今回、関東方面に用事があったので、少し天文ショップを回ってみました。

SKYBIRD

SKYBIRDへはJR中央線の西国分寺からが便利です。地図で見ると西国分寺駅からもJR武蔵野線の北府中駅からも同じような距離にあります。いずれも駅から府中街道沿いに1km程度歩く必要がありますが、散歩にちょうどいいくらいの距離で、15分くらいで到着します。行きは軽い下り坂になっていて、思ったより大した距離ではありませんでした。店の前には1台分とのことですが、駐車スペースもあるので車での来店も可能のようです。 

IMG_6156


これまでも関東の天文ショップは何度も訪れているのですが、ここは今回初めて訪問するショップになります。といっても、SKYBIRDさんは星まつりに毎回出展されているショップで、星まつりでは格安機材で何度もお世話になっているので、S店長さんの顔はよく知っています。店に入った瞬間に店長さんにも気づいてもらえました。原村、胎内、福島、小海と主要星まつりは毎回出展されているというので、もう10回くらい顔を合わせていることになります。とっても気さくな方で、今回も色々お話しさせていただきました。

IMG_6160

SKYBIRDですが、この場所で店を構えてもう25年くらいになるとのことです。私の大学時代の先輩で、たまにこのブログにもコメントをくれるHBさんご用達のショップで、固定客が多いのもこの店の特徴のようです。こういったショップが近くにあると心強いかと思います。

ショップの中は所狭しと新旧の機材が並べられています。中でも目を引いたのは下の写真のMEADEの180mmの屈折望遠鏡と、GOTOの210mmの反射望遠鏡でした。赤道儀も合わせるとかなり大型の部類で、重そうなのですが、観望会の時にはよく持ち出しているそうです。ここは三鷹にある国立天文台にも近くて、年に一度の一般公開の日にはSKYBIARDさんもブースを出して、これらの大型望遠鏡を持って行くそうです。下の写真の奥の方にちらっと写っていますが、MEADEのカイザーも置いてあります。でもこれらの望遠鏡には値段がついていなくて、聞いたら店長さんが好きで集めているものらしいです。

IMG_6158


MEADEの180mmと、店長さんが写っている写真の真ん中から少し左側にある長いGOTOの望遠鏡はテレビ東京のドラマ、天文メーカーの社長が殺されたとかいうやつですが、あのドラマに使われたそうです。あいにく富山では見ることができなかったのですが、Vixenの社長室が撮影に使われたとかで、数少ない天文ドラマでできれば見たかったです。

今回機材を買うことはなかったのですが、昔のあまり見たことない書籍が結構あったので、その中で2冊だけ買いました。天文ガイド編集部編の「天体望遠鏡の作り方」と、別冊星ナビの「望遠鏡カタログ2008-2009」です。前者は写真を多用した制作のコツのような本で、鏡の磨き方から、鏡筒の筒の部分の作り方、電気工作にまで渡っています。最終章はドームの作り方で、いつか参考になりそうです。後者は、VixenのポルタA80Mfが出た時の話とか、MEADE、Celestron、さらにVixenまで交えて自動導入の記事がまとまっています。自動導入が充実してきたような時期なのでしょうか。時間のある時に隅から隅まで読んでみたいです。

IMG_6166

店長さんが最近本が売れないと言っていましたが、私は今だに本は好きです。ネットは確かに細かいことなど調べれば出てきますが、まとまった資料だとか、信頼性という意味では書籍はまだまだ価値があるかと思います。あ、店長さんは「無理して買い物しなくていいですよ」とのこと。「また星まつりでいいもの探してください」だそうです。

結局、小一時間で店を出て、まだ時間があったので次の店へ。


秋葉原へ: ヨドバシカメラ、キタムラ、スターベース

秋葉原まで移動してスターベースへ向かいます。

とその前に、ヨドバシカメラが13, 18, 20%のポイント還元セールをやっているというので、双眼鏡を見に行きました。Kenkoの60周年記念の60台限定のフラッグシップモデルがセールの対象になっていてかなり安くなっていると、誰かのTwitterのつぶやきで出ていたからです。双眼鏡売り場に行くと実際にまだ残っていて、見比べることができました。でも実は私、双眼鏡の良さがまだよくわかっていないので、いい機会なので店舗にある安いのから10万円くらいまでのものも見比べてみました。確かに値段に比例して収差が小さくなっていったり、周辺もボケたりしないのはわかりますが、本当に値段に比例しているかというと、どうもそうでもないみたいにも見えてしまい、正直まだそこまで価値と価格が比例していません。もっとも、10万円を超えるような高級機はショーケースの中に入っていてセール対象外なので、こういった機種とその場で見比べるとさらに違いがあるのかもしれません。

