ブース側に出していて、とても目立っていました。一応朝10時からの販売ということでしたが、10時前に販売しているところもあり、私も空いている時間に少し買い物をしました。

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開会式

いよいよ開会式です。朝の「紅葉ウォーク」に行く人たちがたくさんいます。これより先に、朝の6時半からはバードウォッチングも開催されたとか。私は眠くて参加できませんでしたが、こんな風に星関連以外の行事やお店もあるので、星に夢中な旦那さんだけでなく、家族で奥様や子供達と来たとしても退屈しないようにいろいろ工夫されています。

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去年は、子供が楽しめるものが少ないとブログに書いたのですが、このブログを見てくれていた主催者の方が今年は子供でも楽しめるようにしたとおっしゃっていました。この星まつりはまだ3回目ですが、去年と比べてだけでもずいぶんいろいろなところが改善されていると思います。


出展ブース

会場を回っていると香川の天体望遠鏡のメンバーに会うことができました。なんでも昨年抽選会で当たった宿泊券を使って大人数で来たそうです。懐かしいメンバーにも会うことができました。向こうで子供がお世話になったTさんもきていて、今日はうちの子が来ていないというので、とても残念がってくれました。

今回はここのブースが一番インパクトがありました。PEANTAXの口径150mmの屈折です。日本で数本出ただけの貴重なモデルで、カタログにも載っていないものだったとのことです。客寄せだと言っていましたが、かなりの注目を浴びていました。ちなみに後ろに写っているのは、一見KAIZERかと思ったのですが、アストロ光学のR-73というモデルで、こちらも国内ではわずかに流通しただけの非常に貴重なモデルだそうです。

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RICHOのブースには、宇宙に飛んで行った特別仕様のTHETAと同型のモデルが置いてありました。実はこれ、昨晩の懇親会でその宇宙の映像をVRスコープで見せてくれたのです。ホントのホントに宇宙に行って撮影してきたもので、360度、上下も含めてぐるっと見渡せます。ベースとなったモデルは数年前とのことなのでTHETA Sなのかなと。筐体はもちろん、強い宇宙線から守るために基板も起こし直したそうです。

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シュミットさんのブースも面白いものがいっぱい並んでました。胎内星まつりで見せてもらったニュートン反射の中身が見える鏡筒に加え、マクストフカセグレン式の中身が見えるモデルも展示されていました。これは実際に望遠鏡として見ることもできて、ニュートンよりもマクカセの方がかなり良く見えました。

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他にも、SkyWatcher社のシンプルで安価な赤道儀がデモ製品として展示してあって、モーターなどもオプションで販売され取り付けることができるとのことです。シンプルながらも、かなり作り込んでいるところと、安価なので改造しがいのあるところが特徴で、みんなで集まってどうやって使い込むかの議論になりました。下の写真の手は熱心に説明する外山電子の方で、なぜかシュミットさんのブースで店番をしていました。AZ-GTiの固定方法にも似ているのですが、閉める時にもぶれずに止めることができる方法だと絶賛していました。

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他にも五藤光学さんの赤色の新型赤道儀MX-HDが二週間後に発送開始だとか。なぜか隣には青色の旧型MARK Xが置いてあって、新旧合わせてでかっこよかったです。

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でもなぜかMX-HDに青いウェイト、MARK-Xに赤いRedCatと、色を揃えたらもっとかっこいいのにと勝手ながら思ってしまいました。


食事など

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昨年食べた消防団が作っていた唐揚げがものすごく美味しかったのですが、今年は商工会議所の人たちが作っていました。去年の評判からか、新しくフライヤーを導入したとのことです。去年は3人で山分けしたのですが、今年は独り占めです。

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写真を撮り忘れてしまいましたが、今年もまた、ホテルで作っているカレーをいただきました。500円で安くてとても美味しいです。もう一品はきのこ汁。きのこはわざわざ撮ってきたものだそうです。これも美味しい。

