2017/1/28の土曜日、久しぶりに夜晴れたのですが、少し雲がかって透明度は悪かったので、撮影は諦めていくつかテストをしました。

この日の昼に届くと思っていた5GHzの無線LANの親機が間に合わなかったので、庭に出したStick PCが届く範囲の自宅LANを5GHzに対応させました。その結果、自宅の庭での撮影は安定してできるようになりましたが、自宅LANなしでの安定な接続は明日以降までお預けです。

撮影には条件が悪いのですが、機器など試したいことがいくつかありましたので、順に書いておきます。ですが、ちょうど北の空が雲で覆われていて極軸合わせが全くできなかったので、いくつかはラフなテストになってしまいました。


1. USB 5Vから12Vへの変換で、Advanced VX及び、SWAT-200が駆動できるか?

USBの5Vから12Vへ変換するというケーブルをアマゾンで頼みました。年末に頼んだのですが、届いたのはついこの間です。これをAnkerの5V出力、26800mA((3.3V換算で) のリチウムイオンバッテリーにつないで電圧を実測すると12.5Vくらいありました。

ところがSWAT-200に挿すと接触不良なのか、電源コネクタを挿したときびっくりするのか、SWAT-200がオンにならない時があります。何度か抜き差しすると問題なくなります。その状態でコネクタを触ったりしても特に不安定なことはないので、何か例えば、12Vと言っているのが実測12.5Vとかあるので、高すぎるなどを疑っています。SWAT-200が6-12V対応なので、本当はUSB 5Vを9Vくらいに変換できるものが見つかるといいのですが、なかなかないみたいです。

もう一つAdvanced VXにも挿してみました。最初問題なく動いていたのですが、結構コネクタが緩くて、少し触ってしまうと抜けかけてまた最初からアラインメントになってしまいます。ちょっと実用には厳しいいかもしれません。コネクタが少し太くなればいいので、一部にテープをつけるとかでどうにかなるのかもしれません。(2017/2/11 追記: AVXのモーターを速く動かすと、おそらく過電流でバッテリーが一旦落ちるという現象がありました。AVX使用時は重くても構わないのはずなので普通のパワータンクか別の鉛電池などの方が無難です。)


2. 回転減速機のでピントが合わせやすくなったかどうか?

減速機だけでなく鏡筒の固定方法も変えて動きがスムーズになった結果も知りたかったのですが、3秒で撮ったM42のトラペジウムを拡大した写真がこれです。

20170128


以前1月初めに撮ったちょっとピンボケだったものが以下のもの、

20170106


さらに以前撮ったもので、ピントに関してはまだましだと思っていたものが以下のものです。

20161228


比較すれば明らかで、今回撮ったものが一番ピントが合っています。7倍の精度と、鏡筒の伸縮に伴う変なたわみがなくなったので、相当ピントを合わせやすくなりました。


3. ManfrotteからGitzoの三脚に変えて、どれくらい揺れなくなったか?

独立した記事にしました。(2017/2/4)



4. SWAT-200に鏡筒をどのように乗せれば、揺れが少なくかつ赤径、赤緯ともにスムーズに動かすことができるか?

現在2通りの乗せ方を考えています。一つは

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のように、できる限りシンプルにするものです。SWAT-200と鏡筒を繋ぐのはMONOTAROで買った、上と下が45mm角の板で、ハンドルを緩めると上の板の角度を変えることができる台です。ハンドルを締めてしまえば、かなり強固に固定することができます。

軽くてシンプルでとてもいいのですが、一つだけ欠点があります。ちょうど写真に写っているように回転台を倒しすぎると鏡筒が片側によってしまい、赤経方向の重量バランスが全く取れなくなってしまうことです。このことを踏まえて次の写真のような固定方法も考えました。


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横から見るとこんな感じです。

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赤経回転台から赤緯回転軸までの距離を短く取ることで、赤経軸がブレにくいようにしています。また、赤経回転軸と鏡筒の距離も短くし、反対側を長くとって重りを載せることで重量バランスを取っています。ここら辺はHUQさんの取り付け方も参考にしています。

この方法のいいところは、赤経、赤緯どちらの方向も重量バランスが取れていて、たとえどの方向に鏡筒を持って行ったとしてもバランスが崩れないところです。悪いところはやはり上に比べて載せているものが多く重いのと、鏡筒と反対側のバランサーの質量が回転中心から離れているので、慣性モーメントが大きく、どうしても風邪などの外乱に対して揺れが大きくなってしまうことです。実は今回この状態で撮影を少ししたのですが、結構ぎりぎりまで幅を攻めていたため、なんと鏡筒のピントの回転つまみとSWAT-200に挿している電源ケーブルが干渉して、途中で自動追尾ができなくなってしまいました。その頃には雲もさらに出始めていたので止めにしたのですが、次回は上のシンプルな方法での撮影も試してみたいと思います。

それにしても全然スカッと晴れないので、チマチマしたことばかりしています。太平洋側はあんなに晴れていたのにと、今日も雨交じりの雪の降る空を見上げて、悶々としています。