ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2018年03月

来週東京方面に行く用事があるのですが、もしほしぞloveログオフ会をやるとしたら、このブログを見ている関東近辺の方で集まってくださる方などいらっしゃいますでしょうか?

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4月3日(火)の19時過ぎ頃からを考えています。夕方、秋葉原の天文ショップを少し覗こうと思っているので、天文ショップ閉店時間くらいに合わせて、その近辺で集まれる方でというくらいです。平日で突然の話なので、どのくらいの方が来れるのか全然想像がつきません。一人でも来ていただけるなら楽しそうなので開催しようと思っています。

もし参加希望される方がいましたら、コメント欄にメールアドレス付きで参加表明のコメントをください。(メールアドレスは他の人には表示されません。)直接連絡いたします。


2018/4/5 追記: オフ会大成功でした


 

前日tilt mountによってニュートンリングが消えたので、晴れて日曜日、改めて撮影をして見ました。まずはtilt mountの結果が効いてくるバローレンズで撮影してのプロミネンスの撮影です。


2018-03-25-0116_8_lapl4_a_red1_ImPPG_cut
富山県富山市
P.S.T. + ASI178MC+ Advanced VX赤道儀
Surface (2018/3/25 10時16分 ): : Shutter 25ms, gain 300, 400/500 frames
Prominence (2018/3/25 10時6分 ): Shutter 100ms, gain 380, 240/300 frames
Autostakkert3 + ImPPG(surface) or Registax(prominence) + Photoshop CCで画像処理

でもこれ奇跡の一枚かもしれません。実はこのあと口径80mmでも撮影したのですが、なぜか口径40mmの上の写真の方が圧倒的に解像度が高いのです。画像処理をして初めてこれだけの解像度にびっくりしたのですが、まだこれがコンスタントに出せるわけではありません。あと反省点として、少しまだセンサー面にゴミが残っていて、黒点のように見えてしまっているところがあります。フラットを撮って補正した方がいいかもしれません。

なぜ80mmで解像度が落ちたのか? 思い当たるのは80mmでエタロンの調整を変えたか、ピントがずれていたかです。エタロンの調整は本当に難しいです。画像処理をするまでは、PCの画面で見ている限りほとんど差は分かりません。あえていうなら一度モノクロで表示すると模様がわかりやすくていいです。やはりモノクロのCMOSカメラが必要な気がしてきました。でも40mmでまだこれくらいのポテンシャルがあることがわかったので、80mmでもっとマシな画像が撮れる期待が持てます。

あとはフルサイズの太陽です。こちらは口径80mmでの撮影です。

2018-03-25-0304_2_lapl4_a_ImPPGtif
富山県富山市
P.S.T.(口径80mmに改造) + ASI178MC+ Advanced VX赤道儀
Surface (2018/3/25 12時3分 ): : Shutter 50ms, gain 220, 400/500 frames
Prominence (2018/3/25 12時4分 ): Shutter 25ms, gain 50, 400/500 frames
Autostakkert3 + ImPPG(surface) or Registax(prominence) + Photoshop CCで画像処理

今回の画像処理では光球面にImPPGというソフトを使ってみました。Registaxの代わりですが、以前の画像処理の記事でRegistaxだとイマイチ強調しすぎてギトギトするとか書いたのですが、このImPPGは適度に細かいところを強調してくれて、結果がくどすぎず、なおかつ操作は簡単で、結構いいです。


今回は40mmの結果に驚いたのですが、まずはこれをコンスタントに出す方法を見つけようと思います。



続き P.S.T. (その13): 魔改造の秘密兵器PST-50到着
 

バローレンズを使い太陽を拡大して撮影すると、干渉縞のようなシマシマが出てくるということに悩んでいたのですが、HBさんのコメントからニュートンリングであると判明し、カメラ側を傾ければ解決することが示唆されました。

少しまとめておくと
  1. バローレンズなどを使い拡大して撮影しようとすると、焦点距離を長くすることに等価なので、F値の大きな光学系になってしまいます。
  2. F値が小さいということは焦点距離に対して相対的に口径が大きいために、いろいろな方向から光がやってきます。
  3. 逆にF値が大きいということは相対的に焦点距離に対して相対的に口径が小さいということになり、光は光軸中心付近だけの限られた方向から来ることになります。そのために、カメラ付近に汚れなどがあると、一方向から来る光に照らされて汚れがセンサー面に影を落とします。
  4. これがバローで拡大して撮影するとゴミが目立つ理由で、一眼レフカメラではわざと絞りを絞ってF値を高くした状態で汚れを目立たせてから、センサークリーニングをするようです。
  5. ニュートンリングは一般的に平行に近い2つの平面に垂直に単色光(今回はHαなので単色光に近いはず)を入れて、その入射軸と同じ方向から見ると見えます。
  6. ニュートンリングが今回見えたこともゴミが目立つことと同じ理由です。そもそもセンサー面と、センサー付近の平行に近い面、例えば保護板やフィルターなどで、干渉縞ができるのですが、F値が低いといろんな方向からの光で拡散されて見えなくなっているだけで、F値が大きくなると一方向からの光で照らされるのでニュートンリングも目立って見えるようになります。
とまあ、こんなわけだということがやっと理解できてきました。これを解決するためにはニュートンリングが表れる条件を崩してやればいいわけです。なので、センサーを少し傾けて取り付け見ている方向を変えてやれば消えるはずだというのが理屈です。

今回手に入れたTilt mountはASI製のもので、取り付けると下の写真のようになります。傾ける時のネジの長さが3mm位、ネジとネジの間の距離が5cmくらいなので、3/50 * 180/pi ~3.5度くらいまで傾けることができそうです。

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カメラの下についているのがTilt mountです。
少し傾いているのがわかると思います。



その際に、傾けることにより焦点がずれるのではないかという心配もありますが、センサーサイズがASI178MCの場合1/1.8インチなので、長編で14mm程度。これを最大3.5度傾けた時、焦点距離のずれで0.84mm程度のずれとなります。ずれの許容範囲はDavid Cortner氏のThe slow blogによると、The New CCD Astronomyという本のp39に、問題になるくらいの焦点距離の位置の誤差が

f^2 * 2.2 [um]

で表されると書いてあって、例えば今回焦点距離400mm、口径40mmのF10のP.S.T.に5倍のバローをつけるとF50と等価なので

50^2 * 2.2 = 5500[um] =5.5[mm]

となるので、0.84mmに比べて十分大きいため許容できることになります。今回はP.S.T.を改造して口径80mmとかにしているので、一番小さくなることを考えると、Fが5とかになり、3倍のバローで見たときに、

15^2 * 2.2 = 495[um] =0.495[mm]

とかになるので、上の0.84mmは問題になってくるかもしれません。その場合は傾きの角度をもう少し小さくすればいいのかと思います。

さて、今回のtilt mountをつけた場合と、つけない場合の比較です。2018/3/24に試しました。

2018-03-24-0205_9_lapl4_ap1059_conv
P.S.T.に5倍バローをつけて撮影。センサー面の傾き無し。
ニュートンリングが見えています。
ボケているのはスタックしただけで、Wavelet変換などまでしていないからです。


