SWAT-200 (その1): 一軸オートガイドからの続き

SWAT-200での一軸オートガイドでM42をとったのですが、撮れた写真を処理しようとしているとどうも星が流れているようです。5分x12枚とって、星が丸くなっているのがわずか1枚、前半30分はどちらかというと赤経方向に伸びていて、

LIGHT_300s_1600iso_+12c_60D_20161203-23h21m23s782ms2


後半30分はどちらかというと赤緯方向に伸びています。

LIGHT_300s_1600iso_+18c_60D_20161203-23h49m40s216ms2


そして、トラベジウムを出すために3秒x12枚撮影しておいたものを見て気づいたのですが、わずか3秒の露光で星が丸くなっていないのです。しかも一方向だけとうわけではなく、ジャンプしたりとか、変なふうにぶれています。

LIGHT_3s_1600iso_+16c_60D_20161204-00h33m53s017ms2



 その後、3分露光の12枚のうち唯一、一枚だけ星像が丸くなっているものをよく見たのですが、きちんと撮れているわけでもなんでもなく、赤経方向にも赤緯方向にも伸びてしまっていてただ太っているだけだということに気づきました。

LIGHT_300s_1600iso_+17c_60D_20161203-23h34m14s670ms2


何でこんなことが起こるかというと、ガイドで抑えることのできない速い高周波のゆれが多く存在しているからに他なりません。ガイドでの補正は高々数秒に一回、それもパルス的に赤道儀のモーターにフィードバックする程度なので、それ以上に早い揺れに対してはなんの効果もありません。

当日風はそれほどなかったのですが、揺れの方向が前半30分と後半30分で顕著に変わっていることを考えると、風の向きが変わったか、鏡筒の赤経方向が変わっていったことによる、影響などが考えられます。いずれにせよ、外乱に対して機械的に揺れてしまうようなので、何らかの対策が必要です。

まずは各所のネジがきちんと締まっているかのチェックと、一番弱そうな部分は三脚なので、三脚に重りを吊るす、三脚をAVXのものと交換して揺れを比べるなどの対策を取ることができます。CCDでできるだけ速いフレームで動画を撮り、高周波の揺れがどれくらいあるのか見るのも面白いかもしれません。



2016/12/8

上の記事を書いた後に、たまたま東京のKYOEIさんにお邪魔して店員のMさんと話していて教えてもらったのですが、3秒でブレが出るのならカメラのシャッターを切る時の揺れではないかとの指摘がありました。なるほどと思いました。昔から存在している問題で、カメラ周りや足回りなどを固めるか、もしくは面白い方法では鏡筒で光を遮ったり入れたりする手動シャッターも解決策の一つと教えていただきました。今度晴れたに日に試してみたいと思います。