2021年11月13日と14日、長野県の小海町で2年ぶりに開催される「星と自然のフェスタ」に参加してきました。

昨年10月の福島以来の久しぶりのリアル星まつりで、 本州では今年唯一ではないでしょうか。とにかく楽しかったー!!! たくさんの人にお会いでき、色々話すことができました。やっぱりリアルはいいですね。

ちなみに、前回2年前の「星と自然のフェスタ」はこんな感じでした。




準備

久しぶりのリアル星まつり。もう何日か前からソワソワ状態です。Twitterでも徐々に盛り上がりを見せつつあります。星まつりでいつも困るのは、誰が誰だかわからないことです。私自身、顔と名前を覚えるのがすごく苦手で、ただえでさえ、顔と本名とハンドルネームがグッチャグチャになります。しかも今回は2年ぶり、顔半分はマスクで隠れてます。なので今回はネームプレートを作ってみました。

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Twitterでも同じように考えている人がいて、プレートを見るとお互い認識できるはずです。実際、これがすごく役に立って、私のこともわかってもらえますし、他の方のネームプレートでSNSのあの人かと何度認識できたことやら。

木曜日には機材の準備もある程度終えておきました。今回のテーマは「シンプル」です。電視観望にはFMA135にASI294MCを取り付け、自由雲台とミニ三脚に載せる超コンパクト仕様。あとはノートPCにUSBケーブルを接続するだけなので、カバンからさっと出しすぐに使うことができます。

もう一つ迷ったのが、太陽電視観望です。C8とPSTを持っていくとすると、赤道儀が必要になります。大幅な荷物増なのですが、散々迷って結局持っていくことにしました。しかも赤道儀は座席から簡単に出せるようがいいやと、わざわざ重いCGEM IIを選んでしまいました。結局太陽セットは使わなかったのですが、持っていかない不安よりも、持っていって使わない方が気楽な気がしました。なんで使わなかったかと言うと、久しぶりの星まつりで人と関わる時間を大切にした方がいいと思ったからです。


今回の目標

今回、星と自然のフェスタに参加するにあたり、いくつか目標、目的を揚げました。
  1. 久しぶりにあう人達との交流。
  2. シュミットで電視観望の解説と実演。
  3. 夜に電視観望のデモ。
  4. 星座ビノの制作者にお礼を言う。
  5. Canon製のテレコンビノを利用した星座ビノを手に入れる。
  6. ホテルの温泉に入って食べ放題のアイスを食べる。
  7. 朝のビュッフェを食べる。
  8. 2019年の電視観望を見て感動したというジャムのお店に商品をいただいたお礼を言う。
いくつかは実現でき、いくつかは実現できませんでした。記事は時系列で書こうと思うので、うまく実現できたかどうか、おいおい書いていきます。


いざ小海に向けて出発

さて、直前に積み込むもの以外の準備は整ったのですが、問題はいつ出発するかです。金曜仕事が終わってからすぐに出れば、前日に集まっている人がいるはずなので夜には合流できるかも。でもそのためには徹夜体制になるのと、寒い車中泊が2泊になり、なかなか厳しそうです。迷いに迷って、やっぱり寝不足だと危ないので諦めて土曜の朝早くに出ることにしました。

でも遠足前のワクワク気分で、全然眠れなんですよね。結局寝たのは2時間くらいでしょうか。あまり寝られないので3時には起きて、シャワーを浴びて、飲み物とか、湯たんぽとか、枕とか、最後の準備をしました。

結局なんだかんだで午前4時半前くらいに出発でした。運転は4時間くらいの予定なので、うまくいくと8時半頃にはつくはずです。高速に乗る前に、コンビニに寄っておにぎりなど買い込みます。朝ごはんがわりです。途中、北陸道から上信越道に入る手前くらいで明るくなってきました。星祭に行く途中に夜明けを迎えることはよくあるのですが、撮影時の夜明けとまた違ってドライブ時の夜明けも景色が次々変わり、とても綺麗です。

