原村星まつり2019 (その1): 初日からの続きの記事です。


朝起きると、なんと快晴 

原村星まつり2日目。朝7時頃に起きると、空はなんと快晴。なんでも午前2時頃から晴れたとか。でもかなりの人が諦めて寝てしまっていたようです。私も午前1時までは起きていたのですが、もう晴れないと思い諦めてしまいました。

朝は富山のIさんと少し話をしました。実はお風呂に行こうとしていたのですが、「まだ空いていないのでは?」と言われ調べてみると朝10時からとのこと。Iさんに言われなければそのまま出発してしまうところでした。

風呂のついでに朝食でもと思っていたのですが、仕方ないので持ってきていたレトルトのカレーとご飯をカセットコンロで温めて朝食にしました。その時もすでにほしぞloveログの看板を見て訪問者が。(実際にはライターなしでついたのですが、壊れていると思って)コンロをつけるライターを貸していただきました。ブログを見てきてくれるので話もしやすく、とても嬉しいです。


毎年恒例、タカハシブースでの飽くなき戦い

午前9時過ぎになるとタカハシブースでの販売があります。今年も相変わらずものすごいです。あまりの人だかりで、私は完全に戦意喪失。後で空いてる時に行きましたが、今回はあまり欲しいものがありませんでした。あ、一つだけ、スリービーチの反射が販売されていました。ロゴが取れているのが惜しかったです。ロゴがきちんと残っていたら買っていたかも。どれくらいの見えなささか知りたいと言ったら、店員のS君が「そう言った意味ではよく見える方なので、期待はずれかもしれない」とのことでした。

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朝の販売時の様子。9時10分からで、9時15分に行ったらこんな感じでした。

FCT-100(追記: 初出間違えていました。2枚玉のFCー100かと思っていたら3枚玉のFCT-100。だから少し高かったのですね。)が出ていましたが、この間やっと(白濁したジャンクの)FC-76を手に入れたばかりなので、今回は断念。でもちょっと欲しかったです。

FC-76といえば、5月に閉店したスターベース名古屋店の元店長も会場で会うことができました。白濁していても綺麗に撮影までできたことを報告すると、「貰ってくれるべき人のところに行ったみたいで良かったです。」というようなことを言ってもらえました。とても嬉しかったです。その際、あの白濁はすでにタカハシの工場で清掃もしてあって、それでもあれだけ残ってしまったということを聞くことができました。どうやらこれ以上は研磨かレンズ交換しかないようですが、レンズ交換をすると焦点距離が少し短くなって、レデューサ(もしかしたらフラットナーと言っていたかも)とカメラ回転装置をつけるとピントが出なくなるということを聞きました。なので、やはりレンズ交換もきちんと考えてから実行したほうがいいようです。あ、鏡筒を切って短くすればピントは出るそうですが、流石にタカハシを切るのはちょっと気が引けます。


お風呂

さて、そんなこんなで午前10時前になったので、「もみの湯」という一番近いお風呂に行きます。会場からは1キロ以上ありそうですが、下り坂で歩いて行けない距離ではないです。お風呂に着くと星関係の人ばかり。20人くらいはいたでしょうか。地元住民は500円らしいのですが、星関係の人は皆地元でないので、一般の650円を払って入場します。お風呂場では名古屋のドブ使いのHさんと話しました。露天風呂もあり、星仲間が朝から盛り上がっています。私も話の輪に入りますが、買い物もあるので先に出て、車でスーパーに買い出しです。スーパーもコンビニも同じような距離のところにあり、会場からは車で10分くらいです。氷とかを多めに買い、朝昼ご飯を少し買い込みすぐに会場へ戻ります。


星まつりでの子供達

会場では子供向けのブースやイベントもたくさんあります。Sukeはいつもの紙飛行機ブースで初日から入り浸りですし、Natsuも2日目からは会場で楽しんでいたみたいです。前回星まつりで友達になったY君が今年も来ていて、今年も3人一緒にずっとつるんでいたようです。Y君もNatsuと同じ中3。二人とも受験生なのに今年も参加です。

