ほしぞloveログ

天体観測始めました。

電視観望の入門記事実践編を書いてきましたが、今回はちょっと毛色を変えて、電視観望の魅力ということについて書いてみたいと思います。

元々電視観望を始めた動機は、まだ星を始めたばかりの頃に個人的な観望会で、きてくれた方に星雲を見せた時の反応でした。私は星雲が望遠鏡でおぼろげながら見えていることがすごいと思っていたのですが、見た人はほとんど一様に、かなり拍子抜けというか、がっかりした様子なのです。それでも私もその気持ちは理解できました。星雲といっても写真で見るような色も何もなく、文字どおり雲のようにモヤっとしているだけなのです。そこで、昨年の星まつりにドブソニアン使いの方たちに、片っ端からアイピースで見て星雲に色がつくことはありますか?と尋ねてみました。答えは、感度のいい子供なら薄く色がついて見えるかもしれないとのことでしたが、やはり私には大口径のドブソニアンで見てもどうしても色がついているようには見えませんでした。

そんな折に、胎内の星まつりでSONYのα7Sで、その場でうっすら赤く色がついている画面をLive viewで見せている方がいました。その方と夜遅くまで話し込んで、電視観望という言葉で進めていこうとか、色々アイデアをいただいたのですが、残念ながら私には高価なα7Sを購入する余裕はありませんでした。それでもなんとかこのアイデアを活かせないかと、自宅に帰ってから色々考えて、ひょっとしたら惑星撮影用に買ったASI224MCが使えるのではないかと、20cmの反射で始めたのですが、思いの外うまくいったのがきっかけです。

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一番最初に自宅の庭でASI224MCで電視を始めた時の写真です。
最初は惑星の応用でFireCaptureを使っていました。 


昨年の夏は晴れていればほぼ毎日外に出て電視観望を試していました。今の技術はその頃にだいたい確立したのですが、なぜこれだけ続いたかというと、とにかく楽しいのです。観望会とか、人に見せるとかを全く考えなくて、とにかく一人で電視で見ているだけで楽しいのです。それもそのはずです。まだ星を本当に始めたばかりで、カメラ撮影の技術も画像処理の技術も全くない初心者が、次々と星雲とかを見ることができるのですから、楽しくないはずがありません。

色々やっていると、電視が微妙なバランスの上に成り立っていることがわかってきました。CMOSカメラのセンサーサイズが小さいので、長い焦点距離が取れないこと。焦点距離が取れないので鏡筒は短くて済み、意外に小さな口径で十分で、それでもF値を小さくできること。SNR1sに代表するようにカメラのセンサーの感度に強度に依存すること。自動導入とものすごく相性がいいことなどです。

電視観望を始めて見てみると、たいていの方はびっくりします。初心者の方はそもそも星雲を見たことがある人の方が少ないので、その場で星雲が見えることにまずびっくりします。面白いのは、ベテランの方の「今の技術はこんなに進んでいるのか、昔夢のようだと思っていたことが現実にできる時代になったんだ」というような感想です。このようなライブビューが難しいということを実際に知っている方の意見です。私は星の世界では初心者なのですが、ベテランの方達にこのように言っていただけると、なんだか少しだけですが認められたみたいで本当に嬉しく思います。

その一方、否定的な意見も少数ですがあることも聞いています。

一番代表的なものが「望遠鏡はアイピースで見るべきだ。モニターなんかで見せたらダメだ。」というような意見です。私はアイピースでの眼視を否定する気は全くありません。シャープさでは電視は眼視に全く勝つことができません。一方、カメラで長時間撮影をして画像処理をキチンとした写真のクオリティーにも、電視は全く勝つことができません。電視はちょうど眼視と写真の間のような技術かと思っています。クオリティーはそこそこだが、人間の目には見えないような星雲の色などが、その場ですぐに見えるということです。なので、観望会での手段の一つとして電視が広まってくれればいいなあと思うわけです。

もう一つ、モニターの明るさが暗順応の妨げになるという意見を最近聞きました。確かにその通りですが、観望会は安全のために、意外に明るい場所で行われることも多いので、それほど邪魔にはならないはずです。どうしてもという場合は少し場所を離れたところで試すなどで、うまく運用する方法を探す道もあるのかと思います。

それよりも観望会に来ている方たち、特に理科離れが叫ばれている現在、将来を担う天文っ子に、こんな綺麗な天体が宇宙には隠れていると、その場で実感していただくことがものすごく大事なのかと思っています。

基本的には電視に対しては概ね好意的な方が多いのですが、それでも話だけを聞いて否定する方、あまり関心のない方もいます。ですが、意外なことに実際に見ていただくと、こんなに凄かったのかとものすごく興味を持ってくれる方もいらっしゃいます。やはり百聞は一見にしかずで、それだけのインパクトが今の電視にはあるのではと思います。

