ほしぞloveログ

天体観測始めました。

中古で誠文堂新光社の「デジタル点写真のための天体望遠鏡ガイド」という本を購入しました。きっかけは赤道儀の極軸の精度の話で、参照ページにこの本の紹介があったからです。

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特に印象深かったのが、2.4の「実際の望遠鏡の収差」です。具体的にメジャーな望遠鏡の例を多数示してあり、やっとスポットダイヤグラムの見方が感覚的に理解できた気がしました。

正直言いますと、いままで高い望遠鏡の意義がイマイチ理解できていなかったこともあり、安い望遠鏡でも眼視では十分で、撮影でも使えるのではと勝手に思っていました。ですがこの章を読んでようやく、 実は今持っているタカハシのFS-60Qは、青ハロは少し出るようですがそれでも相当収差は少ない方で、撮影をしても収差で星像が歪むこともほとんどなく、非常に恵まれた状況にあったということがやっと理解できました。多分FS-60Qを手に入れる前、「いつかはタカハシ」と言われているくらいなので、タカハシの望遠鏡に憧れのようなものがあって、その中でも一番安価な機種ですが星の村のスターライトフェスティバルのオークションでやっと初タカハシを手に入れることができてなんとなく満足していたのですが、実はとてもとてもラッキーだったのかもしれません。HUQさんがFS-60"Q"がいいとしきりに言っていたわけがやっとわかりました。逆に、FS-60CB状態にしてフラットナーを入れた時やレデューサを入れた時は今より収差を覚悟しなければならないこともわかりました。

他にも、タカハシTSA-102+35フラットナーやTOA-130NFにフラットナーやレデューサをつけた状態なども相当収差は少なく、特にタカハシのCCA-250のレデューサ、エクステンダー無し、ε-180ED、昭和機械の30PAG(IF)、VixenのAX103S、VC200L(ともにレデューサなしの場合)は周辺に至るまで特筆すべき収差の少なさです。逆に、補正のない反射型は当然四隅が相当流れることも、十分に理解できました。また、上に挙げた収差の少ないものも、レデューサの有無で収差は相当変わるようです。

この本を参考に、自分の中で次回鏡筒を選定するときに、スポットダイヤグラムを見て、これらのものと比較することで、ある程度目的に沿った性能といいコストパフォーマンスのものを選ぶことができるのかと思います。

この本はこれだけではなく、もともと読みたかった極軸精度のところなど、各所に重要なことをきちんと式を用いて説明してくれています。非常にわかりやすく、また応用も効くため、とても有用な書籍だと思います。惜しむらくは、すでに絶版で、今回も定価1800円ですが、3000円以上出して古本で手に入れました。初版からすでに4年以上たっていますので、もし最近の状況も盛り込んだ改訂版など出たら、絶対に買っておくべき本かと思います。


 

2016年11月20日、朝から娘と一緒に石川県小松市にある、「サイエンスヒルズこまつ」に渡部潤一氏の講演を聞きに行って来ました。テーマは「賢治作品の中の宇宙」ということで、宮沢賢治の作品を天文学者から見た場合のお話です。娘の今年の夏休みの自由研究がちょうど「星でめぐる銀河鉄道の夜」 というタイトルだったので、面白そうだと思い申し込んでおいたものです。

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お話はとても面白く、賢治がM31だけでなく、M57もfish mouth nebulaと呼んだことなど、知らないこともいろいろあり、1時間15分くらいでしょうか、すごく楽しめました。残念ながら娘は途中15分ほど眠っていましたが、小学生には少し難しいのかもしれません。でも後から、すごく面白かった、ただ眠かっただけだと言い訳していました。質問時間がなくなるほど講演は充実していたのですが、司会者から一人だけ質問を受け付けますと言われ、いろいろ聞きたいこともあったのですが、小さな女の子がひとり「ハレー彗星は珍しいのですか?」という質問をしました。子供の質問でとても場が和みます。

一番前に座ったのですが、たまたま隣の席に富山大の天文同好会の知り合いの学生たちが二人来て、午後はユーシートレードに行くといいます。私もちょうどUNITECのSWAT-200が未使用品で安く出ていたので、帰りに寄って行こうと思っていたところでした。また、講演会場には県天のNさんも来ていました。 講演が終わってから渡辺氏とサイエンスヒルズこまつの学芸員の方と、地元の議員さんと、あと地元の天文愛好家の(後から名前がわかったのですが)Nさんと少しお話ししました。北陸ではこういった施設はとても貴重なので、盛り上げていって科学好きな子供が増えてくれればと思います。

さて、昼食は近くにあったゴールデンカレー(ゴーゴーやチャンピオンは行ったことがありますが、ゴールデンは初めて行きました。)ですませ、午後は予定通り金沢のユーシートレードに寄っていくことにしました。お目当はSWAT-200ですが、久しぶりの訪問なので、いろいろ見て見たいと思っていました。到着したらすでに学生の二人は来ていて、店長さんと一緒に4人でいろいろ天文談義に花が咲きました。娘は車の中でずっと寝ていました。公演中もそうだったのですが、最近よく寝ます。そんな年頃なのかもしれません。


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SWAT-200はリモコンや微動回転台などもあったみたいなのですが、それらはすでに売れてしまったそうです。極軸スコープだけ残っていたのですが、極軸はCCDで合わせた方が楽そうなので、極軸スコープはあまり必要ありません。本体だけでもいいとのことなので、結構迷ったのですが、いずれ必要な時期がすぐにくると思うので結局購入しました。店頭渡しということで、少しだけ安くしてもらいました。念願のSWATで、これでまた軽量化計画が一歩進みます。一軸制御でどこまでいけるのか楽しみです。HUQさんは32分まで試したとのことです。


他に、ミザールがまだ日野金属産業(私はミザールは海外の会社だとずっと思っていました。この日初めて日本の会社だったと知りました。)だった頃の何十年も前の屈折望遠鏡が3台ほどおいてあり、安くしてくれるというので子供が買えるくらいの値段で一台売ってもらいました。焦点距離は1000mmとちょっと長めです。ミザールのホームページで調べたところどうやらニューアポロ型というようです。古いですが、レンズは全然大丈夫そうで、マニュアルですが赤道儀も三脚もついています。唯一の難点が、アイピースの口が25.4mmで今の規格に合いません。幸いなことに変換アダプターの前のネジは普通の36mm?だったので、Vixenの31.7mmへの変換アダプターを買って取り付けることができました。これで手持ちの安いアイピースをつけることができるので、一度自分で確認してから、誰かに興味がありそうな子に譲ろうと思います。

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天気はイマイチでしたが、とても充実した1日でした。
 

ここ一週間ほどオートガイドの準備と、画像処理のための準備を色々していました。

ガイドはASCOM経由でPDH2からAdvanced VXを操作することですが、PDH2から操作することはできたので、あとはガイド星を実際にとらえるところくらいまで進みました。

画像処理の方ですが、ソフトはこれまでフリーソフトでごまかしごまかしやってきたのですが、とうとうステライメージ7を購入しました。PixInsightも魅力的だったのですが、まずは基本ソフトは持っておこうと思ったのです。また天文ガイドの先月号から紹介され始めたGoogleのNik collectionを以前GIMPで試していたのですが、8bitで動かしただけでもすごいことがわかり、でもGIMPだと16bitで動かすことができなかったので、あわせてPhotoshop CSを導入しました。

画像はこれまでに自宅の庭で何枚か撮ったM45で練習していたのですが、空が明るすぎるのでなかなか星間ガスとかは出てきません。ダーク減算までは試しましたが、フラット補正はまだ手付かずの状態でした。

