毎年恒例の近所のお寺での観望会も、はや3回目になります。近所の県天メンバーのKさんと一緒に、お寺の境内で望遠鏡を出し、近所の人たちに観望してもらいます。
ただ今日はずっと天気が悪く、小雨やら厚い雲やらでもう中止だろうと思っていて、夕方油断して少し昼寝をしていていました。18時過ぎに目をさますと結構な範囲で空が開けています。こりゃまずいと思いすぐに準備をします。歩いて1分くらいのところなのですが荷物もあるので車で移動し、境内に車を止めるとすでにKさんは赤道儀2台体制でセットアップ完了済みです。Kさんは25センチのニュートン反射と、C9.25。一方私はCGEMIIの上にC8で惑星、AZ-GTiの上にFS-60CB+ASI294MCで電視です。
今日一番のヘマは、赤道儀のアリミゾの固定が悪くて、C8を転げ落としたことです。地面に落ちる寸前に足を出して蹴飛ばしたのでショックは少しは和らぎ、鏡筒はなんとか無事なのが救いでしたが、マイクロフォーカサーの軸が折れ曲がって回転しなくなってしまいました。後で分解して見てみますが、軸が折れてしまっているっぽいので多分ダメでしょう(2018/8/18 追記: 一応無理やりですが、なんとか直りました。)。ファインダーもなぜかピントが合わなくなってしまいましたが、まあこれは別のものと交換すればいいだけです。
トラブルもあったので、C8の接眼部をフォーカサーからノーマルへと変更したりして手間取っていて、結局惑星で初期アラインメントを取っている最中に19時半になってしまいました。呼び出されて、お堂の中で観望会の説明が始まります。Kさんがプロジェクターでスライドを用意して来ています。ただ昼間天気が悪かったせいか、お客さんが15人もいないくらいで、例年よりかなり少ないです。まあ、私も今日は中止だと思っていたくらいなので仕方ありません。
それにしても今年の私の観望会の晴天率はものすごいです。昼中曇っていても、雨が降っていても観望会の時間になると必ず何か見ることができます。実は原村の二日目の夜は天気が悪かったそうですが、移った先の木曽観測所ではスコールの後なぜか晴れ。運を使いすぎているかもしれません。
せっかく星が出ているので、説明会のスライドも途中で打ち切り早めに外に出ます。Kさんはすでに木星と土星を導入済み。私の方はC8の準備がイマイチだったので、先に電視観望でM57とM13、M27を披露しました。星雲よりも球状星団の反応が良かったです。もしかしたら一般の人には色付き星雲よりも星団の方が見栄えがいいのかもしれません。
その後C8のアラインメントをやっと終え、土星と火星を見ました。火星はやはり眼視では模様が見えなかったので、CMOSカメラ(ASI294C)をC8に取り付け、電視観望で模様を見ました。それでも火星方向はシンチレーションがあまり良くなく、かろうじて黒い部分がわかる程度でした。一方、C8に13mmのアイピースで見た土星は、カッシーニの間隙もはっきりと見えて、シンチレーションがかなりいい印象でした。中心星の縞も見えたくらいです。
最後にアルビレオをC8で入れて、普通にアイピースで残った何人かで見て終了となりました。21時くらいだったでしょうか。アルビレオは何度見ても心が洗われます。人数もあまりいなかったので、ゆったりと見ることができました。雲が心配だったのですが、結局見たかった天体は惑星も含めてほとんど見ることができました。夕食を食べる暇もなかったので、終わってから食べた残りの焼きそばがとても美味しかったです。
観望会終了後、娘のNatsuに付き合って自由研究のお手伝いで光害測定ですが、これは次の記事で。
ただ今日はずっと天気が悪く、小雨やら厚い雲やらでもう中止だろうと思っていて、夕方油断して少し昼寝をしていていました。18時過ぎに目をさますと結構な範囲で空が開けています。こりゃまずいと思いすぐに準備をします。歩いて1分くらいのところなのですが荷物もあるので車で移動し、境内に車を止めるとすでにKさんは赤道儀2台体制でセットアップ完了済みです。Kさんは25センチのニュートン反射と、C9.25。一方私はCGEMIIの上にC8で惑星、AZ-GTiの上にFS-60CB+ASI294MCで電視です。
今日一番のヘマは、赤道儀のアリミゾの固定が悪くて、C8を転げ落としたことです。地面に落ちる寸前に足を出して蹴飛ばしたのでショックは少しは和らぎ、鏡筒はなんとか無事なのが救いでしたが、マイクロフォーカサーの軸が折れ曲がって回転しなくなってしまいました。後で分解して見てみますが、軸が折れてしまっているっぽいので多分ダメでしょう(2018/8/18 追記: 一応無理やりですが、なんとか直りました。)。ファインダーもなぜかピントが合わなくなってしまいましたが、まあこれは別のものと交換すればいいだけです。
トラブルもあったので、C8の接眼部をフォーカサーからノーマルへと変更したりして手間取っていて、結局惑星で初期アラインメントを取っている最中に19時半になってしまいました。呼び出されて、お堂の中で観望会の説明が始まります。Kさんがプロジェクターでスライドを用意して来ています。ただ昼間天気が悪かったせいか、お客さんが15人もいないくらいで、例年よりかなり少ないです。まあ、私も今日は中止だと思っていたくらいなので仕方ありません。
それにしても今年の私の観望会の晴天率はものすごいです。昼中曇っていても、雨が降っていても観望会の時間になると必ず何か見ることができます。実は原村の二日目の夜は天気が悪かったそうですが、移った先の木曽観測所ではスコールの後なぜか晴れ。運を使いすぎているかもしれません。
せっかく星が出ているので、説明会のスライドも途中で打ち切り早めに外に出ます。Kさんはすでに木星と土星を導入済み。私の方はC8の準備がイマイチだったので、先に電視観望でM57とM13、M27を披露しました。星雲よりも球状星団の反応が良かったです。もしかしたら一般の人には色付き星雲よりも星団の方が見栄えがいいのかもしれません。
その後C8のアラインメントをやっと終え、土星と火星を見ました。火星はやはり眼視では模様が見えなかったので、CMOSカメラ(ASI294C)をC8に取り付け、電視観望で模様を見ました。それでも火星方向はシンチレーションがあまり良くなく、かろうじて黒い部分がわかる程度でした。一方、C8に13mmのアイピースで見た土星は、カッシーニの間隙もはっきりと見えて、シンチレーションがかなりいい印象でした。中心星の縞も見えたくらいです。
最後にアルビレオをC8で入れて、普通にアイピースで残った何人かで見て終了となりました。21時くらいだったでしょうか。アルビレオは何度見ても心が洗われます。人数もあまりいなかったので、ゆったりと見ることができました。雲が心配だったのですが、結局見たかった天体は惑星も含めてほとんど見ることができました。夕食を食べる暇もなかったので、終わってから食べた残りの焼きそばがとても美味しかったです。
観望会終了後、娘のNatsuに付き合って自由研究のお手伝いで光害測定ですが、これは次の記事で。
コメント
コメント一覧 (12)
Samさん晴れ男のようですね。
落下させたC8は大丈夫でしょうか?