電視観望のいいところを挙げて見たいと思います。

  • 星雲にその場で色がつく。
  • 一つの画面を共有して多人数で見ることができる。
  • 次に何が見たいとか、意見が出だして、みんなでものすごく盛り上がる。
  • 大人数の観望会でも一つのアイピースに並ばなくていいので、人数をさばくことができる。
  • 面白かった意見が、老眼対策です。私も少し出始めているのですが、老眼がひどくなってくるとアイピースで見るのさえ辛くなってくるそうです。そんな場合にも目に負担をかけずに見ることができるそうです。

ついでに今考えている欠点も書いておきます。

  • 解像度、シャープさ、彩度などはまだ不十分。機器の進歩がいずれ解決してくれると思います。
  • センサーサイズが小さいので、広角で画面に星いっぱいちりばめるような画面は難しいです。最近出たASI294MCに期待しています。
  • 計算機を必要とするので、荷物が増える。Revolution Imagerのような専用機を使うという手があります。
3回にわたって電視の入門記事を書いてきましたが、電視観望の楽しさが伝わって観望会などで広まってくれると嬉しいです。


もっと詳しい話はブログ上部の「特集記事」のメニューの中の「電子観望」からも行けますが、
  1. 出会い
  2. 高感度CCDでの試み
  3. 機材1 - CCD
  4. 機材2 - レンズ
  5. 電視用ソフトの紹介 - SharpCap
  6. 観測例1 - 口径60mmでのテスト
  7. 観測例2 - 牛岳
  8. 観測例3 - 牛岳
  9. 電視メシエマラソン準備
  10. 電視メシエマラソン練習
  11. 2台目のCCD
  12. 電視観望システム 
  13. 軽量化と安価な電視システムの模索
 に色々書いています。長いですが、もし興味がある方はお読みください。
 

先日の記事で、電視観望の入門記事を書きましたが、今回は実践編です。

CMOSカメラを使った電視観望の技術自身は2016年末くらいにはほぼできていましたが、実際に観望会で使ってみると、技術だけではない、いろいろ準備不足な点があることがわかってきました。この記事ではそこらへんのところをまとめたいと思います。

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2016年末、電視観望を試していた時に見た馬頭星雲と燃える木。
PCの画面をiPhoneで撮っただけで、見た目の印象もほぼこのくらいです。



機材はできるだけシンプルに

CMOSカメラを使った電視では基本的にPCを必要とするので、ただでさえ機器が増えます。PCを落ち着いて操作するために机や椅子などもあったほうがいいでしょう。そんな中、ケーブルの数はできるだけ少ないほうがいいでしょうし、赤道儀などの設置もできるだけ楽なほうがいいでしょう。特に、電源系統は寒くなってくると電圧が出ないなどトラブルの元になりやすいので、できるだけ安定なものが絶対にいいです。私の場合は最近は乾電池駆動のCelestronのNexstarの架台を電視観望会用に主に使っています。電源の配線もいらなければ、赤道儀みたいに組み立てることもほとんど必要ないです。経緯台タイプですが、自動導入も可能で、電視くらいならば十分な精度と安定性があります。おまけに軽いのですぐに設置できてすぐに片付けられます。軽いというのは実はすごく重要で、車で機材を運べなくても、折り畳み机と折りたたみ椅子と一緒に、全ての電視の機器を全部持って、歩いて一度に運ぶことができます。


天体機器の凝った接続方法はトラブルの元

以前からStickPCでつないで、iPadで操作したりとか、電視ファインダーを使うなど、結構凝った操作方法を試行錯誤していました。一人の時はそれでもいいのですが、観望会などの時は例えばネットワークのトラブルなどは致命的になってお客さんを待たせるだけになってしまいます。何度かのトラブルの後、観望会では最低限の操作として、赤道儀もしくは経緯台単体でできることにとどめることにしました。例えばAdvanced VXならば、一番基本の赤道儀付属のコントローラーのみによる初期アランメントと、赤道儀付属のコントローラーによる自動導入のみです。Platesolvingを使っての視野の自動位置補正など凝ったことも技術的にはできて、見た目もかっこいいのですが、観望会では大抵トラブルの元です。


水平出し、初期アラインメントは時間を十分に取ること

お客さんに早く見せてあげたいと焦って、水平出しを忘れたり、もしくはサボったりして時間を短縮しようとしても、結局ほとんどやり直しになってトータルでは余計に時間がかかってしまうことが何度かありました。初期アラインメントも同じです。時間がないと思って極軸をきちんと取らずに始めてしまったとか、きちんとアイピースの中心に星を入れなかったとかで、やり直しをする羽目になることが何度かありました。電視観望会では次々に天体を行き来できる自動導入が圧倒的に能率がよくて重要な技術になるので、その精度が悪いと天体を導入するたびに余分な時間がかかってしまいます。基本的な準備のプロセスをおろそかにせず、時間がない時はなおさら焦らずに、丁寧に十分な時間をかけてこなしていくことが必要です。


極軸合わせも電子極軸が楽かも

せっかく電視用に高感度なCMOSカメラを使うのなら、電子極軸合わせが便利で楽かもしれません。あらかじめ多少の練習は必要ですが、慣れてしまえばほとんど時間を取ることなく、しかもはるかに精度良くできてしまいます。電子極軸合わせは、電視観望で使う同じSharpCapを使うことでできてしまいます。ただしバージョン2.9以前か、ShaprCap Proにしかついていない機能なのでご注意ください。フリーバージョンのSharpCapの現行バージョンにはこの機能は付いていません。SharpCapでの電子極軸合わせの詳しい方法は「SharpCapによる極軸合わせ」に書いていますので、興味のある方はお読みください。


極軸調整、初期アラインメントができない!