2016年11月18日の金曜夕方、天気が良かったので牛岳に一人で行きました。目的はガイドをしての星雲の撮影です。ところが、いくつか準備不足が露呈しました。ガイドCCDのレンズを50mmまでしか用意していなかったのですが、これだとガイドCCDの1ピクセル当たり15秒角程度になるので、同程度のオーダーのピリオディックエラーを補正するのには解像度不足です。またUSBで繋ぐものが、USB3.0がASI224MC、USB2.0がBackYard EOS(BYE)経由のEOS 60D(天体改造済み)とASCOM経由のAdvanced VXと、計3つあるのですが、PCのUSB端子が2つしかないことに現地で気づきました。60Dはレリーズで撮影してもよかったのですが、BYEのファイル名管理と自動ダウンロードと温度まで読み取れる機能が便利で、ダークフレーム管理も楽になりそうなので、やはり捨てがたく、とりあえずガイドなしのノータッチガイドでまずは撮影だけしてみました。というよりも、多分ガイドは一発ではうまくいかないと思ったので、まずはノータッチガイドでいいので画像処理の練習をできるだけの画像枚数を残しておこうと思ったのが正直なところです。

撮影はFS-60Q(焦点距離600mm)を使い、ターゲットはとりあえず見慣れているM45とM31で、ともにISO6400、60秒露光(AVX、600mmでのノータッチガイドだと60秒位が実用上限界というのは前回確認済み)、それぞれ16コマ分撮影。一応16枚撮ったのですが、風が強かったせいもあり、60秒でも流れているものがあったので、この中で実際に使ったのはM45は9枚、M31は途中から曇ってきたこともありわずか5枚です。雲に隠れた時点で、ガイドの挑戦も、これ以上の撮影もあきらめました。

ダーク画像は天体の撮影後後、鏡筒にキャップをして8枚を天体撮影時と同じ条件のISO6400、60秒露光で撮影。フラットはPCの画面に白色を出して10%の明るさにし、そこに鏡筒を平行に近づけて撮影しました。ISO100で露光時間は1秒です。これは正しい方法なのか今一自信がないので、もう少し検証が必要です。

実際に撮った写真をM31、M45、dark、flatそれぞれ一枚づつ、jpgファイルを無加工で載せておきます。


M31_LIGHT_60s_6400iso_+19c_60D_20161118-20h00m07s845ms


M45_LIGHT_60s_6400iso_+15c_60D_20161118-19h31m20s354ms



M31_DARK_60s_6400iso_+17c_60D_20161118-20h28m05s407ms


FLAT_Tv1s_100iso_60D_20161118-20h48m10s699ms



・M45もM31もすでに淡い部分が多少出ていますが、最初に撮ったM45は高度が高くなかったのか、薄雲に覆われていたのかで、ずいぶん明るく出てしまっています。
・ダーク画像は輝点がいくつも写っています。
・フラットは真ん中下あたりに黒い丸があるのに気づきました。ほこりか何かでしょうか?後でチェックします。


ここから淡い部分を炙り出していくのですが、今回やった画像処理はあくまで基本に忠実にがモットーで、奇をてらったことは何もしていません。あえていうならNik collectionがまだ少し珍しいくらいでしょうか。流れは大まかに言うと、

1. ダークフレームファイルの作成(ステライメージ7)
2. フラットフレームのダーク減算とフラットファイルフレームの作成(ステライメージ7)
3. ダーク減算/フラットフレーム補正(ステライメージ7)
4. ベイヤー・RGB変換

5. コンポジット(ステライメージ7)
6. 現像(ステライメージ7)
7. 画質調整(Photoshop+Nik collection、ステライメージ7)

といったところです。


これ以降もう少し詳しく書いておきます。



1. ダークフレームの作成


ダークフレームの撮影のポイントは、露光時間とISOと温度を合わせることです。あと、温度が同じ場合は再現性があるらしいので、同じ温度の場合は作成したダークフレームを再利用できるようです。そのため、ダークフレームのライブラリーを作ることができるようです。BackYard EOSではダークフレームを撮影した時の温度がファイル名に入るように設定することができるため、いちいち記録を取る必要がなく結構便利なのですが、実際には天体撮影時の温度とダークフレームの温度が、もしくは天体やダークフレームを撮影している最中に、1-2度位変わることはよくあるので、ライブラリを作る (追記: 後日ライブラリーの作成を試しました。) 前にどのくらいの温度差で結果が変わるかを一度検証する必要があると思います。


枚数は当然多いほうがいいです。天体の撮影枚数と同じがいいという話もありますが、今回は時間がもったいなかったので8枚としました。これらをコンポジットするとダークフレームのランダムノイズは1/sqrt(8) = 2sqrt(2)分の1になります。


撮影したダークフレームのコンポジットは、今回はステライメージ7上で行いました。撮影したファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします (σクリッピングとは、バッチコンポジットの際に「はずれ値」(極端に他と異なる値)のピクセルをカットして合成する処理だそうです。しきい値を大きくしていくと、はずれピクセルを捨てる効果が弱くなり、光跡などの影響が残りやすくなっていきます)。 ピクセル補完は「バイキュービック」にしています。バイキュービックは補完が弱すぎず、強すぎず適度に滑らかになるようで、よく使われている方法のようです。


上に載せたダークファイルはほとんど真っ暗で、輝点が少し見える程度ですが、ダークファイルをステライメージ7で開くと勝手にうまくレベルを調整してくれて、灰色のノイズが乗った画像にして見せてくれます。この際、レベル調整で色々いじってみると色々なムラなど見えて面白いかもしれません。


作成したダークフレームファイルは、露光時間、ISO、温度などをファイル名に記録しておくと便利です。fits形式で「32ビット」、「実数」で保存します。



2. フラットフレームの作成

フラットフレームの撮影は一般的には結構大変なようです。私は簡単のために、撮影直後に設定を何も変えずに、PCの画面に白色を出して、そこに鏡筒の先端を画面に平行になるように近づけて写してみました。ポイントは、明るさは適当でもいいですが、ピントやカメラ位置などを変えないことです。ホコリなどの汚れが移動してしまっても、処理後にうまくフラットになりませんし、余分なところを汚してしまう可能性があります。ISOは撮影時と一緒にしたほうがいいという話がありますが、今回はこだわりませんでした。フラットフレームの撮影はまだ色々不明なところもあるので、今後何が正しいのか、何が正しくないのか色々検証して行きたいと思います。

枚数は多い方がフラットファイル自体のランダムノイズが減るのでいいのですが、十分明るく、露光時間が短いのであまり重要ではない気がします。枚数を増やしたとしても撮影はすぐに終わるので、今回はとりあえず16枚としました。ランダムノイズは1/sqrt(16) = 4分の1になります。

フラットフレームのダーク減算は必ずやったほうがいいとのことです。なのでまずはフラットフレーム用のフラットダーク(バイアスともいうそうです)ファイルを作ります。同じ温度の方がいいと思うので、できれば撮影時に同じiso感度、同じ露光時間で、望遠鏡もしくはカメラにキャップをして真っ暗な状態にしてから、できればフラットフレームと同じ枚数のフラットダークフレームを撮影します。

その後ダークファイルの作成時と同様に、ファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。作成したフラットダークファイルは、fits形式で「32ビット」、「実数」で保存します。

その上で、やっとフラットフレームの作成です。ステライメージ7上で撮影したフラットフレームファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、その際「ダーク補正ファイル」のところで先に作ったフラットダークファイルを指定します。

コンポジットはダークの時と同様に「バッチ」メニューから位置合わせはしない状態で、「加算平均(σクリッピング)」というのを選んで、閾値は「1」シグマ以上で、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。ピクセル補完は「バイキュービック」にします。作成したフラットフレームファイルは、fits形式で「32ビット」「実数」で保存します。

(2016/11/26 追記: フラットフレームについて後日もう少し詳しく検証しています。)


