ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2019年07月

もうずーっと天気が悪くてネタが全然ないので、しばらくブログ更新していなかったのですが、原村の星まつりがもう今週末になってきて、ぼちぼち準備を始めることにしました。

原村星まつりは、長野県の八ヶ岳山麓の「八ヶ岳自然文化園」で毎年開催される、アマチュア天文家にとっては最も大きなイベントの一つです。今年は今週末の8月2日(金)から8月4日(月)まで開催されます。実際には金曜の午後くらいから、土曜の夜にかけてがメインの時間で、夜の大観望会では全国から集まる天文マニアが自慢の望遠鏡を持ち寄って、一般の方にもみてもらう、一大観望会になります。

今回の原村で私が計画しているのは
  1. 昼の太陽電視観望
  2. 夜の電視観望
です。

夜の電視観望はいつも通りなので、それほど心配してはいません。唯一心配なのはPCのバッテリーの持ちでしょうか。昼も太陽を見るとすると、多分全然持ちません。一応1回分くらいは再充電できる外部バッテリーを用意をして置こうと思っています。どこかで充電できればいいのですが。

太陽電視観望はこれまで開発してきた魔改造10cmアクロマート屈折+P.S.T.になります。これをAdvance VXに載せてきたのですが、重量的には撮影をしないならAZ-GTiでも行けそうです。昨日、休日に本当に久しぶりに晴れたので、AZ-GTiに実際に10cm屈折にPSTを合わせて載せてみました。とりあえずの導入と稼働は大丈夫そうです。ただ、この日はすぐに曇ってしまいPSTで合焦できなかったので、少し不安でしたが、日曜の今日少しだけ晴れ間が見えたので、今一度チェックして、PSTできちんとHαも見えることを確認しました。さすがに、鏡筒が長いので慣性モーメントが大きくて、ピント合わせだけで結構揺れてしまうのですが、一旦ピントが合って揺れさえ治ってしまえば電視観望程度なら問題なさそうです。

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それよりも昨日から暑い暑い。機材の暑さ対策の方が大変かもしれません。鏡筒もそうですが、AZ-GTiもPCもかなり熱くなっています。一応、災害時用の薄手のアルミ蒸着のシートを日よけ目的で注文しました。これを機材にかぶせれば直接の太陽は避けられるので多少マシかもしれません。それだけでなく、自分たちの日よけも必要になりそうです。


これまでの過去3回の原村星まつりのレポート(2016, 2017, 2018)を書いています。もしよかったらお読みください。過去レポートを読んで気分が盛り上がったら、是非今年の星まつりに参加してみてください。

今年もこの看板出しますので、現地で気づいた方は声をかけてくださると嬉しいです。

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ところで、原村星まつりの情報があまり出回っていない気がします。プログラムはこのページの真ん中らへんにリンクが張ってあって、pdf版をダウンロードできます。天リフさんとかでも告知ページでお知らせがあればいいのにと思います。

実際にプログラムを落として2ページ目を見てみると、今年もイベント目白押しです。なんでも土曜夜の星空講演会は重力波の話とのこと。私が行くイベントはなぜか重力波の話が多かったりするのですが、ホントなぜなのでしょうか(笑)。今回の講演では、重力波検出の技術の一部をアマチュア天文に応用できないかという話があるのだとか、ないのだとか...。

それではまた当日になりましたら、現地の様子をTwitterやブログなどで報告していきたいと思います。

七夕の週です。各地で観望会が企画されているようで、私はちょこちょこ顔を出している飛騨コスモス天文台にでかけました。梅雨どきで天気が相当微妙なので直前までどうするか結構迷っていたのですが、子供たちが飛騨コスモスがいいというので、ダメ元と思って行ってみることにしました。

夕方17時半過ぎ、結局私と娘のNatsuと二人で出ることになりました。下のSukeは4月から中学生になって、部活に入って毎週土日も練習があり疲れ気味。朝は「Sukeも行く」と言っていたのが、帰ってきたら「やっぱり行かん」と。最近部活ばっかりで、時間の全てを費やすほど好きだったプログラミングも全くやらなくなりました。4月からほぼ全ての土日を部活で潰されていて見ていてかわいそうになります。今は本人がまだやりたいといっているからいいものの、やりたくなくなったときどうなるんだろうとか、もっと時間に余裕を持たないといろいろじっくり考えることができなくならないかなとか、ちょっと心配です。

富山側は完全な曇り。走っている途中雨も降ってきて、流石にダメかと思っていましたが、山を抜け飛騨地方に入ってくると少し青空が見えてきました。現地には結局19時近くに到着。まだ明るいですが、そこそこ晴れています。三日月も顔を出しています。でも雲の流れが速く、北から黒い雲が徐々に迫ってきています。

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とりあえず明るいうちに準備をしておこうと、この日はまずはMEADの25cmをCGEM IIに載せました。惑星が見えればというと、あわよくばM57の撮影までと睨んでいました。一応防振ゴムも三脚の下に入れました、ハイ。ところが、2つ目のFS-60CBでの電視観望セットを出そうと思った矢先、すこーしですが小雨がパラついてきました。とりあえず電視観望セットは出さずに、MEADEにはカバーを被せて待機。

セットアップ途中にスタッフでいつも来てくれている男性のSDKさんと女性のSDNさんが到着。今回は代表のYさんは残念ながら来れないとのことなので、3人での対応です。いえ、ほんとはNatsuもいたのですが、現地に到着するちょっと前から眠いと言い出し、ほんとに最初だけ顔を出してあとはずーっと熟睡。お客さんが帰ることに眼を覚ますというていたらく。昔からそうでしたが、最近特によく寝ます。まあ眠い時期なのでしょう。