夏の観望会では明るいうちから人が集まってくるので、一番星になる明るい木星や土星惑星などを見始めると極軸を合わせている暇がなくなって、自動導入までたどり着かないことがよくあります。そんな時はもう自動導入は諦めてマニュアル導入で見てもらいます。電視の場合、センサーサイズが小さくて見ている範囲がかなり狭いので、マニュアル導入で星雲を入れるのは(少なくとも私の腕では)至難の技です。こんな時は電視を諦めていました。

また、天気が良ければいいのですが、雲などで北極星が見えないと極軸が取れなくて自動導入ができないこともあります。そんな時はiPhoneの方位磁石のみで適当に方向だけ合わせて、あとはうまくいけば自動導入、うまくいかないと諦めてマニュアル導入です。この場合も自動導入の精度が出ないので、電視は諦めがちでした。

逃げの一つとして、月が出て入れば月を見ます。例えば現在使っているNexstarの経緯台は月だけで初期アラインメントを取ることができます。一番の利点はアラインメントにほとんど時間がかからないことです。精度はそれほどないですが、それでも月を見るだけならば十分に追い続けることができます。


街中の観望会で明るい場合や、満月に近いなど、暗い天体が見えにくい時。

街中観望会では比較的明るい場所で行われることも多いので、メインターゲットはたいてい月と惑星になります。なので、そんな時は電視で月を見ます。私は高解像度のASI178MCをよく利用します。月は十分すぎるほど明るいので、感度はそれほど必要ありません。それよりも高解像度カメラで見ると、例えばASI178MCの場合カメラの解像度がPCのモニターの解像度をはるかに上回っているので、拡大しても画面が破綻しません。お客さんの要望に従って拡大していくと、まるで月を探検しているような気分になります。また、露出時間がを短くできるので、拡大していくと空気の揺らぎが見えるようになり、それがさらに臨場感を増します。

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ASI178MCで月をSharpCap上に表示した場合。
カメラの解像度がモニターの解像度より高いのため、ここからかなり拡大できます。


自動導入がうまくいくなら、街中や月が相当明るい場合でも感度のいいCMOSカメラを使えば、輝度の高いM57やM27などは電視で十分に見ることがきます。ASI224MCの高感度が効いてきます。今年のスターラートフェスティバルでは、満月2日後でもかなり淡い三日月星雲を電視で見ることができました。

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満月2日後の電視でみた三日月星雲。


天気が悪いが、一部には星が見えている時。

こんな日は月が出て入れば月に逃げます。この場合難しいのが、薄雲に月が隠れた場合と、雲から月が出た場合の明るさが違いすぎて、カメラのゲインもしくは露出時間を随時変え続けなければならなくなります。こんな時はSharpCap上で露出時間か、ゲインをオート設定にしておくと、かなりの明るさの変動にも対応してくれます。


雲が多くてほとんど星が見えない時

観望会でも望遠鏡は開店休業状態になるような時です。こんな時でもCMOSカメラを使えば星が見えるかもしれません。アマゾンなどで、安くてf値の小さい、明るくて短焦点のCSマウントレンズなどを買っておけば、広角で空を見ることができ、雲が薄いところなど星を見ることができます。肉眼で見えなくても諦めないでください。多少の薄雲ならその後ろにある星を炙り出してくれます。うまくいくと、薄雲の向こうの天の川を見ることもできます。ASI224MCの場合、8mmや16mmくらいまでの焦点距離がいいと思います。

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CSマウントレンズ。数千円で購入可能。
一番右はASIシリーズにCANONレンズをつけることができるZWO社製のアダプター。




これまで経験してきたトラブルなどをまとめましたが、大事なことは焦らずに準備に十分な時間を取ることだと思います。観望会本番前に、観望会を想定して機器の練習しておくことも大事かと思います。自動導入の準備まできちんとできていれば、あとはターゲットを見ることだけに集中すればいいので楽です。星雲とかは淡いので、自動導入で一発で入らないと、結局ウロウロ探したりすることになり、炙り出しに集中できません。

ここで書いたことはまだまだ一例にすぎません。他にもこんなトラブルがあったなどコメントしていただけると、ありがたいです。今回は実践編でしたが、観望会などで試された方が、うまくいくことを願っています。


