ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: イベント


CANP1日目の続きです。

再び会場へ


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二日酔いすることもなく、朝も遅れることなく目覚めることができました。朝食もすませてホテルのロビーに朝8時に待ち合わせ。5人そろって川崎駅に向かいます。駅の近くで名古屋から来ているYさんに偶然会い合流。なぜか名古屋のお土産をもらってしまいました。ちょうどその時、駅のエスカレーターでペットボトルを下まで落としてしまいました。実は展示用に持っていった機材が重くて大変だったのです。わざわざこんな重いの持ってこなくても良かったかなあという考えがふとよぎったのですが、でもこれは間違いで、後で実際に展示したときにやっぱり頑張って持ってきて良かったと思ったのでした。

会場には開始時刻の9時になる前に十分余裕で着いたのですが、今日もすでにたくさんの人が来ています。昨日と同じ席に座ります。今日はかんたろうさんと隣同士です。


二日目開始

二日目最初のトークは超ベテランの方で、雑誌の投稿写真でよく名前をお見かけする方です。都会でのナローフィルターを使った撮影方法です。都会での撮影の一番の問題はフラット補正。カブリがすごいみたいです。通常のフラット補正の後、それでも残る被りをソフトと使うとうまく補正できるという話です。どうもナロー特有のフィルターから光の入射角が原因で出てくるカブリが原因なのではと会場からコメントが出て、割り算がいいのか引き算がいいのかが議論になっていました。そもそもなんでこんな話なったかというと、都内の自宅で撮るかららしいのですが、自宅だから一晩放っておけると10時間のオーダーで撮影して一枚を仕上げています。私も自宅ですが、さすがにこんな根性はありません。

二人目は天リフ編集長のお話で、鏡筒からカメラレンズの話です。短焦点小型鏡筒と長焦点カメラレンズの比較が面白かったです。同じような焦点距離になるのですが、やはり中心像は鏡筒に軍配があがるようです。星ナビに記事を書いていたように、小型鏡筒や軽い機材での撮影を勧めていました。私も小型鏡筒が好きなので、大いに賛成できました。仕事柄か、かなりの数の機材を評価してきた経験からいろいろ質問に答えていました。作例として、シグマの105mmのF1.4で天の川をモザイクで撮影したものを見せてくれました。ちょうど100mmくらいのレンズを探しているところです。シグマのアートはかなりいいとのことなので、いつか手に入れたいです。

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午前最後のトークはラズパイについて。SONYセンサーに独自に対応したライブラリを書いているそうです。基本的に広角のセンサーの対応ですが、天体用のもっと感度のいいセンサーに対応してもらえるとユーザーが増えるのかもしれません。とくに、撮影途中でデータが非破壊で読み取れたらオフアキガイドに相当するような使い方もできたりしそうなのですが、そもそも感度のいいセンサーを単体で手に入れられるかどうかの問題もあるので、実際には難しいのかもしれません。

一旦ここでオフィシャルなCANP2019は終了です。午後からは自主参加のシンポジウムとなります。これは夕方までオフィシャルなものとしてやってしまうと、遠方からの参加者が最後まで参加できないことを考慮してかと思われます。


機材展示を敢行

昼食休憩が1時間ほどあったので、電視観望の機材を展示しました。展示とともに人が集まってきて、結構な人と話すことができました。コンパクトさでインパクトがあったようです。でも興味の対象の多くは電視観望というよりは、AZ-GTiを赤道儀モードで使った時の話が多かったです。撮影までできるのかとか、精度はどうかとか、ガイドはうまくいくかとかです。他にも、自作の減速装置とか、電視ファインダーの取り付け方法とかレンズとか、システマティック化された三脚とか、いくつか興味をもってくれたみたいです。

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昨晩一緒に二次会に行ったMさんが撮ってくれていました。

同じ機材展示に五藤のハーモニック赤道儀があり、こちらはもっと人が集まっていました。これは後のデモで会場一同が驚くことになりますが、まだこの時は秘密です。

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自主セミナー

さて、午後は自主セミナーという形ですが、実際には講演をするという形は同じです。さすがに遠方から来た方が帰り始めているので、午前よりは少し人数が少なくなっています。

午後の最初はアストロアーツの主にソフトの紹介です。質問時間も長めに設けてあって、マニアが集まるCANPは製品へのフィードバックのいい機会のようです。GAIAのデータを取り込む若いプログラマーの話が面白かったです。やはり製品レベルでソフトを開発するのは大変そうです。ユーザーが質問しているのを聞いていると、ステラシリーズが日本のアマチュア天文に大きく貢献をしていることがよくわかります。

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午後二つ目は五藤の開発中のハーモニックドライブを利用した赤道儀。ハーモニックドライブだけでもすごいのですが、会場でのデモがもっとすごいことになっています。トークで聞いていた説明が全部吹っ飛ぶくらいでした。キーワードはIoT。なぜか「ねえグーグル」とか言っていました。それでウィーンと。もう完全に未来の赤道儀ですよ。しかも今度は赤。かっこいいです。

午後3人目はラズパイの話です。Linuxをリヌークスと呼ぶなど、相当こだわりのある方だということがわかります。AstroBerryで打倒Microsoft帝国のような雰囲気でしたが、私は天文ではWindowsがメインです。でもLinuxが嫌いなわけではないですよ。仕事ではマニアックなGentoo使ったりしてます。


いよいよ自分のトーク

さていよいよ最後、とうとう自分のトークの番です。持ち時間は30分。うまい具合に緊張はありません。内容は電視観望ですが、撮影に厳しいCANPの方々に電視観望の話が受けるのかが心配なところです。大きな声で、はっきりと、ゆっくり(それでも早口だったかもしれません)話します。用意したスライドは約30枚。一枚1分計算です。

一旦始まると、あとはもう夢中で話すだけです。電視観望を始めたきっかけから始まり、機材の説明、実際の観望でどれくらい見えるかをいつものiPhoneでその場で撮った写真を中心に見せます。色がついた星雲、銀河や星団、惑星と月を例にして、実際どれくらい見えるのかを紹介します。目玉は太陽電視観望の動画でしょうか。話している途中でまわりの反応を気にしてみると、結構皆さん聞き入ってくれているようです。後半は、実際の電視観望をやる立場になった時の、なかなか気づかないコツなどを動画で。最後はかなりマニアックに、どうして小口径での電視観望が成り立つのかの考察を、時間分解能と空間分解能、明るさ、焦点距離などを交えて話しました。さすがCANP、ふんふん頷いてくれている人もいたので、言いたいことは伝わっているようです。

ほぼ30分を使いきり話し終えたのですが、あっという間だった気がします。話し終わると実行委員長から自主ゼミ終了の挨拶がありそのまま解散となりましたが、すぐに何人かの人が集まってきてくれて質問攻めにあいました。「FireCaptureよりSharpCapの方がいいのか」とか、「自分もやっているけどうまく見えない」とか、「こんなに見えるとは驚いた」とか、「以前からやってみたかったけど話を聞いて実際にやってみようと思った」とか、最初にCANPで受けるかどうか心配していたのは全くの杞憂でした。中でも「今日の話の中で一番面白かったと言ってくれる方がいて、これが一番嬉しかったです。私みたいな星を始めてわずか3年の初心者が超マニアが集まるCANPで話をして、それを一番面白かったとわざわざ伝えてくれるんですよ。たとえお世辞だとしても、嬉しくないはずありません。CANPにいる人はベテランの方々ばかりです。もしこんな人たちが少しでも興味を持ってくれたら、電視観望も広がって天文人口を増やしてくれるのかと期待してしまいます。

その後、機材の片付けの間もずっと何人かの方と話しを続けて、みなさん面白かったと言ってくださいました。憧れのラッキーイメージングのUさんと、映像作家のKさんも声をかけてくださったのは、とても心強かったです。片付けている途中で隣で機材を展示していた五藤光学の方達とお話しする機会がありました。電視観望面白そうと言ってくれたのもありがたいのですが、私は素直に赤道儀が夢の機械のようですごいというのをお伝えしました。おひと方は今回講演をした社長さんです、もうおひと方は小海の星フェスで分光の講演をしてくれた方でした。あの時の講演がすごく面白かったので、その時の感想も伝えました。今日の発表の内容はブログでもう公開してもいいとお墨付きを得たので堂々と書くことができます。今度のMark Xはなんとスマホからの音声操作で自動導入してくれます。「ねえグーグル、M42導入して」とかです。