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あと地元の方のブースでしょうか、プリンが80円で売られていて、これが激ウマ。全て手作りで無添加。昔母親が作ってくれたプリンと同じ味がします。多分卵と砂糖と牛乳だけで作るとこんな味になるんですね。結構早々と売り切れてしまったようです。

他にもフードエリアがあり、キッチンカーが何台か出ています。ラーメン、カレーにデザート系もあり、去年よりバリエーションが増えているので、食事で困ることはないと思います。

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フードエリアの手前にもアクセサリーなどのテントが並びます。

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今年、自分の中であまり盛り上がらなかったのがフリーマーケット。多少欲しいかなというのはありましたが、結局何も買わずじまい。最近機材を棚に整理したのですが、稼働率が悪い機材がかなりたくさんあることがわかりました。しかも今年は忙しいのと天気が悪いのでさらに稼働率の低下に拍車をかけています。これ以上あまり古い機材に手を出しても使えそうにないので、しばらく我慢です。でも、目はどうしても欲しがってしまいます。お腹いっぱいでも目が食べたがっているような感じでしょうか。

フリーマーケットで残念だったのが、昨年いらした星座ビノの販売の方に会えなかったこと。昨年の小海でCokin、その後ヤフオクでNIKONの2倍テレコンバーターを利用した星座ビノを手に入れたのですが、作者はどちらも同じ方でした。ずいぶん楽しませていただいたので、是非ともそのお礼を言いたかったです。顔を覚えていないのですがFacebookでは繋がっているので、いつか直接あってお礼が言えるのを楽しみにしています。

今回はとりあえずここまでです。
次の記事はいよいよ電視観望の講演についてです。


昨年に引き続き、長野県の小海町で開催れた、星と自然のフェスタに参加してきました。今回は金曜日の懇親会から参加です。 なんでかというと、なんと土曜日に電視観望で講演するので関係者として参加できたからです。


出発

心配だった台風21号が東の方にそれていったので台風の心配はなくなったのですが、なぜか金曜日は朝からずっと雨。しかも台風19号の影響が今だに残っていて、いくつかの道が通行止めという情報も入っていたので、少し早めに出発しました。大きな道の方が安全だと思い、昨年と同じ上越周りの高速道路で行きました。途中かなりの土砂降りで、タイヤが何度かスリップしたほど。無理をせず、安全運転で行きました。

長野に入った頃でしょうか、ラジオを聞いていると台風19号のこの地での被害の凄まじさを理解することができました。放送はいまだに台風当時の浸水の話とか、まだ家が元に戻らず大変だとか、ボランティアのお手伝いの話がほとんどです。しかもこの日もすごい雨。ちょうど走っていた千曲川もすごい勢いで水が流れています。地元の人が大変なのに、星まつりで浮かれていいのだろうかと少し後ろめたい気持ちになりました。後に会場で地元の人から「観光の街でもあるので、災害で人が来てくれない方が悲しい。無理をしてでも星まつりを開催して、元気になりたい。」というような話を聞いて、少し気が楽になりました。私の地元の富山はほとんど被害がなかったので、他の地にくると大変だったことを実感します。一刻も早い復帰を願います。


会場の様子

さて、夕方まだ明るいうちに会場に到着しました。会場はすでにテント張りが終わっていて、スタッフさんがちょうど帰ろうとしていたところです。少しだけお話をしました。雨の中の準備は大変だったと思います。

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びっくりしたのはテントの数。去年の倍くらいあるのではないでしょうか?そういえば事前のTwitterで、アクセサリーなどの一般のお店の情報がたくさん流れていました。これは明日からが楽しみです。

懇親会会場ものぞいてきました。2階の部屋で、講演会場と同じところみたいです。まだ準備中でしたが、立食かと思ったら、テーブルに座席もあり結構豪華そうです。

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小海リエックスホテルにチェックイン、そしていよいよ懇親会

