一昨年の自宅での「お化け屋敷観望会」昨年のお寺での「きもだめし観望会」に引き続き、今年も下のSukeが計画した恒例の夏のきもだめし。場所は去年と同じ近所のお寺。先週地域観望会をやったのと同じお寺です。Sukeに「きもだめしなのに...」とブツブツ言われながらも、私はついでに観望会を敢行。


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数日前の準備の時に「パパ、スピーカーある?」とかいうので、PCにつなげるスピーカを渡したのですが、どうやらそれをきもだめしで使うようです。去年くらいからSukeがSCRATCHに相当凝っています。今回はPCのカメラで見て画面に反応があったらいろんな音をランダムで出すプログラムを組んでいて、結構複雑なことをやるみたいです。私も今日準備中のテストの時に見てみたのですが、きちんと動いているようでした。私も誰も一切手伝っていませんが、SCRATCHを使って実用上で動くものにまで仕上げているので、まあ大したものです。昔からそうでしたが、やりたいことがあると周りから何をどう言われてもやり通す子で、今回も全部一人で準備からセットまで、脅かし役は友達まで巻き込んでやっていました。きもだめしのお客さんは学区内の子たちで、学校に頼んで全校生徒にチラシを配っています。最終的には30-40人は来ていたでしょうか。

19時にきもだめしのはじまりでみんなお堂に集まります。簡単な経路の説明の後に、妻のつながりでお話専門の方が何人か来て、怖い話を聞かせてくれます。当然本を読むとかではなく、全て覚えていて何度も繰り返しているプロのような方達なので、多分小さい子は相当怖かったのかと思います。

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そのあとはお待ちかねのきもだめし。コースはお寺をぐるっと裏まで周り、裏のお墓の前を通り抜け、お堂の中に入りお札をとって、お寺の廊下をお堂まで歩きゴールです。


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お札をとっていきます。日本人形が本気で不気味です。
この人形は私が生まれた時に親が買ったものらしいで、もう40年以上前のものです。
ちなみにお札の中身は飴とかお菓子です。


途中何体かのおばけがいて、子供達のきゃーという声が響いてきます。私も最後に回らせてもらいましたが、暗い中懐中電灯の光だけを頼りにかなり長いコースを歩くので大人でも結構怖いです。SCRATCHの仕掛けもうまく動いていて、音も20種類くらいあり、どれも不気味で、小さい子は本気で怖がっていたようです。

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きもだめしの順番が来るまで待っている子、きもだめしが終わった子から順に望遠鏡をのぞきます。今日は午後くらいから天気も良く、月齢5日の月も少し残っているので、月と惑星の絶好の観望会日和です。

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きもだめしが終わった後に望遠鏡をのぞきに来た子たちに感想を聞いて見たら「めっちゃ怖かった」とのこと。中には大したことなかったと強がりを言っていた子もいましたが、大半の子が相当怖かったみたいで、中には泣き出した子もいたとのことです。去年あまり怖くないと言われたのが悔しかったのか、今年は相当怖くしたみたいです。

今日は月と木星、土星、火星とC8で見てもらいました。やはり月と土星の反応が良く、木星も縞と衛星に驚き、火星はまあ予測通りの反応でした。電視観望でM57とM27も見せたのですが、今回一つ気づいたことがあります。

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さて、M57はどこにあるでしょーか?


M57
コッコでーす!ココ、ココ、ココでございまーす。

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M27はどこにあるでしょーか?ってさすがにこれはわかりますね。


M27
コッコでーす。

少しでも星のことを知っている人は、星雲を見るとかなりいい反応をしてくれるのですが、今回のようにきもだめしに興味を持ってきている、星は特にそれほど興味がないというような本当に一般の人には、星雲を見せてもあまり反応がありません。どうも星雲というもの自体がよくわからないみたいです。それよりも月や土星の方がはるかに反応がいいです。実はそもそも観望会にわざわざ来るような人たちは、一般の人といってもそれなりに星に興味がある人なので、これまでも星雲に対する反応がよかったのかと思います。この違いは意識しておくべきかと思いました。なので今日はC8での眼視が中心となりました。

そのなかで、電視で見た天の川だけは、うっすらと見えたにすぎませんが反応がよかったです。天の川を見たことがないという人も多く、やはり街中で、街灯の明かりも眩しく、目でどうやって見ても何も見えない天の川が、高感度カメラを使うと簡単に見えるというのは多少インパクトがあったようです。

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そんな中、一人だけ異常に反応がいい子がいました。小学校4年生だそうですが、宇宙のことが大好きで、将来は研究者になりたいのだそうです。小学校1年生の時のお寺の観望会(3年前で、この時まだ私は星を始めていませんでした)で目覚めたそうです。こんな子がいると嬉しくなるので私も張り切ってしまい、C8を導入やらピント合わせやらいろいろ操作せてあげたりしました。

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4年生の子に赤道儀とか色々触ってもらいました。

いろいろ聞いていると、家には望遠鏡は教材の付録についてきたものがあるだけというので、きもだめしが終わってから自宅に寄ってもらい、昨年の福島のスターライトフェスティバルのジャンケン争奪戦でいただいた入門用の屈折を持っていってもらうことにしました。少しだけ自宅の庭でうまく見えるか確認して、簡単な操作方法だけ説明しました。まずは自分で月から入れてみてくださいといって渡しました。これがきっかけでもないですが、このまま興味が続いて将来天文ファンになってくれると嬉しいです。

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あとで聞いたら、きもだめしも観望会もとても好評だったようです。今日は大成功でした!Sukeはまたもや疲れ果てて自由研究できず。大丈夫か?