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紙飛行機飛ばし大会では、3人とも入賞。中でもSukeは6位で、3人とも豪華な景品をもらったみたいです。他にもプラネタリウム作り教室や、理科実験ブース、手作り望遠鏡教室、化石掘り、天文クイズなど、子供向が来ても飽きないようになっているので、小さなお子さんとの家族旅行がてらでも十分楽しめると思います。何より、夜に望遠鏡でいろいろ見せてくれるのは星まつりならではだと思います。

もう子供の面倒を見ていなくても、勝手に遊んでくれているので楽なものです。寄ってくるのはご飯の時くらい。ちょっと寂しい気もします。旅行先で、親から少し離れて3人で遊ぶのは楽しかったみたいで、いい思い出になってくれればと思います。Sukeは「来年も絶対行く」、Natsuも「もう一年くらい行ってもいいかなあ」とか言っていますが、多分来年はもうついてこない気もします。


星仲間たち

この日も昼間は結局風呂から戻ってしばらくで全面曇り出し、一時は結構な雨が降りました。曇っている昼間に、ほしぞloveログの看板に気づいて車のところに来てくれた方もたくさんいました。FS-60CBでの電視観望セットアップと、魔改造10cmアクトマートPSTを興味深く見てくれる人も多く、天文談義に花が咲きました。Twitterでフォローしてくれている人で、昔天文少女だったという奥様の方が星が好きで、旦那様とお嬢さんと一緒に訪れてくれて、やっと実物を見ることができたと喜んでくれた方もいます。SCOPETECHのブースとほしぞloveログが目的で、もう大満足だと言ってくださって、とても嬉しかったです。(追記: あとからマリーチさんという方だとわかりました。)

これは多分初日だったと思うのですが、kaienさんに手作りのFS-60用のバーティノフマスクをいただきました。kaienさんのブログで希望者にお渡ししますと言う募集があって手を挙げていたのですが、なにぶんkaienさんとお会いしたことがないので見つけられるか自信がありません。でもちょうど私を知っている方が近くにいたので、kaienさんの方から声をかけていただけました。3Dプリンタで作ったという小さなバーティノフマスク。なかなかこんなの市販されないので、大事にしようと思います。kaienさん、どうもありがとうございました。

会場には富山勢もたくさんいました。仲のいいかんたろうさん、星まつりでしょっちゅう会うY君、朝お話しした、以前雑誌をたくさんいただいたIさん、他に私の車の富山ナンバーを見て話しかけてくれる方がいて、聞いたら車で数分くらいの本当に近くに住んでいる方もいました。運営の方で少し関わっているようで、コンサートのときに本部前でいろいろされていました。残念ながら県天の方は最近加入したかんたろうさんとY君以外はお見かけしませんでした。

他にも、12月から初めて恐ろしい勢いで電視観望を組み上げたYさん、天体望遠鏡博物館のSさんとも会うことができました。でもごめんなさい、今回あった方だけでも、もうハンドルネームと顔と名前がごちゃごちゃで、間違えた人と思って話していたりしたかもしれません。顔と名前を覚えるのが実は苦手で、たまにとんでもない失礼をしてしまうのでいつも困っています。もし勘違いとかしていたり、名前を忘れてしまったりしていましたら本当に申し訳ありません。

2日目午後は何かいろいろ忙しくて、抽選会やオークションはあまり参加できませんでした。抽選会は子供に任せっきりでしたが、ほとんど何も当たらずに、最終日に残った人たちだけで実施されたかなり率のいい抽選会で、やっと恐竜の3Dのポスターを手に入れてました。この日のオークションは少しだけ見ていたのですが、その時に面白いことがありました。忙しくてTwitterをあまり見ていなかったのですが、オークションで時間があったのでTwitterをチェックしてみると、昨年小海ですれ違ったAramisさんが「オークションを今見ている」と!すかさず会場の真ん中にいますと返事をしたら、後ろの方から出てくる人がいて、「あ、Aramisさんですか?」と無事に会うことができました。Aramisさんもっと年配の方かと思っていたら実際はかなり若い方で、奥様と小さなお子様を連れて家族旅行をかねてということでした。奥様とも少しお話しさせていただいたのですが、星にものすごく理解のある方で、とてもうらやましい一家です。