早速ホテルにチェックイン。星まつりできちんとした宿に泊まるのは初めてかもしれません。一番最初の原村はペンションに泊まりましたが、それも星まつりの前日から当日にかけてのみです。なので今回の星まつりは、一人だけの少し贅沢なものになります。というのも、懇親会が金曜のためにさすがに子供達は学校があってついてこれないので、今回は一人参加だからです。土曜から妻が車に乗せてくる手もあるのですが、車が2台になるのも大変ですし、何より子供が「絶対星まつりに行きたい」とは言わなくなってしまったのです。下の子は部活、上の子は受験なのですが、ちょっと寂しいです。

チェックイン後、すぐに天リフ編集長とCANPのとき以来で再開。さらにすぐに何人かの知った方や初めての方も交えて、いろいろ天文話で盛り上がります。そんなこんなで、懇親会感情の準備ができたと案内があり、2階へ移動します。受付を済ませ、名札に自分で名前を書いて服に貼り付けます。でも、名前だけだとなかなか誰が誰だかわかりません。顔は知らないのに、ネットでは知り合いだったということもよくあります。会ったことがあるのに、夜なので顔がわからないという方もいます。今回の懇親会の参加者は、関係者が半分、一般の参加者が半分というところだということです。全部で100人近くいたと思います。私は胎内でお会いしたM87JETさんや、天リフ編集長、ユーシートレードの店長さん、五藤光学の方々などと同じテーブルに。いよいよ開会の挨拶、乾杯と続きます。

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その後、さっそく料理をとろうと列に並ぶと、どこからか「Samさーん」と私を呼ぶ声が。「nabeさん、nabeさん」というので振り向くと、謎のnabeさんにとやっと会うことができました。最近ブログを始めたnabeさんですが、面白い記事を連発しています。機材系の記事も多いのですごく詳しい人だろうということはブログからわかりますが、素性は謎の人でした。わかったのはものすごく若い人だということ。nabeさんとは今回いろいろ行動を共にすることになります。M87JETさんやLambdaさんもそうですが、最近面白い記事を書いてくれるブログが多くて、そういった人たちと直接顔を合わすことができる星まつりは魅力だと思います。

懇親会は関係者の方達、知り合いの方達と大いに盛り上がりました。新しく知り合うことができた方もいます。食事も美味しくてお腹イッッパイ。この小海リエックスホテルはシャトレーゼ系列で、デザートも美味しいのです。シャトレーゼの社長さんの挨拶もありました。うちは結構シャトレーゼ依存率が高くて、富山のシャトレーゼでいつもアイスとかケーキとか買っています。特に長野方面に出かける家族旅行の時は、シャトレーゼ工場での見学とアイス食べ放題が一大イベントになっています。


電視観望とナイトビジョンの見比べ会

懇親会は22時近くまで続いたでしょうか、天気もまだ悪かったのでその後温泉に向かいます。22時半頃、露天風呂で何人かの星仲間と話していると、どうも星が出てきているみたいです。これは!と思い、早速温泉を出て、去年食べ損ねた温泉のアイス食べ放題で2本ほどいただき、機材を取りに駐車場へ。23時頃だったのですが、空もすっかり晴れ渡っています。星見にいい場所を探しながら、ぐるっと会場近辺を一回り。結局メイン会場が誰もいなかったので、テントがある所に車ごと移動し電視観望の準備です。そうこうしているうちに、ナイトビジョンをやられているAさんがやってきてセットします。実はAさん、お会いしたのは初めてなのですが、奥様と来られていてホテルに到着した時に少し話しています。ナイトビジョンの方だと聞いてやっと繋がったのですが、懇親会の最中に「晴れたらナイトビジョンと電視観望を見比べしよう!」と盛り上がっていました。ナイトビジョンは原村で一度だけ拝見させてもらいましたが、その時はたくさんの人で、パックマン星雲を短時間見ただけでした。今回はナイトビジョン2台体制!でじっくり見させていただきました。

機材を準備していると、ちょこちょこと人が集まってきます。結局20人くらいはいたでしょうか。23時を過ぎていたので、夏の星座はもう沈みかかっていて、代わりにオリオン座が上ってきています。最初低空でコントラストが悪かったのですが、高度が上がってくるとかなり綺麗に見えるようになりました。それもそのはず、かなり透明度の良い日で、秋の天の川がかなりはっきりと見えています。