スターベースへ

片付けも終わり、もう人も少なくなり、かなり最後の方です。仙台のKさんが残っていてくれて、新幹線まで時間があるとのことなので、では一緒にスターベース でもどうでしょう?と声をかけ、一緒に行くことになりました。建物を出るときにちょうど太陽で有名なSさんと話すことができました。Sさんとも結構話が盛り上がり、飛騨の天文台で太陽フィルターを見比べた時のレポートを送ってもらう約束をしました。実際すぐにそのレポートを送ってきてくれて、その後メールのやり取りをしました。資料はエタロンの回転と写り具合の関係などとても興味深いものでした。

新川崎駅でSさん達と別れ、Kさんと一緒に秋葉原へ。Kさんひょうひょうとしてますが、面白すぎです。先に書きましたが、10年家族に星を秘密にするという話は電車の中でまた色々聴き直してしまいました。あっという間に秋葉原に着いたのですが、Kさん昨日初めてKYOEIに行って思ったより狭くてびっくりしたということで、どうやら秋葉原にあまり来たことがないとのことです。この時点で午後6時とあまり時間はないのですが、せっかくなのでキタムラも寄っていくことに。カメラも好きなKさん。この時MAMIYAレンズのことを教えてもらいました。645でなくてRBというのにすればいいらしいです。ちょうど欲しかった100mmくらいのレンズがあったのですが、アダプターの方がはるかに高いので、今回は諦めました。「あー目の毒だ」とお互い呟きながら、次のスターベスへ。

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スターベースではなんとCANP帰りの若者が3人すでに店内に。Kさんを店長さんに紹介し、若者3人も交えてCANPのことを色々話しました。彼らもスターベース の常連のようです。ちょうどRedCatが置いてあって、これをMark Xに載せて赤カンをつけたら完璧だねとか話してました。私はFC-76の白濁レンズのことを聞きたかったのが目的です。今のところレンズ交換も対応してくれるとのことなので、撮影してみて不満だったらお願いしようと思いました。ただ、焦点よりが現行のものになるので600mmから570mmになるのではとのことです。

物色も終わり、Kさんと若者3人も一緒に、歩いて秋葉原へ。途中も会話がつきません。大学の天文部の話、社会人になって忙しいだとか、本当に楽しかったです。秋葉原駅でそれぞれの方向へ。Kさんとは東京駅まで一緒に行って、新幹線乗り場のあたりでまた再会を誓いお別れです。でもみんなSNSで繋がるので、近況は意外にわかったりします。

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弁当を買ってすぐに新幹線に乗り込み、夜10時過ぎに無事に富山の自宅に戻りました。むちゃくちゃ濃い二日間でとってもとっても充実していました。

このような会を開いてくださった運営の皆様、本当にありがとうございました。夢のような二日間でした。また来年も都合がつく限り参加したいと思います。次回もみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。


2019年6月15日、今回は関東で開催のCANPに参加してきました。今回は準備していた電視観望のトークもあって、とっても濃い〜二日間でした。


CANPに向けて出発

土曜日、この日は朝5時起き。展示用の電視観望の機材を準備して、朝6時過ぎに自宅を出発。7時台の新幹線に乗ることができました。このペースだと東京には9時台後半に着くことができます。CANPの受付開始時間までしばらく時間があるので、10時開店のKYOEIに立ち寄り時間を潰します。

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開店直前に到着したのはいいのですが、ちょうど出社してきたショップのMさんと今回のCANPのことで話し込んでしまい時間を潰しすぎ、もう一つの目的だったスターベース に立ち寄ることができませんでした(結局次の日に寄ることになりました)。雨も降っていたので、この日は諦めてそのまま会場のある新川崎駅に向かうことに。


いざ、会場へ

秋葉原から川崎駅までは乗り換えを含めて30分くらい。川崎駅から会場までは歩いて10分くらいでしょうか、結構な雨の中、途中同じCANP参加者らしい方と挨拶を交わしながら会場に向かいます。なんか、やっぱり星をやっている方は雰囲気でわかりますね。12時頃に到着したのですが、会場に着くと中にはすでにかなりの人が。今回の会場は大学の敷地内にある会議室です。

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13時の開始まで、受付や知り合いとの挨拶です。2年前のCANPのときと違い、知り合いも何人かいます。かんたろうさんや天リフ編集長はじめ、一緒のホテルに泊まるメンバーとも無事に顔合わせすることができました。特に仙台からきたKさんはお会いするのは初めてです。でも夜の二次会の席でも隣同し、2日目帰るときもこのKさんとスターベースまで一緒に行くことになり、今回一番喋ることになるのでした。

今回は流星会議と重なる日程で、あちらの濃い方達が来ていないはずなので、いつもよりは普通なはずとどなたかが言っていました。それでも100人越えの参加者みたいです。これまでで一番人数が多いと説明がありました。


いよいよトークの始まり

13時になるといよいよCANPのはじまりです。話をよく聞きたかったので、前の端の方の空いている席に座りました。実行委員長の挨拶があり、そのまま委員長が最初のトークです。今回はフルのトークは一人1時間の持ち時間。質問時間も十分に取ることができ、一つ一つのトークががかなり充実しています。

最初の話ということでしょうか、「初心者のための」という触れ込みですが、さすがCANP、全然初心者向けではありません。カメラセンサーの原理から入り、ダークノイズの温度依存性など、ある意味天体写真をやっている人でもあまり考えないようなことも話してくれます。興味深かったのは画素数が多いとダークノイズが目立たないが、実際にはダークノイズが減っているわけではないよという話。これは電視観望でビニングをした時と同じで、ビニングして画素数を減らすと、信号は大きくなって画質が上がるはずなのに、逆に空間分解能が悪くなりノイズが目立ってしまって汚く見えてしまうのと同じことかと思いました。
DDP(Digital Development Processing)、ステライメージでもおなじみの「デジタル現像」の説明で銀塩カメラの現像液の感度から持っていった話は秀逸でした。銀塩カメラの現像にはエッジ効果まであったと言うものです。DDPを式で表した解説は非常にわかりやすかったです。

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2人目は天体写真で日本で最もアクティブな方の一人です。デジカメと冷却CCDの違いについてですが、彗星の撮影例をふんだんに示して、話してくれました。冷却CCDはデジカメに比べて自然な感じになるとのこと。画像処理も冷却CCDはあまりあぶり出す必要もないので処理の時間もかからないそうです。あぶり出すことよりも、より自然にというのが、究極的に行き着く先なのでしょうか。

3人目はラッキーイメージングです。豊富な撮影例でラッキーイメージングでどれくらい細部を改善できるかを話してくれました。相当長い時間をかけていろいろ検証されていて、最適なパラメータを詰めているようです。私はまだラッキーイメージングを始めたばかりなので、もう少し時間をかけて詰めていきたいと思いました。実はこの方、私が星を始めるときにこの方の撮影したM57と淡いはずなのに綺麗に写っているIC1296を見て、ものすごく憧れました。今回やっとお会いすることができました。夜の懇親会の前に、いろいろお話しすることができてとてもうれしかったです。

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4つ目はパネル討論ということでしたが、実際には5人の分野ごとのスペシャリストが一人10分くらいかけてそれぞれ話しような形式でした。
  • 最初の方は惑星。シンチレーションがいい時の土星の動画を見せてくれて、どれくらいの生動画だと、どれくらいの静止画になるかという目安を示してくれました。年に何日あるかないかというシンチレーションの時の動画はカッシーニの観劇も生動画ではっきり見えていて、とても参考になりました。惑星撮影も星像をみてFWHMがダメなら撮影しないそうです。
  • 二人目は八ヶ岳のリモート天文台のリッチークレチアンでの撮影例です。銀河も星雲も撮り尽くし、あとは惑星状星雲だけしか残っていなくて、その前に今は電視観望を楽しんでいるとか。撮影ですが、こちらもシンチレーションが大事で、FWHMをみてダメだったらその日は諦めるとのことです。
  • 次の方は映像作家の方ですが、今回は趣味の方の天体写真の話で、M42を例にとって、仕上げ方は100人100色でいろんな撮影例があっていいという話。この方もリッチークレチアンでリモート天文台を持っているとのことです。古いカメラをずっと使っているのですが、ライブラリーが溜まっていたり、癖を知っているので、新しい機材になかなかできないとのことです。新しいことを試す開発段階は終わっていて、今はいかに安定に稼働させるかどうかだそうです。Windowsもアップデートしたくなくて、かなり昔のバージョンを使っているとのことです。
  • 4人目は大御所の方の話です。昔冷却CCDを購入し、その時に撮影を目指した対象天体が雑誌の連載につながったとか、ほぼ見たい天体は見てしまったとか、長年の経験がものをいう興味深い話ばかりでした。鍋で作ったεは最高です。海外に行く時のノウハウなども面白かったです。
  • 最後の方はAO(補償光学)の話でした。SBIG製品が中古で出回っているとか。でも私にはなかなか見つかりません。AOは興味があるので買える値段なら考えてみたいです。


