今日は7月31日、火星の最接近です。各地で観望会が行われていることと思います。富山も多分にもれず、科学博物館による大観望会が開かれました。来客数はきちんと数えていないですが、20時からの1時間で300人を超えたというので、22時までだと500人くらいかと思います。

さすがにこれだけの人数だとなかなかさばき切れないので、というよりも駐車場が溢れかえるので、望遠鏡を覗いた人から「火星大接近2018観察証明書」を受け取り、帰っていくような仕組みのようです。

県天からは会長のKさんはじめ、いつもの主力メンバーを中心に、10台程度の望遠鏡が並んだでしょうか。かくいう私も昨日準備したC8で参戦し、しかも今回は、他に惑星専門の人もいなかったせいか、CMOSカメラの映像を大型プロジェクターに映し出すという大役を担うことになってしまいました。平日で仕事のため少し遅れて19時近くに到着したので、ほとんどのメンバーの望遠鏡は既に出ていて、あとは自分の準備ばかりで、他のメンバーの様子を伺っている暇もないくらいでした。

というのも、プロジェクターの入力がVGAだったのですが、私は普段Macで、CMOSカメラを使うときはBootCampからWindowsを立ち上げています。この状態で外部モニターをつなぐのは、実はHDMIしかやったことがないということに、なんとその場でやっと気づきました。もちろんVGAアダプターは持っています。でもこれWindowsではうまく動かないみたいです。とにかくWindowsからプロジェクターを認識しないので、仕方なくMacを立ち上げ直し、まずはケーブルとかの接続がうまくいっているかの確認。Macからだと問題なくプロジェクターに映し出されるので、やはりアダプターはWindowsから動かないと判断。その後VirtualBoxからWindowsを仮想で立ち上げてカメラを認識させました。ラッキーだったことに土壇場でやった仮想からのカメラの接続も、きちんと認識されて、無事にWindowsの画面をプロジェクターに映し出すことができました。ただし負荷が大きくなるとカメラの画面の更新度が遅くなるみたいです。

かなり焦ってしまってヒヤヒヤでしたが、映し出した後は特に問題なく、火星が出て来るまでは木星や土星を導入して、大スクリーンに映し出しました。今回カメラはASI294MCを使いました。広角で見えるので、焦点距離2000mmでもそこそこ簡単に導入できますし、多少極軸が狂っていても、ずれて画面がから飛び出すこともありません。ただ、拡大しすぎるとさすがにジャギーが目立つので、途中3倍のバローレンズを入れたりしました。

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忙しくて、気づいたら撮っていた写真はこれ一枚でした。

やっと落ち着いて、ふとまわりを見てみると、ものすごく長い行列ができています。一列に並んで、10台くらいの望遠鏡で、空いた望遠鏡が出ると順番に見に行きます。ですが、見た人から順に証明書をもらうというものなので、火星が出ていないと全然列が進まないのです。しかも火星は前半はまだ多少顔を出しましたが、後半21時過ぎくらいからでしょうか、雲に隠れて全く見えなくなってしまいました。なので列がなかなか進まなく、長蛇の列ができてしまいます。そう言った意味でも、大スクリーンは列にいる間も見ることができるので、多少のヘルプになったかと思います。同時に、天文台職員さんの解説があったりするので、意外に飽きずに並んでいることができていたみたいです。

実は要領のいいお客さんは、列に並ばずに私の周りにずっといて、PCの画面を見ながら色々、私とも会話を楽しみながらまったり過ごしていました。CMOSカメラではかなり拡大できるので、土星の輪も、カッシーニの間隙も、火星の縞もその場である意味解説付きで見ることができます。画面をスマホのカメラで撮る人もたくさんいました。その時の様子も大スクリーンには映し出されるのですが、その時の会話はその場にいた人とのみでした。意外にマイクとスピーカーで流したら、面白い会話になるかもしれません。あ、でも導入がうまくいかなくて戸惑っていた時のも全部流れると、さすがに恥ずかしいですね。こんなトラブルの時、この間家に来たY君が手伝ってくれました。Y君とはコスモス天文台の時もそうですが、イベントでちょくちょく会うことができます。原村も行くとのことなので、また週末に会うことになります。

途中少し休憩してSukeを見に行くと、何とそこにもまたメインの列とは別の長蛇の列が。愛機SCOPETECHで、経緯台の微動ハンドルのみで、ものすごい数のお客さんをさばいています。多分一人で100人以上に見せていると思います。自分の望遠鏡で慣れているとはいえ、ひたすらズレを経緯台で追いかけるのは並大抵ではありません。解説もうまくできているようで、さすがに今回は少し感心しました。と思ったら、最後にスタッフに配られたアイスを食べまったらしく、「5本も食べたんだって!?」と聞いたら「5本は食べてない!」とのこと。一人で4本も食べたみたいです。相変わらずアホ丸出しです。

いつもの仲のいいMさん一家や、Sさん一家も来ていて、Natsuもみんなと話せて十分楽しめたみたいです。Sukeの学校の友達も来ていたみたいですが、Sukeはずっと忙しくて相手ができなかったみたいで、ちょっと残念がっていました。

さすがに大観望会の名にふさわしく、富山でこれだけの天文に興味を持ってくれている人がいるとわかっただけでも、お手伝いした甲斐がありました。私の中で観望会は、星を楽しむことの結構な部分(30%くらいか?)を占めています。今回もとても楽しかったですし、すごくやりがいもありました。子供達の夏休のイベントの一つにもなりました。夏はまた時間の許す限り、イベントなど手伝おうと思います。

追記: 今回撮影した映像がKNBテレビのニュースで使われました。昼間と夕方流れたようです。私は夕方のものは生で見ることができました。