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馬頭星雲と燃える木です。QBPが入っていますが、なくても十分だったかも。3.2秒露光ですが、それでもかなり綺麗に見えています。

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M42です。

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特に、スコープテックのOさんなんかはM42を見て「ウォー!!」と叫んでいました。明日の電子観望の講演の後も、夜に実演をしようと思っていたので、ちょうどいい練習となりました。

一方ナイトビジョンもすごいです。同じM42の写真が撮れました。スマホを手で持ちながらの撮影なので少しぶれてしまっていますが、こんなのを本当にリアルタイムで見ることができます。

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もちろん色はついていないのですが、やはりその場で本当に動いて見えるというのはやはり迫力があります。電視観望ではまだ実現がなかなかできない部分です。

聞いてみると、意外にナイトビジョンの扱いはそれほど大変でもないということ。太陽の光など強い光を直接入れるとダメになってしまうとか聞いていたのですが、ちゃんとプロテクターのようなものもついていて安全だそうです。寿命も10万時間で感度半分とかなので、一日数時間使っても10年以上も平気で持つので問題ないだろうとのことでした。

途中から、スターベースのアルバイトのK君がなんとAlterの15cmの屈折をセットし始めました。大きなカバンに入れてきていて、その場で鏡筒をつないで組み立てていました。それを載せる経緯台が中国製のHerculesの赤バージョンで、いろいろ改良しているような話も聞けました。午前1時頃でしょうか、ちょうどその導入の頃に曇ってきてしまっていて、私はここで退散。でも片付けるときに駐車場に行ったらまた晴れていたので、彼らはまだ続けていたと思います。

まだ懇親会のための本番前夜祭のような日のはずなのに、すでにかなり盛り上がっています。明日の講演の準備を少しして、2時頃にはベッドに。ベッドで眠れる星まつりなんて、なんて幸せなのでしょう。


次の日に続きます。




10月5日、飛騨コスモス天文台での観望会がいつもの数河高原でありました。代表のYさんが亡くなってから、初の観望会になります。残ったメンバーで、少なくとも今年は今回と合わせて残り2回、なんとか意志を継いでやってみようということになりました。

とはいっても、出発地の富山はこの日も朝だけ晴れて、午後くらいからずっとドン曇り。星は見えなくても今後の打ち合わせくらいできればいいかと思い、夕方から出発です。今日は娘と二人だけなので、豪華に回転寿司。回転寿司といっても、富山の回転寿司は基本的にどこで食べても美味しいです。おなかいっぱい食べても二人なので大した値段にはなりません。早めの食事を終え、17時頃に店を出て再び出発。

でも神岡エリアに入ってもずっと曇りで、さすがにダメかと思っていたのですが、神岡町の中心を抜けたくらいから少しづつ青空が見え始めます。18時頃に現地に着いたら空一面ほとんど雲がありません。これはラッキーと、準備をしががてら少しだけ月と景色を撮影。でも、暗くなるにつれてまた雲が出てきてしまいました。 

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最初にKさんという方が到着。代表のYさんとは、天文台ができる以前に一緒に活動していて、天文台が出来てからも何度か観望会に参加していたとのことです。飛騨市の地元のローカル新聞での呼びかけを見てまた参加してくれたそうです。そうこうしているうちに星の会のメンバーも到着。いつものSDさんと、STさん、Mさん、Kさんです。

