先週、今週と立て続けに東京方面に用事があり、少し時間があったので天文ショップのはしごをしました。秋葉原には現在3つの天文ショップがあります。KYOEI、スターベース、シュミットです。KYOEIは多種にわたるメーカーを扱っています。大阪店もあり、日本でも最大級のショップなのかと思います。スターベースはタカハシの直営店で当然タカハシ製品はアクセサリに至るまで充実しています。シュミットはサイトロンの直営店でセレストロン製品、SkyWatcher製品などが充実しています。以前は秋葉原にもう一軒、三基光学というお店もあったのですが、現在相模原方面へと移転の最中だとのことです。今回は恵比寿にあるジズコにも寄ってみました。また、以前にも関東だけでなくいろいろ天文関連ショップを訪れていますので、以下ののリンクも参考にして下さい。
天体関連ショップ訪問記
さて、ここから今回の訪問記です。
天体関連ショップ訪問記
- 関東: 2016/6/5、2016/6/22、2016/9/24、2016/12/11
2017/1/27、2017/2/19、2017/2/26、2017/3/19
2017/12/6(cafe TEMO) - 中部: 2016/4/30、2016/7/23、2017/5/4
- 北陸: 2016/5/14、2016/11/20、2017/1/16、
- 関西: 2016/12/1、2017/5/18、2018/2/1(星カフェSPICA)
- 海外: 2016/9/11
さて、ここから今回の訪問記です。
シュミット
回った順に、まずはシュミット。先日購入したCGEM IIのコントローラーが動かなくなった件で、日本語版のファームウェアを書き換えるので送って欲しいと言われていたのですが、そのまま手持ちで訪れました。書き換えはすぐにやってもらえましたが、最近のSkyWatcherのコントローラーはWebに上がっているファームに日本語も含まれているのだが、Celestronのものはまだアップされているものは英語版だけで、日本語版は店頭にしかないとのこと。早く日本語版も含まれてくれればと思います。星座名や星の通称名はやはり日本語の方がわかりやすいです。
無事にコントローラーは動くようになったのですが、店長さんと話しているとそういえばこの間まで学生だった子が就職で富山に行ったよとか言う話になって、え、それ先週自宅に来たY君のことでは?と盛り上がり始めました。どうやら連休中に実家に帰ったY君はシュミットにも顔を出していたみたいなのです。店長さんによると名前までは知らなかったが、学生の中でも相当熱心な部類だったようです。やはりY君只者ではないみたいです。
スターベース東京
次に行ったのがスターベース東京店。顔なじみの店員さんS君にも会えて、FS-60用のAPS-C用撮影用のリングと、近接リングを購入しました。APS-CリングはFS-60でAPS-C撮影するときに周辺が1ピクセルくらいのオーダーで流れるのを防ぐと言うものです。その代わりにフルサイズの周辺を犠牲にするそうです。周辺が流れると言っても、あまり気にならない程度のもので、都市伝説ではないかとも言われているみたいですが、三基光学によるとフィルターとかを入れると顕著とのことで、まだAPS-Cで撮影する機会もありそうなのと、安価なので購入しておきました。今回のものはスターベースオリジナルのものですが、もともと三基光学でも同様のものを出していました。現在三基光学が休店状態なので、こう言ったものをタカハシの直営店が出してくれるのはありがたいです。中には自作している人もいるとのことです。
さて、ここでもなぜかY君の話が出ました。連休中にちょうど来たみたいで、自宅に来ることをS君に話していたみたいです。なんと違う大学の天文部だけれど、学生同士の繋がりでS君とY君は知り合いだとのことです。大学生では珍しいくらいに熱心で、やはり機材屋さんだったそうです。しかも天文ショップで昔バイトしていたそうで、やはりY君只者ではないみたいです。
ジズコ
今回、恵比寿にあるジズコにも初めて顔を出してみました。マンションの一室が店舗になっています。取り扱っているものは輸入物が多く、展示してあるものを見ても、相当なマニアのためのショップという印象です。この間新調した赤道儀を選ぶときの候補だった、ロスマンディーも置いてあったのでじっくり見ることができました。太陽もCORONADO、LUNTとかなり充実していました。店内に置いてあった書籍に、「天体望遠鏡徹底ガイドブック―光学系分析と実写テスト」というのがありました。天文ガイドの記事をまとめたものらしいですが、望遠鏡の詳細がかなりきちんと書かれていて、それらを一覧で見ることができるのでとても有用そうな本です。2008年と少し古いですが、それでも鏡筒だとまだまだ現役のものも多いので、早速自宅に帰ってからアマゾンで中古を探し手に入れました。今回はジズコさんでは特に何も購入することがなかったのですが、もう少し予算に余裕ができたらぜひお世話になってみたいお店かと思います。
