撮影した画像から、コンピュータ上でデータとして持っている星の位置と比較して、どの視野の画像かを特定することをplate solvingと言うらしいです。マルカリアンの鎖をSWAT-200で撮影しようとしたときに導入できなくて撃沈した経験から、ちょっと興味があったので調べて見たら、何種類かのソフトが見つかりました。その中でPlateSolve2というフリーのものを試してみました。

1. インストールは上記配布ページから
  • PlateSolve2 v2.28
  • APM Catalog Installer
  • UCAC3 Catalog
の3つをダウンロードし、 PlateSolve2とUCAC3は適当なディレクトリに展開、APM Catalogはインストーラーがあるのでそのままインストール。私はめんどくさいのでPlateSolve2ディレクトリの直下にUCAC3とAPMディレクトリを移動してしまいました。APMはインストーラーでインストールされたディレクトリから移してしまっても大丈夫なようです。

2. その後、 PlateSolve2の「File」メニューの「Configure Catalog Directries」からAPMとUCAC3のディレクトリを指定すれば準備完了です。

3. 適当な画像を PlateSolve2の「File」メニューの「Open Image」から開いてやり、メイン画面の「Show Image」で画像を表示し、一番右のアイコンの「Auto Adjust Levels(Normal)」を押します。

4. 調べたい範囲を指定します。まずはスタートポイントで、それらしいと思われる赤経と赤緯を入れます。例えばM86だと赤経12h 26m 11.814s、赤緯+12° 56′ 45.49″なのですが、ここら辺を探りたい場合は

12 26 00
12 56 00

などと半角スペースを入れて「RA」「Dec」のところに入力します。

5. あとは「Plate Match」を押すだけです。うまくいくと写真のようにマッチした画像と、位置が表示されます。

IMG_1643



少し試したのですが、サーチできる範囲は1x1度くらいまでが実用で、それ以上だと計算量が多すぎるのか落ちることがありました。 また「region」の数がデフォルト999ですが、100とかにして少なすぎると荒く探しすぎるのでマッチしません。うまくいかないときは更に「Edit Parameters」で色々触れるのですが、一番効いたところは「Max Stars」で、デフォルトは45ですが、数が少ないと早いですが、マッチを逃します。多いと遅いですが、マッチしやすいです。

感想としては、範囲内でも思ったよりマッチする条件が厳しくて、一番微妙なのは、マッチしなかったときにパラメーターが悪いのか、範囲に入っていないのの見分けがつかないことです。結構期待していたのですが、実戦投入にはちょっと厳しいかもしれません。

2017/4/9 追記: AstroTortillaが広範囲もミスることなくマッチングしてくれることがわかってきました。