今日の目的は、Yさんが個人で運営していたドームがきちんと動くかどうかを、今一度確認すること。去年子供達がコーヒーをこぼしたPCが動くかとか、きちんとPCと赤道儀が接続できるかなどです。とりあえずPCはバッテリーの充電がされていませんでしたが、無事に起動し問題無さなさそう。ステラナビゲーターの動作に少し戸惑いましたが、接続も問題なく、無事に鏡筒も制御できました。最初クランプを緩めて月をマニュアルで導入。月を同期し、その後適当な天体を導入。でもなぜか明後日の方向に鏡筒が向いて行きます。月に導入するときちんと元の位置に戻ってきます。なんでかと思ったら、ステラナビゲーターの時刻が数ヶ月前の状態で止まってしまっています。確かに土星も木星も変な位置にあったわけがやっとわかりました。時刻をきちんと合わせて、再び月を同期したら、きちんと土星など他の星も導入することができました。多分この時刻を自動で更新しないというのはステラナビゲーターの仕様なのですかね。とにかく、我々だけでとりあえずドームを操作するということは、なんとかなりそうです。

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ドーム動作確認後は一旦外に出て、電視観望の準備をはじめました。すると小学校の先生という方と、いつものO一家が到着しました。O一家は子供だけが残って、高2のS君と、小4のYちゃんは早速うちの娘と一緒に、子供だけでドームでいろいろ身始めます。S君はドームの操作もよく知っているので頼りになります。

ドームの方では月や土星、木星などを見ます。アイピースの種類があまりなかったので、倍率を変えることができませんでした。もともと焦点距離が3000mmもある鏡筒なので、その時あったアイピースの焦点距離が40mmと多少長くても、そこそこの倍率にはなって、惑星を見るのにもそれほど困ることはありません。

電視観望の方は、雲間を狙ってM57とM27、北アメリカ星雲、天頂が曇ると月などです。

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途中少し空が開けた時に、天の川のを撮影しました。今年はずっと天気が悪かったので、よく考えたらこれが今年初の天の川かもしれません。少し雲がかかっていますが、なんとか天の川も写っています。

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この日は天気もはっきりしなかったためか、お客さんも少なくまったりモードでした。そんな時間を利用してみんなで相談です。Yさんがいなくなった今、観望会をどうやって進めていくかとか、Yさんの旦那さんに聞いてみたら、このドームもぜひお使いくださいと言ってもらったなど、今後のことを少し話しました。今年は来月11月2日が最後のコスモス天文台での観望会になります。12月から春までは雪のために、ここにたどり着くことも困難になるため、観望会を開催することはできません。来年はいつから始めるか、どんな日程にするかなど、まだまだ決めなければならないこともたくさんあります。それでもYさんが立ち上げて、せっかく根付いた地域の観望会の文化を、できる限り来年以降も続けていきたいと思います。

そんな話をしていたら、Yちゃんがハチに刺されたと大騒ぎに!

ドームの中の座布団のところにいたアシナガバチっぽい小ぶりのハチにさされたみたいです。すぐに水で洗って、毒を絞り出し、ヒスタミン系の薬があったので塗ります。お兄ちゃんのS君が親に電話して、15分くらいですぐにお母さんが来ました。聞いたらYちゃんハチに刺されたのがこれで3回目らしいです。アレルギーショックなども少し心配なので、アレルギーを抑える薬を飲んで、この日はおとなしく帰って行きました。特に痛そうにしていたわけでもないので大丈夫かと思いますが、ドームが暖かいのでハチの巣があるのかもしれません。

21時半くらいだったでしょうか、この頃には空もすっかり曇って、月もほとんど見えなくなっていました。来月、今年最後の観望会を頑張りましょうと、この日はこれで解散となりました。それにしても相変わらず飛騨コスモスだけはとても相性がよく、たとえ最初雨が降っていたとかでも、結局星が見えなかったことは一度もありません。今のところ100%の確率です。


毎度恒例の戦利品のコーナーです。今回の星をもとめは関西系のショップやグループのブースが多いので、ちょっと変わったものが色々ありました。その中で実際に購入したものが以下になります。