最後はその3: 電視観望の楽しさについて書いています。

雨で星は何も見えないので、機器の調整です。

電視で使っているiOptronの80mmですが、ファインダーがないため初期導入に少し苦労していました。これまでは目分量で鏡筒をターゲットの星の方向に向け、それで視野に入ればばラッキーとしていました。ところが、最初からASI224MCなどのCMOSカメラを使うとセンサーサイズが小さいため、かなり拡大した状態になってしまっていて、なかなかターゲットが視野に入って来ません。そんな時は焦点距離の長いアイピースに取り替えることで比較的簡単に視野に入れることはできるのですが、十字アイピースとかではないのでぴったり真ん中に持ってこれなくて、精度が出ません。ある程度真ん中に入れてから再びCMOSカメラに切り替えてSharpCapなどの十字線の真ん中に持って来れば精度は出るのですが、2回入れ替えなければならず結構手間です。

Nexsterでは初期アラインメントに3つの星の導入が必要なのですが、精度が低いと結構な確率で失敗します。精度を上げるために2回取り替えを3つの星でやるのはさすがに手間なのでなんとかしたいというのが今回の目的です。

ファインダーをつけるのが一番なのですが、できる限りシンプルにという観点から余分なものはつけたくないので、SCOPETECHについているような二つ穴の簡易ファインダーをつけることにしました。実はこれ以前ミニポルタの改造でもやっているのですが、今回は適当なネジ穴がないので、台座のアリガタにM3のタップを切ることで実現しました。L時の金具はコメリで売っている適当なものです。ちょうどアナがいい位置に空いているので楽です。ただし、覗く時の穴は少し小さいのでドリルで適当に大きくしてやります。

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今回家にあるはずの蛍光塗料が見つからなかったので結局実現できませんでしたが、金具の覗く側の方に蛍光塗料を塗っておくと、暗い中穴の位置がよくわかるのでいいとのことです。私はこの間まで気づかなかったのですが、実際SCOPETECHの二つ穴も蛍光塗料が塗ってあり、下のSukeに聞いても蛍光塗料を頼りに穴を見ているみたいです。

あと、以前改良したピント調節の部分にまだ少しガタが残っていたので、筒の内側の、今回は対物レンズから遠い側にパーマセルテープを二重にして貼り付けました。これでガタはほとんどなくなりました。


これで初期導入が楽になるといいのですが。ちなみに、Nexterの初期アラインメントは3つの星を合わせるSkyAlignよりも、水平さえ出してしまえばAuto Two-Star Alignが一番手間が少なくて、導入の失敗も少ないです。最近はこちらの方を主に使うようにしています。あと、どうしても時間のない時は月もしくは木星や土星などの惑星に合わせるSolar System Alignが一番時間がかからなくて重宝します。これも水平を出していることが前提です。

結果はまた追記の形で報告します。

 

先日のスターライトフェスティバルでもそうでしたが、電視観望が盛り上がりを見せているので、これから電視観望を始めたい人のために、機材や説明などを簡単にまとめておきます。

電視観望は、高感度のCMOSカメラなどを使い、ライブビューで星雲や星団を見ることができます。特に星雲に色がついて見えるので、観望会などで披露すると大きなインパクトがあります。また、大人数でモニターを共有して見ることができるので、もうちょっと移動してみてとか、次はあれが見たいとかワイワイガヤガヤ話しながら天体をみんなで楽しむことができます。



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電視観望システムの一例。


1. 鏡筒

高価な鏡筒はあまり必要ありません。400mm以下の焦点距離の短いものがいいです。口径は大きい方がいいですが、意外にも60mmもあればなんとかなります。

ここで使っているもの
  • タカハシFS-60CB:  焦点距離355mm、 口径60mm
  • iOptoron White Light Solar Scopeのフィルターがないもの: 焦点距離400mm、 口径80mm(安価だけど入手が難しいかも)
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写真はFS-60Qで焦点距離600mm。
真ん中のエクステンダーをはずすと焦点距離355mmのFS-60CBとなる。


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iOptron鏡筒。アクロマートの比較的安価なもの。


まだ試していませんが、iOptronの代わりに入手しやすいCelestronのTravel scopeの70mmが焦点距離が400mmと短くていいかもしれません。これだと1万数千円で入手できます。

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トラベルスコープ。入手しやすく安価です。

私は使ったことがないですが、他にもEYBELLなどで販売しているRFT80Sが安価で入手しやすいのでいいのではとコメントに寄せられています。


2. 赤道儀もしくは経緯台

自動導入が付いているものが望ましいです。自分で星雲など導入できる方は自動導入にこだわる必要はありませんが、できれば自動導入があった方が次々と天体を移動できるので圧倒的に楽しいです。追尾機能がないと短時間で追いかけなければなりませんが、後述のソフトが秀逸なので、追尾機能なしでも少しの時間だけなら可能です。

ここで使っているもの
  • Celestron社のAdvanced VX: 高機能の割に安価です。電視には安定性、精度ともに十分です。
  • Celestron Nexster 4NEの架台部分: 架台だけ購入しようとすると難しいですが、中古などで安価に出ています。自動導入がある中では軽量で精度もそこそこあるので実用的です。
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Advanced VX。電視には十分すぎるくらいです。


