休日の楽しみ、名古屋人の心の故郷コメダ珈琲で朝昼ごはんを兼ねて、CP+の準備とブログ書き。
その後、自宅でもう少しCP+のスライドを作り込んで、14時前くらいから太陽撮影です。黒点が出たという情報が昨日あったのですが、どうやら消えてしまったみたいです。
その代わりに、5時くらいの方向でしょうか、大きなフィラメントがプロミネンス まで繋がっているのが見えました。
このフィラメントですが、光球面からプロミネンス と繋がっている様子を出すのがすごく難しいです。一枚の画像で出したいので、ImPPGでトーンカーブをいじることで、光球面とプロミネンス を一度に出すこことにしました。以前もいろいろやってましたが、今回は本当に必要に駆られてです。
上のように、ガンマ補正でプロミネンス を出す場合に比べて、暗部を少し上げ、明部を少し下げてやります。これまではガンマ値が2くらいと、0.6くらいの2枚出していたのですが、一枚で済むので楽そうです。下の10時方向の比較的大きなフィラメントはこのように出しました。
実はPSTを2台持っていて、既に改造できるように分解済みです。
少し興味があったので後で買ったものを実際に使ってみました。ともに見えが悪いとのことで、先に買ったものも、後に買ったものも両方ともジャンク品です。先に買ったものはBFを掃除することで随分と見えるようになったのでもうけものでした。
今回見比べてみてわかった大きな違いは、エタロンの精度でした。もともと持っていたものも、そこまで性能が良いとは思ってませんでしたが、あらたに手に入れた方が明らかに見える面積が小さいことがわかりました。調整リングを増していくと、明らかにリング状のLaguerre-Gaussianモードが見えます。モードマッチング取れていないような状況です。明らかにHαが見える面積が小さいです。
うーんエタロン前のレンズを変えるか?でも見えている部分は(小さいですが)これまでのPSTよりHαがコントラスト良く見えているかも。あと、BF掃除したら少しは変わるかもしれません。ちょっと考えます。
その後、自宅でもう少しCP+のスライドを作り込んで、14時前くらいから太陽撮影です。黒点が出たという情報が昨日あったのですが、どうやら消えてしまったみたいです。
黒点になると思われていた部分。
その代わりに、5時くらいの方向でしょうか、大きなフィラメントがプロミネンス まで繋がっているのが見えました。
このフィラメントですが、光球面からプロミネンス と繋がっている様子を出すのがすごく難しいです。一枚の画像で出したいので、ImPPGでトーンカーブをいじることで、光球面とプロミネンス を一度に出すこことにしました。以前もいろいろやってましたが、今回は本当に必要に駆られてです。
上のように、ガンマ補正でプロミネンス を出す場合に比べて、暗部を少し上げ、明部を少し下げてやります。これまではガンマ値が2くらいと、0.6くらいの2枚出していたのですが、一枚で済むので楽そうです。下の10時方向の比較的大きなフィラメントはこのように出しました。
撮影日時: 2021/2/21 14:03-14:09
撮影場所: 富山県富山市自宅
鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
エタロン: Coronado P.S.T.
赤道儀: Celestron CGEM II
カメラ: ZWO ASI290MM
撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
撮影条件: ser形式でgain 140-200, 1.25ms x 2000フレーム中上位50%を使用
画像処理: AS3にてスタック、ImPPGで細部出し、PhotoshopCCで後処理
実はPSTを2台持っていて、既に改造できるように分解済みです。
少し興味があったので後で買ったものを実際に使ってみました。ともに見えが悪いとのことで、先に買ったものも、後に買ったものも両方ともジャンク品です。先に買ったものはBFを掃除することで随分と見えるようになったのでもうけものでした。
今回見比べてみてわかった大きな違いは、エタロンの精度でした。もともと持っていたものも、そこまで性能が良いとは思ってませんでしたが、あらたに手に入れた方が明らかに見える面積が小さいことがわかりました。調整リングを増していくと、明らかにリング状のLaguerre-Gaussianモードが見えます。モードマッチング取れていないような状況です。明らかにHαが見える面積が小さいです。
うーんエタロン前のレンズを変えるか?でも見えている部分は(小さいですが)これまでのPSTよりHαがコントラスト良く見えているかも。あと、BF掃除したら少しは変わるかもしれません。ちょっと考えます。
