SWAT-200への鏡筒の搭載をどうしたらいいか、いろいろ迷っています。赤経方向の自由度はSWAT-200自身の回転台があるので大丈夫なのですが、赤緯方向の自由度をどうやって確保したらいいかという問題です。

いろいろ試行錯誤している最中ですが、回転軸の方向を変えるために、垂直方向に伸びるアルカスイスプレートを購入しました。そこに回転台をつければ赤緯方向の回転自由度が確保されるのですが、回転台はとりあえずは今の所手持ちの自由雲台の下部の回転機構を用いています。これまでの状態と比べると、垂直アルカスイスプレートの分だけ余分に接続部が増えたことになるので、鏡筒部がやはりこれまでより大きく揺れてしまいます。

回転台は後で交換するとして、揺れもとりあえずは無視をして、昨晩使い勝手を探ってみました。まず、自由雲台を回転のみの自由度に絞ったことで、やっと全体として赤経、赤緯のみの自由度となり、導入が圧倒的にしやすくなりました。闇雲な自由度増加はやはり弊害だったようです。赤緯方向に微動がないのですが、撮影アングルを決める際に使うのみなので、とりあえず粗動のみでも良さそうです。

もう一つの欠点が、赤緯の回転台を交換しようとすると、鏡筒を北極星方向に向けることができなくなりそうなことです。これは、鏡筒の重心を赤経回転軸上に持ってこようとするために出て来る制限です。そのため、これまで使っていたSharpCapでの極軸調整が使えなくなりそうです。そのことを見越して、今回は少しだけドリフト法に相当する極軸調整を試しました。やったことはドリフト法よりももう少し単純で、Backyard EOSのドリフト法支援の機能を使い、星を見ながら1分とか待って、星が動かないような方向に三脚の脚をずらす、もしくは脚を傾けるというだけです。このこと自身はもう少し後で、精度も含めて突き詰める必要がありますが、ここで大きなことに気づきました。

ここからやっと本題なのですが、この時点で撮影をすると星像がブレまくるのです。気になったことは風が出てきたことです。改めてBackyard EOSのドリフト法支援で、動画で拡大しながら星を見ました。明らかに風の大きさに合わせて星像が動いています。さっきまでの極軸調整時にはまだ風がほとんど吹いていなかったので、あまり揺れていなかったのです。また今回は接続部が増え、さらに揺れやすい状況だということもあります。それでもシャッターの揺れは星像に影響を与えないことはこの日も確認しました。しかしながら、風の場合にはあからさまに星がブレます。前に星像がブレた時には思ったより風が吹いていたのではないかというのが今回の結論です。(追記: 2017/1/28、この結論を疑いはじめました。もしかしたら、揺れ始めた時ガイドを開始したのかもしれません。記録を取っていないのでなんとも言えません。)

風の揺れに対しては、各所のたわみを少なくする、フードで周りを囲うなどが対策になります。三脚を丈夫なものにしたりしてもいいですが、あまりに重いものは本来の目的とは反するので、軽くて丈夫なものを選ぶ必要があります。また焦点距離が600mmなので、FS-60Qのエクステンダーをはずすという手もあります。それでも風のない日ならば、多分今の状態でも問題ないでしょう。

その後、ちょうど回転台が到着したので、組み上げた写真を撮りました。これでもやはり鏡筒が赤経方向に振れると、ちょうど垂直に伸びるアルカプレートのねじれ方向になり、結構揺れてしまい剛性不足のようです。鏡筒が赤緯方向に揺れるぶんにはアルカプレートも一番剛性が高い方向になり、たわみは大したことありません。この方向だと三脚部分全体を含めたたわみになります。

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また、SWAT-200の回転台に1度くらいのオーダーのガタつきがあることに気づきました。ギヤとギヤの隙間、すなわちバックラッシュからきているのかと思いますが、ちょっとガタが大きい気がしています。一度分解する必要がありそうです。

それにしても、赤道儀としては安価なAdvanced VXレベルのものでも、いかに一般に売られている赤道儀が安定しているのかを思い知らされつつあります。もともと海外などの旅行時に撮影ができることを目的に軽量セットアップをしているのですが、車がある普段使いではAdvanced VXの方が時間対でははるかに成果が出るのかと思います。でも軽いというのは、普段使いだと尚更魅力なのになあ。