普段使いでいつも使っている数値です。覚えていると結構便利なので、書き留めておきます。
 
  • 分解能は口径60mmで約2秒角、口径120mmで約1秒角
ドーズ限界を考えると分解能は口径のみによって決まり、112秒角/口径[mm]と書くことができるので、ざっくり120秒角/口径[mm]と考えて60mmの場合で120/60=2 [秒角]

もっと大雑把に100秒角/口径[mm]と考えると、ざっくり口径200mmで0.5秒角と言ってしまってもいいです。


  • 1ピクセルあたりの画角は焦点距離600mm、ピクセルサイズ4umで約1.5秒
この値は私自身のシステムの場合のものなのですが、自分の代表的なシステムで一つ覚えておくと便利です。一つ覚えておくと
  • 焦点距離300mm、ピクセルサイズ4umで画角は約3秒 <- FS-60Qのエクステンダーを外しFSー60CB状態にした場合
  • 焦点距離200mm、ピクセルサイズ4umで画角は約4.5秒  -< ASI224MCで200mmでガイドしていた時
  • 焦点距離50mm、ピクセルサイズ4umで画角は約15秒 <- 現在私が使っているガイド鏡の焦点距離 (ピクセルサイズが3.75umなのでそれを考えると15秒くらい)
のように使うことができます。実際の画角を求める式は

  • 2 x arctan(画素サイズ/(2 x 焦点距離)) [rad] 

ですが、角度が小さい場合を考えているので、近似して

  • ~ 画素サイズ/焦点距離 [rad]

とします。さらに

  • radから度への変換で x 180/pi ~ x 60として
  • 度から秒への変換として60x60をかけるとして

例えば画素サイズが4umの場合

  • 画素サイズ/焦点距離 x 180/pi x 60 x 60 [秒角] ~ 0.004/600 x 60 x 60 x 60 [秒角] = 0.004 x 360 [秒角] ~ 1.5 [秒角]

となります。

よく使われる、感度がいいと言われるセンサーのピクセルサイズは多少大きめで
  • ピクセルサイズ ZWO ASI224MC: 3.75um
  • ピクセルサイズ Canon EOS 60D: 4.3um
  • ピクセルサイズ Nikon 810A: 4.9um
  • ピクセルサイズ Canon EOS 6D: 6.5um
  • ピクセルサイズ SONY α7s: 8.4um
と、4〜8um位が一般なので、せいぜいファクター2、なのでピクセルサイズで大きく変わるわけではなく、十分実用的に感覚として使える値になります。例えば、
  • 焦点距離600mm、ピクセルサイズ8umで画角は約3秒
という具合です。数ピクセルのずれが出ると、撮影して画像にした時に認識できるくらいの星像の流れになってしまうので、この値を元にどれくらいまで鏡筒の揺れや、極軸の精度を抑えればいいのか、暗い夜でもざっくり頭の中で見積もることができます。