夜の部

一部で話題になっていた重力波の講演。私自身は"聞くこと"はできなかったのですが、聞いていた方の話によると会場はかなりの熱気で、話もわかりやすくて面白かったとのこと。途中から後ろの方で立ち見まで出ていて、午後8時台でこれだけの人数が集まるのは珍しいのではとのことです。最後の方に天文マニア向けに天体写真撮影時の振動対策みたいな話があって、こちらはイマイチだったという人と物凄く参考になったという人で分かれていたみたいです。質問も次々出ていて、終わってからも質問で囲まれてたみたいなので、かなり盛り上がっていたのではないかと思います。星まつりでの話がマンネリ化しているので、こういった宇宙の話も新鮮で良かったという話を何人かの方から聞きました。講演が充実している小海の「星と自然のフェスタ」でもこんな宇宙に想いを馳せるような話があるといいなあと思っています。

この日は暗くなり始めた頃から、薄雲はまだ結構残っていましたが、木星は比較的明るく夏の大三角がそこそこ認識できるくらいで、そこそこマシな状況でした。本部前や観望エリアではたくさんの人が望遠鏡を覗いています。中でも、8インチRASAとASIAirで電視観望をやっていたKYOEI?のブース前はかなりの人だかりでした。私が見たときはあんな明るいブースのところで網状星雲を余裕で色付きで見せていました。さすがRASAです。ある意味単焦点の究極みたいな明るさなので、電視観望の理想の形の一つと言えるかもしれません。


ちょっとまったり座談会

22時前くらいでしょうか、昼間にほしぞloveログの看板を見ていた人で電視観望に興味があるという方達が集まり出しました。メンバーはわかっている限りかんたろうさん、Aramisさん、半田からきているいのさん、けーたろさん、けーたろさんの大学時代の友人であとから来られたKさん、さらに以前シュミットでお会いして以来ちょくちょく交流のあるアルさんと小学2年のお嬢さん。

ただ、空はこの頃には結構曇っていたので、とりあえずは天文談義です。ネット上では知り合いなのですが、実際に会うのは初めての方も多いので、自己紹介から始まります。自己紹介といってもすぐに脱線して、いつ星を始めたとか、天文少年時代の話、機材の話、撮影の話など全然話題は尽きません。自己紹介が一周するのに1時間近くかかったのではないでしょうか。特に、撮影場所の話が盛り上がって、有名どころにいったことない私は聞いたことある場所の名前で想像するしかなく、メジャーな撮影場所でのその場の雰囲気に少し憧れながら聞いていました。

Alamisさんがされた奥様の話がよかったです。なんでも、何か機材を買うときはまず奥様に相談するそうです。例えば「レンズを買いたいが、候補はこれとこれとこれ、それぞれいくらで、満足度はこれくらい」とかいうと、客観的にじゃあこれがいいんじゃない?とアドバイスをもらえるそうです。まるで夢のようなご一家です。Aramisさんの奥様への気配りを見て、私も少し反省しました。妻はなかなか星のことまでは理解してくれませんが、私が多少物を買っても、遠征に行っても文句はほとんど言わないし、今回も原村についてきてくれるし、かなり幸せな状況ではないかと思うようになりました。

アルさんの小2の娘さんと、うちのNatsuがなぜか大の仲良しで、2日目晩にアルさんが到着してからずっと一緒に会場を回っていたみたいです。Sukeと会場で友達になったY君も一緒に、中3二人、中1一人、小2一人という、なんとも楽しそうな組み合わせで、座談会の最中もずっと4人で遊んでいて、すぐに何処かに行ってしまいます。妻とNastuのペンションの門限が23時なので、23時前にNatsuがいなくなってから今度は3人でまた何処かに行ってしまい、なかなか帰ってきません。

途中午前0時頃でしょうか、アルさんが明日も仕事ということで、帰ろうとしても全然戻ってこないので何人かで探しに行きました。しばらく探しているとアルさんから電話で「いた」と連絡があり、そのついでに我々は話題のナイトビジョンを見せてもらいました。ちょうどパックマン星雲が入っている時で、こちらは完全リアルタイムで見えるので、非常に面白かったです。何かチカチカするのが見えたのですが、ナイトビジョン特有のノイズなのかと思います。ナイトビション興味はありますが、なにぶん値段が...。本当に一桁違うみたいです。


