原村星祭りに引き続き、胎内星まつりに息子と行きました。今回はテント泊です。

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今回の星まつりには惑星撮影の講演があったので、個人的にはちょうどタイムリーで した。フィリピンから来た講演者のCristopher Goさんは惑星撮影では世界的に有名とのことで、講演内容はとても参考になるところが多くて、前半はちょうど今自分がやっていること、後半はWinJUPOSのことなどまだ知らないことも含めてこれからやろうと思っていることで、いろいろ目から鱗となところがありました。自分があまりやっていなかったことや、参考になったことの覚書きです。

  • 当たり前だが、光軸調整、鏡筒の温度を周りと同じにすることはとても大事。
  • 三脚の足の下に置く、防振のためのパッドがあるといい。
  • RGBを独立にとったほうがいい。
  • UV, IR, メタンフィルターなどを利用すると表面の様子をより示すことができる時がある。

  • FireCaptureではゲインは躊躇せず高くしたほうがいい。その分できるだけフレームレートを速くする。ガンマはオフ。
  • ROIはギリギリまで小さくする。フレームレートを稼ぐことができる。
  • FireCaptureでWinJUPOSを使うというオプションをオンにしておくと便利。

  • 木星はヒストグラム80-90%。フレームサイズが5μならF30、3.75μならF20位。
  • メタンバンドは非常い薄いのでは2x2のbinningを使う。撮影時間は2分。ダークフレームを取ること。自動で5コマとって、自動でスタックしてくれるオプションがある。

  • 土星はヒストグラム赤と緑が70%、青が50%。ゲインとフレームサイズは100%。

  • 火星はフレームサイズが5μならF50、3.75μならF30位。ヒストグラム赤と緑が80-90%、青が60-70%。撮影時間は4分。UVとIRは実際の色を反映させるためにカットすべき。

  • AutoStakkert(なぜか未だに1を使っていた)ではPlanet, Dynamic Backdound、Gradientにチェック。
  • AutoStakkertで1.5x Dizzle、Registaxで1.5x Mithcell。
  • RegistaxのWavelet変換ではDefaultでInitialが2(これは私は試したことがなかった)Stepが1。スライドは上から3つしか触らない。

他のお勧めソフト
  • シャープネスにGoogle Nik collection, ノイズ除去にDespeckel Tool, Dust and Scrachers Tool, Topaz Labs Denoise Tool(いずれもPhotoshpp CS以上。Topazは有料ソフト)

WinJUPOSについても色々テクニックがありそうなのですが、私自身使ったことが無いので、ちょっと説明できませんが、WinJUPOSで処理したものをいくつも重ねることでより滑らかになるとのことでした。次回試してみようと思います。

あと、質問の際に
  • ASI290がカラーも白黒もどちらもおすすめ。ASI224も悪く無いが、290の方がいい。
  • 使っているのはRGBのみで、Lは使っていない。WinJUPOSを使えばLは必要無い。
ということを聞くことができました。

普段参考にしている天文ガイドの惑星撮影の短期連載記事と比べると、今回の話はいろいろ違いもありとても面白かったです。天文ガイドの方ではLRGBで撮影し、Lは(連載されている熊森さんのブログを見ると現在では)ASI290、RGBはASI224となっています。また、むやみやたらにフレームレートをあげても出来上がり画像にあまり変わりはないということも書いてあります。

通訳をしてくれた方も言っていたのですが、日本よりもフィリピンセブ島のほうがはるかにシーイングがいいということを考慮すると、方法に違いが出るのも有り得るということでした。特にLが必要かどうかは、やはり細かい像の出ない日本ではLは必要という主張も理解できるので、これは自分で実際に試して判断してみたいと思います。

写真があまりいいのはなく、唯一Goさんが写っていたのが以下のものです。

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胎内星まつりその2