2018-03-24-0211_9_lapl4_ap1154_conv
同様にP.S.T.に5倍バローをつけて撮影。
Tilt mountをつけてセンサー面を傾けています。
傾けた角度は最大の半分くらいなので1.7度程度。
ニュートンリングが消えているのがわかります。

上の写真を比べると分かりますが明らかに効果ありです。これで拡大しての撮影にも目処がつきました。このあと曇ってしまったので、実際の撮影はまた次の機会です。


あともう一つ、P.S.T.と一緒にジャンクでSolarMax40を手に入れたのですが、どうも当初からほとんど効果が見えないというか、像がおかしくなるので、とうとう分解を試みました。するとエタロン部分が壊れていて、二つの鏡が分離してしまっていることがわかりました。これではさすがに機能しないはずです。


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エタロンの写真です。ガラスの破片のようなスペーサーが見えると思います。
くっついているように見えますが、撮影用にただ置いただけで、二つに別れてしまっています。

まあ、壊れたついでなので色々見ることにしましたが、まずスペーサーですが、適当に割れたかけらのようなスペーサーを周り5箇所と真ん中に一つ配置しています。こんな形でいいのか?と思うのと、あとはどうも接着はオプティカルコンタクトのようでした。オプティカルコンタクトとは、機材表面がある程度以上に平坦になって来ると分子間力が働いてくっつくというものです。機材同士を同様の材質にすることもポイントなのですが、うまくクリーニングができたらまたくっつけることはできるかもしれません。もしくはピエゾ素子を3つ挟んでアラインメントと鏡間の距離を変えるようなものにするか。電圧を屋外で確保する必要があるので、ドライバを作る必要がありそうです。

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右の黒いリングの真ん中に棒が出ていて、
それでエタロンを押すだけのものすごく単純な構造です。

あと、調整リングを回しての波長の調整機構ですが、何の事は無い、真ん中に棒が一本ついていて、リングを回すとその棒が押されてエタロンの中心部分に圧力を加えるだけです。エタロンはP.S.T.付属のものと同じく、スポンジ状のものの上に置かれている状態で、圧で微妙な角度が変わることで、透過波長を調整するだけのようです。コスト削減のためとはいえ、さすがにこれではきちんと調整するのは厳しい気がします。


続き P.S.T. (その12):  3度目の撮影で奇跡の一枚が



 

少し前のことになりますが、2018/3/13の平日、天気も良かったので久しぶりに撮影をしました。今回のターゲットはバラ星雲。

撮影機材はFS-60Qと6D。6Dは馬頭星雲に引き続き2例目になります。場所は平日なので自宅の庭です。撮影時は結構風が吹いていて、42枚撮影して使えたのは25枚でした。使えるか使えないかのセレクションはPixInsightの「SubframeSelector」を使いました。今まではデジカメの場合は一緒に撮ったjpgファイルを目で見て判別していましたが、CMOSカメラで撮ったものはfitsファイルしか出力されなくて、読み込みに時間がかかるなど判断するのが大変だったので、この機能は非常に便利です。後日別記事で使い方を書こうと思います。


とりあえず結果を示します。

light_BINNING_1_integration_DBE_PCC_AS1acut
富山県富山市, 2018年3月13日20時53分-23時55分
FS-60Q + Advanced VX赤道儀
EOS 6D(HKIR改造, ISO3200, RAW), 露出3分x25枚 総露出1時間15分
f50mm+ASI178MC +PHD2による自動ガイド
PixInsight、Photoshop CCで画像処理


実はバラ星雲は昨年1月と、3月に撮影しています。3月のものはさらに再加工したりもしましたが、その当時でも結構ボロボロと思っていたので、是非ともリベンジしたいものの一つでした。今回はカメラが6Dになったこと、PixInsightgをやっとある程度一通り通しで使ってみたこともあり、かなりマシになったと思います。それでも今改めてみるとまだ少し暗いでしょうか。


今回のバラ星雲の画像処理で新しい機能も試してみたので、メモがわりに書いておきます。以前の記事でPixinsightでかなり苦労したこと(その1その2)を書いたのですが、あれからだいぶん慣れたのと、やはり最初のころに書いた記事に間違いが見つかっているので、訂正しておきました。

実際のPixInsightでの作業ですが、今回はBatchPreProcessingの後、Linearステージの処理と、一部のNon Linearステージを試しました。方法については蒼月城さんのImage Processing Tipsを参考にさせていただきました。特に、Post Processingの動画の前編、星マスクについては後編がすごく参考になりました。

GOOD_LIGHT_6D_180s_1600_+17cc_20180313-21h15m37s174ms
撮って出しの画像です。ほとんど全く何も写っていません。


BatchPreProcessingの後に今回やったことは
  • 最初に「BackgraoundNeutralization」を使っての背景のカラーバランス。今回は初めてbiasフレームを使いました。PixInsightでは必須とのことです。
  • 次に「DynamicBackgroundExtraction」を使ってカブリ補正。
  • 「PhotometricColorCalibration」を使ってのカラーバランスを合わせます。
ここまでは前回の記事で書きました。今回新たに試したのは
  • 「ArcsinhStretch」を使ってのStretch。 (ステライメージやPhotoshopでいうレベル補正に相当)
  • 星マスクの作成として「MaskGeneration」→「RangeSelection」を使います。星マスクは星雲を含むバックグラウンドマスクと、微光星用と輝星用を合わせた星マスクの2種類です。星マスクを星の大きさ別に作って合わせるのはPhotoShopでやった時と同じですが、PixInsightだともっと楽に作ることができる印象でした。
  • 今回はここまでやって、後はPhotoShopに引き継ぎました。ストレッチまで終わった画像と、星マスクをPhotoShopに引き継いで、後は仕上げに入ります。星マスクはPhotoShopのアルファチャンネルに登録して使いますが、詳しくは以前星マスクを作ったページに書いています。

light_BINNING_1_integration_DBE_PCC_AS
PixInsightからPhotoshopに引き渡す時の画像です。


こうやってみると、PixInsightの凄いのは個々の機能が秀逸なのと、それらが互いに有機的につながって仕上げに向けた画像を作り出せるところでしょうか。(これが一番大変なのですが)やり方さえ理解して、丁寧に作業すれば客観的にポテンシャルを引き出した画像ができるのかと思います。また、(方法さえ分かって入れば)星マスクを作ることが簡単なので、それを使うと仕上げも楽になることです。また、それぞれのオプションがすごく細かいので、きちんと色々試したい人にはものすごくいいのかもしれませんが、逆にこのことがとっつきにく印象を与えていることも否めません。

今回も自宅での撮影ですが、さすがに淡い天体になればなるほど光害が無視できず、無理があることもわかってきました。そろそろ暖かくもなってきましたので、また遠征撮影も再開したいと思います。