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Nexterの架台。軽くていいのですが、架台だけの入手は難しいかもしれません。


3. カメラ

できるかぎり高感度のものがいいです。SONYセンサーを使っているものが感度がいいものが多いです。

ここで使っているもの
  • ZWO社製 ASI224MC: 星雲星団用に感度のいいCMOSカメラを使っています。
  • ZWO社製 ASI178MC: 月など見る場合は、感度は落ちますが、より高解像度のCMOSカメラを使用しています。
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写真はASI178MC。ASI224MCも見た目は同じような構成です。


SONYの提唱するSNR1sという値を参考にするとよく、他にもASI185MC、ASI290MCなどが候補になります。


4. コンピューター

Windows7以降が走るもの。重要な点は上にあげたCMOSカメラがUSB3.0接続なので、USB3.0ポートを持っているコンピューターが必要です。USBケーブルはCMOSカメラに付属されているのでそれを使えばいいでしょう。


5. ソフトウェア
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Sharpcapでバラ星雲を電視しているところ。


SharpCapが使いやすいです。いくつか試しましたが、電視用ではスタック機能が充実しているSharpCapが一番だと思います。バージョン2.9や3.0台のSharpCapはフリーですが、バージョン3.1以降のSharpCap "Pro"から有料になりました。年間ライセンスで10ポンドとのことです。Proの方はPolar Alignment, Dark Subtraction, Flat Frame Correction, Assisted Focus and Scriptingなどがついていますが、電視だけならProの機能はほとんど使わなくてもすむので、まずはProでないほうのフリーのものから試して、必要ならProのライセンスを手に入れるのがいいのかと思います。

ここでは簡単にポイントだけ挙げておきます。
  • 最初は露光時間800msくらい。
  • ゲインは最大から一段階(50)か二段階(100)落としたくらいが使いやすいです。ASI224MCで500くらいでしょうか。
  • Gammaは50で標準。
  • Brightnessは色を出すために最大の240(ASI224MCの場合)。
(SharpCapのバージョンが3.0以下の古い場合)
  • White Balance(R)はオートに設定すると発色が自然になります。
  • White Balance(B)は90程度の高め。
  • Display ControlsのGamma、Contrast、Brightnessは最初はどれも1でいいと思います。
(SharpCapのバージョンが3.1以上の新しい場合)
  • 右パネルの中にある、ヒストグラム(Display Histogram Streatch)を開き、そこにある雷のようなマークのボタンを押してください。かなり見栄えが良くなるはずです。

  • 星雲や星団が見えたらおそらく淡くノイジーなので、Live Stackをオンにします。映っている星の位置を自動認識し、それらの星が重なるよう自動的に画面を重ねていくので、多少画角がずれていってしまっても長時間スタックができます。うまくいくと時間とともに劇的にノイズが減ってきます
  • Live StackのHistgramタブのところの調整がかなり効きます。バージョン3.0以前の場合は横軸の下のつまみをヒストグラムが盛り上がるところらへんに合わせると、背景が黒で締まって、かつ欲しい色を落としません。左の縦軸もいじって見てください。淡いところをあぶり出すのに有効です。バージョン3.1以降にはヒストグラム機能が一新されました。ボタン一発である程度の最適化をしてくれます。
  • それでも淡い天体で見にくい場合はDisplay ControlsのContrastを1増やす、Brightnessで補正、Gammaで好みにというような順にいじっていくといいと思います。(こちらの機能はバージョン3.1以降ではなくなっています。)
これ以上の詳しい使用方法は


にまとめてありますのでご覧ください。


6. アクセサリー
  • UV/IRカットフィルター: ASI224MCの場合赤外にかなりの感度があるため、ホワイトバランスが崩れ赤色が強調されがちです。安価なものでいいので、31.7mmの紫外線、赤外線をカットできるフィルターがあると色が自然になります。
  • 0.5倍レデューサー: 焦点距離400mmでも長すぎる場合があります。これはCMOSカメラのセンサーサイズが小さいため、一部分だけを拡大してみているような状態になるからです。安価なものでいいので0.5倍程度の31.7mmのねじ込み式のレデューサーがあるといいでしょう。Amazonなどで安く出ています。アンドロメダ銀河の全体が入るくらいになります。安価なものなので当然周辺星像が流れたりすることがありますので、ご注意ください。

7. その他
  • コンピューターを載せる小さな屋外用の折りたたみ机などがあるといいでしょう。
  • 画像を調整したりする必要があるので、落ち着いて椅子に座るとやりやすいです。屋外用の折りたたみ椅子があるといいでしょう。


さて、機材は揃いましたか?