いよいよ懇親会

その後は懇親会。一緒のテーブルになったメンバーに、学生と社会人一年のグループがいました。この中に一昨年前の原村で隣になった時の学生さんがいて、このブログを星ナビに紹介してくれた話で盛り上がりました。若い人はこの5人だけだったと思いますが、それでもここに来るくらいの若手がいるということはとても嬉しいことで、将来を期待してしまいます。話を聞くと、所属する大学の天文部にはなんと100人!もの部員がいるそうです。その中で撮影までするのが20人くらい、赤道儀を持っているのはわずか3人くらいだとのこと。学生には厳しい趣味かもしれませんが、焦らなくていいので、ゆっくり楽しみながら裾野が育ってくれればと思います。

テーブルにはベテランの方も何人かいて、いろいろ話すことができました。一昨年のCANPでの私の発表を覚えてくれている方が隣席で、ドームを持っている話だとか、とてもうらやましかったです。

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テーブルでの話は楽しかったのですが、バイキング形式の食事は一瞬で食べ尽くされてしまい、まだまだお腹がすいています。これは否が応でも二次会で盛り上がりなさいというサインなのでしょうか。

食事が落ち着いてきたところで、星ナビの編集の方のトークが始まります。内容は雑誌編集の裏側で、普段では絶対聞けないような話が盛りだくさんで、とても面白かったです。私はまだ雑誌に投稿したことはないのですが、この話を聞いていつか投稿してみたくなりました。

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二次会へ

宴もたけなわですが、そろそろ一日目解散の時間。次はこの日泊まる予定の川崎に移動し二次会です。メンバーは大御所の方や超ベテランの方を含めた11人。一緒のホテルの5人、前回CANPでご一緒した方、初めて会う方もいて、とても楽しかったです。

朝に挨拶した仙台からきたKさん、隣の席だったのでいろいろ話していると、以前ブログにコメントをいただいた方だとわかりました。私もよくその方のブログを見ています。なんとKさん、この趣味のこといまだに奥さんにも子供にも秘密だとか。しかも10年も!撮影した後もこれ見よがしに一眼レフカメラを首からかけて帰ってきて、星雲も惑星も全てそのカメラで撮っていることになっているそうです(笑)。確かに家族内での天文機材をめぐるトラブルは熾烈を極めますが、まさかここまでするとは。次の日もKさんとはこの話題で話していたのですが、撮影はたいてい平日で、遅くなると残業だったことになるらしいです。でもなぜか雨の日とか満月近くは残業はなくなるらしいです。統計取られたらバレるかなあとかおっしゃってました。面白い人です。

同じ趣味の人だと、よく会う人でも、初めてでもネタも尽きることなくどれだけ話しても話足りないくらいです。それでも去年までのような宿泊とセットではないので、限られた方としか話せなかったのは少し残念でした。夜中までいろんな人と話せるのは、なかなか大変だとは思うのですが、魅力なのかと思います。まあ、次の日の講演で寝不足になるのですが. . .。

結局0時頃まで盛り上がっていて、自宅に帰る人の終電が近づいてきたということで二次会も終了です。5人で歩いてホテルまで移動してチェックイン。結局午前1時過ぎに眠りにつきました。とても濃い1日でしたが、明日は自分のトークもあり、まだまだ楽しい時間は続きます。


今週末に関東で開催されるCANP2019の準備をしています。毎度のネタですが、CAMPじゃないのでテントで寝たりしません。天文マニアが集まる方のCANPです。

CANPのCANはCCD Astronomy Networkです。でもPはなんの略なんでしょう?CANのオフラインミーティングがCANPだとどこかに書いてありましたが、Pの説明は見当たりませんでした。とおもったら、PartyのPだそうです。1997年から始まったようなので、今年で23回目ということでしょうか。

私がCANPに参加したのは2年前。日本全国からかなり凝ったアマチュア天文家が集まるとの噂で初参加したのですが、噂に違わぬ内容の濃さでした。講演もとてもためになって面白いし、夜中の座談会は普段は聞けないような話ばかりで、まるで夢のような時間でした。私は初心者にも関わらず電視観望の展示を敢行。CANの目的の究極の撮影とは違うのでちょっと心配でしたが、意外にも多くの方に興味を持って頂けたようです。

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2年前のCANPでの機材展示発表。
説明の様子を撮って下さった方がいて、
その方からいただいた写真です。

昨年は海外出張と重なったため参加することができなかったので、2年ぶりのCANP参加となります。今回は電車での移動で、それほど多くの機材を持っていくわけにはいきませんが、2日目午後の自由参加の部で、機材展示とともに少しお話をさせていただく予定です。そのためのスライドを鋭意準備中です。もうあまり時間はないのですが、今晩もしかしたら晴れるかも。資料用にもう少し素材を揃えたいです。普段のblogの文章だけではなかなか伝えきれないコツみたいなことを、実際の操作を含めて話せたらと思っています。

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会場でお会いしましたら、気軽に声をかけてください。どうかよろしくお願いします。
 

今回の富山市科学博物館の観望会のテーマは「大きな星座BEST3」。集合時間ではまだ明るいので最初に建物の中に入ってお話しです。大きな星座から挙げていくとうみへび座、おとめ座、おおぐま座だそうです。ただ、国道沿いの街中でどこまで見えることやらというのが課題でしょうか。


観望会のテーマ

富山市科学博物館では観望会のたびにテーマを決めているとのことですが、この時期はテーマを決めるのが難しいのがわかります。 時間帯は19時半から21時、下弦近いので月も出ていなければ、時間的にも惑星も出ていません。なので星座というのはよくわかります。問題は星座なので、望遠鏡が使えないこと。双眼鏡でも倍率が高過ぎます。もちろん普通に肉眼で星座を見ればいいのですが、かなりの光害地のために2等星が見えるかどうかくらいです。私の目には北斗七星があるのがわかるかどうか、柄杓の形はわかりません。北極星は全然見えません。こんな時こそ星座ビノ。今回は6個出しました。

星座ビノがあると、こんな時でも北斗七星も北極星もはっきり見えます。それどころか、北斗七星の二重星、ミザールとアルコルも余裕で見えます。死兆星の話をすると一部の年代の人には異様に受けます。

この日星座ビノで確認できた星座は、おおぐま座の北斗七星の部分、しし座、さそり座、かんむり座くらいでしょうか。人工衛星も星座ビノを使った方が当然よく見えます。それでも星座ビノを使っても。見えた人と見えない人で結構差がつきます。
  • ピントを合わせるのが大人でも思ったより難しいみたいです。でもピントが合って星が見えた時の感想は聞いていても嬉しくなります。
  • 目がいい人はパンフォーカスのテレコンビノが調整なしで見えるので、手軽でいいです。特に子供はピント合わせできないと思った方がいいので、テレコンビノに限ります。
  • 子供はすぐにレンズを指で触りたがります。触らないでと言っても絶対無理です。あとで見ると全部指紋ビッタリです。これが耐えられない人は観望会で星座ビノを使ってもらうのはやめた方がいいです。あとで掃除すればいいので、私は気にしません。

星座電視観望

この季節はちょうど夏の大三角が登り始めるくらいです。こと座は高度が低くベガが見えるのみで、星座ビノを使ってもこと座の形を見ることはどうしてもできませんでした。その代わりと言っては何ですが、もう一つ星座用の電視観望をしました。広角のカメラレンズをアダプターを介してCMOSカメラにつけるだけですが、街中でも星座がよく見えます。一つ失敗したのが、ASI294MC ノーマルからProになったので、アルカスイス互換のマウントに取り付けれなくなっていたのをすっかり忘れていたことです。仕方ないので少し視野は狭くなりますが今回はASI178MCを使いました。レンズはシグマのAPS-C用の10-20mm, F3.5。

