今回は本ブログについて考えていることを書いてみます。これからブログを書いてみようと思っている方の参考になればと思います。

ブログを書き始めたきっかけ

この「ほしぞloveログ」ですが、星を始めた2016年4月30日当日から記事が存在していますが、実際に記事を書いたのはひと月ほど遅れて5月終わり頃だったと思います。なので最初の何回分かの記事はカレンダーを見ながら思い出して書いています。きっかけは、前趣味のラジコンでほとんど記録をしていなかったこと。途中からだんだん過去に何をしてきたか分からなくなっていたのですが、ある程度経つと「今更記録してもなぁ」と思ってしまい、少し後悔してたからです。なので星が趣味で確定だなと思った時に「あ、記録しておこう」と思いました。


最初は日記代わり

なので、最初の方の記事を見てるとわかるのですが、ほとんど日記です。今でもその傾向は強くて、あったことはできるだけ書き留めておこうと思っています。でも悩みは基本公開記事なので、公に書けないこともあることです。直接お会いした方にはいろいろ話すこともあるのですが、記録として残ってしまうとまずいことはあまりかけないので、それで忘れてしまうこともあったりします。

最初は日記だったのですが、興味が機材系に寄っていたここともあり、そのうちにコメントなどを通じてこのブログを読んでいてくれている人が結構いることに気づきました。そうすると少し意識も変わり、他の人が読んでも役立ったり、楽しいと思えるようなものにしようという気持ちになります。つい先日もTwitterであったのですが、このブログがきっかけで何か始めたとか、問題が解決したとか聞くのは、やはり正直とても嬉しいものです。

というわけで、今回はブログを書くことのメリットを中心に、いろいろ思っていることを書こうかと思います。


ブログを書くことのメリット

記録になっている:
このブログは毎回記事が長いのですが、その時に思ったことを忘れないようにできるだけ細かく書いているからです。読みにくくなっていることも多々あり、読んでいる方には甚だ迷惑かもしれませんが、ご容赦ください。自分であとで読んでその時の状況を思い出したり、再現するためです。後から読み返すとわかりますが、時間が経つと相当のことを忘れてしまっています。記憶を呼び起こすためにも、ブログはとても役に立ちます。

他の人が読んでくれている:
これはまず、単純に励みになります。ブログを書くモチベーションになります。コメントとか、感想を読んでいるのはとても楽しいです。その上で、もし他の方の役に立っているなら、こんなに嬉しいことはありません。

後で自分で読んでも楽しい:
これは、ブログを書き始めたあとしばらく立ってから気づきました。忘備録と言う意味ではなく、自分の過去記事が読んでいて楽しいのです。「あー、あの頃はこんなこと考えてたな」とか、「馬鹿なことやってたな」とか、その時の気持ちまで思い出してくるので、本当に楽しいです。暇な時は結構過去記事を読んでいたりします。すると更にアイデアが浮かんできたり、次の記事のモチベーションになったり、実はこの「読んでて楽しい」に気付いてからこれがいちばんのメリットの気がしています。

自分で読んでいるだけなら良いのですが、中にはケニ屋さんみたいに全記事制覇を宣言してくれるような奇特な方(もちろんありがたいという意味です)がいます。そんな時には長い記事は申し訳ないなあと思ったりしますが、その一方シベットさんみたいにもっと長くてもいいと言ってくれる場合もあります。確かに昔と比べると一つ一つの記事が長くなってきているのですが、逆に少し更新頻度が落ちているとも思います。ここら辺はバランスですが、この記事の最後に「ブログを書くコツ」みたいなのを載せておきます。

まとめることでより理解ができる:
記事を書く時に、頭の中でいろいろ整理します。また資料を調べ直したりもします。このことが例えばその場でわからなかったこと、未解決なことに道を開くことがよくあります。きちんと言葉や文書にすることで、何が問題だったのか、どう考えたら良いのか、ぼんやりしていたことがはっきりするのです。