8. それでは電視観望を試してみましょう!
  1. 鏡筒、赤道儀もしくは経緯台をセットします。極軸など、初期でのアラインメントは、アイピースなどで確認し、取れているものとします。
  2. 計算機にCMOSカメラをUSB3.0でつなげます。
  3. CMOSカメラを鏡筒のアイピースに入れてネジを締めて固定します。
  4. Sharpcapを立ち上げ、Cameraのところから接続したカメラを選択し、カメラの画面が現れるのを確認します。
  5. ゲインと露出時間を上げていくと、カメラ画面が明るくなってくるはずです。
  6. 鏡筒でピントを合わせます。
  7. この時点でカメラを空の方を向けていれば、晴れた夜空なら都会でも驚くほどの数の星が映るはずです。
  8. さあ、いよいよ電視の始まりです。見たい星雲や星団に鏡筒を向けてください。この際自動導入があると簡単に入るはずです。ただし、センサーのサイズが小さいのでかなり狭い範囲を見ています。もし想定している天体が何も入らなければ、自動導入の精度がずれているものと思われます。今一度初期アラインメントなどを繰り返してみてください。この際、カメラを使って再度初期アラインメントをするとセンターを出しやすいので、アイピースの時より精度が上がると思います。
  9. 何か星雲らしき面積を持ったものが写ったら、Sharpcapのパラメーターを上の説明を参考に調節します。
  10. Live stackをオンにします。ノイズがどんどん落ちてきて、星雲に綺麗な色がついてくることだと思います。
  11. 観望会などで披露して見ましょう。みんなでその場で色付きの星雲を共有して見ることができます!

昨日富山市天文台で見た惑星状星雲M57です。お客さんが結局誰もこなかったのですが、せっかくなのでPCの画面をiPhoneで写真に撮って見ました。こんなのが見えたら大成功です。印象としてはこの写真に写っているのとほとんど同じようなものをその場で見ることができます。皆さんも是非とも電視観望を楽しんでみてください。


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M57の電視の様子。


もっと詳しいことは、以下の記事を読んでみてください。
  1. 高感度CCDでの試み
  2. 機材1 - CCD
  3. 電視用ソフトの紹介 - SharpCap
  4. 観測例1 - 口径60mmでのテスト
  5. 観測例2 - 牛岳
  6. 2台目のCCD
  7. 軽量化と安価な電視システムの模索


最後に

電視観望は、眼視や一眼レフカメラの撮影のちょうど間の、橋渡し的な手法なのかと思います。シャープさでは眼視に勝つことはできませんし、鮮明さでは画像処理をした撮影画像にはかないません。ですが、今見ている、まさにその場で星雲に色がついて見えるだけでもかなりインパクトがあると思います。各地の観望会でこの電視という手法が広まると嬉しいです。

わかりにくいことや、質問などありましたら、コメント欄に書き込んでください。できる限り答えようと思います。もちろん、うまくいったというレポートなども書き込んでくれると嬉しいです。


次は実践編です。

スターライトフェスティバル2日目の記事に続き、星まつり恒例の戦利品です。今回は安いものばかりです。


まずは初日一番最初に開いていたミザールテッック。今回はここに何度も寄って色々買いあさりました。

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  • 写真左は微動付きの経緯台2つ。一部プラスチックですが、値段には代えられません。カメラ三脚と小さいジャンククラスの安価な望遠鏡の微動に使おうと思っています。
  • 大きなルーペ100円、子供用です。
  • ファインダーが足つきで新品で激安でした。隣に高いファインダーがあったのですが良さがわからなくて、買っていった人と話したら、タカハシ製で全部金属で出ていて精度があるらしいです。タカハシなんて書いてないからわからないです。でも形は覚えたので今度あったら狙ってみます。
  • あとはアリミゾとアリガタ。アリミゾはよくありますがアリガタの安いのは珍しいです。
  • 最後は右上のSukeの買った100円の双眼鏡。ケースまでついています。
  • あと写っていないですが、ZWOのカメラについている31.7mmに変換するリングにはめるレンズキャップも買いました。散々あさっても合うサイズは一つしか見つかりませんでした。

大物の一つは学研の望遠鏡です。コスモ工房のお隣のブースで皆さんお仲間みたいでした。どうもコスモ工房の酒盛りスペースみたいです。間違っていたらごめんなさい。ここでは初めて念願のスリービーチの望遠鏡を覗かせてもらいました。昼間だったのが残念。是非とも夜に見てみたかったです。

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学研といっても製作はVixen。ニューポラリスの時代のものです。名古屋で手に入れた赤道儀を改造したりして中学生の元に巣立って行ったのが初代のポラリスなので、違いを比べることができます。大きな違いはYaw方向の極軸の調整ができる押しネジが付いているところでしょうか。この時代のものは作りもしっかりしていて、まだまだ十分に使えそうです。25.4mmサイズですが、アイピースもたくさん付いていました。欠点は三脚の真ん中の金具が付いていないので、適当な鎖などをつないでストッパーにしようと思います。程度はいいので未来の天文っ子に格安で譲ろうと思っています。でも娘のNatsuもまた狙っているみたいです。