50年ものの双眼鏡: jason 7X35 11°

まずは前回の記事でも少し紹介した、50年前のレストア双眼鏡。

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メーカー名はJason。ネットで検索してみると、同年代のJasonというメーカーの双眼鏡が数例引っかかります。どうも板橋界隈で作られていたようです。今でも板橋は光学メーカーがたくさんあるとか。もしくはワラビ光器ではというような情報もあります。双眼鏡は全く詳しくないのですが、どの会社の名前も全然聞いたことがありません。おそらくブランド名として出てこない、一連の双眼鏡を作る会社群があるのかと想像できます。今、こういった会社群はどれくらい残っているのでしょうか?一応、Jasonという名前は今でも残っているようです。でもロゴとかは全然違うので、関係があるのかどうかわかりません。もしかしたら別メーカーなのかもしれません。

これ実際に覗いてみるととても見やすいです。まず、私的には目の幅がきちんと合うので全然疲れません。収差は昼間に電線などコントラストのあるところを見たのですが、ほとんど気になりません。7x50だと通常は実視界6.8度とかが典型みたいですが、それに比べてこの双眼鏡は11度と相当視野が広いです。実際に見てみると、こと座がちょうどすっぽり入るくらいでした。Stellariumでシミュレートしてみると、ほとんど合っているので、実際に11度くらい出ているのでしょう。レンズは時代的にはモノコートだと思いますが、綺麗に清掃されていて、特に不具合はありません。本当に50年前のものかと思うくらい、よく見えます。

こうやって調べながら手がかりが出てきて、当時の状況に想いを馳せ、さらに実際に覗いてみるとどんどん愛着が湧いてきます。これで5000円なら格安です。


SkyMaster 15x70

もう一つ手に入れた双眼鏡は、Celestron製のSkyMasterの15x70です。KYOEIのジャンクでゲットしたものです。

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ジャンク品なのでレンズが汚れているなどの問題はありますが、きちんと清掃すれば特に問題なく使えます。倍率が15倍と高いのと、物理的に多少大きいので、手で持ちながら星を見るとどうしても震えてしまいます。三脚に取り付けるアダプターもついているので、三脚に取り付けて使うのが正しいのかと思います。

でも、これだけの口径のものが定価ベースでさえも相当安価で、しかも今回はジャンク価格です。多少の不満には全然目をつぶります。自宅にある中では最大口径の双眼鏡になります。

ただ、先の双眼鏡の扱いやすさに慣れてしまうと、たとえ高倍率というのを差っ引いたとしても、どうしても魅力が薄れてしまうのが残念なところか。今回は相手が悪かったです。これだけ手に入れてたら大喜びだったかもしれません。


フィルターホイール

こちらもKYOEIのジャンクコーナーで手に入れました。SBIG製のフィルターホイールFW5-8300というものです。

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調べてみるとST-8300というCCDカメラ専用のものです。定価を見てびっくり。154000円だったそうです。メーカー製造は中止と書いてましたが、一部ページではまだ販売しているようです。

シリアル接続はUSBに変換してやればなんとかなりそうです。ASCOMドライバーとかで動くのかどうか?使えたらラッキーくらいで手に入れたはいいけど、手に負えないかも。まあ、気長に試してみます。


その他、および頂き物など

あとは8mmの安いアイピースと、バーダーのHαフィルターです。ちなみに、この2点は争奪戦で手に入れたものではなく、最後まで売れ残っていたものでした。

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あれ、Hαフィルターこの間の胎内で買ったのでは?と思ったのですが、値段がその時の4分の1以下というあまりの安さなのでつい買ってしまいました。でも安いけど36mmで使いにくいんですよね。あ、そういえば今回買ったフィルターホイールが36mmに対応だったのに気づきました。他のナローバンドフィルターも36mmのジャンクをゆっくり探しますか。

最後は頂き物。YAMASHITAさんのいる関西天文同好会の会報誌です。昨年に引き続き、また今年もいただいてしまいました。コンスタントにこんな会報誌を発行できるとはすごいです。

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まとめ

今回は数的にも金額的にも大したことありません。合計1万何千円かなので、まあお小遣いの範囲内でしょう。最近ものが溢れているのですが、それでもやっぱりジャンク漁りはやめられません。

ああ、双眼鏡の数がどんどん増えていく...。


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