3. ダーク減算/フラットフレーム補正

撮影した天体ファイルを全て「ベイヤー配列」で開き、その際「ダーク補正ファイル」を先に作ったダークフレームファイルでを指定します。

「バッチ」メニューから「共通ダーク/フラット補正」を選択し、「フラット補正ファイル」を先ほど作ったフラットフレームファイルに指定します。「フラット画像のダーク補正」をここでしないのは、先ほど個別にフレームファイルを開くときにすでに補正をしてあるからですが、もし済ませていない場合はここで指定します。また、ライトファイルオープン時にダーク補正をしていない場合はここで一緒にするといいと思います。 

次のベイヤー・RGB変換に行く前に、必要ならばここで「バッチ」メニューの「ホット/クールピクセル除去」を行います。しきい値は5-20%くらいでいいとのことですが、ここもまだよくわかっていません。「カラーフィルタ」は「自動」いいはずです。

 

4. ベイヤー・RGB変換

「画像」メニューから「ベイヤー・RGB変換」を選び、開いているファイル分だけ一枚一枚変換します。ここに限ってはバッチ処理機能はないみたいです。「画像生成」は「カラー画像」、「カラーフィルタ」は「自動」でいいと思います。ホワイトバランスですが、「色調整」の「設定」をまず押して、「ホワイトバランス調整」を「自動調整」もしくは、「手動」にして「自動調整値」を押すと、ここでホワイトバランスが取ることができます。「ガンマ調整」はチェックなしです。もしくはここでホワイトバランスを取らなくても、コンポジット後「階調」メニューの「オートストレッチ」(ステライメージ7の目玉機能らしいです)でホワイトバランスを取ることもできますが、どちらが有利なのかは検証してみる必要があります。

あと、枚数が多い場合は処理のし忘れを防ぐために、変換後は画像を最小化する癖をつけておくといいかもしれません。

 
 5. コンポジット

やっと天体写真のコンポジットです。「バッチ」メニューから「コンポジット」を選び、「位置合わせ」で「自動」を選び「位置合わせ実行」を押します。しばらく待って位置合わせが完了してから、「コンポジット」のところの「方法」を「加算平均」にして、「コンポジット実行」を押してコンポジットします。ピクセル補完は「バイキュービック」にします。終わったら「閉じる」を押しコンポジットを終了します。

この時点での画像をjpgに変換したものを載せておきます。まだレベル補正もしていないので、淡い部分はほとんど何も見えていません。

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6. 現像

「階調」メニューの「レベル補正」を選択し、出て来たヒストグラムの下の2つの三角を動かして、星雲が出てくるように調整します。ここでは白トビしてしまってもいいそうです。いまのところまだどこらへんまで調整したらいいかがまったく手探り状態です。特にのちにPhotoshopへ渡すので、この時点でいじるべきなのか、いじらないべきなのかもまだよくわかっていません。おいおい検証して行きます。

その後、「階調」メニューの「デジタル現像/色彩強調/ガンマ調整」を選びます。レベル補正で飛んでしまったところも回復して現像してくれるとのことです。「レベル調整」は基本的にはそのまま、「デジタル現像」と「ガンマ調整」にチェックを入れ、「ハイライト」「エッジ」はいじらず、「ガンマ値」は「1」にしています。「OK」を押し、変換されたファイルをPhoshopで開けるようにtiff形式で保存。「16ビット」「IBM PC形式」「無圧縮」を選びます。

この時点での画像をjpgに変換したものを載せておきます。

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ノイジーですが、すでに淡い部分が相当見えて来ています。


7. 画質調整

とうとう画質調整まで来ました。今度はPhotoshop CSで開きます。私はトーン補正をR、G、Bそれぞれに、暗いところを少し下げて、明るいところをあげるなどして、好みの色にします。その後Nik CollectionのColor Effect Pro 4の「ディテール強調」、Nik CollectionのSharpner Pro 3: (1) RAW Presharpner、必要ならSharpner Pro 3: (1) OUPUT Sharpner、最後にDfine 2でノイズをとります。星雲のところがザラザラしている場合はステライメージに戻って「フィルター」メニューの「バックグラウンドスムース」をかけます。

Nik Collectionがすごく強力で、ステライメージやPhotoshopの普通のメニューで色々やって納得しなかったのが、Nik Collectionを使うことでかなり簡単に思った効果が出せることがわかりました。

今回できたM31とM45の画像を載せておきます。ただしブログの設定で最大解像度を1600x1200にしてある(オリジナルの画像は5184x3456)ので、潰れてしまっている微恒星も多くあります。

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M31、M45ともに言えますが、ISO6400で1分露光、枚数がそれぞれ5枚と9枚では星雲の明るさが全然不十分です。さらにM45は薄雲の明るい中で撮っているので、相当無理をして色を出している感が否めません。次はもう少し条件のいいに日に、ガイドを用いて長時間露光で試したいと思います。(追記: 2016/11/24オートガイドで長時間露光を試しています。)


とにかく今回は画像処理の練習ということで、色々初めてのことばかりでした。特に階調のところや、色調補正のところなど、まだまだ不明なことだらけです。でも天体観測を始めた半年ほど前に目標としたことの一つ、星雲がそこそこ綺麗に撮れるようになるというのは少しづつ実現して来ているので、ちょっと嬉しいです。


最後にですが、今回の画質調整はもちろん、それ以前の撮影とその後の処理、コンポジットから現像に至るまでも、まだ星雲撮影を始めたばかりの素人がとりあえずやってみたくらいのレベルなので、全くもって正しい方法とは限りません。パラメーターは無限にありますので、色々と検証をしながら、どの方法がいいのか、これからじっくり時間をかけて楽しみながら試していくつもりです。 









精度追求: 極軸調整その1からの続きです。


2016/11/12 前回(5日前)の反省を踏まえ、SharpCapによる極軸設定で、三脚をアイピース台で下からきちんと締め上げ、ウェイトを付け、極軸周りの回転をモーターを使うことで精度改善を試みました。前回同様、一度SharpCapの指示通りに曲事を合わせて、10秒以下で合ったという表示を確認してから、そのまま再度極軸設定を繰り返し(設定時にまた赤径を90度向きを変えるということ)、どれだけずれるか見るということを何度か赤経正負の両方向で繰り返しました。その結果、ずれは平均的に40秒程度となりました。前回のずれが2.5分(150秒)程度だったので、誤差が3-4分の1に改善されたということになります。

さて、この状態で再びM45を、焦点距離600mm、1分露光で16枚ほど連続に撮影してみました。ただし、BackYardEOSでの撮影で、一枚撮影するごとに計算機側にファイルをダウンロードするために10秒ほど撮影が途切れます。それら16枚を比較明合成した写真が以下のようになります。

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拡大してよく見て見るとずれがよくわかります。大きくずれている方向は、赤経(RA)方向です。それに比べて垂直の赤緯方向のずれははるかに小さいです。

拡大したピクセル等倍でみるとずれはV字の形に見ますが、Advanced VXのピリオディックモーションの周期は8分で、撮影時間は16分以上なので、約2周期分が重なっていることになります。ここからわかることは、赤道儀の極軸を1分角以下の精度で合わせれば、赤緯(DEC)方向の精度はもう十分赤経方向のピリオディックモーションの誤差からくる精度に勝っていて、極軸調整の精度としてはこれ以上やっても仕方ないということです。HUQさんがコメントでくれたように、大気の影響で1分程度のオーダーの誤差が生じるとのことですが、1軸制御の場合には赤経方向の誤差が小さくなるので、もう少し突き詰めて赤緯方向の誤差を抑える価値はあるのかもしれません。ですが、2軸制御をしてしまう場合には、極軸調整の時間の節約のことも考えると、今回のSharpCapで1分程度の誤差に抑えればもう十分でしょう。


さらにもう少し突き詰めるためにピリオディックモーションを測定して実際に見てみることにしました。ターゲットは東の空に上がって来たオリオン座のベテルギウスあたりです。赤道儀の仰角を3度ほど減らし、星を南に流して、10秒間隔の連続写真を30分ほど撮り比較明合成した写真が以下のようになります。