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スターバードではVixenの三脚ベースと足りなくなっていた9mmのアイピース。面白いのはCelestronの変わったアダプターで、MEADのETXの天頂プリズムを付けない方の直線側に取り付けることができる特殊サイズだそうです。ETX-70ATを持っていて、以前0.5倍のレデューサーがうまく取り付けられないことがあって、後少し縮ませることができなかったので、これはいいと思い購入しました。

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あと、アルミ三脚も安かったのでスターバードで買いました。お皿もきちんとついていました。ただ、どこのメーカーかはよくわかりません。



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Vixenブースではアリミゾの安いプレートがあったので、加工用に2本買いました。一緒に見ていたHBさんはインチネジを大量に買い占めてました。



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その他、4mmのアイピースとファインダーの足です。ファインダーの足ってなかなか無いので重宝しそうです。古いけれど金属製です。アイピースは確かコスモ工房で買ったのだと思います。ファインダーの足はお店の名前をメモるのを忘れてしまいました。ここではさらにVelbonのカメラ三角

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を買いました。古いけれど物は良さそうです。





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オークションで落としたものです。Suke用にプリズムが二つと、ロードに載っているNatsu用に自転車用のバッグです。今回は電視で忙しかったのと、それほど欲しいものもなかったのでオークションでは大したものは落としていません。



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2日目のところにも書きましたが、オークションのじゃんけんでSukeが勝ち取った望遠鏡です。やはりKENKOみたいですが、昔の補助棒みたいなのが付いている構造で、そこにつまみネジがついていて微動もできます。HBさんに聞いて私も初めて使い方がわかりました。

最後は抽選での景品やもらいものです。ポップコーン3つももらったことを付け加えておきます。

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戦利品はものだけではないですね。今回もまた多くの方と知り合いになることができました。人との繋がりが、星まつりで得ることのできる一番の宝物かと思います。

星の村天文台長始め、運営の方々、楽しい時間を本当にありがとうございました。







 

スターライトフェスティバル、初日に続き、2日目は朝から天気も良く、今日は本格的な電視観望が期待ができそうです。

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ASI224MCを使った電視の様子。M57が見えています。FS-60CBをAdvanced VXに載せてます。奥に見えるのがKYOEIブースの大画面モニターで、そこにPCの画面を映させてもらっています。


朝起きたら、お隣の栃木のグループが朝食に誘ってくれて、なんと3人で押しかけてしまってアヒージョ、サーモン、おでん、うどんと、ご馳走になりました。とても美味しくて、特にアヒージョは絶品でした。カップラーメンの予定がすごい豪華な朝食になりました。ありがとうございました。さらにここのメンバーにお風呂情報を教えてもらいました。

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星の村ふれあい館というところで、車で5分くらいでしょうか。綺麗なところで大人400円、子供200円とリーズナブルでした。朝から営業してくれているのですごく助かります。その後、高速インター方面のショッピンエリアで買い出し。お昼の弁当と、夕食の足りない分を補充しました。スーパーはヨークベニマルという、多分イトーヨーカドーと同じ系列で、セブンイレブンの商品も扱っていました。結構便利です。

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会場に戻ると、井上あずみさんのコンサートが始まるところでした。トトロとラピュタの主題歌はもちろん、トークを交えてのコンサートは会場に来ていたたくさんの小さな子供たちも大喜びでした。

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初日のところに書き損ねてしまったのですが、このブログのコメントなどでもちょくちょく登場してもらっている大学学部時代の先輩のHBさんと十数年ぶりに会うことができました。学生の時からすごく気の合う人で、天文歴も子供の頃からなので相当長く、むちゃくちゃ凝り性の人なので、思いもつかないような面白いことをする人です。今回も皆既日食でアメリカに持っていったカメラを見せてもらったのですが、バッテリーグリップを改造してPICマイコンでスイッチオンでISOを変えながら連続で250枚とるとか、2分間の一発勝負では不安定なコンピューターを使わないというコンセプトは大きく賛同できます。頂いた日食の写真も、地球照ならぬ月照が写っているそれはそれは素晴らしいものでした。




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太陽観測の機器も見せてもらいました。太陽は普通ファブリペローエタロンを使ってHαの波長帯を、出来るだけ線幅を小さくして見るのですが、CORONADOやLUNTといったところがメジャーです。天邪鬼のHBさんオススメはDAYSTARで、接眼部に取り付けることができるために、8cmの口径まで対応できる汎用的なところと、比較的安価で線幅が狭くできるところがいいとのことです。このあと4機種で見比べしたのですが、見え味は全く他に見劣りしないどころか、値段逆転現象が起きていたように思えます。逆に欠点は接眼部のところで平行光にするために4倍の付属のバローが必須で、拡大しすぎてしまうために広角で太陽の全体が一度に見えないところのようです。今では日本の代理店もあるみたいですが、個人輸入して手に入れたそうです。

抽選会の前あたりから太陽祭りが始まり、最初HBさんのDAYSTARと、HBさんの知り合いの方が持っていたLUNTのダブルスタックで見え方比較をしていたら、途中からCORONADO SOLARMAX Ⅱが参加し、さらにCORONADO PSTとCORONAD PSTのカルシウム線を見るタイプCaKも参加して、なんと太陽を4機種5台をその場で見比べることができました。なかなかこんな状況は無く、細かく特徴などを比較でき、とても貴重な機会でした。