PixInsight Tips

最後はPixInsightで気づいたことなどです。
  • Canon 6Dを使っているのですが、デフォルトだと拡張子.cr2のRAWファイルを開いた時点でモノクロでなくカラーになってしまうようです。勝手にDebayerされているようでした。BatchPreprocessingのbiasファイルを処理するところでエラーが出てやっと気付きました。Pixinsightの画面の左のピンクの丸の「Format Explorler」か、メニューの「View」「Explorler」の「Format Explorler」で出てきた「DSLR_RAW」というアイコンをダブルクリック(これもわかりにくかったです)して出てきた画面で一番下の「Pure RAW」を押すと、RAWファイルを開いた時にBayer状態で開きます。BatchPreprocessingもうまく行くはずです。
  • Pixinsightではbiasフレームは必須。biasフレームはカメラにキャップなどをして暗い状態にして、最小露出時間で、lightフレームを取った時と同じゲインもしくはisoで、多数枚(50枚ほどは)撮影する。
  • バッチ処理のBatchPreprocessingですが、処理画面を開いてからCosmetic Correctionを忘れていると、再度一からやり直しになると思っていたのですが、左下の三角を枠外にドラッグ&ドロップしてインスタンスを作って置けば後から再度開くことができることがわかりました。ただ、開く時にインスタンスを右クリックして「Execute in the global context」を選ぶと物と画面に戻ることができて編集を再開できます。
  • BatchPreprocessingのためのCosmetic Correctionにはファイルなどを登録する必要はないようです。ファイルのところは空欄のまま、やりたいこと例えばホットやクールピクセル処理だけをどうするかを選んでインスタンスを作り、それをBatchPreprocessinsgの時に選べばいいです。
  • HistgramTransferFunctioでヒストグラムがほとんど真っ平らに表示されてしまってよく見えない。→ サチってしまっているピクセルを表示するとこうなります。HistgramTransferFunctioパネルの下から3分の1くらいのところの右に5つ並んでいるアイコンの、一番左のボタンを押して「サチっているピクセルを除去する」をオンにします。
  • CurveTransformationでヒストグラムの線が出ない場合 → 一番下の右の4つのアイコンの右から2番目のチェックマークをオンにする。
以前の記事もこれに合わせて幾つか訂正してあります。


2018/3/16、金曜の夜中0時、富山を出発し念願の天体望遠鏡博物館に行くために、香川に向かいました。このブログにコメントしてくれたTANKOさんが天体望遠鏡博物館のボランティアをしていて、観望会の時に来るといいと誘ってくれたので、もう少し暖かくなってからでもいいかなと思っていましたが、思い切って一番近い観望会の日に行くことにしたわけです。

今回の旅行のメンバーは家族4人で、私Samと中一の娘Natsu、小5のSukeと、あと珍しくうちの奥さんもついてきました。週間天気予報では土曜は雨だったのですが、ここ数日の天気予報はだんだん良くなってきています。途中の道もちょくちょく星が見えてきました。朝5時頃に淡路島に入り、7時前までSAで仮眠して、朝9時すぐくらいに高松市に到着しました。土曜の午前中は観光で、朝はセルフスタイルのうどんを早速食べました。「さか枝」という店で、まずセルフのスタイルに戸惑い、ぶっかけうどんとかけうどんの違いに戸惑いましたが、なんとか注文して安くて美味しいうどんを食べることができました。その後、高松観光名所の栗林公園に行き、遊覧船に乗り、ごくごく普通の観光を楽しみました。昼ごはんは今度は「松下」という製麺所系のうどん屋さんでした。ここも安くて美味しく、香川にはうどんが生活の一部だというのが実感できました。あ、妻は望遠鏡なんて興味がないというので、このあと一人で香川の名所金毘羅さん観光です。

さて、午後から我々3人は天体望遠鏡博物館です。高松から30kmくらい離れていますでしょうか。今夜は観望会までいるつもりなので、途中夕食のお弁当を買い込んで、午後2時前くらいに到着しました。

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天体望遠鏡博物館はもともと小学校だったところを、廃校になった際に借り受けて、2016年と結構最近オープンになったところです。外観は屋上のドームがなかったら本当にそのまま学校で、手書きの「天体望遠鏡博物館」の文字が、手作り感満載で、ボランティアで楽しくやっているのかなあと想像させられます。

到着するとすぐにTANKOさんが出てきてくれました。穏やかで優しそうな人で、挨拶もそこそこに早速我々3人を案内してくれました。最初に入った受付のあるところは大きな体育館のような中で、大型の望遠鏡が数多く陳列されていました。

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なんと、ここはもともとプールだったそうで、しかも室内プールなのに温水プールではなかったので、当時の子供たちは夏でも太陽が当たらずかなり寒かったとのことです。今でもプールに戻せるらしく、プールに蓋をかぶせた形で望遠鏡が置いてあります。一番古いのは1920年頃に日本に来たもので、製造はそれ以前とのことでした。

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当初は今でも残っている西村製作所が輸入を手がけ、それを手本にそっくりなものを作ることで技術を獲得して行ったようです。オリジナルのドイツ製のものと、それを元にして作った西村製のものを比べて見ることができるのですが、細かい加工のところまで本当にそっくり似ています。こうやって日本が近代化の道を辿っていったのだと知ることができます。

次は校舎に移動しますが、その校舎前にスライドルーフ式のドームがあって、昼間は太陽観測をしています。

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手前のLUNTの150mmと、いちばん奥に見えるのがCORONADOの60mm。

LUNTの口径150mmだとか、太陽を最近始めた私から見たらよだれが出るような機器を普通に使っています。晴れていたのでP.S.T.との比較もして見たかったので覗かせてもらいました。プロミネンスは出ていませんでしたが、太陽表面の模様はやはりかなりはっきりと見ることができました。隅の方にはCORONADOの60mmが使われることなく置かれていて、P.S.T.しか持っていない私としてはとても羨ましい環境でした。

ドームからそのまま校舎の教室に入ります。そこは本当に小学校そのままの教室で、望遠鏡組み立て教室などのイベントに使っているそうです。その教室を抜け、今は事務室となっている元職員室で他のボランティアの方達に少しだけ挨拶して、メインの二階教室へと移動しました。

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最初の部屋は望遠鏡の大群です。エイコーや山本光学、Cartonなど昔のメーカー、VixenやKenkoなど今も残っているメーカー、群雄割拠です。

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中でも目を引いたのが旧御三家で、ダウエル、パノップ、スリービーチが普通に並んでいます。

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これまで星まつりでダウエルを一度見た以外は、ほとんど実物を見たことがなく、噂でした聞いたことなかったので、これだけ数が揃っているともはや感動ものです。確かにやわそうな三脚などもありますが、赤道儀など結構しっかりしているように見えるものもありました。まだ御三家で星を見たことはないので、一度実際に星を見てみたいです。本当に噂通りもの凄いものなのか、それとも今見ても結構見られるものなのか。

次の部屋は俗にいう高級機と言えばいいでしょうか、今はもう撤退してしまったPENTAXが中心の部屋です。なんでも奥に並んでいる150mmは、工場に赤道儀共々そのまま残っていたものだそうです。

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上の3台はPENTAXの工場に眠っていたそうです。


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壁にはすごい数のPENTAX鏡筒が並んでいます。


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PENTAXのアクセサリーもまだまだここでは豊富です。

ちなみにこの部屋にはタカハシの機器の展示もありました。でもPENTAXに比べて意外なほど少ないです。なぜか聞いてみたのですが、おそらくタカハシ製品はなかなか手放さないからなのでは?ということです。これを聞いて、ああ、と納得しました。タカハシは今でも現役で、まだまだ使われているんですね。

