ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2016年08月

2016年のペルセウス座流星群の最盛期は8月12日。

家族で能登半島の見附島キャンプ場というところに2泊しました。12日は最初の夜にあたり、近くの柳田村の星の観察館「満天星」というところのペルセウス座流星群の観測イベントに参加しました。キャンプ場から移動し、イベント開始の午後9時半頃に着き、早速撮影のセットアップ。ペルセウズ座はまだ上がってきていないので、カシオペア座あたりに合わせてISO1600で30秒露光で連続撮影としました。寝っ転がって空を見ると、地面が暖かいせいか私を除いて家族全員間もなく寝てしまいました。

撮影は途中レンズが曇ってしまったので、そこまでの写真を後日チェックしてみると、一枚綺麗に流星が入っていました。トカゲ座の頭から白鳥座の右側の羽にかけて、色を変化させながら流れているのが綺麗に写っています。他に何枚か流星痕らしきものが写っていたのですが、流星自身が写っていたのはこれ一枚でした。

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月が0時前に沈んだのですが、そこからの天の川は圧巻でした。いつも見ている富山での空は北が明るいので、天の川は南しか見たことがなかったのですが、柳田では南から北にかけて天の川が一本はっきりと走っていたのがとても印象的でした。こういったのはAPSだと厳しく、やはりフルサイズの広角レンズを持っておく必要性を感じます。

結局午前1時頃までいたのですが、数十個は数えたでしょうか。満天星の職員さんとも少しお話しして、その日はキャンプ地に帰りました。キャンプ地でも街灯はあるのですが、天の川が南北にずっと見えたのは、やはりこのあたりの透明度が随分いいということを実感できました。

キャンプ最終日、自宅へ帰る途中で満天星に立ち寄って行きました。いくつか撮れた流星を見せて頂きました。建物と流星が入った星景写真がとても綺麗でした。D810Aで撮影したとのことで、やはり自分のでもフルサイズの広角で撮りたくなります。
 

昨日近所のお寺で観望会があり、そのお手伝いに行きました。近所で昔から星をやっている方がいて、その方に誘われました。

私はBKP200とC8を出しました。赤道儀は一台しか持って位なのですが、 誘ってくれた方がいくつも赤道儀を持っていたので、それ(VixenのSDX)に乗せていただきました。あまり操作法が分からなかったのですが、月くらいは導入できました。その方はC9と250mmのニュートン反射を持ってきていました。

この時気付いたのですが、BKP200に天頂プリズムを入れると焦点を取ることができなくなるみたいです。1.25インチの短いものでもダメみたいです。ニュートン反射は接眼部で距離を取れなくなるとは聞いていたのですが、実感しました。

あと、うちの下の子がこの間原村で手に入れた60mmの屈折を経緯台に乗せて、自分で導入して見せていました。土星とかも入れていて、他の子にもこうやって星を入れるんだと説明していたので。十分使いこなしているみたいです。

実は観望会で説明する側に回ったのは今回が初めての経験だったのですが、皆さんとても喜んでくれるのが嬉しかったです。今回は月と土星と火星とベガ、デネブ、アルビレオくらいでした。ウケがいいのはやはり土星や月です。恒星はやはりイマイチの反応でしたが、アルビレオはやはり全天一美しい二重星と言われるだけあって、すごくウケがいいです。特に土星や月と違って、知らない人も多いので、対照的な青とオレンジは初めて見る人にとっては印象的なのだと思います。

かくいう自分も昔柳田の満天星でアルビレオを見せてもらった時に、とても感動した口です。

途中ISSも見え、雲もほとんど影響無いくらいでしたので、十分満足できる観望会だったと思います。ただ解説の方は、知っている知識が限られているので、簡単な話しかまだできないのことも実感できました。焦らずに楽しんみながら知識が増えていけばと思います。


 

知り合いのつてで、日本流星研究会主催の流星会議というのに出席させていただきました。今年は富山での開催とのことで、全国から天文ガイドの記事でよく名前を聞くような流星の第一人者の方達が集まってきていました。

皆さんただの星に飽き足らず流星に行き着いたような人ばかりで、いろんなことに興味を持っていて、質問の嵐でした。私も星を始めたばかりだということで、懇親会の時には皆さんの面白い話が色々聞けました。この研究会の方たちは趣味というよりは研究に近いようなことをやっている方もたくさんいます。こういったハイアマチュアな人たちに支えられているのだなと感心しきりでした。

2016年の原村の星まつりは8月5日(金)から7日(日)まで。夏休みを取ったので、子供二人を連れて4日の木曜から歩いて会場に行けるくらい近くのペンションに一泊し、5日はペンションをチェックアウトし、朝から会場入りしました。土曜日に用事があったので金曜夜中までいて、朝4時くらいに帰宅するというハードスケジュールでしたが、原村星まつりとても楽しかったです。

