コスモス天文台でペルセウス座流星群の観望会がありました。

夕方まだ明るいうちに現地に到着。雲がありましたが、青空も一部見えます。18時半頃準備のためにメンバーのSDさん、STさんが一緒に到着、ついでTさんも到着。冬が明けてもコロナ禍と雨で月例の観望会がずっとできなかったので、本当に久しぶりの顔合わせです。

A120E222-99AD-419F-A89D-61BED2D1E9B4

今回、コロナ禍ということもあり飛騨市と高山市に限って宣伝したとのことです。結構問い合わせもあったとのこと。本当に久しぶりの観望会です。張り切って看板を並べてシートを出して準備をします。受付には体温計と消毒用のアルコール、虫除けと、さらに念のために参加者全員に名前と住所と電話番号をかいてもらうリストを用意しました。 

今回はペルセウス座流星群がメインですが、木星と土星が見頃なので、C8をCGEM IIに載せて見てもらおうと準備しました。天気が心配なので、赤道儀に鏡筒を載せるまで、電源などはつながずに大物だけの設置です。とろこが、準備が終わって暗くなってきた頃には一面の雲。ちょうどその頃に、いつものS君も到着して望遠鏡を2台も出しはじめました。

20時頃、早速お客さんも来ましたが、残念ながら何も見るものがありません。しかたないのでパッと ASI294MC Proに50mmのレンズをつけて、雲越しの星を見ました。星の隙間から星が見えていたので、来ていたお客さんに「こちらで星が見えますよー!」声をかけ「目では見えない星が高感度カメラを使うとこんなに見えるんです」と説明しました。子供も含めて皆さん「こんなに見えるんだ!」驚いていましたが、それも最初の5分くらい。すぐに雲が厚くなってしまって、もうどの方向を見ても全く何も見えません。しかたないので真っ暗の中ドームをカメラで映して「まるで昼間みたいに見ええます」とかお茶を濁していました。

そんなことをしていたら、雨がポツポツ降ってきました。機材も車の中に全て退散させ、シートも全てしまいます。雨はどんどんひどくなってきて、流石に何もできないので、ドームに交代で入ってもらいました。望遠鏡の説明とかをS君が中心になってしてくれます。

私はお客さんと一緒に雨宿りしながら、先日撮影したネオワイズ彗星の写真や、飛騨コスモス天文台で撮ったカニ星雲を見せたりしました。彗星はつい先月のことだったので、知っているお客さんも結構いて盛り上がりました。iPadに写真を出して「彗星は朝上ってくるときには尾っぽから、夜沈むときには尾の方向と垂直くらいの方向に落ちていきます」とか説明したら、「えー、なんで?」と反応が大きかったです。一部ニュースでネオワイズ彗星を「流星」と表現したものがあり、お客さんは彗星を見て最初に「あ、流星」とさけんだので、ニュースの影響の大きさを実感することができました。やはり彗星も流星のように流れているイメージだったようです。「彗星はほとんど動くことはなく、地球の自転で動いているように見えるのです。でも長く見ていると、ほかの星とは違う動きをするんですよ。」とか説明をしました。

でも天気だけはどうしようもありません。21時頃でしょうか、雨がひどいのでもう片付けにはいります。結局お客さんは3−4組だったでしょうか。場所は広いので密になることもなく、何も見えませんでしたが、一応無事に終了となりそうでした。

SD3によると、この時点で連絡をくれて到着をしていないお客さんがいたらしいのですが、道に迷っているらしいです。片付けも全部終わった頃に、やっと場所がわかって到着。車が2台きて、最後の2組のお客さんとなりました。ドームの中くらいしか見せるものがなく、もうシートとかでぐちゃぐちゃになっていたのですが、最後に少しだけ見てもらいました。「何も見えませんので申し訳ありません」と言うしかなく、2組のうち1組の方は帰っていかれました。最後、お喋りをしていたS君も、S君を迎えにきたお母さんと妹のYちゃんも帰ってしまい、残ったのはスタッフのSDさんもSTさんと、もう1組のお客さんだけ。この方、どうもまだ名残惜しいようです。

この時点で21時半頃だったでしょうか。「私はもう少しだけ粘ろうかと思ってます。」とそのお客さんと話していると、ほんの少しですが星が見えてきました。お客さんも車の中から子供二人を呼び出します。SDさんとSTさんはもう車に乗って帰る寸前。大きな声で「星出てきましたよー!」と叫ぶと車から降りてきました。一部ですが、確実に星が綺麗に見えています。そのまま椅子を出して見続けました。雲間なのでわかりにくいですが、白鳥座から伸びる天の川も見えます!子供たちもきちんとわかったみたいです。「天の川初めて見た」とか言って興奮してました。

そんなときです。火球クラスのかなり大きな流星が、来たから南にスーッと大きく流れました。120度くらいは流れたでしょうか。長かったので「あーっ‼︎」と叫んでから見ても十分に見えます。そこにいた6人全員が見ることが出来ました。これにはみんな大興奮。「待った甲斐があった」とか、「最後まで粘った勝利」とか、もう大騒ぎです。これを見ることが出来ただけで、もうこの日の不満が全て吹っ飛びました。せっかく観望会に来てくれたのに、多くの参加者にはこのすごい流星を見せることができなくて、本当に残念でしたが、1組だけでもお客さんに見てもらえたのは本当によかったです。

その後も、雲が掛かっているので小さい流星はほとんど見えず。数は多くありませんでしたが、そこそこ明るいものが5つ確認できました。私はその中の3個を見ましたが、最後まで参加してくれていたお客さんは5つ全部見れたそうです。23時前になって、再び全面厚い雲に覆われてしまいやっと終了です。

全然ダメかと思っていたペルセウス座流星群で、結局機材も出さずに見ていただけですが、最初の大きな火球クラスを見えたことはかなりラッキーでした。

8月28日は飛騨コスモス天文台を作ったYさんの命日です。その日にまた集まって星を見ましょうと言って23時ちょうどに解散しました。Yさんも、みんながコスモス天文に集まって星を見ることを喜んでくれると思います。


結局この日はなにも撮影できなかったので、次の日撮影に向かうことになります。