3つ目の部屋は、歴史的に価値の高いものを集めています。いつの時代か誰に作られたかわからないとても古い望遠鏡が窓際にあります。五藤光学のではないかと思ったらしいのですが、微妙に違うようだとのことでした。次の部屋で後藤光学の望遠鏡の歴史がわかるので、そこにある鏡筒と比べると面白いです。

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ここでいちばん興味を引いたのは星野次郎氏作の反射型望遠鏡でしょうか。以前星野氏が書いた「反射望遠鏡の作り方」という本の復刻版を買った話を記事にしたのですが、この本に載っている反射型望遠鏡の実物を見ることができるのです。本(こちらも残念ながら復刻版)のそのページが開いてありますが、本当に本に載っている図そのままです。

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また、百武彗星で有名な百武祐司氏が実際に百武彗星を見つけた双眼鏡も飾ってあります。

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最後の部屋は五藤光学の歴史がわかる部屋です。

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綺麗なブルーがトレードマークのマークXも普通にあります。

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二階の最後の部屋は多目的教室で、当時の小学校の様子が飾ってあり、イベントなどにも使うそうです。面白いのは多目的教室のところの廊下に並んでいるMIZARのカイザーで、当時かなりの数が出たのでしょう、綺麗な状態でズラーッと並んでいました。

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三階は図書室になっていて、天文雑誌や天文に関する書籍がたくさんあります。

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中でも雑誌の充実度はすごくて、「天文ガイド」を始め、「星ナビ」や「SKYWATCHER」はもちろん、「月刊天文」や「天文と気象」も創刊号から全て揃っています。天文ガイドは何セットかあるそうです。

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各種雑誌の創刊号や貴重本の棚です。

ここは資料館にもなっていて、中島要氏、木辺鏡、苗村鏡で有名な木辺氏、苗村氏が磨いた鏡を比べることができます。

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見学が終わったらすでに16時過ぎ、少し休憩がてらTANKOさんが高校生の頃に作ったという反射鏡を見せてもらいました。子供達は、望遠鏡が鏡から作ることができるということにびっくりしているようでした。

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そんなこんなで、観望会の準備を始めました。子供達はその間ボランティアの職員の方達に色々相手をしてもらっていたみたいで、後から「滝を見た」を喜んでいました。

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観望会は100人ほどの参加者がいたということですが、空は暗く、かなり環境の良いところでこれだけの人数を集めて星を見ることができるのは素晴らしいと思います。一週間前の週間予報では雨で半分あきらめていたのに、結局この日の空は晴れ渡り、素晴らしい星空になりました。私もいつもの電視観望を披露したのですが、久しぶりに一つ大失敗をやらかしました。富山と香川は緯度、経度ともに結構な違いがあるのです。それを無視して、極軸もまあ初期アラインメントで合わせれば適当でいいだろうと思っていたのですが、初期アラインメントで星が入らないのです。それでも強引に星を入れてしまったのが敗因でした。自動導入の精度が全くありません。19時近くになり、その状態でお客さんが来始めてしまったので、仕方なく自動導入である程度まで持っていって、あとは適当にずらして導入するという形になってしまいました。

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今回は23インチのモニターを持っていったので、多くの人が一度に見え、迫力がある星雲が見えました。導入したのは、まずはM42オリオン大星雲。これは明るく見やすいので、星雲のモクモクしているところまでよく見え、皆さんとてもびっくりしていました。特に、他の鏡筒でもアイピースでM42を入れていたので、見比べることもできたのが面白かったのではないかと思います。アイピースのシャープさと、電視観望での星雲の色、さらに肉眼でもうっすら見えるオリオン大星雲を見比べるというのは、かなりインパクトがあるのかと思います。

次に導入したのはM45プレアデス星団、すばるです。さすがに光害の少ない夜空です。ライブスタックが効いてくると星間分子雲の青色が綺麗に出てきます。最後はバラ星雲。これもライブスタックのおかげでバラの構造がかなりわかるくらい見えてきます。これには星に詳しいボランティアの方達も注目してくれていたようです。

本当はこれ以降、系外銀河を入れたかったのですが、自動導入の精度がボロボロで結局導入することができませんでした。これは本当に申し訳なかったです。今回の反省を生かして、緯度経度の合わせ方を今一度確認しておこうと思います。

さて、子供はというと最初は星を見ていたらしいのですが、そのうち観望会に来ていた子たちと友達になって、適当に5人くらいでストーブのある部屋で暖を取っていたらしく、富山のことや香川のことを色々話していたみたいです。星もそうですが、夜に知らない別の土地で、子供どうしでいろいろ話すというのもまた、将来いい思い出になるのではと親心に思ってしまいます。

この日はとても寒く、21時前にはお客さんもかなり少なくなり、片付けを始めました。全て荷物を車に積み込むために時間がかかってしまいましたが、片付け終わって事務室に行くとみんな集まって、結構まったりモードで喋っています。我々も混ざって、お菓子をつまみながら天文談義や、博物館のことを色々聞いて盛り上がっていました。もっと色々話したかったのですが、さすがに昨日の夜中から移動して、子供もそうですが私も疲れてきてしまったので、ちょっと早めですが22時前くらいにはおいとますることにしました。なんでもTANKOさんはその日学校に泊まっていくらしく、子供がお化けが出ないかちょっと怖がっていました。

宿は高松市内の「旅籠屋」。妻は持って来た折りたたみ自転車で駅から移動して先にチェックインしてくれています。22時半頃には宿に到着し、本当にそのまますぐにバタンと眠ってしまいました。とても充実した一日でした。


二日目は朝から観光です。高松から少し東に行った「四国村」というところと、そのすぐ上の屋島というところを回りました。


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屋島からの景色。空気が綺麗だと遠くに瀬戸大橋が見えるそうです。


こういったところは妻がいなければ行くことはなかったでしょう。「香川どこ回って来た?」と聞かれて、「天体望遠鏡博物館だけだよ。」とならなかったのは妻のおかげで、一泊二日の強行スケジュールでしたが、家族サービスも含めた楽しい旅行となりました。

お昼は屋島の観光案内ボランティアの人に聞いた「善や」といううどん屋さんです。おでんなどもつまむことができ、最後だからと贅沢に色々選んでも4人で3千円と、うどん屋さんんはかなりリーズナブルです。帰り際に麺を打っているところを見ることができました。打って、切って、茹でてを連続でします。本当に打ち立てを食べられるわけです。美味しいはずです。

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午後ですが、再び昼から天体望遠鏡博物館に帰りがけに寄ることにしました。もう少しじっくり見たかったことと、ボランティア活動に興味があったからです。

この博物館は天文マニアはもちろん、お遍路さんの88番目の最後の寺に行く途中にあるので、お遍路さんの途中で寄られる方や、ふらっと立ち寄る一般の方も多いそうです。いうまでもなくマニアックな施設なので、なかなか一般の人には辛いのかもしれません。事実、二日目に顔を出した妻は望遠鏡がよくわからなくてあまり面白くなかったと、正直に言っていました。

元々ここは、本来処分されていたはずの貴重な望遠鏡を後世に伝えるために収集するのが一番の目的のはずです。なかなか収益が出るような施設ではないことは容易に想像できます。そのため小学校の跡地を無料で借り受け、無給のボランティアで好きな人が集まって運営しているとのことです。「この施設は売り上げがない」と言っていたのが印象的でした。入場料はとっていますが、これは市の方へ行くそうです。地元の方の協力も欠かせない存在だそうです。また、定年され時間をかけてくれる人たちがいるおかげでなんとかやっていけるとも聞きました。その過程で、天文機材を展示し、観望会などで一般の方にも星を見てもらい、望遠鏡工作教室などのイベントなども行なっています。