そもそも天体観測を始めてから雑誌で星祭りというものがあるのを知り、忙しかったのですが無理してでも行ってみようと思っていました。遠かったのですが、家族旅行も兼ねていたので、十分に行った甲斐があると思えるくらい充実していました。子供が6年生と4年生だったので飽きないか心配だったのですが、紙飛行機やプラネタリウム作りなど、子供向けのブースも出ていたので、楽しんでいたみたいです。特に紙飛行機は下の写真にもあるのですが、娘の方が気に入ってブースの方たちといつの間にか勝手に仲良くなっていて、そのうちに他の子供達にも教えるくらいのめり込んでいました。またデジカメで星を写す初心者講座もあり、娘はこれにも参加していました。

天気は最初曇っていて心配だったのですが、そのうちに星空が見え始め、途中天の川もきれいに見えました。会場には65cmのドブソニアンをはじめ、垂涎ものの鏡筒ばかりでした。65cmくらいあると星雲に多少でも色が付くのかと思って、覗かせていただいたのですが、多少青い色が付いていたように見えました。 子供だとさらに色が見えるという話も聞きました。

望遠鏡も面白かったのですが、掘り出し物探しもとても楽しかったです。写真は数々の戦利品です。

まずは買ったもの。だいたい高かった順に並べてます。


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顕微鏡です。下の子の自由研究にと思ったのですが、結局他のテーマにしてしまいました。カタログ落ち品らしく安かったです。プレパラートセットも一緒に購入しました。


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欲しかったC8用の鏡筒カバーです。国際光器さんでたまたま一つだけあった中古のKENDRICK製のヒータ付きで、今では廃盤になっているものを手に入れることができました。これでやっと補正板の結露から解放されそうです。ちなみに私が国際光器さんのこの日の一番最初のお客だったようです。


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下の子用のSCOPETECHというところの入門用の6cmの屈折望遠鏡です。子供のためというのでアイピースをサービスしてもらいました。ファインダーの代わりに穴が二つ鏡筒に付いています。これで導入するわけですが、これなら子供でも簡単に扱えます。しかも経緯台なので、小学4年生でも十分に扱え、自宅に帰って早速火星や土星まで自分で導入していました。安かったですが、土星の輪もはっきり見えます。カッシーニの間隙もなんとか見えるくらいでしょうか。子供が気軽に扱うものとしては十分すぎるくらいです。


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「今夜、星を見に行こう」の作者の由女(ゆめ)さんが来ていて、本にサインをしてもらいました。娘がこの本をいたく気に入ったようです。由女さんは富山大の天文同好会出身で、我々も富山から来たと言ったらとても盛り上がりました。365シリーズは算数版を持っていたので、理科も今回購入しました。上の写真の中に写っている、下の天の川の写真は娘が参加したデジカメ初心者講座でもらったものです。


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天頂プリズムもちょうど欲しかったので、2インチ版を買いました。通販で買おうと思っていた値段の4分の1ほどでした。C8に直接つけられます。


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掘り出し物です。それぞれ300円から1500円程度です。初心者で持っていないものもたくさんあるので助かります。フリップミラーですが、何も書いていないですが、多分Vixen製です。


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ちょうど最新号の発売日だったので会場で買いました。



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バックナンバーも参考になるので集めています。ひと束なんと100円。


あとは貰い物です。
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なんと希望する人は無料で持っていっていいとのことでした。バックナンバーがすごく参考になるので結構大量にもらってしまいました。ありがとうございました。


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とてもよく飛ぶ紙飛行機です。娘がここのブースに入り浸っていました。お土産もたくさんいただいて、本当にお世話になりました。


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下の子が高校生のお兄さん、お姉さんに教えてもらいながら喜んで作っていました。5つの面を合わせたところの穴がちょうど星型になっていて北極星という、とてもよく考えて作ってあるプラネタリウムです。ライトにはスマホのLEDを使うとのことです。家に帰って早速押入れの中で上映していました。


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子供が由女さんのところでなぜかたくさんもらっていました。どうもありがとうございました。

とにかく初めての星祭りで、コンサートあり、抽選会あり(初日だけだったので何も当たりませんでしたが)、観望会ありで一日中楽しめました。途中下の子がお腹がいたくなり、事務室に薬をもらいましたが、その後調子が良くなりなんとか観望会までいることができました。どうもお世話になりました。紙飛行機ブースの方には娘が随分良くしてもらい、来年もぜひ会いましょうと約束しました。来年も時間を見つけてぜひとも行きたいと思います。

次は胎内星まつりです。


2017年の原村星まつりも参加しました。

 

惑星撮影での色収差がすごかったので、それをなんとかしようと思いZWO社のADCを購入しました。

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少しだけ土星で試してみました。FireCaptureで撮影するときに赤と青がどれだけずれているか見るモードがあるのですが、それを使うとリアルタイムで解析されたずれがわかるので比較的簡単に収差を抑えることができます。ただ、シーイングが悪すぎて今のとこと綺麗に撮影できていないのが残念です。 

惑星撮影の大まかな流れだけ書いておきます。

眼視での導入
ASI224MCへの切り替え
FireCapture2.5βでの撮影
AutoStakkert!2でのスタック画像作成
Registax6でのウェーブレット変換
gimp2.9またはCanon DDPでの仕上げ

という順序です。 ここのソフトについてはそれぞれ詳しく書こうと思っています。

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