今日は同好会メンバーと遠征予定です。最高の条件のもと電視観望を楽しむ予定です。
今日は飛騨コスモス天文台でペルセウス流星群の年一度のお祭りで、一般の大人も子供も含めてたくさんの人が来る予定です。でもこちらは天気予報がイマイチです。飛騨コスモス天文台とは相性が良く、今まで参加した日は必ず晴れたのですが、とうとう土がつくかもしれません。
光害測定ですがちょうど今環境省で継続観測の募集中です。
定点観測を夏冬2回行うというものです。
継続観測の場合事前登録が必要ですが、無くても1回限りの観測でもOKです。
興味がありましたら以下を参照ください。
https://www.env.go.jp/press/105671.html
の (2)デジタルカメラによる夜空の明るさ調査
です。
8/15までが観測期間なのでお盆にピッタリです。
報告は9/14までなので余裕があります。
こちらのブログの記事を読んで電視観測に興味を持ちました。
Samさんと同じASI294MC系の購入を検討しています。
FS-60Qに取り付ける場合、ASI294MCの付属品だけで延長筒なしで合焦するのかよろしければ教えていただけないでしょうか?
当方の鏡筒はD=65mm fl=420mmです。
鏡筒はありませんが、カメラ、レンズは何回か落としています(泣
野辺山の電波望遠鏡の公開は3回ほど行っていますが、結構面白いですよ。
電波観測の展示は難しくて理解できませんが・・・
ペルセウス座流星群は今朝方、雲が切れた1時間だけ見ましたが、
3個しか見られませんでした。
α7sの動画には別の3個が写っていたのみ。
今夜はもっと晴れそうにありません。
ペルセウス座流星群は例年、見られないのが当たり前なので、
見られただけで良しとします。
FS-60Qですが、フラットナーをつけていますが、それで問題なく合焦します。フラットナーなしの場合は、代わりに標準添付の延長等をつけると合焦します。
420mmだと、ASI294MCでちょうどいいくらいの焦点距離だと思います。十分楽しめると思いますよ。またうまくいったら教えてください。
いましがた飛騨コスモス天文台から帰って来ました。最初土砂降りの雨でさすがに今日はダメかと思っていたら、20時半頃から晴れ始め、結局全面晴れでした。また記事にしますので良かったら読んでください。
野辺山も一度行ってみたいと思っています。財政難とか言う話が出ていたので、万が一なくなる前に一度行っておこうと思います。
SharpCapをはじめて使ってみましたが起動するとすぐにLive Stackになる仕様なのでしょうか?それともプレビュー??
画面上のボタンをクリックした覚えはないのですが・・・
あと、鏡筒を動かすと画面がリアルタイムで追随しない感じで、CPUのスペックが高くないとタイムラグが発生しますね。
昨夜はカメラコントロールのゲインと露出時間をいろいろ変えてみてM31が徐々に浮かび上がってくるのを確認したところでは終了です。
「電視観望のためのSharpCapの使い方 」と「SharpCap電視観望トラブル解決集」を参考にして天候が回復したら、次は撮影メニューにもチャレンジしてみます。
立ち上げてからあえてLive Stackにしないと、普通はリアルタイムモードになるはずです。どこかにオート設定があるのでしょうか?私が知る限りなさそうですが。
露光時間が短くてもタイムラグがありますか?露光時間が長いときはタイムラグは仕方ないです。露光時間が短くても確かに存在しますが、私はあまり気にしていません。それよりも速く動かすとローリングシャッターの効果で画面が歪んで見えるのが最近気になっています。
雷ボタン(PixInsightをご存知でしたらSTFに相当する効果)が便利です。多少のゲイン設定のミスや露光時間の無理をかなり解消してくれます。
新しいことをやるときは一番楽しいですよね。また迷ったらなんでもお気軽に聞いてください。
C8は購入直後は全然駄目でしたが、一度全バラに近い状態にしてやっといろいろと理解できました。いまだにこのC8の中心像はかなり解像度があります。惑星撮影でも20cmの口径としては結構満足しています。
いえいえこちらこそ、こんなに読み込んでくれているのはありがたいことです。最近ブログもずっと書けずじまいで、昨日あたりまでものすごく忙しかったのですが、少し落ち着きました。溜まっている画像処理を済ませて、また再開します。