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一番明るいのがベテルギウスで、左上から右下に向かって流れています。ちなみに、赤道儀の仰角を上げると東の空の星が北に逃げ、仰角を下げると南に逃げます。また、赤道儀を西に向けると南の空の星が上に逃げ、東に向けると下に逃げます。また、今回はBackYardEOSを使わずに、カメラ側で露光時間を10秒に固定して、レリーズでロックして、撮影したので、間に撮影が遮られていることはありません。

一部を拡大します。

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図の赤で書いてある二つの星の間がStellariumによると19.5秒角程度なので、青で示しているピリオディックモーションは写真の線の間の幅の比から31.6秒pp = +/-15.8秒程度となります。他のページを調べるとAVXのピリオディックモーションは+/-十数秒とのことなので少しだけ大きいかもしれませんが、大きくずれてはいないことがわかります。ずれを見ると、盛り上がるところと、平坦なところが結構はっきりとわかれて出ていることがわかります。周期は図と撮影した時間から9分20秒程度でした。AVXの場合ピリオディックモーションの周期は8分くらいのはずなので、少し長いです。周期側の測定はそれほど誤差が出ないはずなので、ちょっと謎が残りました。


いずれにせよ結論はかわらず、ノータッチガイドではピリオディックモーションで露光時間がリミットされるということになります。今回の結果から、前回やった2分露光で半々くらいの枚数が使えるというのは、妥当な判断だっとことがわかります。平坦なところだけをねらって使えば、今回の600mmでも数分の露光は可能かもしれませんが、使えない枚数の確率も増えることと、それでもずれは多少見えるはずなので、ノータッチガイドは1分以内というのが現実的な解かと思います。また、PECも試そうと思ったのですが、PECの記録にオートガイド(マニュアルでもいいらしいですが)が必要とのことなので、とりあえずノータッチガイドのための課題として残しておきます。

さあ、次はいよいよオードガイドです。



いつの頃からか、夜空の視野確定の目的のためにStellariumというフリーのプラネタリウムソフトを使っていました。Windowsだけでなく、Mac、Linuxでも動くみたいです。

自分が持っているカメラやCCDなどの「センサー」、望遠鏡や望遠レンズなどの「望遠鏡」、「アイピース」、バローヤレデューサなどの「レンズ」の4種類が登録でき、それぞれの組み合わせでの視野を画面内に表示してくれるので、非常に便利です。これは一番右上のスパナマークのアイコンをクリックすることで設定画面が出て、上の4つの項目がタブになっていて、そこに自分で登録します。登録の仕方はあらかじめ登録されている例を参考にすれば迷うことなく進められると思います。

表示する星や星雲/星団などの設定も画面左下のアイコン群の中かから「空と表示の設定」から細かく設定できます。

また、どこまで暗い星をデータとしてもつかなども設定でき、画面左下のアイコン群の中かから「設定画面」を押します。出て来た環境設定の「ツール」タブから、ダウンロードすれば、最大で 18等星!まで表示できるそうです。等級ごとに段階を踏んでデータをダウンロードできるのですが、全部で9段階あるみたいで、細かい星に行くほどデータファイルのサイズがどんどん大きくなってくるので注意が必要です。

やっとここで今回のタイトルについてですが、2016/11/9にオートガイド(追記: オートガイド自身は2016/11/24にやっと試すことができました。)の準備段階として、計算機から何かソフトを利用して赤道儀の自動導入をしてみようと思い、ぱっと調べたところCartes du Cielというソフトが出て来ました。あと、いつも使っているStellariumでも自動導入できるとの記事がいくつかありましたが、ASCOM経由でしかもStellariumScopeという外部ソフトが必要とのことなので、どうしようかと迷いました。結局、Stellariumが普段使いのソフトですごく使い勝手がいいので、多少面倒でも一本のソフトで視野決定と自動導入がまとまればいいと思い、 ASCOMとStellariumScopeをインストールまでして頑張ってみました。

セットアップは、Advanced VXに付属(最初付属されていることを完全に忘れていて、自作しようとしていました。)のD-SUB9ピンのシリアルコネクタから電話の4芯線に変換するケーブルを赤道儀のコントローラーのお尻に指し、計算機側はUSB-RS232C変換ケーブルを使ってCOMポートを作ります。

手持ちのUSB-RS232CがELOCOMのUS-SGTの、さらにシリアルがEで終わるかなり古いもので、オフィシャルにはWindows7までしか対応していないため、Windows10での認識に苦労しましたが、なんとかCOMポートを開くことができました。

以下の一節は最悪Windowsを破壊することや、Windowsの再インストールが必要になることもありますので、あくまで自己責任でお願いします。

認識には色々試しましたが、結局私の場合は64bit版のWindows10でしたので、Windownそのものを書き換えるというこのページが役に立ち(注: ただし64ビット版のWindwosのみに有効な書き換えで、32ビット版のWindowsには使えません)、US-SGTのROMを書き換えることもせず、最後はELECOMでもProlific(苦労した人にはおなじみのドライバーです)でもなくMicrosoftのWindows10標準のドライバーで動かすことができました。コツは、上記アップデートをした後、デバイスマネージャーなどから「Elecom USB-Serial Converter」にビックリマークがついているなど、まだうまく認識されていないのを確認して、プロパティーの「ドライバー」タブの「ドライバーの更新」とすすんで、下の「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選び、再び下の「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」を選び、ここで「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを「外し」、製造元に「Microsoft」、モデルに「USBシリアルデバイス」を選択し、「次へ」を押します。多少文句が出ますが無視して、「ドライバーウェアが正常に認識されました」と出れば成功です。


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無事にCOMポートがひらけたら、次はStellariumの設定です。

まず私が一番驚いたことは、StellariumScopeを動かそうとしてStellariumの設定を触っていると、なんとStellarium単体で自動導入ができることがわかってしまったことです。結局ASCOMもStellariumScopeも必要ありません。少なくともGoogleで「Stellarium 自動導入」で検索してもASCOM経由やStellariumScopeの情報ばかりで、単体で自動導入ができるなんていう記事はほとんど見つけることができませんでした。

さて、その方法ですが
  1. 準備したRS-232Cケーブルと必要ならばUSB-シリアル変換ケーブルを赤道儀と繋いでから、Stellariumを立ち上げ、画面左下のアイコン群の中かからスパナの形の「設定画面」を押し、出て来た環境設定の一番右のタブの「プラグイン」を押し、出て来た左側のメニューの下をスクロールして「望遠鏡のガイド」を選びます。
  2. もしここで「起動時に実行」にチェックが入っていなかったらチェックをして、一度「メイン」タブに行って「設定を保存」してからもう一度Stellariumを再起動します。
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  3. 再起動後また同じ「望遠鏡のガイド」までいったら、「設定」を押し、「Add」で赤道儀を追加します。
  4. 「Stellarium, directly through a serial port」を選び、作ったCOMポートを選び、あとはDeviceモデルを自分のに合わせて選ぶくらいでしょうか。私の場合はAdvanced VXなので、「Celestron NextSar (Compaible)」になります。
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  5. うまくいくと先の画面で「Start」を押すと「Connected」となります。
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  6. 画面下の「Move a telescope...」というアイコンから移動の画面が出て、適当な天体を選んでから「現在の天体」を押して「Slew」を押すと、目的の天体まで赤道儀が移動します。茶色のマーカー(アルタイル)が現在指している位置で、白いマーカー(デネブ)が目的の天体です。
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  7. Stellarium上で赤道儀の位置までリアルタイムで表示されます。これは赤道儀の方のコントローラーで移動しても、その結果が画面上に現れるので、見失うこともありません。

この機能を理解してからGoogleで「Stellarium 望遠鏡のガイド」と検索すると、私の説明よりも遥かにマシなページが出て来ました。皆さんはそちらのページを参考にされた方がわかりやすいと思います。