趣味としてメリハリがつく:
星の趣味は、ある意味個人趣味かと思っています。星を見て、撮影して、自分で満足すればそれでおしまいです。もちろんそれだけだとつまらないので、他の人の機材を参考にしたり、他の人の成果を見たりで交流があります。「書き記しておく」と言うのは、更に加えて趣味の幅を広げることになると思います。少なくとも私の場合は「書く」と言うことが、機材を揃える、星を見る、電視観望する、撮影する、観望会をするということに匹敵するくらい、大きな割合を占めています。ブログを書いてなかったら、もしかしたらここまでのめり込んでなかったかもしれませんし、もしかしたらすでに他の趣味に映っていたかもしれません。

自分の思いや、細かい技術を残し伝えることができる:
ブログという形態の一番のメリットだと思っています。文字数制限とかもないので、自分の思っているくだらない考えとか、変なこだわりとかも気にせずに書くことができます。SNSと違って、アクセスしないと記事に接することはないので、変な考えの押しつけみたいになることも少ないです。また、技術に関してはブログのフォーマットでの制限は確かに存在しますが、工夫次第で数式も含めて相当細かく記録しておくことができます。時には小難しいことを書くこともあります。もしかしたらその場では理解できなくて読みにくいと思われる方もいるかもしれませんが、ある時期が来てものすごく役に立ったかあると嬉しいです。分かりにくいことはできる限りわかりやすく書いておこうと思っています。せっかくの楽しい趣味なので、技術などは出し惜しみせずできるだけ共有して、願わくば次の新技術につながればと思っています。


デメリット 

唯一のデメリットは、書く時間を取られることでしょうか。でもこれも趣味の一環なので、それほど苦にはなりません。「これだけ長い文書書く時間よくとれますね」とか言われますが、天文趣味の場合実はいちばん時間がかかるのは画像処理だったりします。

あと、ごく稀に返答に困るようなコメントとかもありますが、第一方針として楽しくやりたいので、悪口とかはできる限り書かないようにしています。それでも人によっては気分を害することもあると思うので、もし私の記事が原因で嫌な思いをされる方がいるとしたら、それは明らかにデメリットの一つかと思います。できるかぎり避けたいと思っています。

基本的にデメリットよりもメリットの方がはるかに多いと思っています。


このブログの方針

いくつかは繰り返しになりますが、今は以下のような方針でブログを続けています。
  • その場の細かいことは結構すぐ忘れてしまうので、くどいことでもくだらないことでもできるだけ細かく書く。
  • 基本的に悪口は書かない。
  • 自分に対するこだわりはたくさんありますが、自分のこだわりを他人に押し付けたりするようなことはしたくありません。
  • 人物崇拝は好きではなく、成果に対する正当な評価の方が正しいと思っています。なので、偉い先生が言っていたからとか、神話のようなことは自分で確かめない限りは信じないようにしています。
  • 一方、必要な情報を集めるのは当然のことと思っています。それでも鵜呑みにはせず自分で判断して取捨選択をするようにしています。

SNSとの関係

最近はTwitterで呟いて、そのまとめを記事にすることがよくあります。もともとSNSは時間を取られてしまうのであまり好きではなく、Twitterも最初は天リフさんの「#天文なう」に載せたいという理由で始めました。Facebookアカウントも持っていますが、最近はほとんど使っていません。

Twitterでブログのネタを宣伝することの問題点は、ブログのコメント欄への書き込みが少なくなることです。その一方、Twitterはその場の反応が見られるのがいちばんのメリットでしょうか。Twitterへの投稿は長くは残らない(残っていても見にくい)ので、のちに役立つ意見とかはブログのコメントに残したいのですが、ここら辺はバランスで今後の課題かと思っています。

現在使っているLivedoorブログですが、コメント書き込み時に以前あったメールアドレスを書き込む機能が、ちょっと前に無くなってしまいました。なので私に個人的に連絡を取る方法が限られてしまっています。もし個人的に連絡を取りたい方はTwitterのDM(ダイレクトメール)でお知らせください。Twitterでフォローとかされていない方は「ほしぞloveログ」を検索すればすぐに出てきます。DMで書ききれない込み入ったことはメールアドレスをやりとりして続けれたらと思います。