今回招待してくれたTANKOさんも1年ほど前に訪れて、程なくしてボランティアに申し込んだとのこと。私は富山で遠いので、実際に何ができるかはわかりませんが、それでもこの活動は素晴らしいと思ったことと、子供ともどもお世話になったにもかかわらず、皆さん明るく楽しそうに対応していただいたことが印象的で、私もボランティアとして登録だけはさせていただくことにしました。なかなか現場まで行くことはできないと思いますが、それでも何か協力できたらと思いながら、香川の地を後にしました。帰りは渋滞もありましたが、22時頃無事に自宅にたどり着きました。

天体望遠鏡博物館のボランティアの方々、本当にお世話になりました。また今後ともよろしくお願いします。

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先週のこととなってしまいますが、太陽撮影のため土、日と天気に期待していたのですが、晴れたのは土曜の夜から。かろうじて日曜朝が晴れていましたが、雲が無かったのは短時間。すぐに薄雲がかかって、昼前には厚い雲で完全に太陽は隠れてしまいました。前々回試したいと言っていたティルトマウントは、土曜朝には届いたのですが、時間切れで試すことはできませんでした。


今回やっと画像処理が少し固まってきましたので、メモがわりに書いておきます。

まず撮影ですが、センサー画素がRGGBでGが2つあるのでそちらを使った方が得だという話があります。そのためRをサチらせるようにして、G(とBも)をサチらせないように撮るということを試しました。ただ、そのせいかどうかまだわかりませんが、画像処理を進めて強調していくと数十ドット角の模様がどうしても出てしまいます。もう少し検討の余地ありですが、これは感度の点からもモノクロカメラを買った方が早い気がしています。

カメラは今回もASI178MCを使っています。SharpCapで16bit RAWモードで.serフォーマットで書き出しています。ソフトはいずれFireCaptureに移行するかもしれませんが、惑星のように激しくぶれることはないので、FireCaptureの1番の魅力の撮影時の自動アラインメントの機能が生きてきません。色などの度合いはSharpCapの方が見やすいので、しばらくはこのままSharpCapでいきます。


太陽表面の画像処理ですが、まずは撮影した動画をAutoStakkert3でスタックします。その後、最初は惑星と同じようにRegistaxに行っていたのですが、どうも全体にギトギトしてうまく出したいところだけ出すということができません。なので、スタックしたtiffファイルをそのままPhotoShopに持って行っています。

2018-03-11-0059_2_lapl6_ap1015


PhotoShop上ではサチっていない色の情報のみを使います。今回はG(Green)のみを使いました。実はモノクロ画像を扱うのは今回がほとんど初の経験になり、操作に少し戸惑いました。ある特定の色のみ使う場合は、普通にPhotoshopでカラーのファイルを開いて、「チャンネル」パネルを選んで、その右上の4本線のアイコンを押して、オプションのところから「チャンネルの分割」を選びます。すると3つの色がそれぞれグレーになった画像ができます。この際、レイヤーが複数あると「チャンネルの分割」が選べないので、その前にレイヤーの統合をしてください。

新たにできた3つの画像から今回はグリーンを使います。なので後の2枚は消してしまっていいでしょう。ここからは主に「庭先天体写真家?」さんのブログの「太陽面の画像処理」を参考にさせていただいています。というか、ここくらいしか画像処理の解説をしているページが見当たらないです。ほとんど同じ説明の繰り返しになってしまいますが
  1. まずは「レベル補正」で左のスライダーで暗い部分をなくしてしまい、右スライダーで明るい部分もギリギリまで削って階調を広げます。
  2. 次に背景をコピーして別のレイヤーに貼り付け、それに「フィルター」「その他」から「ハイパス」を選んで出したい模様が出るくらいのピクセルをセットして適用。そのレイヤーを「オーバーレイ」で重ねます。
  3. ハイパスしたレイヤーをレベル補正でチューニング。左スライダーをあげて適度に強調します。ここと、上のハイパス工程はグリーンだけ引き出してからRegistaxを使うというのでもいいかもしれません。海外のページも当たると、ImPPG(フリー、2018/3/26追記: 後日使ってみました)やAstra Image(有料)がRegistaxよりもいいという記述が各所にあります。
  4. これを「イメージ」メニューの「モード」「RGBカラー」で再びカラー画像に変換します。変換直後はグレーなので、ここから擬似太陽色をつけていきます。
  5. レベル補正で、Rは中央スライダーを左に持って行って強調、Bは中央スライダーを右に持って行って暗くします。これで太陽のような色になります。Gは触る必要はないでしょう。
  6. その後、トーンカーブでBを絞ってやると、P.S.T.の飛び気味なところが目立たなくなって少し模様が見やすくなります。逆に活動領域を白く強調したい場合はBをあげてやるといいそうですが、私はまだ太陽を始めたばかりで活動領域に出会ったことがないので試せていません。
2018-03-11-0059_2_lapl6_green_w
カラーにする手前です。


2018-03-11-0059_2_lapl6_green
カラー化後です。


プロミネンス部分ですが、こちらはエタロンの角度を合わせてプロミネンスが見やすいところを別撮りしています。

  1. まず、暗いプロミネンスが見えるくらいに、露光時間やゲインを上げて太陽表面ではサチルくらいで動画で撮影します。星雲と同じで写っていないものを出すのは難しいみたいです。フォーマットなどは同じです。
  2. あとは惑星と同じで、Autostakkertでスタックして、Registaxを使いWavelet変換で細かいところを出します。
  3. 真ん中を暗くするために、Photoshopで「楕円形選択ツール」で丸く選択して、一旦選択してから「選択範囲の変形」で微調整してリムのキワまで持っていきます。
  4. あとは選択した範囲を「露光量」で暗くするだけです。
2018-03-11-0059_2_lapl6_green


あとは、Photoshopで上の2枚を「比較(明)」で重ねます。

このような工程で3月11日の太陽を処理したのが以下のものになります。前回のような80mmに改造したP.S.T.ではなく、普通の40mmのP.S.T.です。


2018-03-11-0059_2_lapl6_green


プロミネンスもフィラメントもほんの小さなものしかなく、のっぺりしたものです。小さな黒点らしきものも見えているでしょうか。でも解像度、コントラスト不足でまだよくわかりません。


少し方法が見えてきたので、同じようなことを3月4日に80mmで撮っておいたものにも同様な加工をしてみました。ただし撮影時にGreenを最適化しなかったので、Redのみを使っています。

2018-03-04-0559_8_surface


明らかにフィラメントなどが見えてきました。同様に40mmで撮って以前処理したもの(まだ試行錯誤中だったもの)を再掲載しておきます。

2018-03-04-0256_9_surface_lapl4_ap4350_w2_2

少しだけ時間は違いますが、ほぼ同じ太陽です(ちょっと角度がずれてしまっています)。口径の40mm
と80mmの違い、画像処理方法の違いもあって今回かなりマシになったのがわかります。