途中トラブルなど何もなく、いくつかドライブインに寄っただけで、最後は佐久小諸ジャンクションで中部横断自動車道に入り、八千穂高原ICで下道におります。ここまでくれば小海里エックスホテルもすぐです。下道では帰りに入れるガソリンスタンドがあることと、会場から一番近いコンビニを確認し、無事に会場に到着。

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会場手前の登り坂。
この日は快晴で、途中の道から見える山がものすごく綺麗でした。


会場のホテルリエックスに到着

会場に到着したのはほぼ予定通りの8時半ころ。一般の人が止める駐車場のうち、一番会場に近い第2駐車場に止めました。この時点では、まだ駐車場はかなり余裕がありました。止めた場所が、たまたまちょうど天リフ編集長の隣でした。降りたら編集長とspitzchuさんが話していたので、早速お久しぶりですと挨拶します。天リフ編集長はリアルでは久しぶりですが、ネットでは顔込みで話しているので、なんか不思議な感触でした。

駐車場にはいくつも望遠鏡が出ています。止めたところの近くに、ドブソニアンが一つ出ていました。
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挨拶してお話を聞いてみると、富山のお隣の金沢からきているとのことで、富山の県天のメンバーの名前もご存知でした。このドブソニアン1993年作とのことで、もう30年近くになるとのことです。おもしろいのは、副鏡を含む頭頂部を取り換えることができる構造になっていることです。

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副鏡の径も結構違い、遮蔽率を変えることで惑星や星雲など対象に合わせて対応できるとのことです。

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ここら辺で、天体望遠鏡博物館でお世話になったT女史も合流。編集長、spitzchuさん、Tさん、私の4人で会場に移動します。ちょうど9時頃だったでしょうか、駐車場から会場に移る時には、第2駐車場の真ん中にも車が止まりまり始めていました。

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その後、駐車場はみるみる一杯に。会場から一旦戻ってきた時には第2駐車場は満車で、さらに奥の駐車場や、道のところに案内されていたようです。


会場の様子

会場は駐車場からすぐの距離ですが、滞在中はここを何度も歩くことになり、体力のない私は苦労しました。坂道もあるので、重い機材を運ぶのはかなり大変そうです。

キャンプ場が星空サイトという名前になっているので、最初ここに居を据えようかと思ったのですが、車の乗り入れが結構大変そうでした。多分ずっと駐車はできなさそうな様子だったので、結局一般の駐車場に止めておくことにしました。

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キャンプ場はこんな感じです。

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前日から来ている方も何人かいたようです。本番の土曜はテントでいっぱいになるかと思っていたのですが、実際にはそれほど埋まっていませんでした。もともとこの星空サイトでしか望遠鏡を出せないようなアナウンスがあったのですが、その後駐車場で望遠鏡を展開することが途中から許可されたからだと思います。

朝の会場の様子です。まだ人もまばらで、いくつかのブースはすでに空いていましたが、正式な販売は10時からのようです。

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10時になると開会式が始まりました。トレーラーの舞台が用意されていました。

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ブースめぐり

早速ブースをひとまわりします。SVBONYのブースでは、智志君とぼすけさんが店員さんとして働いていました。社員の方が来ることができないので、お手伝いというよりはお仕事としてやっているとのことです。ここでは私も持っている安価な双眼鏡と、EDタイプの双眼鏡の見比べができました。天リフ編集長は「これは圧倒的に違いますね」と言っていましたが、私の能力では違いがあまりよくわかりません。というか、安価な方でもう十分見えると思えてしまいます。確かにEDの方が収差が小さい気がします。安価の方は少しの青い収差、EDの方はもう少し小さな緑の収差に見えました。でもそこまで大きな違いには見えませんでした。双眼鏡はもう少し経験を積む必要があります。
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その一方、スワロフキーのフィールドスコープの解像度は私のような素人でもはっきりわかるくらいの、なんじゃこりゃ!!!というくらいのものすごい解像度でした。「ウォー!」と叫んでしまいました。でも値段を聞いたら70万とこちらも「ウォー!」でした。