北斗七星なら全体像もアルコルも見えますし、柄杓のところを5倍伸ばしたら北極星という説明も、画面を見ながら簡単にすることができます。特にアルコルが見えない人もいたので、補助的に見てもらうのもありかなと思いました。

さずがに電視観望だと光害で見えない星もかなり見え、星座ビノで分からなかったこと座の形までよくわかります。今日のテーマの大きな星座ですが、乙女座もうみへび座もASI178MCだと焦点距離10mmでも視野に入りきりません。特にうみへび座は高度が低過ぎて、そもそも全然わかりませんでした。


自宅くらいの空ならば電視観望で天の川も余裕で見えるのですが、いつか街中の科学博物館でも天の川まで見せてあげられたらと思います。夏の透明度がいい日ならと思っているのですが、果たしてどうでしょうか。


子供の目の感度

でも子供ってすごいんですよ。北斗七星ははっきり見えているみたい。私が全く見えない北極星も余裕で見えているみたいです。ある女の子はアルコルも肉眼で見えていると言っていましたが、もし本当なら私と視力も感度も全然違います。羨ましいです。苦労して星座ビノを使ってよく見えたと言っている大人が馬鹿らしくなってきます。

21時に終わりで、最後にアンタレスが美術館の建物の上にできてたのをみんなで確認して終わりです。アンタレスも街灯が近くにあり私はかなり頑張って見えるくらいでしたが、子供には平気で普通に見えているようでした。星座ビノで見て低空で瞬いているのがよくわかったのですが、子供たちは普通に肉眼でも瞬いているのもはっきりわかっているみたいです。


まとめ

電視観望は星雲星団に限らず、広角カメラレンズでの電視観望と星座ビノという組み合わせで観望会で星座観察というのも一つの手段だと思います。今度はもっと視野の広いASI294MC Proで同じことをやってみたいと思います。

21時になって片づけが始まった時に、科学博物館の方達に少し星座ビノを見比べてもらいました。この時はNIKONが一番人気だったです。「星座ビノ欲しいー」とのことでしたが、NIKONは市販でないですよと言ったら残念そうでした。でも笠井のものでも十分に見えます。一つ持っておくだけですごく楽しめると思います。

片付け途中に、東京から来たという子供を二人連れた家族が1組到着しました。隣の高岡で法事があり、わざわざ富山市まで来てくれたようです。私もまだ機材が出ていたので、星座ビノを渡して少しだけですが星の解説をしました。明日は東京へ帰ってしまうとか。天の川を見たことがないとのことなので、本当は山まで行って天の川を見せてあげたかったのですが、またこれから高岡へ帰るとか。いつか満天の星空を見てもらいたいです。

 

この日の夜は岐阜県揖斐高原近くの藤橋城というところで愛知の高校生の智志君が呼びかけて実現した観望会です。天気も夜半頃からですが、良くなると言う予報です。

実は午前中にあぷらなーとさんからメールが。なんと「今日の観望会参加できるかも」とのことです。去年の夏に香川でお会いして以来で、現地では子供ともどもすごくお世話になりました。是非とも安全運転でと返事を返し、その後「京都で渋滞で遅れそう」とか、「やっと抜けでた」とか何度かメールが。

一方私は夕方から、名古屋の街を満喫している子供たちを拾って、今日の観望会の目的地の揖斐郡の藤橋城に向かいました。高速だと微妙に行きにくい場所で、今回は下道を使いました。結構道も混んでいて自宅の北区2時間半近くかかりました。

今回の観望会は高校生の智志君がTwitterで呼びかけてくれたものです。智志君は自分で光学設計をするようなスーパー高校生で、Twitterで何度かやり取りをしています。到着すると智志君はわかりにくいところに立って道案内してくれていました。智志君は毎回お父さんに載せてきてもらっているとのことです。お父様ご苦労様ですと挨拶したかったのですが、調子が悪く車で寝ているとのこと。しかもこの日は午前1時までと時間制限もついているみたいです (結局天気の回復が遅れて3時半頃までになってしまったのですが)。

到着して少し話してやっと藤橋城のことがわかりました。以前あったふるさと創生事業で旧藤橋村が作ったプラネタリウムのことです。なので地元近くのお城と聞いてもピンとこなかったわけです。場所的には名古屋市内から車で2時間くらいの距離でそこそこ暗い空になり、トイレもあるので観望や撮影には便利そうです。プラネタリウムがあることもあり、天文マニアには来やすい場所なのかもしれません。南側はさすがに名古屋の光害が多少ありますが、北側は十分に暗いと思います。

現地には智志君だけでなく、すでにひいひさんも到着していました。機材を見せてもらうと、智志君がSCOPTEHCの80mmをAZ-GTiに載せたのと、PentaxのK-5で追尾です。ひいひさんはこの日はビノテクノの双眼。ひいひさんとは京都の星を求めてで会っていたはずで、Solar Max3の60mmダブルフタックのBF15mm版を個人輸入したらしく、以前Twitterで太陽撮影のニュートンリングが出てしまった時にやりとりしました。

しばらくすると香川ナンバーのあぷらなーとさんが到着。今回はこの日のために組んだと言う観望用の双眼BORGと、クローズアップレンズとBORG純正とミルトンを3本の比較セット。3本比較セットは面白かったです。天気がまだ良くなかったので公衆電話を見比べたのですが、一番安価なクローズアップレンズが圧倒的です。流石に周辺は歪みますが、中心の分解能は値段からは考えられないくらいです。BORGはクローズアッピプレンズにはおとりましたが、それでも解像度はさすがBORGといったところでしょうか。ミルトンはナローで撮影するとすごいとのことです。じつはこの日アプロナートさんが双眼装置を落下させてしまいました。落下対策を考えていて試していたのですが、たまたまこの日は実装していなかったとのこと。光軸がずれてしまって復活は厳しいとのこと。双眼はアイピースもつくので重くなり、赤道儀の自動導入の遠心力で抜けてしまうことがあるそうです。今回はアイピースがまだ安価なものだったのでそれだけでも助かったとか。私は双眼はほとんど未経験ですが、双眼装置そのものと、アイピースが2つセットで必要なので、なかなかのコストとのことです。いつかの日のための教訓としたいと思います。

さらにその後しばらくして、正月の名城公園観望会でご一緒したやくもふさんと、会社の同僚でつい最近沼に引き込まれたばかりのHさんが到着。やくもふさんは閉店の決まったスターベースで特価で買ったタカハシの100mmのファーストライトでした。HさんはSkyWatcherの130mmのニュートン反射でした。これからどんどんハマっていきそうな雰囲気で、楽しみです。

元々の予報では23時頃から晴れ始めるはずでしたが、ほんの少し星が見えたり、また曇ったりで、なかなか晴れてくれません。仕方ないので、機材談義とお菓子パーティー。机の上には大量のお菓子が並んでいました。

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電視観望用の机にはお菓子がいっぱい。
でもこれかなり食べ尽くした後です。

機材談義はものすごく盛り上がります。私も太陽魔改造機を見せたり、ネタで持っていったスーパーチビテレを見せたりと、大盛り上がり。AZ-GTiのマウント方法はみんなで見比べていました。私はアルカスイスクランプを改造したもの。智志君はVixenの三脚に取り付けられるよう改造していました。ひいひさんもやくもふさんも経験豊かで、話題がつきません。あぷらなーとさんは相変わらす鋭い意見をズバズバ。意外だったのは智志君がものすごく喋ること。光学設計だけでなくいろいろやっているみたいで、数字に強く、多分一番喋っていたのではないかと思います。高校生で機材に制限が出てしまうのは今のうちだけなので、そのまま続けていけばどんどんいい機材をもてるはずです。大学は天文系に進みたいようなことを話していたのですが多分光学設計とかを実践でやっていると数学、物理の知識も自ずとついてくるのかと思います。

結局1時すぎくらいからでしょうか、ちょこちょこ晴れ間が見えてきました。最初の頃は北側と天頂が少し。M51子持ち銀河とかM3とかの球状星団が少し、のちの2時頃くらいからは一瞬全天に近い範囲で晴れ、その後南だけになりました。木星も綺麗に見えてきて、途中からC11まで出てきました。今回は星座ビノもWideBino28とcokin, Nikonといくつか持っていきました。多分ひいひさんでしょうか、StellaScanも持ってきていて、4機種での見比べができました。Nikonの見え味にはさすがに感心されてたようですが、やはりここでもcokinが人気のようでした。cokinは端が多少歪みますが、星を見ている限りはそれほど気になりません。それよりも接眼側の口径が大きいのが快適なようです。