さらに寄り道で、カメラのキタムラに寄りました。ジャンクレンズは食指が動かず。α7Sが安くなってきているので、いつか欲しいなと思いながらまだ手が出ず。結局買ったのはレンズ袋だけでした。NIKONのレンズの袋がいろんなサイズでカゴに入っていて、一つ300円だったので、各種買ってきました。5つありますが径と長さが全部違います。

IMG_6167


さて、やっとスターベスです。ここでは今回少しばかり投資をしました。FS-60CB用のフラットナーとレデューサーです。

IMG_6161

フラットナーは昨年秋くらいに発売開始された新しいもので、小海の星と空のフェスティバルでのスターベースの講演でも比較画像を見せてもらったのですが、今回その時の講演者のS君に実際に店舗でも比較画像を見せてもらいました。旧フラットナーは持っているのですが、旧型に比べて新型のフラットナーは、実際相当よくなっています。それでもS君によるとやはりほんの少し収差は残るようですが、ここら辺を正直に見せてくれたのは非常に好意的で、LightRoomの「レンズ補正」の「色収差の除去」でかなり改善されるなど、その対策も教えてくれたのでとても助かります。

一方レデューサーは新フラットナーよりももう少し星像が崩れるようです。レデューサー内側の迷光の影響が出るのと、少しコマ収差のようなものがあるかもしれないと言っていました。S君が自分で先週実際に撮ってきた画像で解説してくれました。フルサイズの長辺の真ん中と端のちょうど中間点くらいをライブビューで見て合わせると、周辺まで含めて一番よくなるとのことです。ただし、ライブビューで見たもの、撮って出しで見たもの、炙り出してみたもので、それぞれ像が異なるので難しいと言っていました。また、これらはLightRoomのフレア除去で取れるとのこと。ここら辺はまだ理解できていないので、これは自分でも試してみる必要がありそうです。

欠点ばかり書きましたが、これは相当に改善された上での残りの極微小な星像の歪みのことを言っているだけで、多分私では気にならないくらいのレベルの話だと思います。

実はフラットナーとレデューサの購入を決意したのはQuad Band Pass(QBP)フィルターの影響が大きくて、自宅でも気楽に撮影が楽しめそうで、その際の画角をもう少し柔軟に調整したかったというところから来ています。まだ画像処理が済んでいないので記事にしていないのですが、先日自宅の庭で新月期にQBPを使いモンキー星雲を撮影しました。下の写真は何の加工もしていない5分露光のjpg撮って出しの一枚画像です。撮影途中に見た時びっくりしました。フィルターを入れるだけでこれだけ出てくると、自宅撮影でもっと気軽に色々と撮ってみたくなります。

LIGHT_6D_300s_3200_+3cc_20190109-22h27m23s267ms


そこで、違う焦点距離の鏡筒を新たに揃えるよりも、今でも綺麗に撮れているFS-60Qに、FS-60CBでフラットナーとレデューサーをつければ、新たに性能のいい別の焦点距離の鏡筒を、コストパフォーマンス良く2本追加で手に入れたのと同じことになると考えたからです。これで600mm F10, 370mm F6.2, 255mm F4.2と焦点距離が3種類選べ、さらにフルサイズの6D、フォーサーズのASI294などと合わせて、かなりの範囲の画角を柔軟に調整することができます。

あと珍しかったのが、ロスマンディー規格の長さ400mmのアリガタです。300mmまではよく見るのですが、400mmはあまり見たことがないのと、長さの割に格安で出ていたので、これも買ってしまいました。手持ちのMEADEのLX200-25に使おうと思っています。今はVixen規格のアリガタで固定しているのですが、少し心もとなくて幅広のロスマンディー規格のものが欲しいとずっと思っていたので、ちょうど良かったです。

IMG_6168

ちなみに、写真に写っている左のレンズは一枚 50円で売られていたもので、凹凸の組み合わせで3セット。最近レンズ設計が面白いので、遊びで色消しレンズとか試せそうです。


帰りがけに秋葉原で肉汁ラーメンを食べてきました。ラーメンに乗っかる豚肉の量が選べるのですが、一番小さなものから2つ目を選んでも200g。十分すぎる量でした。

IMG_6165