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いくつかブースを回りながら、夜に電視観望の実演をするシュミットさんへ。一緒に実演をするWさん、H店長に挨拶をして、実演時間やどういう方法でやるかなど少し打ち合わせしました。ブースにはブラックパンダさんもいらっしゃって、2年前の胎内以来お会いすることができました。ブラックパンダさんにはTwitterで呟いたQBPのアメリカンサイズや、CP+の配信での何気ない一言でCBPのアメリカンサイズを実現していただいたり、電視観望のための機材もどんどん見つけてきてくれたりで、とても感謝しています。ブラックパンダさんには広報の方も紹介していただきました。まだ入社2年目の若い方で、また講演とかする場合はお世話になるのかと思います。この方、まだ撮影とかしたことがなく、難しいと言っていました。その通りだと思います。そのマニアでない意見を生かして、初心者にも優しい機材とかの意見を反映していただけるとありがたいと思います。

その後は、シュミットの方もお客さんも交えて、展示品の話題です。私も最近手に入れたSCA260が展示してありました。聞いたら初期ロットはかなり少なかったようで、手に入れられた私はかなりラッキーだったようです。でもこのSCA260、私も思った通りやはり大型なのは事実で、かなりの赤道儀に載せないと揺れてしまって撮影時の歩留まりがあまり伸びないようです。余裕で載せることができるように、EQ8とかの話題が出ましたが、流石にすぐには買えないので、軽量化の方向で進めるような話をしました。

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あとプロトタイプらしいですが、面白そうなものがありました。まだ話せる段階ではないとのことですが、少し聞いただけでも今すぐにでも欲しいと思いました。写真を見て想像してみてください。
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まだ日本では未発表のFRA”500”も置いてありました。実際に持たせてもらいましたが、かなりの重量で相当しっかりした作りのようです。
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店頭にはたくさんのフィルターが置いてありました。最初はQBPからはじまったサイトロンのフィルターですが、その後CBPやQBP II, III、IR透過フィルターや、最近のDBPなど、多種多様のフィルターを開発しています。ブースに朝早くから来ていた他のお客さんとどのフィルターがいいかの話になり、最近DBPで撮った網状星雲や、まだブログ記事にしていない胎児とハート星雲を見せたりしてました。選択肢があるので、選べるのがいいことと、値段も手頃で気軽に買えるのがいいのかと思います。見ている間にも何枚も売れていきました。

2日目シュミットブースに立ち寄った時に、ちょうどAramisさんがシュミットにいて、私が「CBPが一番使いやすいのでは」と言うと、CBPに即決でした。Aramisさんならうまく活用してくれると思います。


スコープテックブースに立ち寄ると、以前のZEROの振動解析をしたブログの記事を見てくれたスタッフの方とお話しすることができました。原村の星まつりで手に入れたSCOPETECHの望遠鏡は、いまだに観望会で毎回活躍し、稼働率No.1です。

その足で星の手帳社ブースによって、天体日めくりを買いました。ZEROの開発の時にお世話になったOさんとお話しすることができました。Oさんは前回の小海で電視観望を見てもらったのですが、そのことも覚えていてくれました。

Oさんには隣のブースのプラネタリウムソフトSUPER STARの作者の方を紹介していただきました。あとで書きますが、この方電視観望のデモでもずっと見てくれていましたし、2日目に色々話すことができました。

また、さらにOさんには誕生年と誕生日をいうと惑星の位置を教えてくれるというすごい方を紹介していただきました。どうやら頭の中で惑星を動かしながら位置を特定するらしいです。

Oさんは流石にこの業界に長くいるだけあって、顔が広く、面白い方を色々知っています。少し天文から離れているようなのですが、すごく情熱のある方なので、また戻ってきて色々開発して欲しいです。