できてないこと


過去記事の最新情報への更新:
昨日、今年一年のブログのPVを集計してみました。12月28日までの集計になります。

PV_cut

こうやって見ると、マニュアル的な物や、導入時のレファレンス的な記事が何度も読み返されていることが分かります。しかも1位が2016年の記事、星を始めて半年経っていない時のものです。これが2020年でも1位とはちょっと驚きです。この記事は情報としては古くなっているので、書き直したほうがいいくらいです。他にも新しい製品が出てたりで、情報が古いものが散見しています。早急に書き直したほうがいいのですが、なかなか気合が入りません。そのうちにこっそり更新しておきます。

ボツネタの再記事化:
あぷらなーとさんに言われて、これまでのボツネタのタイトルを出してみました。Twitterで書いたのは文字制限があったので、こちらのほうが数が多いです。下に行くに従って古くなります。
  • PixInsightフローチャート
  • Stellariumで自動導入
  • 高度なツールについて
  • ここ何年かのエポックメイキング技術
  • ダーク補正続き
  • 天体撮影ソフトの比較
  • 最近の撮影スタイル
  • Conversion factorの件一応解決
  • 雨の日の観望会
  • 近所の子と星見会
  • 過去記事ピックアップ
  • ブログについて
  • ASI294MC Proの性能評価 (その4): ダークノイズ
  • 双眼鏡
  • 初冷却カメラ
  • ASIAIRみたいなplate solvingをやってみよう
  • Vixen ポルタ II A80Mf
  • SharpCapの無料版と有料版の違い
  • 天の川画像処理
  • 書籍
  • SharpCapの新機能: Sky Brightness測定
  • ノイズが少ないカメラって?
  • 各種機器改良やテストなど
  • 天体機器まとめ
  • 天文ガイド一気読み(その9): 1977年
  • MetaGuideでのオートガイド
  • なぜ星雲が見えやすくなるのか?
ついでに少し中身も見たのですが、いくつか再記事化すると面白いものになりそうなネタがありました。実は今回のこの記事もその一環だったりしています。


おまけ: ブログを書くコツ

何かあったら忘れないうちに、できればその日のうちにすぐに書くことが長く続けるコツの一つかと。次の日でいいやと思って一日放っておくとボツネタになることがよくあります。

書き方としては
  • 最初書きたいことを箇条書きにする。
  • 箇条書きを時系列や言いたいことの順に並び替える
  • 箇条書きの間を埋めていく
というやり方でやってます。箇条書きにするのは全体を考えて、頭に浮かんだことをとにかく書き留めておくため。この段階で細かいことを考えると、書きたいと思っていたこと自体を忘れてしまいます。逆に箇条書きにしてキーワードさえあれば、連鎖ですぐに思い出せます。

キーワード間を埋めるときは細かいことに集中します。そのことについてどれだけ深く考えることができるか、どれだけ詳細に思い出せるかが勝負です。

あとは、考えている時間をできるだけ少なくすること。考えると同時にキーボードを動かしていると余分な時間がかからずに嫌になりません。

書き終えたら必ず全体を見渡すこと。細かいことに集中して書いていると、それぞれセクションの間で不整合が起きていたりします。一度全体を読み直して俯瞰し、ミスなどを直します。私の場合はそれでもミスが残っていたりするので、のちに読み返した時もたくさんミスに気付いてその都度直したりしてます。


まとめ

今回は天リフさんのピックオフでTwitterの書き込みを取り上げてもらえたのと、



過去記事の一部にまとめようとしたのがあったので、一気に書いてしまいました。実際には天文ネタとあまり関係なく、コラム的に書いてしまいましたが、どうでしょうか?これからも、こんな気楽な記事もちょくちょく書いていこうと思います。