KYOEI TOKYO
最後はKYOEIの東京店です。ここではASI290MMを購入しました。私にとって初めてのモノクロカメラです。買うか買わないか散々迷ったのですが、太陽と惑星の撮影に有効そうなのでついに購入に踏み切りました。その際仲のいいMさんと小一時間話していたのですが、感度と分解能について有意義な話を聞くことができました。モノクロカメラの分解能の検証もしてみたいので、また使ってみて状況をブログに書こうと思っています。
あと、以前このブログで紹介したRevolution Imager R2がついにKYOEIから発売されるようになりました。嬉しい限りです。オールインワンパッケージでモニターまでついていて、PCを使わない電視観望としては、この手軽さはベストな選択肢なのではないでしょうか。アメリカの天文雑誌「Sky & Telescope」で2017年のHOT PRODUCT賞をとっています。開発者のMikeとは当時ショップでものすごく盛り上がり、今でも連絡を取り続けています。日本語版が発売されてとても喜んでいるとのことです。
あと、以前このブログで紹介したRevolution Imager R2がついにKYOEIから発売されるようになりました。嬉しい限りです。オールインワンパッケージでモニターまでついていて、PCを使わない電視観望としては、この手軽さはベストな選択肢なのではないでしょうか。アメリカの天文雑誌「Sky & Telescope」で2017年のHOT PRODUCT賞をとっています。開発者のMikeとは当時ショップでものすごく盛り上がり、今でも連絡を取り続けています。日本語版が発売されてとても喜んでいるとのことです。
コメント
コメント一覧 (5)
https://stargazerslounge.com/topic/166763-how-to-change-language-from-german-to-english-on-nexstar-102-slt-hand-control/
https://www.cloudynights.com/topic/471471-resetting-the-nexstar-hand-controller-an-alternate-method/
さらに、ファームウェアアップデートはCelestron Firmware Manager*1というソフトウェアを使って行いますが、このときに(おそらくフォントのサイズの問題からか)欧米系の言語セットか、アジア系の言語セット(+English)のいずれかを選択するようになっているようです。
*1:http://www.nexstarsite.com/OddsNEnds/HCFirmwareUpgradeHowToNexStarPlus.htm
度々ブログを拝見させていただいております。
新赤道儀を手に入れられたようですね、新しいものはワクワクするものです。
さて、NexStar+ハンドコントローラーのファームウエアについて、私は以前アップデートしてみました。
いつものように我流で感じたことは、ハンドコントローラー自体の致命的に壊れた場合は例外として、ファームウエア アップデートツール(CFM)で、日本語化を含めて全て出来ると思っています。
(参考)私のブログ
https://tkrtc040.blogspot.jp/2018/03/blog-post_17.html
わたしはbootloadエラーが出てからすぐに販売店に電話してしまったので、自分で試していないのでわかっていなかったです。自分で確かめずに情報だけで動くとやはり間違いもありますね。もしかしたらシュミットさんも本当にまだ日本語も含まれるファームがアップされていること知らないのかもしれません。今度ショップに行った時に伝えておきます。
(参考)ある方の関連ブログです。
https://ameblo.jp/celestia/entry-11516847091.html
でも今回はそんな複雑なことをしたわけではなく、普通に電源を切っただけです。
あえて言うなら、切る前にユーティリティでホームポジションに戻し、次回そのまま設定が残るように休止モードにしてから電源を落としただけです。でもシュミットによるとこのことは関係ないとのこと。
どこかのページによると電源を入れるときに瞬間的に電圧が落ちるとダメなようなことも書いていましたが、これも本当かどうかよくわかりません。