ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:観測・撮影 > 星景・星野

先日KYOEIで購入した笠井トレーディングのWideBino28ですが、少し晴れ間があるときに試しました。

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特徴は2.3倍の低倍率、大口径なのですが、これだけ聞いても実際に夜空で見て見ないと全く価値がわからないかもしれません。実際私も、原村の星まつりで初めてワイドビノを見たとき、昼間に見たせいか、その価値が全くわからなくて、値段が高いわりに倍率の低いあまり役に立たなそうな双眼鏡だというのが、最初の印象でした。

ですが、今年たくさんの天の川に出会って、これをもっと綺麗に見たいと考えたときに、普通の双眼鏡だと確かに暗い星までたくさん見えるのですが、倍率が10倍とかと高いため、同時に視野が狭くなり、天の川を見ているとかのインパクトはなくなります。そんなとき、もしかしたらいっそ低倍率の方がいいのではと思ったのがきっかけで、いつかワイドビノを手に入れたいと思っていました。

はっきりいって広角、低倍率で、星座丸ごと一個を視界に入れて見ることができるというのは思ったよりすごいことです。

私のように視力が悪い人は、普通夜空を見上げても、そもそもあまり星がきちんと見えていません。眼鏡をかけていますが、今の眼鏡も随分前に作ったので、だいぶん弱くなっていて、かなりボケた星を見ています。WideBino28は裸眼でも眼鏡をかけていても、片目づつピントを合わせることができるので、まるで突然目が良くなったような感覚です。

また、倍率が2.3倍なので、2.3x2.3倍暗い星まで見えます。等級が一つ違うと明るさは2.5倍違うと定義されているので、およそ2等級近く暗い星まで見えるということになります。(詳しくはこちら)すばるは一つ一つの星がはっきり見えます。牡牛座のV字も全部綺麗に見えます。オリオン座も全体が視野に入ります。その上で細かい星が見えるのです。このインパクトは望遠鏡とか、双眼鏡とはまるで違ったものです。

夏の天の川が今からすごく楽しみです。

追記: その後のWideBino28の使用記もこれらのページに一部書いてあります。


娘のNatsuです。

夏休みの自由研究で、宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」を調べました。その中で銀河鉄道の夜に出てくる星の写真を撮りました。その中のいくつかを紹介します。写真は牛岳スキー場の上で撮りました。星雲は難しいのでパパに手伝ってもらいました。

タイトルはこんな感じです。

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まずは天の川にかかる全景です。残念ながらゴールの南十字は地平線の下なので撮ることができません。

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こと座です。このページで、銀河鉄道がどのように天の川をたどっていったかを考えてみました。こと座よりも白鳥座の方が先かと思いがちですが、こと座に関しては銀河鉄道に乗る前に出てきます。

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こと座にはM57があります。銀河鉄道の夜には直接出てきませんが、宮沢賢治はM57が好きだったようです。「シグナルとシグナレス」や「土神と狐」などの物語に出てきます。

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白鳥座です。銀河鉄道の出発点です。

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白鳥座の嘴に当たるアルビレオです。銀河鉄道の夜では「アルビレオの観測所」として出てきます。

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宮沢賢治は空想ではなく、ちゃんと科学的に物語を書いていたことがわかりました。11月に石川県小松市のサイエンスヒルズ小松で渡部先生の宮沢賢治 生誕120年 講演「賢治作品の中の宇宙」に申し込みました。とても楽しみです。





 

初遠征に続き、5月7日の土曜日、二度目の遠征です。今回は家族4人で、前回も行った楡原へ再び行ってみました。

実は最初ホタルイカ獲りに行こうと、海の方まで行ったのですが、ホタルイカは影も形もなく、ベテランっぽい人もほとんど空振りのようでした。ついでに見ようとした星も、南側は明るすぎて、北側は暗いのですが、それでも海岸での光害が酷すぎるのかほとんど何も見えない状態で、早々に諦めて、そうだ山へ行こうと思い立ち、あまり気の進まなさそうな妻と下の子を無理やり誘って楡原へと向かいました。