とにかく、フリーのプラネタリウムソフト単体で、赤道儀との接続ケーブルさえあれば計算機から赤道儀の自動導入までできるので、お得感たっぷりです。今日は雨なので、晴れたら早速実践投入してみます。
 


2016/11/12 追記: 早速実践導入して見ました。非常に快適です。PCの画面上で選択できるのはとてもわかりやすくて楽です。赤道儀の回転も、遠い天体は速い速度で移動し、最後に直前でスピードを落とし、ゆっくり天体に近づくなど、非常にスムーズで、Advanced VX自身の自動導入と同じような動きをしています。おそらく、SharpCapの自動導入の制御部分はAdvanced VXの制御をそのまま使っているのだと思います。また、Advanced VXのコントローラーを同時に併用することもできるので、Stellariumに繋ぎながらもコントローラーの方向キー微調整できたり、コントローラーの自動導入を利用することもできます。

最初は気をつかって赤道儀本体でホームポジションにしてからSteralliumを立ち上げるとかしていたのですが、不思議なことにいつ何時Stellariumを立ち上げても、きちんと赤道儀が実際に指している位置にマーカーが来ています。どうやら、赤道儀自身が今どこを指しているかの情報を持っていて、その情報を計算機側に送ってStellariumで表示しているみたいです。ただ、赤道儀の自動導入を使って出した指した位置と、Stellarium場での表示位置が少しだけずれることがあります。ほとんどずれないこともあります。キャリブレーションなどの細かい補正情報が入っていないのでしょうか?今の所不明ですが、実用上はほとんど問題になりません。

あと、COMポートの認識に一度戸惑うことがありましたが、ドライバーをあらわに指定し直した後はそのような認識の失敗は出ていません。

ステラナビゲーターを買おうと思っていたのですが、今のところStellariumの自動導入で不満はありません。その代わりと言っていはなんですが、画像処理に備えてステラナビゲーターを購入しました。
 

電視に大分満足してきたので、少し精度面を見直そうと思います。

2016/11/7、まず手始めにSharpCapでの極軸合わせです。SharpCapでの極軸の合わせた方自身は以前の記事でレポートしたのですが、その後牛岳での実戦投入で惨敗でしたので、改めて自宅で試しました。

セットアップはAdvanced VXにFS-60CBをつけ、その上にASI224MCを載せました。50mmのCマウントレンズにCSへの変換アダプターを付けてCCDにつけています。その際の画角と画素数から計算すると、1素子あたり15.2秒角になります。

今回、SharpCapを使っての極軸合わせ自身は特に問題なくできました。Advanced VXには微調整のネジがPitch(上下の回転)とYaw(横の回転)方向についているので、合わせ込むと誤差が10秒角以下になるくらいまでになったと表示させることができます。

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ただ、画素の細かさから言ってもこの値自体にはあまり意味がないことは言うまでもありません。実際の誤差がどれくらいか知りたくて、一旦極軸を合わせて誤差10秒以下と表示されてから、再び同じことを何度も繰り返したり、赤経周りに反対に回転させてみたりと試すと、大まかに言って平均で2.5分角くらいの精度でした。

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ただし、今回は赤道儀を赤系方向に手で回してしまったので、モーターで回せばもう少し精度が出るのかもしれません。 また、セットアップの簡略化の一環で、赤道儀の足のところにつけるアイピース台を取り付けなかったので、足を開き上げることができていないため、架台として少し弱い可能性があります。また、鏡筒はFS-60のみと軽かったのですが、赤道儀にウェイトを取り付けなかったのでバランスが悪く、もしかしたらこれが悪さをしている可能性もあります。今回は如何に手を抜いて実用的に出せる精度を見てみたのですが、精度追求という意味でこれらの欠点をなくして今一度確かめたいと思います。また限界を知ると言う意味で、レンズももう少し焦点距離の長いものを使うのもいいかもしれません。

と言うわけで、この状態でカメラでの撮影に挑むと、やっと1分の露光ではほとんど流れなくて、2分露光で流れるものと流れないものが半々というくらいです。特に風もなく、それでも流れるものが半分ということは、すでにピリオディックエラーの影響が出始めている可能性があります。とすると、実際には極軸としてはこのくらいの精度が実用ともいえますので、ピリオディックエラー補正に挑戦してどれくらい改善するのかをみるのが次の手でしょうか。それでも最終的にはガイドが必要だという結論になりそうです。

上の結果を踏まえた今日の成果です。撮影に際し、FS-60CB状態からエクステンダーを再び付けてFS-60Q状態にし、焦点距離を600mmとしました。Canon EOS 60D、ISO6400、120秒でとったM45です。JPEGの撮りっぱなしで未加工です。

M45_LIGHT_120s_6400iso_+19c_60D_20161107-22h23m18s517ms


RAWでも撮っていますが、頑張って加工すれば星間ガスくらいは見えそうです。でもまだダークノイズも撮っていないし、フラット画像をも撮っていないしで、準備不足です。なによりまだ画像処理ソフトがGIMPなどのフリーのものばかりしかないので、これからいろいろ揃えたいと思っています。加工はもう少し先に試そうと思います。

極軸調整その2に続く











先々月訪れた飛騨コスモス天文台の月例の観望会に、2016年11月6日、下の子(Suke)を連れて再び参加しました。先月の観望会の日は大雨で代わりに星の村スターライトフェスティバルに行っていたので、これで2度目になります。でも残念なことに、今年の観望会はこれで最後だそうです。理由は単純で、冬は雪でこの場所まで入れなくなるからだそうです。

出発時に忘れ物をしたり、ガソリンスタンドへ寄って行ったりで、結局到着したのはちょっと遅れてしまい20時15分頃でした。途中、車の中から月を見ていると、何度も雲に隠れたりと心配だったのですが、到着した時には雲はほとんど見えなくなっていました。前回同様、晴れ男の面目躍如です。


到着して下の子はすぐに自分のSCOPETECHを持ち出して、勝手にいろいろ見始めました。私もすぐに準備を始めたのですが、前回も来ていた小学3年生の女の子のKちゃんが明日学校なのでもう帰ると言います。せっかくなので星雲だけ見せてあげようかと伝え、かなり急ピッチで準備しました。今回もAdvanced VXにFS-60CB+ASI224MCだけのシンプルな構成です。焦っていたのか、極軸があまりうまく取れず精度が悪かったのですが、それでも一応狙ったものは一発でCCDの素子内に入るくらいの精度はあったので、M57(リング状星雲)、M27(あれい状星雲)、M31(アンドロメダ星雲)+M22+M110、M45(すばる)と、いつもの定番ですが、Kちゃんに見せてあげることができました。もちろん他の方にも見ていただきました。M31はアイピースをつけての眼視もしたので、比較できて面白かったと思います。


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セットアップは前日のお化け屋敷観望会のと同じですが、写真を撮るのを忘れていたので上に載せておきます。今回の準備時間は15分くらいだったでしょうか。小学生はうちの子とKちゃんだけだったので、準備している間に一緒にココアを飲んだりお菓子をいただいたりして、仲良くしていたみたいです。さすがに空がいいので大した調整もせずともとても綺麗に見えました。ちなみに、SharpCapの拡大機能を使い300%くらいにすれば小さいM57でも結構見ることができることがわかりました。ますますBKP200の出番が遠のきます。

あとはカシオペアの二重星団をみたりしたくらいでしょうか。下の子の望遠鏡のレンズが曇ったり、そのうち雲が出て来たりしたので、22時半くらいに解散となりました。


来ていた子の中で中学2年生のS君がいて、天文機材にすごく興味を持っているらしく、近所にあるいろいろな天文関連の施設なども見学しているそうです。持っているのが以前うちの子も作った、自分で組み立てる望遠鏡だけと言います。SCOPETECHは経緯台だけれども星まつりでずいぶん安く買えた話をしたら、親子ともどもその値段なら欲しいとのことでした。来年星まつりに一緒に行くことになるかもしれません。赤道儀、CCDのことなども話して、高校生になったらバイトして買えるんじゃないかというような話をしていました。将来が楽しみな子です。話しながら片付けも手伝ってもらいました。どうもありがとうございました。