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最初に一部晴れ出した頃は同じような対象をみんなで入れるので、機材間での見比べです。私もいつものFS-60CBとASI294MC ProをAZ-GTiに載せた電視観望セットでいくつか導入しました。いつものM51子持ち銀河に始まり、猟犬座の球状星団M3。
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東から天頂にかけてが少しだけ晴れたので、今年初のM57。
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亜鈴状星雲M27もかろうじて見えました。
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南側が晴れてきたのでアンタレスとM4です。
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天の川中心部でM20三烈星雲とM8干潟星雲です。

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Sukeが途中起きてきて南天を愛機(結局Sukeのものになってしまいました)のEOS Kiss X5でいくつか撮影していました。智志君が少しアドバイスしてくれていたようです。JPEG画像でしたが、一枚少しだけ画像処理してみました。 

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3時過ぎでしょうか、再び曇ってきてこの日は解散です。智志君はお父さんが待ちかねていたようで早々と退散。最後まで残っていたのはあぷらなーとさんとやくもふさんとHさんと私とSuke。片付けながらちょっと話し込んでいました。あ、そういえばNatsuは途中から最後までよく寝ていました。少し小雨もぱらついていて、あぷらなーとさんとショップで合流の約束をして帰路につきました。あぷらなーとさんはここで仮眠をとるそうです。私も途中あまりに眠くて20分くらい仮眠をとって無事に実家に到着、そのまま寝てしまって朝9時にあぷらなーとさんから電話がかかってくるまでぐっすりでした。さて、この日はショップ巡り、まだ続きます

GW真っ只中、この日は星関連で大忙しです。もともと前日から高校生のS君が計画した観望会に参加する予定が、天気が悪くてこの日の夜からに変更。同じく1日午後に、名古屋でちょっと前に太陽を始めたkymさんと、正月に観望会をした名城公園で太陽観望を計画していたのですが、これも雨天で中止。でもせっかくなのでお話だけでもと、名城公園スターバックスで会うことにしました。

レジで抹茶クリームフラペチーノのVentiサイズを注文していたら、携帯が鳴りました。外で電話をかけている方がいたので、すぐにわかりました。でも実はトイレでその前にすれ違っていて、もしかしたらこの人かなあと密かに思っていました。

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スターバックスにPST(しかも鏡筒なし)。なかなかシュールです。


kymさんは元々天文少年だったとのことですが、長い間天文からは遠ざかっていて、定年を機にまた天文熱がよみがってきたとのことでです。ただ、夜になかなか観測することができないので、昼間でもできる太陽に興味が出てきて、ちょうどその頃このブログでも太陽を始めた記事を書き始めていて、それを読んでPSTの購入を決めたということです。いつも参考にしてくれているということで、嬉しい限りです。最初はPSTの眼視だけだったのですがそれだけだと飽きてしまって、昨年秋くらいから撮影を始めてどんどん面白くなってきたそうです。Twitterにアップすると撮影の腕も上がるとアドバイスを受け、太陽画像をちょこちょこ公開されていて、それを何かのきっかけで私が見つけてコンタクトを取ったのが今回の始まりです。昔の投稿を見ていくと、時とともにどんどん画像が綺麗によくなっていくのがわかります。最近では多分PSTでは限界近いくらいの腕になっているのではないかと思います。次はモノクロのカメラが...とか、PSTの次はどうするか...とか、やはり沼には底がないようです。

実際に会って話していた時に「なんで私に連絡を」とかおっしゃられていたのですが、ただえさえ数少ない太陽好きで、しかもPSTを使って撮影までしている人はそれほど多くはありません。もうこれは十分な太陽仲間です。しかもどんどん腕が上がっているということで、一度お話ししたかったわけです。PSTで普通のCMOSカメラで撮影しようとしても、通常はピントが合いません。私はアイピース口の長さを短くしましたが、kymさんはアイピース径と同じQHYシリーズを使って押し込んでいるのと、ASIシリーズではロープロファイルのアダプターを使って押しこむことでピントを合わせているそうです。前者のアイデアは知っていましたが、後者のアダプターの長さを短くすればピントが出ると言うのは知りませんでした。これだと撮影もだいぶん気軽になります。

テーブルではPSTを分解して中の構造とか見せたのですが、流石に改造まではということでした。とにかく太陽機器は値が張るので、至極まっとうな意見です。それでもやはり今のPSTの解像度の限界も感じているようで、60mmくらいはいつかと言っていました。もう少し太陽観測機器が安価になればもっと人口も増えるかと思いますが、エタロン部だけは精度が段違いなのでなかなか難しいのかもしれません。この日は小雨でお話だけでした。できれば一緒に太陽を見たかったです。太陽電視観望でも十分楽しめることを見て欲しかったです。

2時間ほど話して、一旦自宅に帰り昼寝。夜の観望会に備えます。
後半に続く


 

2019年のGWはなんと10連休。初日は今年初の数河高原の飛騨コスモス天文台での観望会です。昨年の11月が最後で雪で入れなくなっていたため、久しぶりです。4月初めにはまだ雪が残っていて入れなかったみたいなのですが、ここひと月近くで流石に雪も溶けたようです。でもこの日はGWにもかかわらず寒い寒い。近くの道路表示では氷点下2度。山の上の方は雪も降ったみたいで真っ白でした。


出発とアイス事件

夕方17時過ぎにNatsuとSukeと私Samの3人で出発。いつも行く神岡の「もりのや」に行きたかったのですが、どうやらこの日はお祭りで休みみたいです。仕方ないので近くのすき家で夕食を早々と済ませ、そのまま移動。途中山に入る最後のファミマで夕食後のおやつを購入。そこでSukeが選んだマンゴーアイス、「値段がわからんかった」とか言いながら会計して見たら、なんと328円!!!。3人の合計が500円ちょっとだったので私とNatsuの分を合わせた値段よりはるかに高いです。「材料見て、マンゴーだけだよ。」「たまには美味しいものを食べないと舌がダメになる。」とかグルメ気取りで全く反省していません。アイス代の分だけ働いてもらわないと割りが合わないので、ゴミ捨てとか命じましたが、さすがに大人しく従っていました。


現地到着とイカ

夕方18時半過ぎに現地に着くと、すでにいつものSさんが来ていました。実はSさん、先月末の夜中の3時頃にメールがあって、釣ったイカを自宅のところもまで持ってきてくれてました。でもその日は私は出張中。朝まで待って家族が起きてきてからでもいいよとか言ってくれたのですが、あいにく家族は休日は寝坊で9時とか10時にならないと起きてこないので、泣く泣く御遠慮しました。その時のイカの写真を見せてもらいましたが、大きいものは30cmもありました。イカ刺しにしたら本当に美味しそうでした。

Sukeは早速星景写真。ピントが合わんとか言っていましたが、レンズの方がAFになっていました。直して何枚か撮っていました。下のがSukeの作品です。

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西の空で星が山に沈むところです。EOS kiss X5に3千円くらいで買ったキットレンズクラスのもので、撮って出しのJPEGですが、それでも楽しんで撮っています。露光時間とかISOはだいぶんわかってきたみたいです。でもこれどこの領域でしょうか?西の方だとは思うのですが。

前回カメラを三脚につけてパタンと倒したので、今回は反省してか撮影が終わったらすぐに外していました。Natsuは寒いと言って車から出ようともしません。

しばらくしたらKさん一家、看板設置をしていた代表のYさんとSさんが同じ車に乗ってきました。Kさんのお孫さんに当たるのでしょうか、いつもきている高校生の子が同じ高校の天文部に入った友達を連れてきました。岐阜の高校は天文部があるところもまだあるとのことです。まだ星を始めたばかりというので、今は昼間の活動だけみたいです。この観望会をきっかけに星をもっと好きになってくれると嬉しいです。

今回Yさんにある本をもう読まないからと頂きました。クリストファー・ウォーカー編、山本啓二点川和田晶子訳「望遠鏡以前の天文学」という本です。完全に専門書の類です。古代エジプトの天文学に始まり、メソポタミア、プトレマイオス、ギリシアと続き、紀元後からルネサンスへと続きます。最後の方には中国を含むアジアの記述もあります。最後の結論がすごいです。「古代の天文学者が残した観測記録がなければ、われわれは、宇宙の遥かなる広がりの中や、地球それ自体の上で起こる多くの変化に気づかなかったかもしれない。現代の天文学者が、十分な装備を持たずとも勤勉であった先人たちに感謝するのは当然である。」ということです。私もその通りだと思います。古代天文学の知識はあまりないのでじっくり読みたいと思います。