海から約1時間くらいでしょうか、やはり山の中は見え方が全然違います。満天の星空と天の川を見ながら、望遠鏡をセットアップしました。しかも今回は新兵器のEOS X7があります。あいにくカメラを望遠鏡に取り付けるアダプターをまだ持っていないので、望遠鏡での撮影はできないのですが、それでもいつものように眼視で木星などを見ました。やっと赤道儀の自動導入も少し使いこなせるようになってきました。

実は今回は望遠鏡よりもカメラでの撮影が楽しくて、望遠鏡そっちのけでカメラでいろいろ試しながら撮り続けていました。星景、星野撮影なのですが、星景撮影の方が景色が入って臨場感が出るので楽しいです。カメラのセッティングについてはここにまとめておきました。

とりあえず撮れた写真の中で加工まで持っていったものを載せてみます。未加工のもの一枚と、4枚をスタックしたものです。

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  • 2016/5/8, 01:49, Canon EOS X7, 18mm, F3.5, ISO1600, 30sec, rawフォーマットからJPGにしてリサイズのみしたもの


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  • 上記設定で、30秒ごとに連続4枚をDeepSkyStackerでスタック、CanonのDPP4やらGIMP2.9やらで色々試行錯誤して加工したもの

まだ見せることのできるレベルに達していないのは重々承知です。とにかく色を出してみたいという試みです。練習がてらスタックしましたが、意味はまだほとんどないと思います。これも練習と思ってなのですが、一応ダーク減算とかもしていますが、ほとんど結果に影響はありませんでした。いずれせよ、どんな加工ソフトがあるのかと、ソフトの操作に慣れるのが目的です。

それでも初めて綺麗に色がついた天の川の写真を自分で撮ったと思うと、嬉しくなってきます。


ついでにもう一枚。こちらは一枚のみからです。

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  • 2016/5/8 02:19, Canon EOS X7, 18mm, F3.5, ISO6400, 30sec

結局この日は午前3時頃までいました。でも、結局星を見ていたのは私と娘だけで、寒いのが嫌なのか妻と下の子は車の中でずっと寝ていました。

 

初めて一眼レフカメラで星を撮ってみました。

そもそもカメラを選ぶ時にNikonにするか、Canonにするかなど よくわからなかったのですが、後から色々調べて天体に限っては入門機はCanonにして正解だったと思います。

これまでiPhoneのカメラ以外いらないと本気で思っていたので、一眼レフでないと撮れない写真があると初めて実感できました。

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2016/5/5 0:59, Canon EOS X7, 18mm, f/5.6, 15sec

この日一番まともに撮れた写真です。自宅から見た北斗七星です。絞りを5.6なんかにしてしまっています。


この時はRAWで撮ることを知らなかったのでJPEGで撮っていました。未加工です。他の写真のほとんどはピンボケだったり、ぶれていたり、流れていたりで、見る影もありません。

もう一枚

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2016/5/5 0:59, Canon EOS X7, 18mm, f/3.5, 10sec

天の川がうっすら写っています。これも未加工です。やっと絞りを開くことを覚えました。この写真で、はじめてホワイトバランスを蛍光灯や白熱電球にすると青っぽくなって、夜空のイメージに近くなることがわかりました。あとで加工する場合でも楽です。(2017/10/11追記: 娘のNatsuと一緒に読み返していたら、なんと写真の左下に流れ星が写っているではありませんか。一年半経ってやっと気付きました。)

そもそも、自宅から天の川が写ることにびっくり。確かに富山なので、空気はきれいかと思っていましたが、結構周りは明るくてあまりいい場所とは言えません。ところがなんと位置がわかってしまえば、夜中になって暗くなってくるとうっすら自分の目でも天の川が見えるではないですか!以前夜中に虫取りに行った時に、何かうっすら見えたあれが天の川かなと思っていたのですが、実際に確信を持って天の川が見えたのはこの日が初めてです。


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