おととい昨日と合わせてだいぶん一般の方の反応もわかってきました。期待通り色付きの星雲を見たときの反応はすこぶるいいと思います。特に、これまで多少なりとも観望会などで望遠鏡を覗いた経験のある人の方が、(私もかつて残念に思ったように)眼視での星雲の見え方を知っていると思われるので、画面いっぱいに出る、例えばアンドロメダ星雲、色が綺麗に出るM57などは眼視とは全く見え方が違うので、とてもインパクトがあるのだと思います。トレードオフなのですが、いかに簡単にセットアップして、いかに素早くターゲットを見せて、眼視との比較もできて、ともう少し最適化をする余地はまだ残されていると思います。


飛騨コスモス天文台のYさんには、子供ともども毎回お世話になっています。車の中で子供がすごく楽しかったと言っていました。朝起きてからも妻にすごく楽しかったと話していたそうです。また何か行事などありましたら、是非誘ってください。今回は本当にありがとうございました。

追記: 今回を最後に今年は終わりで、次回は2017年6月3日でした。


 

4年生の下の子が友達や近所の子を集めて自宅でお化け屋敷をやりたいというので、ここ何週間かは家族を巻き込んでずっとその準備でした。


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準備の甲斐あって、昨晩11月5日、夕方6時からお化け屋敷を実際にやったのですが、来てくれたお客さんは24人、家族4人を入れたら28人を巻き込んでの大騒動です。2階の16畳分の部屋をまるまる使っての大掛かりなもので、お化け屋敷のアイデアから工作までほとんど下の子一人が考え、自分の手でやっていました。もちろん手伝いも必要だったので、当日は私は駐車場係、妻は受付、上の子にも脅かし役をやってもらっていました。一階の和室に来た人から順に集まって、怖い話を聞きながら2階へ行く順番を待つわけです。2階のお化け部屋自身は5分もかからないので、20人以上もいるとその間、もしくは終わった時に暇を持て余します。


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お化け屋敷自身は大成功に終わったのですが、その余った時間を使って、天体観測会をしました。

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用意したものは、一つは簡単で、子供用にSCOPETECHの口径60mm、焦点距離800mmに20mmのアイピースをつけたもの。写真の廊下の奥の窓の向こうに少しだけ写っています。最初だけ何人かに導入の仕方を教えて、あとは子供達に勝手に触らせておきます。SCOPETECHはファインダーの代わりに鏡筒に2つの穴がついているので、子供でも簡単に導入ができます。一応この間ファインダーも取り付けたのですが、見ているとやはりほとんど使っていませんでした。月やら、火星やら、ベガやら、最後はすばるなど導入してそれぞれ楽しんでいたみたいです。

もう一つは、 Advanced VXにFS-60を載せた電視です。BKP200は重いのと子供が走り回っているので無しです。でもこれだとウェイトも載せなくていいのでだいぶん軽くなって、赤道儀ごとなんとか運べる範囲の重さです。自動導入のメリットを考えると案外これはいいかもしれません。こちらはM57、M27、アルビレオ、月などリクエストに応じて導入しました。M57、M27は輝度が高いので、かなり明るいところでも見ることができます。秋の醍醐味のM31は残念ながら設置場所の関係で屋根に隠れてしまい、見せることができませんでした。その代わりに、M31は別途途中から双眼鏡を出して眼視で見てもらいました。みなさん、簡単に、特に自動導入で動いていく望遠鏡に驚いていました。みんなで画面を共有して見ることができるので、たくさんの人数に対応することができました。ただ、星雲が普通に色付きで見えることが結構すごいことだということは、あまり伝わらないみたいでした。

それよりも自分で驚いたのが、いつのまにか星の解説が色々できるようになっていることです。もちろん基本的なことだけで、夏の大三角に始まり、おり姫、ひこ星のはなし、白鳥座と天の川、秋の四辺形からアンドロメダ、カシオペアと北極星など、簡単なのですが、これだけでもみなさんわかりやすいと喜んでくれました。随時、望遠鏡で実際に見てもらいながらやったのも臨場感が出てよかったのかもしれません。次回星見会でもやったら来たいかと聞いたら、ほとんどの人がぜひ来たいと言ってくれたので、いつか自宅で観望会単独でやってみようかと思います。
 

おとといに引き続き、天気が良かったので、再度牛岳電視観望を敢行しました。おとといはあまりにお客さんがいなかったので、富山県天文学会のメーリングリスト呼びかけて、しかも一般の方にも声をかけてくださいと、呼びかけてみました。

県天の人はMLで呼びかけに応えてくれたYさんと、一昨日に続いてYさんと、おととい飲んでいてこれなかったというOさんや、そのほか何人かの方が来てくれました。

肝心の一般の方ですが、やはり寒いのかイマイチでした。夜中頃まではほとんどさっぱりで、夜中過ぎから結構な方が来ていましたが、興味を引いてくれた方は一組だけでした。天文関連ではない一般のカメラマンの方達みたいで、星の写真を撮りに来ていたのですが、天体写真のことは逆にあまりご存じない様子でした。

実はこの方達が来た時点でもう結構遅くなってきたので、そろそろ終わりにしようかとしていたくらいだったのですが、比較的見やすいオリオン大星雲やアンドロメダ星雲とかを見せたらあまりに喜んでくれるので、私としても嬉しくなって、それからさらに5-6種類の天体を見ていただきました。しかも今回はFS-60はCCD、BKP200にはアイピースと、同一天体での電視とアイピースでの眼視も同時にしたので、比較した電視がより際立って良かったのかと思います。

自分でも久しぶりにアイピースで星雲をじっくり見たのですが、かなり見やすいオリオン大星雲でさえも当然色はついているわけもなく、うっすらとした、やはり字のごとく雲みたいで、改めて自分でもがっかりしてしまいました。やはり電視で星雲がその場で色付きで見えるというのは、一般の方にとっても随分インパクトがあることみたいで、その反応がわかったことだけでも大きな収穫でした。

ただし、この日の一番の問題は空が明るすぎたことです。一昨日に比べても圧倒的に明るく、透明度も相当イマイチでした。写真を撮っていた県天の人たちも、さすがに今日はすぐカブってしまうと嘆いていました。それでも夜中過ぎからなぜかオリオン座方向だけは暗くなり、ある程度まともに見ることができました。

電視のセットアップは一昨日と全く同じです。一昨日撮り忘れた機材のセットアップを写真で撮っておいたので、載せておきます。

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これだけのセットアップでも、車の中から機材を出して、電視で自動導入ができるまでにやはり1時間近くかかってしまいます。ここら辺をなんとか短縮もしくは簡略化できればと思っています。
 

この日も色々電視しまくったのですが、いくつかめぼしいものだけ載せておきます。あ、昨日SharpCapで画面を撮った映像で一般にする方法がわかったので、今回はパラメーターが載っていないものが多いですが、基本的には一昨日と同じ10秒露光、一部を除いてFS-60CBに0.5倍レデューサーで、焦点距離180mmです。画面一杯の天体は見ていて迫力があります。
 
1. M45、すばるです。もう何度も電視で見ています。透明度は悪くてもこのくらい見えます。

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2. NGC869, NGC884、ペルセウスの二重星団です。以前大長谷で16mmのCSマウントレンズで電視したのですが、残していなかったので、写しておきました。

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3. どこかの球状星団です。メモを残したのですが、PCが途中落ちてしまいメモがなくなって、結局どこだかわからなくなってしまいました。

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4. M33、さんかく座の系外星雲です。

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5. 今日の一番、IC434:馬頭星雲(右)とNGC2024:燃える木(左)です。ずっと見たいと思っていた天体の一つです。思ったより綺麗に馬の頭が出ました。