そのうちにO一家も到着。いつものS君とYちゃんです。S君はもう高2で今は愛知の全寮制の高校に通っているそうです。連休ということで飛騨に帰ってきていました。駅から観望会に直行だそうです。でもみんな薄着で寒そうです。小学4年生のYちゃんはなんとスカートで生足。さすが子供です。全く寒さは気にならないみたいです。私も子供の頃は半ズボンで普通に過ごしていたことを思い出しました。

この日は寒くて曇っていたせいのか、流石に一般の人は誰もきていませんでした。子供たちは寒くてすぐにドームにこもってしまいます。のぞいてみると、星を見てるんだだ単におしゃべりをしてるんだか、よくわからないです。話を聞いていると学校の先生の悪口とか、社会はつまらんとか、先生のモノマネとか、本当にろくなことを話していません。まあ楽しそうなのでいいのでしょうか。


電視観望とドーム

私は電視観望です。この日は雲が結構多かったのですが、沈みかけるオリオン座大星雲をまず見ました。もう春です。このオリオン座も程なくして山の端に沈んでいきました。次に見たのがM51子持ち銀河
です。これは結構迫力があるので受けがいいです。

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最後に見たのがしし座の三つ子銀河。今日は雲が多かったので雲の合間合間に見ていたような感じです。電視観望では雲が流れていく様子もわかるので面白いです。他にもばら星雲とか、終わりがけにベガも東から上がってきたのでM57を入れようともしましたが、雲に覆われていてあまりみることができませんでした。ちなみに下のは雲越しに見たばら星雲。必死に炙り出してこれくらいです。うっすらバラの形が見えているのわかるでしょうか?雲さえなけばもっと見えるはずですが、この日はほとんどこんな感じでした。

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一方ドームの方は少し調子が悪かったです。Yさんに聞いたら電気系の制御ボックスに冬の間にカメムシとてんとう虫が入り込んでいてショートを起こしたみたいで、先日取り換えたとのことです。虫達にとっても暖かかったのでしょう。この日はPCとモータをつなぐケーブルが少し調子が悪くて、ステライメージ9で操作をしていてもケーブルを触ると切断されてしまいます。いったん切断されると再接続とかしようとしてもダメで、いったんステライメージを落として、再度立ち上げないと再接続できません。これが3ー4回起こりました。ケーブルのせいなのか、コネクタのせいなのかなどはまだ不明ですが、ケーブル類に触らないように気をつければ大丈夫みたいです。でもこの日は雲が多くて、ドームの方ではテストでシリウスとプロキオンとアークトゥスルを入れたくらいでした。


コスモス天文台と富山県天文学会

雲も多く、とても寒くて、代表のYさんが風邪気味とのことで、この日は22時過ぎに解散となりました。詳しくは下を見ていただきたいのですが、来週には飛騨コスモス天文台と富山県天文学会の合同の観望会があります。「また来週」といって帰路につきました。自宅に着いて見たら、この日は雨が降った後か透明度がすごくいいようで、低空の星もくっきり見えていました。ただ、雲が残っているのは同じで、この日は眠かったのでそのままベッドに潜り込みました。



GWの予定

GW中の天文関連の予定です。もしどこかで顔を合わせたら「ブログ見たよ」とでも声をかけてください。青いFS-60CBで電視観望をしていたら多分私です。
  • 4月30日の夜から5月1日午前3時頃まで、(変更になりました) 5月1日19時から5月2日午前3時まで名古屋の高校生の智志君がTwitterで呼びかけている、岐阜県の藤橋城駐車場での観望会に参加します。電視観望機材を持っていこうと思います。ただ、天気が心配。曇りだった予報が雨になっています。
  • 5月1日の午後1時くらいから、名古屋の名城公園スターバックス横で、少し前に太陽を始めた名古屋在住のkymさんと太陽観測。私は10cm魔改造PSTを持っていって、太陽電視観望をしてみようと思います。興味がある方は是非来てください。太陽も面白いですよ。でもこちらも天気が心配。
  • 5月2日、まだ未定ですが2日もそのまま名古屋にいたらスコーピオに行こうと思っています。13時開店なので、その頃に行こうと思います。余裕があればスターベースに朝から行っているかもしれません。でも前日1日が天気が悪くて太陽がダメだったら、この日はリベンジするかも。ここら辺もまだ少し未定です。
  • 5月6日の連休最終日の月曜日、19時から21時まで飛騨コスモス天文台と富山県天文学会の合同観望会を開催します。参加無料、一般の方にも呼びかけています。お子さん大歓迎で、惑星輪投げや、クイズ大会など、豪華天文グッズが当たるかもしれません。 場所はgoogleの地図で「飛騨コスモス天文台」と検索してください。数河高原のラグビー場の駐車場です。こちらは寒いので防寒具必須です。 -> 雨天の方のため中止となりました。

Twitter
でも呼びかけるつもりです。 よかったらフォローしてください。

2019/4/6: 15:01頃、太陽の北東10時方向に広がっている活動領域から、突如ジェット(最初フレアのようなものと書いていましたが、ジェットというみたいです)のような筋が一本伸び始めました。筋の成長していく様子をなんとか捉えることができました。自分的にはこんなのは初めて見るので、もう大興奮です。

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GIFアニメです。動かない場合はクリックしてみて下さい。
何かが飛び出しているようにも見えます。
長さだけでも地球数個分です。
数分単位で伸びていくのがわかるので、
分速数千kmとものすごいスピードであることがわかります。


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それぞれの動画から一枚だけ抜き出して速攻でアニメを作って、
速報で17時頃にTwitterに流したアニメです。
画像処理もほとんどしていないのと位置合わせも適当なので粗いです。
この時は上下逆転しているのを忘れていました。
上のように画像処理をすると相当見栄えが良くなることがわかると思います。



今年2度目の太陽観測
 
ずーっと静かだった太陽活動も、今年に入って少しづつ動きが見えてきたと各所で報告が上がっています。私も3月9日に観測をして以来、昨日4月6日は久しぶりに休日で昼間快晴だったので太陽観測をしました。

と言っても、朝も結構のんびり起きて、その後はラッキーイメージングのことで頭がいっぱいで、グダグダしていまいした。実は木曜日に少しラッキーイメージング試したのですが、撮影したものだけではあまり成果がなかったので、のんびり解析やらアイデアやら、PixInsightなど各種ソフトを触りながらいたらあっという間に午後になってしまいました。あー、そろそろ太陽見ておかないと午後から曇るんだっけ?と思いながら、セットアップです。


機材、条件など

いつもの太陽セットです。ASI294MCを使った全景はなかなかうまくいかないので、今日はASI290MMの拡大のみにしました。

  • 鏡筒: 国際光器マゼラン102M、口径102mm、焦点距離1000mm、F10 アクロマート
  • エタロン: Coronado P.S.T.
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI290MM
  • 撮影ソフト: SharpCap 3.2 (64bit)
  • 撮影時間: 2019/4/6 14:50頃から15時40分頃まで、モノクロ16ビットのser形式で31本、それぞれ10ms x 500フレーム x 15本, 10ms x 1000フレーム x 15本, 10ms x 5000フレーム x 1本、ゲインはそれぞれサチらない範囲で最大 
  • 画像処理: AS3にてスタック。全て上位50%使用。ImPPGおよびPhotoshopCCで後処理。


実際の撮影

最初はいつも通り、太陽光球面をぐるっと見渡します。この日は北西方向にプラージュがありました。リングを形成しているプロミネンスも同じ方向に出ていたので、一つの画角に収めました。黒点は無いようでした(でも他の方の報告を見ると小さな黒点が観測されたそうでうす)が、これだけでも十分堪能できます。

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その後、西側少し南寄りに3つのプロミネンスと下の方にスピキュール?らしきトゲトゲ(おそらく)活動領域を真横から見ているような領域を見つけて撮影。こちらも一番大きなプロミネンスはリングを形成しているように見えます。

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その後、南東のところにも低く広がった活動領域があるので、15時01分にワンショット撮っておきました。