他にも、天体望遠鏡博物館のブースでは懐かしいみなさんに会うことができました。

誠分堂ブースでは定期購読ありがとうと言われてしまいました。ブログを見てくれているとのことです。ありがたいです。

スカイバードブースでは大学の1年先輩のHBさんの近況を聞きましたが、最近お店には来ていないとのことです。コロナ禍でなかなか店舗に行くことができなかったのかもしれません。ここでは、この間手に入れた2倍のPowerMATEのTリングへのアダプターが格安で売っていたので、買っておきました。

書ききれませんが、他にも多くのブースが出ていて、立ち寄らせていただきました。


フリーマーケットコーナー


最初フリーマーケットコーナーがどこにあるかわかりませんでした。ホテルのトイレに行く際に、いくつか望遠鏡を出しているところがあったので、トイレ帰りに立ち寄ったらそこがフリーマーケットコーナーでした。

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ここでやっと、星座ビノの製作者の上板2丁目さんにお会いすることができました。3年前の小海でCokinのテレコンビノを使った星座ビノを購入しました。その後ヤフオクでNikonの星座ビノを落としたら、パッケージがCokinのものとよく似てます。もしやと思い連絡を取ったら同じ製作者で、いつかお礼を言いたいと思っていた方です。今回ようやくお礼を言うことができました。

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今回もいくつもテレコンビノがありましたが、事前情報でCanon製のものがあり、今回これを手に入れることも目的の一つでした。Canonは2つ残っているうちの一つを譲って頂きました。こちらももうなかなか出ない貴重なもので、かなりよく見えます。夜に星を見るのが楽しみです。またコレクションが一つ増えてしまいました(笑)。

別のテントでは元スターベース名古屋店の店長さんがケースを売っていました。小さめのアイピースケースを一つ購入しました。スターベース繋がりですが、今回はタカハシが参加していないので少し寂しかったです。

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他にも、昔のアイピースを売っている方がいたので、5mmのハイゲンスを一つ購入しました。これはLambdaさんの提唱する、抜けのいいアイピースをバローと合わせてできたらと思っています。でももっと焦点距離の長いものが必要だったのかもしれません。


アストロカー

この「星と自然のフェスタ」はテレスコ工房の店長さんが中心になって開催されているのですが、今年は自慢のアストロカーが登場しました。

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中には太陽望遠鏡が設置されています。GOTOの大型の望遠鏡に90mmのSolar Maxをダブルスタックで取り付けてあり、プロミネンスや太陽光球面全体のHα像がものすごい解像度ではっきりと見えました。アマチュアクラス(?)の眼視では最高峰かと思います。

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すごいのはこの車のつくりで、観測中はジャッキアップしてあって、人が載っても全く動きません。

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食事事情

ブース周りの途中で、前回プリンが美味しかったことを思い出しました。

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一口食べて、前回と全く同じ感想になりました。昔、母に作ってもらったプリンの味を思い出すのです。聞いたら使っているのは卵と牛乳と砂糖だけだそうで、シンプルですが、なんの変な味もしなくて、物凄く美味しいです。前回Twitterで宣伝したらどんどん売れたことを覚えていてくれて、今年も同じくTwitterで宣伝したら、店の人からまるで賄賂の如くりんごを一個手渡されました(笑)。

その後、天リフ編集長も私のツイートを見て食べたそうです。しばらくしてから来てみたら、今回も見事に完売。「あれからすぐにたくさん買いに来てくれた」とのことで、宣伝のお礼を言われました。。

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昼食はリエックスホテルがブースで出しているカレーを食べました。500円ですが、さすがホテルのカレー、とてもおいしかったです。ちょうど愛知の智さんもカレーを買っているところで、さらには智志君も隣にいて、いっしょに話しながら食べました。

他にも多くのキッチンカーが出ています。キッチンカーの方は2日目にローストビーフ丼を食べました。基本的に食べるものには困らないと思います。

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電視観望の準備

その後もいくつかブースを周りながら、夜の電視観望の実演の準備がてら車と会場を何度か行き来し、シュミットブースに再び。

既に長い記事になっているので、ここからのことは次の記事に書きます。