でもやっていてわかったのですが、
  • フィラメント以外のもじゃもじゃは果たして意味があるのか?他の方の写真とも比べましたが、再現性がなさそうなので、ただランダムなものを撮ったらあのような模様が浮き上がってきたのか、それとも何か確かに写っているのかがまだ判断できません。
  • あと、P.S.T.のエタロンはHアルファを通す場所にかなり偏りがあるので、太陽全景を均等に処理するのはやはり難しそうです。
やはりP.S.T.だと、そもそもこれくらいが限界のようです。P.S.T.のエタロンを使ってもう少し口径を広げて試そうとは思っていますが、コントラストが上がるわけではなさそうです。コントラストを上げるのはダブルスタックがいいらしのですが、手持ちのダブルスタック用の口径40mmを別の大口径の鏡筒に適用するのはなかなか例もないようなので、何か別の手を考える必要がありそうです。90mmダブルスタックの結果はものすごいみたいですが、値段もものすごいです。

さて、明日から香川の天体望遠鏡博物館へ家族4人で大旅行です。今晩夜中に走って、明日の午前は香川観光。午後から博物館入りしてます。夜は観望会があるので、電視観望で参加者に楽しんでもらえればと思っています。


続き P.S.T. (その11): ニュートンリングが消えた
 

ASI294MCを使っての電子観望を以前レポートしましたが、鏡筒は口径わずか60mmのFS-60Qを使ったため、暗いというのが印象でした。口径のもっと大きな鏡筒を使えばこの問題は解決するのではと思い、今回は焦点距離が800mmと比較的近いBKP200を使って試してみます。

計算上は口径が200mm/60mm = 10/3倍、焦点距離が800mm/600mm = 4/3倍なので、明るさは ((10/3)/(4/3))^2 = (5/2)^2 = 25/4 ~ 6倍くらいになります。FS-60Qの6秒露光がBKP200での1秒露光に相当するということです。


まずオリオン大星雲。明るいので非常に見やすいです。今回は動画です。

 



さすがは口径200mm。500ms露光ですがほぼリアルタイムになっていて、見ていても全く見劣りしません。もちろんASI294MCの高感度と高解像度、高い飽和容量も効いているでしょう。

ライブスタックの様子も映像でアップしておきます。画像調整を少ししているので、上の動画とは少し見え味が違いますが、スタックしていくにつれてノイズが減っていくのがわかると思います。



最後は馬頭星雲と燃える木ですが、今日は少し霞みがかっているせいか、自宅からではあまりはっきりとは見えませんでした。こちらは6.4s露光でのライブスタックになります。最初見えなかった馬頭星雲が、スタックするにつれて、見えてくるのがわかると思います。


他にもいろいろ見たのですが、一つ気づいたことがあります。どうも迫力に欠けるのです。最初は春霞のせいかと思っていました。でも先の馬頭星雲でも、FS-60Qの時の方が暗いのですが迫力がある気がするのです。例えば以前撮った写真の記事と比べて見てください。明らかにFS-60Qの方がよく見えています。

ここでやっと気づいたのは、BKP200にセンサー面先の大きいASI294MCをつけると、周辺減光が激しいのです。周辺減光といっても普通に眼視する分には全く気にならないレベルです。でも電視の場合にはある意味明るさの違うごくわずかな色領域をリアルタイムであぶり出すようなことをするので、どうしても周辺減光が目立ってしまいます。これが圧倒的に迫力を無くしています。フラットで補正すればいいかもしれませんが、露光時間、ゲインごとにフラットを用意して、リアルタイムでそれぞれの設定によって変えていくなんてことは現実的ではありません。

また、これは反射のせいなのでしょうか、コントラストが低い気がします。副鏡などがあるので反射の方がコントラストが低くなるという話はよく聞きます。通常の撮影では画像処理でコントラストを多少持ち上げることができるのですが、今のSharpCapではコントラスト調整はありません。V3.0以前はコントラストなどがあったので、もしかしたら古いバージョンの方が見栄えがいいかもしれません。最近雷ボタンに頼りすぎなのですが、調整機構を省かれてしまった弊害が出ているのかと思います。

今回の状態はBKP200のため明るさ十分、ASI294MCのため解像度十分過ぎ、でも周辺減光影響大の状態です。解像度が十分すぎるので、もしかしたら焦点距離が3ぶんの2以下になるFS-60CB状態にして、明るさを2倍以上にして、解像度は犠牲にし(それでもまだPC画面の解像度に比べて十分すぎ)、より広い範囲で見るのが一番楽しいかもしれません。



うーん、前回の記事では副鏡のオフセット量は考えないようにしていたのですが、コメントもあったので、誤差も含めて少し考察してみます。

IMG_3855



目的

光軸調整をした後の反射型望遠鏡で見ている光軸は、どれくら鏡筒の中心軸とずれるのか?言い換えると、鏡筒の入射光側の入り口で何mmくらいずれて見えているかという問題です。これを求めることにします。


自由度の確認

調整の自由度(それぞれ3つのネジのセットがありますが、自由度としては2です。厳密にいうと光軸方向にもずらせるので自由度は3ですが、とりあえず無視します。副鏡だけは無視できないのであとで扱います。)
  • 副鏡の角度 x 2自由度
  • 主鏡の角度 x 2自由度
  • 接眼部の角度 x 2自由度
普通は上の2つだけを使う解説が多いです。またレーザーコリメーターを使った光軸調整では、3つ目の接眼部の角度の自由度を認識する方法がなく、上の2つだけしか調整することができません。


でも実は実際の自由度はこれだけではなく、他にもずれを引き起こす原因はたくさんあり、ざっと考えただけでも
  1. 副鏡のオフセット量(副鏡が接眼部より奥にどれだけシフトしているか)mm~1cm
  2. スパイダーネジの締め具合による副鏡の上下左右の位置: mm~1cm
  3. 副鏡の引きネジを締めたときの副鏡の回転と、上下左右の位置(光軸方向とは垂直の方向の意味): ~5度と~0.3mm
  4. 副鏡の引きネジと押しネジの締め具合のバランスによる光軸方向のオフセット量: ~mm
  5. 光軸調整アイピースの十字: ~0.1mm
  6. センターマークの位置精度: <1mm
などがあります。後ろに書いてあるのは、誤差の大体のオーダー見積もりです。


誤差の見積もり: 接眼部での調整をしない場合

前回の光軸調整で、最初の1、2だけを合わせた場合、すなわちレーザーコリメーターで合わせたのと同じ状態の時に、どれくらいの誤差が残っているかを評価してみます。評価するところは、接眼部の中心軸が鏡筒に垂直に立っていると仮定した時の、「接眼部の中心軸と鏡筒の中心軸の交点」を理想的な点として、そこから現実的にはどれくらいの範囲でずれている可能性があるかで考えます。

1. 簡単のために2の副鏡のオフセットはとりあえず無いと仮定します。

2. まず、スパイダーの長さは4本を頑張って合わせますが、まあ工作精度、測定精度から1mmくらいでしょうか。この時点で、1.のオフセットがないとしても、上で考えた「理想的な接眼部の中心軸と鏡筒の中心軸の交点」から1mmくらいずれている可能性があるということとです。この調子でいきます。