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その後、他の場所をぐるぐる回って9分後、15時10分に再び南東のところに帰ってくると、なんか筋のような線が見えています。あまりにまっすぐだったので最初何か変な光でも入ったのではないかと思いました。それでもとりあえずおもしろそうだったので1ショット撮っておきました。

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しばらく見ていたのですが、変な光とかではないようなので、どうやら本当に太陽で起こった何かみたいです。流石に9分間でこの変化はすごいと思い、その後12ショットを15時34分まで撮影しました。画面で見た限りもうほとんど動いていないと思い込んでしまったことと、曇り始めていたのでここでストップして解析に入りました。でも並べてみた結果を見てみるともう少し撮り続けておいても良かったと思いました。12ショットのうち画角的に使えない1ショットを除いてアニメにしたのが上のものです。

でも正直言うと、撮影中はあまり変化がわからなかったので、時々他の場所に行っては撮影を続けていて、時間的には結構飛び飛びになってしまっています。飛び飛びになった時間は一枚の表示時間を長くするなどして、実時間の流れ方に合わせてあります。1分を0.2秒にしたので、300倍の速度です。

アニメにしている過程で、何も写っていないと思っていた1枚目にもわずかに飛び出ている痕跡があるのがわかりました。上の画像でもその痕跡を確認できます。その次のショットまでの時間が9分間と少し空いてしまっていますが、一応かなり初期の段階から撮影できたことになります。


今回はかなりすごいのが撮れたと、撮影終了後かなり興奮していて家族にも見せびらかしたのですが、下のSukeは「これの何がすごいんけ?」と、どうも反応が冷たいです。妻からは「あー、よかったねぇ。いい子、いい子。」みたいな扱いです。それではと速攻でアニメにしてTwitterで報告したのですが、やはりなぜか自分が思っていたのより反応が薄いです。唯一特徴的だったのが、フォロワーとかでは無い海外の方がリツートしてくれたことでした。NASAとかのニュースを中心にリツートしている方みたいです。これはちょっと嬉しかったです。

でもやっとここで思い出しました。そういえばこのブログでも太陽の記事はいまいちというか、かなり反応薄いんです。PVを見ててもはっきりとわかるくらいです。まあ、太陽をやっている人は天文ファンの中でもさらにごく一部の人ですから仕方ないかもしれません。

みなさーん、太陽面白いですよ。昼夜本当に寝る間がなくなるくらい天文沼を楽しめますよー。


(追記: 少し落ち着いて色々調べてみました。NASAのSDO( Solar Dynamics Observatory)の付近の時刻の画像を見ると、同じような位置に一本筋が出ているのがわかります。SDOはこういった画像を撮り続けていて、太陽の活動をアニメにしています。これを見ると太陽活動の凄まじさを改めて実感することができます。最初スピキュールと書いたものはどうやら活動領域をちょうど真横から見たもの、また最初筋のことをフレアと書きましたが、フレアはもっと大爆発なのでこれは言い過ぎでした。ジェットというようです。さすがに衛星から撮った画像に勝つことはできませんが、太陽活動の一環を直にその場で見ることができたのは、それでもやはりとてもいい経験でした。)



今週も土曜の夕方、3週連続で富山市科学博物館での観望会です。

今日は日中基本的にどん曇り。まるで観望会のためだけに天気が良くなったような感じです。GPVで見ると本当に19時頃から雲がなくります。実際には少し雲も残っていましたが、ISSから始まって、オリオン座、すばると必ず空が開けているところがあり、十分楽しむことができました。

今日は寒かったので集まった人はそれほど多くはありません。多分一般の方は20人くらいでしょうか。科学博物館の機材はいつものMEADEのシュミカセ25cmと、タカハシのFS-78、やっと機種がわかりましたNIKONの大型双眼鏡20x120-Ⅲです。他にも県天のOさんのBORGの確か76EDでしょうか、同じAZ-GTiで電視観望を披露しています。私もいつもと同じFS-60CBをAZ-GTiに載せた電視観望と、これもいつものSCOPETECHです。他にもフィールトスコープや小さな望遠鏡も出ていたようです。
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18時半頃、初期導入時。
シリウスが見え始めていますが、まだ雲が少し邪魔をしていました。


さて、今日の観望会の最初は科学博物館の方のお話です。今回のテーマは星占いでした。
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お話が終わると、外に出ての観測ですが、今回はちょうど始まってすぐにISSが見えました。街中でも肉眼でもはっきり見えるくらい明るいので、これはみなさん喜んでいました。満月期を過ぎていて、月が出ていないので、その後はM42のトラベジウムやすばる、二重星などを大型望遠鏡の眼視で楽しみました。
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ISSをみんなで見ています。
iPhoneでとっさに撮ったので星像がぶれてしまっていますが、
みんなで楽しみました。

電視観望ですが、Oさんも私も光害防止フィルターのQBPを入れてあります。街中でのQBPの威力は結構すごくて、相当明るい場所(今回の場所は以前Natsuが自由研究で示したこのページの一番上の写真になります。EOS kiss X7で18mm、F3.5、ISO3200の20秒露光で真っ白に近くなるくらいの場所です。)でも、なんとか星雲をあぶり出してしまいます。毎回同じ対象で申し訳ないのですが、M42オリオンはかなりはっきりと
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馬頭星雲と燃える木が、かろうじてですが写ります。
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今回一つ困ったことが起きました。現場にはWiFiで見る限り3台のAZ-GTiがあったのですが、そのせいでしょうか時々接続がうまくいかなくなるのです。例えば、勝手にアラインメトが狂ったり、動かなくなったり、ひどい時は一度勝手に動いた時がありました。多分誰かのSynScanが繋がってしまったのかと思います。Oさんも途中少しトラブっていたようでした。Wi-Fiのパスワードを設定していなかったことも原因かもしれません。何台か同じWi-Fiを使うような機種があるときは、ネットワークの設定をきちんとしておいたほうがいいです。今回も自宅に帰ってから早速パスワードと、チャンネル番号をデフォルトのものから変更しておきました。

SCOPETECHも、必ず毎回結構ずっと触り続けてくれる子が現れます。普段望遠鏡を見せてもらうことはあっても、触ることはまずないとのことなので、これを機会に興味を持ってもらえると嬉しいです。

星座望遠鏡も今回も5種類出して大活躍です。やはり小海で手に入れたcokinの大口径のものが一番人気ですが、「これは手作りのため販売されていないものです。」というと残念そうな反応です。その代わりWideBino28がアマゾンでも手に入りますよというのですが、やはり大口径を見てしまった後だと反応があまり良くないです。cokinのは子供でも簡単に見ることができるので、貴重なのかもしれません。

話は変わりますが、昨年の豪雨の影響で土砂崩れが発生し、現在も閉鎖が続いている富山市天文台が、場所を変えて市街地の方に移設されるというニュースを最近聞きました。これまで山の中にあり、駐車場から800mほど歩かなければならないなど、多少行きにくかったところもあるので、街中に作られればこれまでよりも多くの人が来ることになるでしょう。2021年着工予定だそうですが、候補地がいくつか検討されていてまだ決まってはいないとか。観望に街の灯りは心配ですが、これを機会に街灯などの街明かりに対する光害への意識も高まってくれればと思います。

今回で街中での観望会は3回目になりますが、月や惑星が出ていればわかりやすくていいのですが、今日みたいな月もない晩だと見るものを選ぶのに苦労します。冬の終わりなので、この時期トラベジウムは面白いです。夏場はアルビレオなどの二重星も面白いと思います。球状星団などもなんとか見えるのかと思いますが、流石に星雲は大口径でM42クラスでも本当にぼんやりとしかわかりません。

電視観望はうまくすると街中の観望会でも明るい星雲ならそこそこ見ることができます。上手く使えば魅力的な観望会になると思います。見せるほうの側の慣れも必要かと思いますので、また私も時間の許す限り協力していきたいと思っています。


今回は仲のいいM家にも声をかけ、M家がくるならとうちのNatsu(中2)とSuke(小6)も参加しました。と言ってもNatsuは寒いと言ってM家が来るまでは車の中で読書。だんだん星への興味も薄れてきているようです。Sukeは今回私が最初の頃に買ったEOS kiss X5を持っていって、星座写真とか、いつものようにふざけた写真を撮っていたみたいです。
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Sukeが撮ったオリオン座。撮って出しjpegです。


