天文ショップを少し回りました。

特に買いたいものがあったわけではなかったのですが、スターベースで入門用の望遠鏡を選んでいるお客さんがいろいろ迷っているみたいだったので、お手伝いがてら話すことに。迷っていたのはSCOPETECH、Vixen、Celestron、MEADの入門用の屈折です。スターベースに置いてあるものなので、どれも入門用としては十分で、月や惑星を見るぶんには困らないと思います。その途中に、もう一人話に参加して来た他のお客さんがいて、その人と私でえらい盛り上がったのがスターベース製の入門用の屈折です。タカハシ色になっていて、国産品で作りはかなりしっかりしているようでした。アクロマートなので値段も特別価格のせいか、先のメーカと十分競争になるような価格帯なので、下手をしたら上記メーカーの入門機を食ってしまうような感じです。店長さん曰く「そうだといいんですが...」とのことで、さらにいろいろ聞くと、まだつい昨日かそこらでタカハシの工場に届いたばかりと、出来立てホヤホヤの新製品のようです。最初に迷ってたお客さんも、私たち二人の盛り上がり具合を見てさらに迷いだしたのですが、その方が一番重要視するのは、子供が使うということで重さとのことです。最後はSCOPETECHを選ばれたのですが、うちの小学5年生のSukeもSCOPETECHの大ファンで、軽さは何物にも変えがたいことも十分わかっているので、いい選択だったのではと思います。

さて、やっとここで今回のタイトルにたどり着くのですが、そこで一緒に盛り上がった方から「cafe TEMOって行きましたか?」と言われました。私は全く知らなかったのですが、なんでもcafe TEMOのTEMOは「てんもん」の意味だそうです。店長さんが双眼鏡が好きで、日の出光学の社長さんや、今回のSCOPETECHの社長さんもちょくちょく来ているところらしいです。そういえば天文ショップはこれまでたくさん行きましたが、天文をテーマにしたカフェなんてのは行ったことがなかったので、少し足を伸ばして行ってみました。

cafe TEMOの場所は武蔵小杉駅からだと歩いて15分くらい、武蔵中原駅からだともう少し近いみたいですが、今回は散歩がてら1kmちょっとの道をのんびり歩きました。お店は細〜い道にあり、一旦見過ごしてしまい、引き返してやっと見るけることができました。

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中に入ると、双眼鏡の棚があり、横には反射型望遠鏡が。

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この日は星月だというご主人は不在でしたが、奥様が店にいて、聞くとなんとこの反射型の鏡は貴重な木辺鏡だとか。

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私も星が好きなことを伝えると、所属グループの会報を見せてくれて、木辺鏡の由来なども知ることができました。2016年9月号の星ナビにも、由女さんのマンガにcafe TEMOの訪問記が載っていることがわかりました。いろいろ話を聞くと、ご主人は双眼鏡で星を見るのが好きで、売るほどあるので5年ほど前から販売も始めたとのこと。この日は日の出光学のD1という機種を覗かせてもらいました。

お客はずっと私一人だけ。本当に小さな、まるで隠れ家のようなカフェなのですが、もちろん食事もできます。この日はカレーを頂きました。五穀米に大きな牛肉がゴロゴロしていて、上に野菜をのせた、とても丁寧に作ってあるカレーでした。味はもちろん、ボリュームもかなりあり、大満足でした。奥様とついつい長話をしてしまい、カフェオレとチーズケーキまで食べてちょっと贅沢をしてしまいました。チーズケーキはチーズと生クリームだけで作った、何も焼いていないレアチーズケーキで、甘さも控えめで、とても美味しかったです。

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奥様とも星の話をいろいろしたのですが、その途中で娘さんがご主人にプレゼントしたという、新潮社の超大型本の部類に入る「PLANETFALL」という惑星の写真集を見せて頂きました。とても綺麗な惑星の写真を集めてあり、私は特に火星の表面の模様に感動しました。値段を見ると7000円と多少高価なのですが、本の大きさと内容の充実度から考えると全然安く感じます。それでも娘さんが高校生くらいの歳の時に、頑張って自分のお小遣いでお父さんにプレゼントしたというのを聞いて、同じ娘を持つ父親としてよほど嬉しかったんだろうなあと、その時の状況が眼に浮かぶようでした。そのお嬢さんも中3くらいまでは星見に付いて来てくれたみたいです。うちのNatsuも今中1ですが、いつまでついて来てくれるやら。

あまりの居心地の良さに、すっかり長居してしまいましたが、今度はぜひご主人がいる時に行ってみたいです。

他にも天文が好きな人がやっている店はあるはずで、こう行ったところを回るのも面白いなと思いました。また機会があれば、どこか行ってみようと思います。