3. は副鏡の回転角5度くらいのずれを、副鏡についている3本の押しネジで補正する必要があります。押しネジの間の距離が3cmくらいだとして、5度=5 x pi/360 ~ 0.05[rad]なので、0.03m x 0.05rad = 1.5mmくらいのずれとなります。まあ1.と同じくらいですね。副鏡についているネジを閉める時の位置も多少ずらすことができるので、それでもまあ頑張って円筒を手で合わせて気を使いながらネジを締めるとして、0.3mmくらいのずれに抑えるとしましょう。

4. これは正しい位置さえわからないので、押しネジと引きネジの長さの半分くらいの範囲で平気で前後します。3mmくらいは平気で変わるでしょう。


大まかな計算なので、ここでそれぞれの誤差の2乗和のルートを取ります。

sqrt(1mm^2+1.5mm^2+0.3mm^2+3mm^2) = 3.5mm

となります。副鏡は45度傾いた斜鏡になっているので、ルート2で割ってやると

3.5/1.4 = 2.5mm

と結構気を使って設定してもこれくらいの範囲で理想点からずれる可能性が高いということです。気を使わないとこれよりもっとずれていきます。一番ずれやすいところはスパイダーの長さでしょうか。5mmくらいずれることは平気であるので、倍くらいの誤差になってしまうことは平気であるということです。

では次に、理想点から2.5mmくらいのずれがあった時に、接眼部の角度はどれくらいずれるかというと、理想点からアイピース先端までの距離が10mm程度、そこに2.5mmの誤差があったら角度にして2.5mm/100mm = 0.025rad ~ 3度になります。接眼部の3本の押しネジの間隔が10cmくらいなので、押しネジのところで約2.5mmのずれ、この押しネジはM3なので、ネジ山のピッチは0.5mm。回転数にすると5回転です。今回の接眼部でのネジの調整は+/-2回転くらいの範囲で合わせたので、ほぼ一致します。

さらに、主鏡の面が鏡筒の中心軸からどれくらいの角度ずれる可能性があるか考えます。副鏡の位置から考えると、だいたい主鏡から700mmくらい離れたところに3.5mmの誤差があるので、3.5mm/700mm = 0.005rad = 0.57度くらいのずれです。結構な量ですね。これくらいのずれがあると、入射口のあたりでは0.005rad x 800mm = 4mmくらいずれたところを見ていることになります。まあ、こんなもんでしょうか。

こうやって考えると、そもそもの工作精度や調整精度から、オフセット量と同程度の範囲で位置に誤差があるために、あまりオフセットの量を気にして光軸合わせをしてもしょうがない気がします。


誤差の見積もり: 接眼部での調整をした場合

さらに、前回の光軸調整の、接眼部までキチンと合わせたとすると、アイピース中心と主鏡中心で結ばれる光軸が、スパイダー中心に向きを揃えることになるので、誤差はスパイダー中心の精度で決まることになります。これだと1mmくらいのオーダーになるので、ざっくりいって誤差は上記の2.5mmくらいから3分の1くらいになるということです。


まとめ

いろいろ考えましたが、結論としてはレーザーコリメータで合わせる範囲で問題はない。最終的には星を見てきちんと合わせる必要があるということでしょうか。

結局は普通のやり方は特に問題ないというごくごく当たり前の結論になりました。



最後に

もともと前回の光軸調整の記事を書いたわけは、独立した2自由度の調整の場合のみでなく、さらに1自由度絡んだ調整が必要なことが、光学機器での調整ではよくあるということを示したかったからです。このある自由度を変えたら、他の自由度も全て合わせ直すような方法はround walkとかいうのですが、歩き回るとかいう意味でしょうか、最適点を見つける一般的な手法です。めんどくさいのであまり解説とかしてある記事はないのですが、身につけておくと機器の性能を最大限引き出す時に役立つことがよくあります。


 

土曜の夜に、久しぶりにニュートン反射型のBKP200を覗いてみました。その結果はまた別で書くとして、なんと光軸がかなりひどいことになっています。気合を入れて一から調整し直しました。

実はBKP200の光軸調整の記事は以前にも書いたことがあります。 この時は光軸調整アイピースとレーザーコリメートタイプの光軸調整ツールを使いましたが、今回は光軸調整アイピースのみを使いました。そうすることで一つ気づいたことがあったのでメモがわりに記事にしておきます。


普通の反射式の光軸調整の手順

0. 光軸調整アイピースをアイピース差込口に挿入し穴からのぞいて最初はめちゃくちゃで、何も揃っていません。この状態から始めます。

IMG_3846


1. まず、副鏡に映っている主鏡の「センターマーク」が、「光軸調整アイピースの十字ワイヤー」の真ん中に来るようにします。調整方法は、副鏡のお尻についている3つのネジ押しネジと真ん中の推しネジです。3つの押しネジは、一つを緩めて2つを締めるとかがいいでしょうか。3つの押しネジがどれも固い場合があるので、そんな時は真ん中の引きネジを少し緩めてやると調整しやすくなります。まずここでセンターマークを自由に移動できるようになるくらい色々いじって感覚を掴むといいでしょう。

IMG_3848

写真ではわかりにくかもしれませんが、手前の太いピンボケの十字の線の中心と、さっきまでずれていた主鏡のセンターマークが一致しています。


2. 次に、主鏡の3箇所のネジをいじって、主鏡が映している映している「光軸調整アイピースの光取入れ口の中心の黒丸」を、「光軸調整アイピースの十字の中心」と合わせます。この際、主鏡のネジも押しネジと引きネジになっているので、まずは径の小さい押しネジの方を3つとも緩めてしまい、引きネジで合わせて、全部あったところで押しネジを締めて固定するといいでしょう。中くらいの黒い丸は副鏡のセルが主鏡に写っているものですが、オフセットがついて固定されているために、あまりこの黒丸にこだわっても意味がありません。


IMG_3845
写真では「太い十字」と「光軸調整アイピースの光取入れ口の中心の黒丸」をあわせています。


と、普通の合わせ方ではだいたいここでおしまいです。ここまでの解説は「反射 光軸 調整」などと検索するとすぐに出てきます。

ちなみに、「光軸調整アイピースの十字の中心」とその外側の白い円は「光軸調整アイピースの斜めの光取入れ口」が主鏡に映ったものです。下の写真を見ると、大きな白丸の中心が黒丸になっているのがわかると思います。

IMG_3883



さて問題はここからです。この状態で改めて上の写真の光軸調整アイピースを覗いたものを見てみると、「センターマーク」と「光軸調整アイピースの光取入れ口の中心の黒丸」はあっているのですが、スパイダーの十字」が下の少し左方向にずれてしまっています

このずれを見て、やっともう一つの自由度があると気づきました。「接眼部の傾き」です。接眼部の構造をよく見ると、鏡筒部に固定されいるところで3つのネジがあるのに気づきます。