やっと電視観望

0時過ぎ頃からでしょうか、空の様子がだんだん良くなってきました。0時半頃からは天頂を横切る天の川をはっきりみることができました。唯一南の低空の空がずっと曇っていて、射手座方向の星雲が見えなかったのが残念でしたが、すでに上ってきている秋の星座まで十分に楽しむことができました。集まった皆さんは電視観望に興味があってきてくれているので、十分に楽しむことができたのでとてもよかったです。実は集まったメンバーの中ではかんたろうさんが23時半頃、明日の木曽シュミットのボランティアのために帰宅。後で聞いたら結局晴れた空を見れなくていつもタイミングが悪い、あともう少しいればよかったと悔やんでました。

さて、お待ちかねの電視観望です。まずは定番のM57から始まります。まず、色がはっきり出てきているので「おおーっ!」と声が上がります。電視観望のことは少なくともこのブログで見て知っている皆さんですが、その場でここまで見えるとは認識されていなかったのかもしれません。

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M27亜鈴状星雲も綺麗に見えています。

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この日は北アメリカも結構映りました。暗い空なのでQBPは入れていませんが、もしかしたらQBPを入れたらもっと綺麗に赤が出るのかもしれません。今度また暗いところの電視観望で試してみようと思います。
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M13も面白いです。
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二重星団は電視観望よりはアイピースで見た方がいいです。
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M31アンドロメダ銀河。秋の星たちも、もう見え始めています。
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最後に、カメラレンズに変えて口角を天の川で見て、もう午前1時前でしょうか、いろいろ見ていたらPCが電池切れ。それほど長い時間ではなかったですが、空の様子もよく、電視観望で見る星雲星団も結構満足したもらえたのかなと思います。また再会を誓って、ではそろそろと解散となりました。


電視観望第2部

はあ疲れた、もう片付けようと思っていたら、すぐに別のお客さんが二人来てくれました。若く見えるので聞いてみたら、学生さんとのことです。電視観望に興味があるということだったので、PCの電池を別電源で改めて充電して、再び見始めます。まだセットアップが残っていた天の川を見てもらいます。

東の空、天の川の薄い方です。すでにスバルが下の方に見えています。でも下の方は少し雲がかかっています。

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中心部ですが、iPhoneのピントがずれてしまいました。目で見ると白くしか見えない天の川も、COMSカメラで見ると色がついて見えます。
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その後、第一部電視観望会と同じようにM27とかM57とかアンドロメダとか巡ります。この時のM27とアンドロメダの写真が残っていました。空も良くなっていて、上のよりも少し綺麗に出ています。
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二人とも電視観望に興味がありそうなので、できる限りの技術を見せます。それでも午前2時過ぎでしょうか、とうとう空が曇ってきました。ところがそこでは終わらず、結局ずーっと3時半近くまで話し続けていました。一人はあせとあみのふぇんさんといい、私のブログもよく見てくれているそうです。ちょうど少し前にあせとあみのふぇんさんモノクロで電視観望にトライしていたTwitterの投稿を見た覚えがあります。もう一人は同じ大学の天文サークルのメンバーで、この星まつりでAZ-ZTiを星まつり特価で購入して満足気です。あとで、Twitterでせきしょうさんという方だとわかりました。サークルの観望会で電視観望をやってみたいとのこと。実はあせとあみのふぇんさん、帰ったら早速電視観望を試していました。都内ですがそれでもそこそこ見えて驚いたとのこと。行動が早いです。この二人とは、大学のこと、サークルのこと、仕事のこと、もちろん星のことかいろいろ話し込みました。こうやって若い学生と話すのもまた期待が持てて、とても楽しいです。

さすがに次の日運転もあるので、そろそろ寝ようかと解散し、後片付けをして寝たのは午前4時くらい。もう薄明はじめくらいでした。今晩も車中泊、疲れてすぐに眠ってしまいました。

3日目に続きます。