そうこうしてると、まだ暗くなる前に最初のお客さんが到着です。親子連れで両親と小学3、4年生くらいのお姉ちゃんと、下の男の子二人の5人家族です。でもこの頃にはかなり曇っていて、月もほとんど見えず。「今日は厳しいかもしれません」とか話していると、西の空に細い月が時折顔を出すようになったので、極軸を合わせる間も無く、40mmのアイピースで月を導入。ファインダーがないのですが、赤道儀の水平出しと、最初そこそこ北に向けてあれば、あとは赤道儀の水平をいじるだけで月くらいなら簡単に導入できます。パッと月を入れて、とりあえず40mmで見てもらい、次に10mmのアイピースで少し拡大。その間にドームの準備もできたとのことなので、そちらも見てもらいます。

でもその後も月は結構雲に隠れてしまったりしてたので、アイピースの代わりにASI294MC Proを挿して雲を越えて月を見ることにしました。これは結構当たりで、目で全然見えない月が高感度カメラだと見えるのに驚いてくれたようです。月を見ながら、拡大していくと月がゆらゆら揺れてきます。「なんで揺れるのでしょうか?」「うさぎさんがいるからかなあ?」とか「月がむずむずして動くのかなあ?」とか疑問を投げかけてみます。ヒントを出していると、だんだん答えに近づいてきます。夏の暑い日に道路の空気がユラユラ揺らめいているところまで出てきたので、もうほぼ正解です。子供にはやはり色々自分で考えて欲しいです。

さらに2組の家族が到着。高山からとのことで、二組ともお母さんと子供づれ。抱っこされるくらいの小さな子もいて、子供は合わせたら5人だったでしょうか。もう大騒ぎでとても可愛いです。飛騨コスモス天文台の代表のYのFacebookを見たとのことで、お母さん同士は友人みたいで一緒に来てくれたようです。

ここで一つ気にになることが、2台の車のうち最初に入ってきた車が、多分気を使ってだと思いますが、ライトを途中から消してしまったのです。ご存知の方も多いと思いますが、少し前に星景写真スポットで無灯火でバックして、崖から転落するという痛ましい事故がありました。やはり安全第一です。「ライトを消す必要ないですよ」と事故の例も踏まえて説明しました。特に観望会は小さな子もいたり、機材も意外なところにあったりするので、車を動かす際はライト点灯は必須です。

月が木の影に隠れそうだったので、少し望遠鏡の位置を移動して、再度セッティング。そんなことをしている間に月が雲に隠れて見えなくなってしまったので、今度は少し見え始めた木星です。雲に隠れながらですが4つの衛星としま模様も見え喜んでくれたみたいです。とりあえず月と木星で、なんとか観望会の形にはなりました。月が山の端に沈むときには、「なんで月が動くのかな?」と恒例のクイズです。「月がトコトコ歩くのかなあ?」とか、「星もみんなトコトコ歩くのかなあ?」とか、言っていると「地球も動くんだよね」と見事正解が出ました。

そうこうしていると、やっと星も雲越しですが一部見え始め、夏の大三角や、七夕が明日なので織姫様と彦星様の話になります。子供たちが眠そうなのでそろそろ解散かと思っていたのですが、こんな雲の日にこそ秘密兵器星座ビノと思い出してみたらこれが大盛り上がり。本当はこの場所、相当暗いところで、あまりに星が見えすぎて、天気が良ければ星座ビノなんかいらないのです。でもこの日は雲越しの星観察。こんな日は、条件の良い場所でも星座ビノが大活躍です。最初、子供もお母さんたちも戸惑っていましたが、しばらく見ていて星の数が圧倒的に増えるのがわかるとみんな感嘆の声。子供たちも見方がわかってくるともう取り合いです。結局その時持っていた6個を全部解放。それぞれ取っ替え引っ替え見比べながら、最後は子供たちはみんな地面に寝っ転がって見始めました。途中大きな流れ星も。それでも晴れたのは天頂から北にかけてだけで、天の川とかは見えなかったですが、最後は星座ナビがどこで買えるかとかの話になって、小さい子は眠くてぐずり出してで、ちょっとしたパニックでしたが、皆さんとても満足してくれたようでした。

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テーブルの上には星座ビノの残骸が。

お客さんを見送るときになってやっとNatsuが起きてきて、さよならの挨拶だけしてあとはしばらくスタッフだけでまったりモード。暖かい飲み物と、お菓子をいただき、いろんな話で盛り上がり30分もすぎた頃でしょうか。SDNさんがふとライトを消すと、空一面の星。やっとまともに晴れてくれました。来てくれた方もあと30分待てば満点の星が見えたのに!それでも東の空の雲は結局最後まで取れることがなく、南の空の天の川の一番濃いところが一部見えたのみでした。

天気はそれほど良くなかったですが、お客さんの数も多くなかったのでじっくり話せて、観望会としては充実感を感じることができた一回でした。雲も出てきたので、機材を片付け23時頃に現地をでました。帰り道の途中、星見スポットを探しながら2時間くらいかけてゆっくり帰宅。でもいい場所はやはり限られています。暗くて、アクセスがしやすくて、トイレもあってという場所はなかなかないですね。1時頃に帰宅。そのまま寝ましたが、次の日Natsuは模試とのこと。大丈夫か?

最近ずーっと天気が悪くて、ブログもネタ切れ気味です。久しぶりの星補給で少し楽になりました。

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