IMG_3856
白い筒の周りの一番内側にある3つのネジ(写真には左上と下のネジが写っています)
で接眼部全体の角度を変えることができる。


これで接眼部全体の傾きが調整できるのです。この部分の自由度の調整はレーザーコリメートタイプの光軸調整器を使っている場合は気付くことができませんでした。



接眼部の角度調整

ここからの合わせ方は結構めんどうで、根気がいります。
  1. まず、上の調整が一度済んでいていて、「センターマーク」と「光軸調整アイピースの十字」と「光軸調整アイピースの光取入れ口の中心の黒丸」があっているのが前提です。
  2. 接眼部の3つの(小さなイモネジタイプの)押しネジと引きネジのセットから、副鏡セルが大きくずれているように見える方向に一番近いネジセットを選びます。そしてそのネジセット引きネジを緩めて、押しネジを締めます。この際押しネジの締めは1回転とか決めておくことが重要です。
  3. この状態で、上記の1、2を再び合わせ直します。きちんと合わせたら、先ほどと比べて「スパイダーの十字の交点」が真ん中に寄ったかどうかを見ます。もし寄らずに離れて行ったのなら、押しネジを今度は逆に2回転緩めて、引きネジを締めます。
  4. その際に、もし引きネジを締め切っても押しネジがゆるゆるなら、接眼部のそのネジの位置でのプレートが鏡筒に接してしまって、これ以上調整できないことを意味します。こんな時は、今締めたネジではなく、残り二つのネジを今度は押しネジを締める方向に進めます。
  5. 最初の1、2を再び繰り返して、「センターマーク」と「光軸調整アイピースの十字」と「光軸調整アイピースの光取入れ口の中心の黒丸」があったら、また「スパイダーの十字の交点」が真ん中に寄ったかを判断します。うまく真ん中に寄っているならその方向が正しいです。
  6. これを「スパイダーの十字の交点」が完全に真ん中に一致するまで、他の2つのネジでも同じことを繰り返します。(実際には3つのネジのうち2つをいじれば原理的には合うはずです。)

IMG_3853

接眼部の角度もきちんと合わせると、このように全て同心円状にすることもできます。


ポイントはかなりの回数をこなす必要があるので、最初の方でセンターマークを自由自在に移動できるくらい感覚的に3つネジの調整を身につけることが必須になってきます。

上の写真は実はまだ少しスパイダーがずれていて、むしろ副鏡セルの黒い丸が中心にあってしまっています。副鏡セルはオフセットがついているので、スパイダーをきちんと合わせるとこの黒丸はすこし左(主鏡側)にシフトします。


さて、ここで一つ疑問が湧いて来ます。実際には最後の接眼部の角度を合わせるプロセスは必要があるのでしょうか?答えはNoだと思います。少し考えてみます。最後のプロセスをしないで、最初の1、2だけをすませるとします。この状態は、アイピース中心からの光軸が副鏡(のどこかの点)で反射されてセンターマークまで行って、その後、主鏡に反射されアイピースの中心まで戻って来ることになります。これはレーザーコリメーターを使った光軸調整と全く同じ状態となります。普通はこれでいいので、その後のプロセスは必要ないだろうというのが答えです。

ではこの状態では何がずれているのでしょうか?まず、アイピースからの光軸が副鏡のどこに当たっているかは不明です。また、副鏡での反射角も90度の保証は全くありません。副鏡からの反射光も鏡筒の中心軸とはずれていますし、主鏡も鏡筒に対して垂直に配置されていません。それでもアイピース、副鏡、主鏡だけに注目すると、アイピースから出て戻って来る光が保たれているので、問題ないのです。


最後にですが、今回は試していませんが、このように光軸調整をしたとは、実際に星を見て焦点内外像で微調整をする必要があるでしょう。


 

今朝の晴れ間にかろうじてワンショットのみ太陽を撮影したのですが、撮影方法と画像処理に迷走しています。色々調べたりしているのですが、Facebookで雑誌記事に目を通すといいとのアドバイスがあったので、手持ちの雑誌のいくつかを当たってみました。

Hαをターゲットとしていることと、デジカメでの画像処理になるので、あまり古い記事は参考になりません。意外なことに、天文ガイドにあからさまに太陽撮影としている号は数少なく、星ナビの方に一時期特集がありました。天文ガイドは日食に多くの記事を割いているため、通常の太陽の撮影記事が少ない印象を受けました。調べた号を羅列しておきます。持っていない号、特に星ナビはごっそり抜けている号もありますのでこれが全部とは限りませんことをご承知ください。


IMG_3819



星ナビ:
2014年3月号: 「極大期に向かう太陽を撮る」と題して、この号から連続で太陽記事の特集があります。この号はまだNDフィルターを用いた撮影にとどまっています。
2014年4月号: 「Hαの激しい太陽」と題して、Hα撮影用の機器の選択やエタロンのことなどの解説があります。カラーセンサーの場合、RだけでなくGやB、特に二つあるGを使うといいということも書いてあります。
2014年5月号: この号はカメラの選択、撮影方法、スタックまでの画像処理が書いてあります。ただ、進化が早いこの業界の機器とソフトのこと、すでに内容は少し古いですが、それでも基本的な流れは知ることはできます。スタックソフトはRegistaxとAviStack2が紹介されていて、AviStack2の方が主です。AviStackはあまり使われなくなってしまいましたが、Registaxは未だに現役ですね。
2014年6月号: 画像処理の細かい話からタイムラプスまで扱っています。ここら辺の記事がもとで、今でもWebで見ることができる画像処理の源流になっている気がします。それにしてもWebでも太陽の画像処理に関して書いているところはとても少ないので、この号は貴重な情報源です。
2014年8月号: 前号を所有していないのですが、「極大期に入った太陽を知る」という連載が前号から始まっているようで、今号で2回目になります。撮影に直接は参考になりませんが、太陽のことを理解するのにすごくわかりやすくまとめてくれています。面白いのは、波長ごとの偏光分光観測の結果が示してあって、なぜHαを見ると面白いのかよく理解できます。
2014年10月号: 9月号を持っていないので、一回飛んで4回目の連載記事です。リオ・フィルターの解説とエタロンの比較写真(シミュレーション)が参考になります。ダブルスタックの威力がすごいことがわかります。


天文ガイド: 
2008年4月号: この号が唯一と言っていい日食などではない、通常の太陽観測の特集記事でした。背表紙にも「新しい周期に入った太陽を観測してみよう」とあります。ただ、内容はそれほど深いわけではなく、簡単な紹介記事くらいにとどまっています。P.S.T.も紹介されています。ジズコ提供のP.S.T.とソーラーマックス40のダブルスタックの画像も紹介されています。でもこの後の号にも続くような記事はなく、この号一回限りのようです。
2012年4月号: ずっと飛んでしまいます。この号はP.S.T.が表紙を飾っているので期待したのですが、日食関連とNDフィルター関連で、Hαのことはほとんど書かれていません。この号以前も、中身を全部見たわけではないのですが、少なくともタイトルには太陽撮影をあからさまに扱っているのは見つかりませんでした。あ、日食の記事はたくさんありましたよ。
2012年6月号: 日食写真の撮り方の記事の中にHαの記事がありました。機器の選び方や画像処理の話も少しだけ載っていますが、星ナビの連載にはかないません。関連記事ではないようですが、60Daを使った太陽撮影の記事がカメラ紹介の方でありました。フィルムとデジカメでのプロミネンスの比較写真もあります。


ざっと探しても、たかだかこれくらいです。他の号や、他の雑誌の情報などお持ちの方がいたら教えていただけるとありがたいです。

やはり情報の少なさは太陽撮影のネックです。まあ、その分、海外の記事を見たり、色々工夫したりという余地があるのですが。


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