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ふざけた写真の一例。
 
途中M家がきてからはみんなで撮影大会をしていたようでした。相変わらず暴れまくっていたみたいですが、みんな楽しそうにしているのでまあいいでしょう。M家のK君、無事に高校も受かって、来週から銀河学校へ参加するそうです。全国から天文に興味がある高校生が木曽シュミットに集まって、何泊かして実際の観測機器を使って天文学を経験します。その後1年くらいかけてまとめて、面白い結果が出たものは天文学会のジュニアセッションで発表するそうです。いいなあ、私も高校生だったら絶対行ってみたいです。
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M家3兄弟。観望と撮影。楽しそうです。
この写真もSukeが撮影しました。

その後、帰り際に三脚に置きっぱなしにしておいたSukeのEOS kiss X5が三脚ごとパターンと倒れてしまいました。カメラは無事だったのですが、レンズの外枠に大きな凹みができて、ピント調整リング、焦点距離調整リング共に硬くなり、レンズの筒自身も完全にスタックしてしまい、何も調整できなくなってしまいました。中古で買ったキットレンズクラスのもので、格安だったのでそれほど惜しくはないのですが、それでももったいなくて自宅に帰ってから凹みを頑張って直していました。最初全然直る気配がなかったのですが、かなり力を込めて曲がったところを戻してやると、なんとか動き出してオートフォーカスまで使えるようになりました。三脚に立てて放っておくのはやはり怖いですね。子供にも気をつけるように言っておきました。

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レンズの枠が曲がってしまいました。ひどいのは上の部分です。
これでも直した後です。
一応オートフォーカスも使えるようになりました。


あ、全然違う話になりますが、お隣の県ですが岐阜県神岡町に「カミオカラボ」というのができます。3月27日オープンだそうです。オープン前ですが、ちらっと立ち寄ってみました。

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まだ準備中です。4日後の3月27日にオープンだそうです。

最近こういった施設もどんどんできてくるようになりました。宇宙に興味のある方が増えてくれると嬉しいです。

帰る際、M家のK君が自宅に寄っていきました。銀河学校へ行くのに天文学関連の本を渡すためです。持って行った本は半田利弘著「基礎からわかる天文学」。天文学の基本的なことが一般の人にもわかるように平易に書いてあるので、天文好きな高校生なら十分に読むことができると思います。他にも星景撮影のムックなどを何冊か持って行きました。受験が終わってやっと天文機材やカメラにも触ることができると喜んでいました。銀河学校がいい経験になってくれればと思います。

外を見るとしばらくの間晴れていましたが、M君が帰ることにはガスってきて今夜は朧月夜です。まあ満月期なのであまり惜しくはないのですが、今日も撮影はお預けです。

さて、富山市科学博物館の観望会は来週3月30日はお休みです。4月からは毎週土曜日開催とのことなので、お近くで興味のある方は是非とも参加してみてください。 

 

先週土曜に引き続き、今日も富山市科学博物館の観望会に参加してきました。いやあ、とても楽しかったです。やはり観望会はいろんな人との交流のきっかけになるので、星趣味の中では撮影とか機材ネタに並んで、結構な楽しみの一つです。


今日は朝から雨。先週撮ったM42の画像処理をしながらGPVを見ていると、ちょうど夕方から雨雲が全部関東方面に行ってしまうみたいです。上弦の月は超えているので、撮影するにはやはり明るすぎる月です。結局、今週も観望会に参加することに決めました。

機材の準備をして、夕方17時くらいからくら寿司で家族と待ち合わせ。今回は私一人の観望会参加なので、適当にお腹が膨ふくれたら、18時前にはそのまま一人だけ科学博物館に向かいました。

現場に着くと先週と同じように、MEADEの25cmとタカハシのFS-78、大型双眼鏡がすでに出ています。県天のメンバーも何人か機材を出していました。私の機材も先週とほぼ同じで、FS-60CB+ASI294MC ProをAZ-GTiに載せて電視観望。さらにSCOPETECHを子供達に自由に触ってもらいました。今日の観望会のテーマは月ということです。見やすいように双眼鏡も一つ三脚に載せて出しましたが、月が天頂付近にあり、体勢的にかなり見にく、結局双眼鏡では赤い火星やスバルなどを導入して見てもらいました。

電視観望ですが、最初のうちはテーマの月を導入。SCOPETECHも子供達に自分で月を導入してもらいます。そのうちオリオン座を星座望遠鏡で見比べながら、電視観望でM42を見たりもしました。今回は新/旧WideBino28、星座望遠鏡の2眼/単眼に加え、昨年の「星もと」で購入したcokinの手作りの星座望遠鏡をもう一つ追加して、5台体制で星を見てもらいました。相変わらず星座望遠鏡の類は大人気です。特にcokinのは径が大きいので見やすく、ピントを合わせる機構がないのが逆にシンプルで一番人気でした。

天リフさんとあっかさんに言われたように、「これどこで手に入りますか?」と聞かれた時には、今回はAmazonで売っていますときちんと答えました。多分先週も北方だと思うのですが、「東京のKYOEIというところで売っていますか?」と聞いてくる方もいたので、「多分在庫あると思います。」と答えたものもありましたが、「Amazonの方が楽ですよ」と付け加えておきました。でも私がWideBino28を買ったのも東京のKYOEIなんですよね。こういったやりとりで、先週から続けてきている方が何人かいることもわかりました。この観望会は昨年11月から続けているらしいのですが、常連の方がすでにできているようです。

今週面白かったことの一つは、SCOPETECHで頑張って月の写真を撮っていた小学4年生の男の子でしょう。子供も何人かいいたので随時SCOPETECHで自分で導入してもらっていたのですが、一人コンデジを持っている子がいて「よかったら写真撮ってみる?」とか聞くと、自分で月を導入してカメラをアイピースに近づけて頑張って撮ろうとしていました。でもオート露光とオートフォーカスが邪魔をしてなかなか上手く撮ることができません。科学博物館の学芸員の方が親切にマニュアル露光のことを説明しながら、もうずーっと、多分30分以上ですが、ひたすら月を撮影していました。最後の最後にクレーターも含めて綺麗に撮れていたので、とても喜んでいたみたいです。

もう一人面白い女の子がいました。途中からどこかかから「英語、英語!」と声が聞こえてきたので、どうやら外国から来たみたいです。私も近づいていき話してみました。トラベジウムが導入されているMEADEの説明がなかなか通じなかったみたいで、それをきっかけに色々話してみました。中国から来たという若い女の子で、一人旅だそうです。今回日本に初めて来て、昨日は金沢を周り、電車でたまたま綺麗に見えた富山に降りて、そのままホテルをとって、今回の観望会に参加したそうです。

今日は透明度がすごく良くて、年に何日かのレベルの立山がものすごく綺麗に見えました。その子もちょうど夕日に染まった立山を見たようで「ピンク色に染まった立山がすごく綺麗だった」とか言っていました。「今日は本当に珍しいくらい山が綺麗だったよ」とか話すとすごく喜んでいて、英語でキャーキャー言っていました。

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星座望遠鏡で見ている右側の女の子が中国からたまたま来てくれた子。
中央の白いSCOPETECH鏡筒の所に座り込んでいる男の子が、ずっと月を撮影していた子です。
机の左の青い鏡筒で電視観望、机の上のPCで見ています。
机の上には星座望遠鏡がたくさん転がっています。 

その子は、月をカメラで撮影している男の子にも興味があるみたいで、何をしているか説明してあげると感心していたみたいです。

その女の子が星雲も見たいというので、電視観望でまたM42を見たり、最後の方ではバラ星雲や馬頭星雲と燃える木をみました。他のお客さんも含めて、星雲を初めて見たという方も何人かいて、結構盛り上がりました。スバルも入れたのですが、流石にこの街中でメローペまで見ることはできませんでした。獅子座のトリプレットも見ようとしたのですが、まだ高度が低いせいかあまり銀河と認識できませんでした。

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その女の子には最後の片付けまで手伝ってもらいました。明日が日本で最後の日で富山を観光するということなので、楽しい思い出を作ってもらえたらと思います。でもあいにく観光のメッカの立山方面はまだ雪のために行くことができません。黒部のことも聞かれましたが、トロッコ電車もまだだと思います。富山の冬の観光は車がないと難しいですね。

最後は科学博物館の機材の片付けも手伝って、少し職員さんたちと話してから帰宅しました。昨日の天気もダメ、今日は夕方から晴れましたが、多分明日もダメです。たまたま観望会の時間だけ晴れたようなもので、とても充実していました。また時間がある時に参加したいと思います。


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