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6. NGC281、カシオペア座の散光星雲、通称パックマン星雲です。

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7. NGC7662、アンドロメダ座の青い雪だるまです。これのみBKP200でレデューサーが入っているので焦点距離400mmですが、思ったより輝度が高く露光時間を1秒程度にしてかなり暗くしています。もっと倍率を上げたほうがよかったかもしれません。

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8. M74、魚座の系外星雲です。

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9. 一昨日に引き続きバラ星雲です。
 
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10. 一昨日のリベンジET星雲です。星の数を減らしたらかなりETっぽく見えるようになりました。

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11. お客さんが去って、片付ける前にこれだけはと思って挑戦しました。バーナードループのリベンジですが、やはり難しい。30秒露光してもここら辺が限界で、途中で今日もPCのバッテリーが落ちて諦めました。何かかろうじてループらしきものの一部が見えるかというところでしょうか。やはりCSマウントの16mmだと色々不利です。

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結局この日は、県天の方も含めると結構な数の人が興味を持ってくれて、一人でも問題なく対応できることがわかりました。それもそれほど焦っているわけでもなく、結構画像出しに時間をかけながらじっくりと見ていただきました。写真に載せていないものもいくつか見ているので、一晩に10から20位は余裕で見ることができると思います。
 
見栄えがいい天体を選ぶのにこのページを参考にさせて頂いています。盛りだくさんで、まだ見切れていないものばかりです。

私が手持ちの機材でできる電視はここら辺が落とし所かなと思いました。当初の目標の観望会で色のついた星雲を来た人たちに見せてあげたいというのは完全にクリアーしていると思います。電視は、ある意味時間と見栄えが勝負なので、色々精度のことがおろそかになってきています。そろそろまた写真の方に戻ろうかなと思っています。(追記: 極軸合わせを経て2016年11月18日から写真をまた始めました。)



 

11月2日の休日前日、昼間の遠くの立山の見え具合から透明度が良さそうだったのと、天気も少しだけ雲が見えるくらいなので、18時30分くらいに娘と一緒に牛岳に向かって出発しました。

今日の目的は
  1. 一般のお客さんがいる時に、一人でどこまで電視観望で対応できるかを確認すること。
  2. Advanced VXを使って自動導入をした時の、電視観望との相性を確かめること。
  3. BKP200FS-60CBを亀の子状態にして同視野にして、0.5倍のレデューサーも用いて入れて、鏡筒2本、焦点距離3通りで、どの範囲を見ることができるかと、切り替えなどの対応ができるかの見通しをつけること。
  4. 条件のいい場所で電視観望でどこまで見ることができるのか、限界を確かめること。
  5. 寒いところでカップラーメンを食べるとどれだけおいしいか確かめること。
です。

19時過ぎに牛岳に到着、まだ誰も来ていません。最近ずっとタカハシのTG-SP赤道儀で軽さを満喫していたのですが、今日は久しぶりに気合を入れてAdvanced VX (以後AVXと略します)を準備しました。久しぶりに設置するとやはりその重さを実感します。やはり毎日見るには軽いに越したことはありません。赤道儀の上にBKP200を載せ、BKP200の上に自由雲台を付けて、アルカスイスプレートを下側につけてあるFS-60CBを亀の子状態にして載せます。

極軸調整のためにCCD (ASI224MC)をいつものようにFS-60CBの上につけるのですが、最初の難関が、SharpCapでの極軸調整が全く上手く行かないことです。CCDから出ているUSBケーブルが鏡筒に当たってしまうのでCCDを上下逆さまに取り付けているのですが、その影響かとも思い画像反転なども試したのですが、どれもSharpCap上では極の位置は認識されているようです。問題は赤系を90度回転させて赤道儀の調整ネジでSharpCapの指示通りに星を一致させた後、さらに赤系を適当に回転させると極と回転中心が全く一致しないのです。おそらく、赤系の回転軸中心と、CCDの位置が相当離れていることが原因の気がしますが、時間もないことなので諦めて結局AVXについている極軸望遠鏡で合わせました。精度はどうあれ一瞬で終わりました。SharpCapの極軸調整は一度きちんと精度まで検証(追記: ベータバージョンでバグ何か極軸関連でバグフィックスされたみたいです。)してみます。赤道儀の設定はツースターアラインメントで、さらに一つ追加するくらいで、今回の電視観望では十分な精度が出ました。

やっと準備も完了し、この時点で21時前だったでしょうか。その間に娘は寝袋ですっかり眠ってしまっていましたが、それからいろいろ試しました。

まずは、目的1のお客さんへの対応。これは大失敗でした。お客さんが誰も来ません。一般の人はカップルが一組タバコを吸いながら夜景を見て、星にはほとんど興味がなさそうで、5分も経たずにすぐに帰っていったのが唯一でした。あとは22時過ぎにこの間の大長谷でお世話になった、全然一般の人ではない富山県天文学会のYさんがやっと来ただけで、聞くところによると、寒くなるとお客さんはほとんど来なくなるとのことでした。がっかりです。


目的2の自動導入と電視観望の相性ですが、これは思っていたよりはるかに効果的でした。輝度の高いM57などはまだしも、そもそも電視観望でもスタックしないと映りにくい淡い星雲などは、場所を特定するだけでも時間がかかってしまいます。このあと連続で写真を載せますが、自動導入で短時間で次から次へ映し出す星雲は圧巻です。


目的の3、2本の鏡筒(FS-60CB, BKP200)と、3通り(800mm, 400, 180mm)の焦点距離ですが、結局この日使ったのは180mmがほとんどと、小さく映ってしまう天体にだけ800mmを一部という結果でした。SharpCapの拡大機能を使えばこれくらいの焦点距離の差でも十分対応できます。むしろ焦点距離の種類を多くしてもピントを合わせ直す必要があり、それだけで時間がかかってしまいます。さらに、今はCCDが一台しかなく鏡筒間で使いまわしているので、その際レデューサーを外す手間などもあり、焦点距離の種類を減らすようなできるだけ時間をかけない方向が正しい気がしています。


さて、今回の目的の4、どこまで見えるかですが、こちらは大成功です。撮った順に見せて行きます。

1. まずはいつものM57。比較のために最初はFS-60CB+ASI224+0.5倍レデューサー (f=180mm)、次はBKP200+AI224 (f=800mm)です。ASI224のセンサーサイズが1/3インチ(4.8mm x 3.6mm)と小さいため、短焦点距離でも画角は小さく(拡大状態)なってしまうことに注意です。

f=180mmです。SharpCapの倍率は200%にしています。10秒露光でスタックをかけています。分解能がまだまだなのと、やはり少し暗いです。かろうじて色がついているとわかるくらいでしょうか。

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f=800mmです。SharpCapの倍率は100%です。上の10分の1の時間の1秒露光でスタックをかけています。さすがに口径200mmです。短い露光時間で十分に明るいです。

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2. 以前自宅でも撮った北アメリカ星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけています。空がいいので、今回はSharpCapの画像調整もあまり大したことをしていません。前回より粒状感がなくなってより滑らかになっています。

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3. これもこれまでよく撮っているM27の亜鈴状星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけていますが、スタック回数が2回なのでノイズが多いです。M27は輝度が十分なので、もっと露光時間を減らしてもいいかと思います。

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4. 次は以前自宅で一度撮った網状星雲です。f=180mmです。10秒露光でスタックをかけています。以前はなんとか見えるかといった状態でしたが、今回はかなりはっきりと出ています。

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5. M31アンドロメダ星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。以前逃したM110がやっと映りました。画像調整でもう少し淡いところまで映すことができると思います。

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6. ここからいくつかは、自分でも初めて見たものばかりです。まずはNGC281、カシオペヤ座の散光星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。

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7. NGC1499、カリフォルニア星雲です。f=180mm、10秒露光でスタックです。自分で見るのでは初見です。