コメント
コメント一覧 (9)
私もちょっとやってました。(もっとも、ミラーレスデジイチでのお手軽ワンショット撮影なので・・・(^^;)
結構大きなプロミネンスの切れ端が立ち上がってたので、私はそちらの変化を追っていました。
PSTのエタロンは評価が難しいですね。
私もPSTはジャンク品相当ばっかりですが、色々見ても彩層面の見え方から結構バラバラな感じです。
同じエタロンでも、時期によって見え方が違ったりもしてます。
ヤフオクで「見えない、ジャンク扱い」でも、品物が来てみたらちゃんと見えてたり。最初は見えないなあ、と思っててもいじってるうちに「何か」が変わって見える様になったり。(接眼側のERF外して(R64やらHαフィルター等に換えて見たら)みたら結構見えてた、とか。それでもやっぱり駄目、もある。)
稼働状況、と言うか「太陽の熱の入れ具合」等でもあちこちの部材の伸び縮みで変わるのでは?と思っています。(出荷検品・調整がメキシコだし、気候は・・・とか)
どのみち、ゴムスポンジの歪みによる微調整という部分が不確定要素としてある上、劣化しやすいERF含めいろんなものがくっついてるので、外して丸裸で測定してみないとホントのところは分からないのかな?と思っています。
ゴムスポンジは入射光とエタロンの角度を変えるだけで、エタロンの性能を変えるわけではないので、エタロン起因の見え味の悪さをどうにかするのはあまり手がないですよね。
意外に温度変化で見え味が変わることはないように思えます。
2個エタロンがあるので、一つは色々いじってみようと思ってますが、あまり出来ることもない気がしています。
ただ、別の方法で生かせないかとは思っています。
2つのエタロンユニットの片方は後ろの、もう片方は前のレンズを外して間を筒でつなげば概ね平行光でのエタロンーエタロンのダブルスタックにならんかしら?(→凹・エタ・エタ・凸→で)
盛大に反射のゴーストが出そうですが、そこはどのみち工作がいい加減なので、勝手にズレて出て来ないかも?と(^^;
よかったらここ見て下さい。
http://hoshizolove.blog.jp/archives/40968907.html
ポイントは溶剤です。強力なやつを使えば比較的簡単に外せます。逆にいうと何も使わないと多分外すのは無理に近いかと。
私もダブルスタックを見込んで2つ目を手に入れたのですが、2つ重ねるといいところが重なる率がかなり小さそうで、難しいかなと思い始めてます。
とりあえず、昨夜ダブルスタックはアリモノで仮組みみたいな状態にはしました。
部品の都合でエタロン同士が結構離れちゃってて視野狭窄になりそうな・・・。
曇ってるのでまだ検証も出来てないです(^^;
でも、これ、誰もやってないのかしら?
ありそうなもんなんだけど、やっぱりダメ過ぎて書きようもなかったのかも(´・ω・`)
アイデアだけはあるみたいです
https://observingthesun.wordpress.com/double-stack-con-etalon-del-pst/
この記事もずっと昔から見てました。
その一方、実際に改造したとかはこれまでも探してきたのですが、未だに見たことがないので、何か難しい理由があるのかもしれません。
現物を見ていただくと一目瞭然なのですが、眼視だと一応効果ありますが、ゴーストの発生(これは当然なのですが)と、その追い出し方が難しいこと。
それに、太陽全体を観るにはやはりエタロンの直径が小さい事から来る良像範囲の狭さにあります。
太陽面全体をコントラストアップするには、主の像とゴーストをかなり寄せる必要があるのですが、主の像の端とゴーストが重なるくらいにならないとコントラストが上がるどころか暗く見えなくなってしまいます。
ソーラーマックスのダブルスタックだと、像が重ならない程度にずらしても良像範囲がある程度確保されているのでまあまあカバーできます。
このあたりが、あまりされていない理由でしょう。
一時期、ラントのものもインナーエタロンのダブルを販売してましたが、注意書きに「ゴーストが発生します」の類がありました。
やはりSamさんのされている「シングルのままの大口径化」から「部分拡大~画像処理」がもっとも妥当と感じました。
以前SolarMaxの40mmもあったのでダブルスタックで見てみたのですが、暗くなるのが先であまり見え方が改善しなかったので、結局シングルのままで使ってます。いつかPST x2でやってみたいとは思ってますが、やはりあまり簡単ではないのかもしれません。
またうまくいったら報告します。
でももし、何か機会があれば組んだのもお見せできるかと。
当面はPSTの筒を外す事を目標にします(^^)/