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8. M42、プレアデス星団、和名すばるです。f=180mm、10秒露光でスタックです。少し青を強調しています。星間ガスも苦もなく見えています。

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9. M2、水瓶座の球状星団です。f=180mm、10秒露光でスタックです。粒々の星を出すのに、もう少しいいパラメータがある気がしています。球状星団はもう少し経験を積んだ方がいいかもしれません。これも初見です。

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10. NGC253、ちょうこくしつ座の渦巻銀河です。f=180mm、10秒露光でスタックです。自らは初見なのですが、とりあえず見て見たらあまりに簡単に見えたので写真に撮っておきました。建物に沈むギリギリです。牛岳山頂の欠点は南の空が建物で遮られていることです。少し降りたところにひらけたところがあるのですが、そこだとお客さんがあまり来ないので、今回はこちらの場所を選びました。でも結局ほとんど誰も来なかったので、場所を変えても同じだったのですが...。

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11. NGC457、カシオペア座の散開星団、別名ET星団です。初見ですが、面白い形なので、見て見たかった天体の一つです。f=180mm、10秒露光でスタックです。真ん中2つの星がETの目、腕が2本伸びているとのことです。ETと認識するためには少し星の数が多すぎたので、もう少し露光を絞った方が良かったかもしれません。

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12. M76、ペルセウス座の惑星状星雲です。小さいのでここでBKP200に切り替えてf=800mmにしました。露光は変わらず10秒です。後ろのモヤモヤも多少見えています。

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13. iPhoneのピントがぼけてしまいました。NGC40、ケフェウス座の惑星状星雲です。オレンジ色がよく出ています。これも小さいのでf=800mm、10秒露光でスタックです。

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14. NGC 2237-9,NGC 2246、Caldwell 49のバラ星雲です。またFS-60CBに戻してf=180mm、10秒露光スタックです。これも初見で、見たかったものの一つです。思ったより綺麗に出ました。

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15. M45、最近よく撮っているオリオン大星雲です。f=180mm、0.25秒での露光で十分です。スタックしていますが、スタックなしでもよく見えます。


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16. NGC2174、モンキー星雲です。上を向いた猿に見えます。f=180mm、10秒露光です。初見です。

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17. IC443、ふたご座にあるクラゲ星雲です。f=180mm、10秒露光です。初見です。そもそもICというのは初めてなのですが、インデックスカタログの略なんですね。


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下の子が写真を見て書いたアホな絵です。左はクラゲ星雲だそうです。上の「M1=かにせいうん」というのはメシエ天体を覚えようとしている努力のあとみたいです。

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18. 最後です。HUQさんに言われたバーナードループで、以前のコメント中にも書いていますが、自宅の庭からでは全く歯が立ちませんでした。そもそもかなりの広角なので、今回もASI224MCに16mmのCSマウントレンズを付けています。そのためフィルター類をつけることができずに、赤カブリがひどいです。10秒露光ですが、かろうじて何か見えているというところでしょうか。


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実はこれの前にもう少しはっきりした画面があったのですが、PCが低温でのバッテリー切れで電源が落ちてしまい、撮り逃してしまいました。しかも立ち上げ直したら右上の雲が迫ってきていて、最後ギリギリで撮ったものがこれです。これ以降は雲と、寒いのと、バッテリーがないのと、眠いので、諦めて撤収しました。この時点で午前1時くらいだったでしょうか。PCの電源は12V 5AhのPORTALACから100VのACに変換して充電しようとしていたのですが、どうもずっと充電できていなかったようです。自宅に帰ってからバッテリーを充電したら、1.7Ah分しか使っていないことが判明しました。ちなみにiPhoneは普通に充電できていました。その後、AVX用のバッテリーにAC100V変換をつないで、PCを充電したらできたので、PORTALACは少し不安定なのかもしれません。AVXバッテリーで最後のバーナードループを雲付きですが撮ることができたというわけです。


あ、目的5のカップラーメンですが、23時半頃に娘が起き出して、ポットに入っているお湯を注いで無事に食べることができました。娘はどん兵衛、私はカップヌードルシーフード味です。自宅で沸かして来たお湯を保温ポットに入れてきただけなのですが、それでもそこそこ温かく、少し麺は固かったですが、やはり寒い中でのカップラーメンは身にしみるほど美味しかったです。麺が固かったのは、焦って早く食べすぎただけかもしれません。


今回の撮った時間をまとめておきます。

1. M57: 21:05~21:15
2. カリフォルニア星雲: 21:31
3. 亜鈴状星雲: 21:34
4. 網状星雲: 21:37
5. アンドロメダ星雲: 21:44
6. カシオペヤ座散光星雲: 21:49
7. カリフォルニア星雲: 21:54
8. すばる: 22:07
9. M2 水瓶座の球状星団: 22:20
10. NGC253 ちょうこくしつ座渦巻銀河: 22:23
11. ET星団: 22:26
12. M76 ペルセウス座惑星状星雲: 22:40
13. NGC40 ケフェウス座惑星状星雲: 22:43
14. バラ星雲: 22:57
ここでしばらく話し込むのと、カップラーメンで休憩
15. オリオン大星雲: 0:03
16. モンキー星雲: 0:09
17. クラゲ星雲: 0:24
ここで電源トラブル
18. バーナードループ: 0:50

休憩とトラブルを除けば結構なペースかと思います。観望会で人が来ても十分対応できるのではと思います。Yさんと冗談で電視でメシエマラソンのドーピング部門も面白いのでは?と話していました。露光に10秒かかるのですが、自動導入だと一発で目的の天体まで行くので、スタックせずに流れる画面を見せて、10秒カウントしてもらうとかで結構待っている時間も楽しめるかと思います。画像が落ち着いたらスタックを始めると画像調整と相まって絵が浮き出て来ます。

(11/4 追記: 今回の経験もふまえてSharpCapの使い方のページを少しアップデートしておきました。その後自宅でベータバージョンの最新版にアップデートしてからいろいろいじっていたら(もしかしたら気づいていなかっただけでアップデート前からそうだったかもしれませんが)気づいたのですが、画面を最大化して、メニューやコントロールパネルを表示させなくする方法がありました。これで画面全体に天体を映し出すことができるので、ますます迫力ある映像になります。最近SharpCapの不満がほとんどなくなりつつあります。私の場合電視ではもう手放せません。)


今回の電視は途中バラ星雲くらいからYさんも加わり、色々話しながらあーだこーだ言いながら試していました。Yさんには片付けまで手伝ってもらいました。どうもありがとうございました。


まとめですが、結局今回の撮影から言えることは、空の暗さが一番重要だという、身も蓋もない結論です。状況のいい空ならば電視観望でも何も苦労しないです。高感度のCCDが手軽に手に入る時代になってきて、やっと電視観望というのが実用になりつつある今、やはりこの結論だと情けないです。

HUQさんから最近フィルターについてコメントを頂きましたが、実は最近どうしたら星雲を綺麗に撮れるかをずっと考えていて、私も同じような結論にたどり着きつつあるところです。今回の通り、暗いところでは電視もほとんど苦労しませんが、やはり明るいところではS/N比のNの部分が大きすぎるのでどうしようもないです。Sだけを単独に増やすのは難しいので、ナローバンドフィルターなどでNの部分を少しでも減らすという方向です。おそらく観望会と言われる行事は結構な街中など意外に明るい場所で行うことも多いので、淡い天体を映し出す方法をもう少し考える必要があると思います。


そういえば、今年5月に天体観測を初めてもう半年が経ったことに気づきました。このブログにもこれまでたくさんいろんなことを書いてきましたが、半年の間に色々楽しいことがありました。色々な方と知り合うこともできました。末長くこの趣味を続けることができたらと思っています。というか、まだまだやりたいことがありすぎで困っているところです。まだしばらくは加熱状態が続きそうです。
 

さらにこの日のリベンジで電視は「牛岳再び」続きます。。 


 

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