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SOLARMAX Ⅱでは私が持っていたASI178MCで電視もやってみたのですが、SharpCap上で拡大できたり、画像処理もある程度できるので、プロミネンスなどかなりの迫力ある太陽が楽しめます。多人数で見える利点もそのままです。その代わりに欠点も露呈しました。昼間は明るすぎて、モニターの画面が見にくのです。モニターを暗く覆っても、周りが明るすぎて自分の姿とかがモニターに映ってしまいます。モニターがグレアタイプだったのですが、ノングレアの方がまだマシそうです。

またCORONADO PST CaKではこれも電視でカルシウム線を見ることもできました。画像処理をすることで結構見ることができますが、少し試しただけなので、まだまだ調整の余地はありそうです。。ただ、PSTの持ち主の方も言っていましたが、やはりカルシウムの青よりはHαの赤の方が電視では見応えがあるかもとのことです。

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モニターに映る太陽。プロミネンスもはっきり見ることができました。


抽選会では家族の中ではNatsuだけが当たって、メシエポスターをいただきました。ハズレの人がもらえるポップコーンもすごく美味しかったです。その後、100円豚汁を食べてから(Natsuは一人で2杯も食べました)電視の準備を始め、この日もKYOEIさんの大画面モニターに映させていただきました。

この日は最初から晴れていたので、本格的にFS-60CBをAdvanced VXに載せて、Sharpcapできちんと極軸も出して、自動導入の精度を上げることにしました。以外にもSharpcapで電子極軸が取れることを知らない方が多いみたいで、かなりの精度で出るのを、これも大型モニターでデモすることができました。

自動導入のおかげで次々と見たい天体を変えることができ、見に来てくれた人を飽きさせることなく、ライブビューの様子を見せることができたと思います。月明かりが明るい中、M57とM27、二重星団などを楽しみました。途中何人もの方が興味を示してくれて、いろいろお話しさせていただきました。柏から来た天文台併設の学習塾の先生、昼間SOLARMAXに繋いでくれた方、原村や胎内で知り合った方達など、初心者からベテランの方まで何十人もの人たちがかなりじっくり見ていってくれたと思います。やはり、その場で星雲に色がついているということは相当インパクトがあったようです。しかもほとんどの方が、わずか口径60mmでこんなに見えるんだと驚いてくれました。中にはASI224MCを使っていること聞いて、その場でカメラを買っていく方もいたほどです。実際にSharpcapでスタックしているところや、画像の調整しているところまで含めて、大画面モニターに映し出していたのも臨場感があったようです。

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電視でのNGC6888:三日月星雲

途中、HBさんの提案でNGC6888、三日月星雲を入れてみようということになったのですが、満月後2日目の大きな月もあるのと、淡い天体なのであまり期待していなかったのですが、露出時間を3.6秒と少し長めにとるとなんとか見える程度までにはなるではないですか!これには相当ベテランの方達も驚かれていたようでした。もちろん電視の画像は写真撮影には負けるのですが、今鏡筒が向いている先の淡い三日月星雲をわずか60mmでここまで見ることができるのはすごい!というような感想が多かったです。

その中で、これもHBさんのアイデアなのですが、Sharpcapの赤色の設定をオートにすることでホワイトバランスをとることにより、三日月星雲の画像がはるかにマシな画像になりました。これは私は思いつかなくて、短時間で欠点を見抜くHBさんの画像処理の知識はやはりプロレベルです。

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電視でのM33

その後M33も入れましたが、これもなんとか渦巻銀河の腕の構造も見え、これも驚かれた方が多かったようです。


オークションは電視の方が忙しくてあまり真面目に参加しなかったのですが、子供がいくつか欲しいものがあり、バッグなどあまり天文と関係ないものを手に入れました。目玉は、最後の最後に寄付で古い望遠鏡セットが出たのですが、欲しい人10人くらいがじゃんけんをして勝った人がもらうことになりました。じゃんけんはなんと一発目でうちのNatsuとSukeだけが残り、親として申し訳なくなってしまいました。結局Sukeが勝って望遠鏡を頂いたのですが、後から元の持ち主の方に子供と一緒にきちんとお礼を言って、さらにアイピースなども頂いてしまいました。先輩のHBさんが色々Sukeに古い時代の望遠鏡の使い方を教えてくれて、しかも思ったよりものすごくよく見える鏡筒で、Sukeがすごく喜んでいました。三脚と経緯台が少し弱いので、補強して大事に使おうと思います。最初どこのメーカーのものかわからなかったのですが、この間大量の雑誌をくれたIさんがKENKOじゃないかと教えてくれました。



今回のもう一つの目玉は、Natsuがなんとゲスト歌手のオオザカレンヂKeisukeさんにギターの演奏を聞いてもらえたことです。去年のスターライトフェスティバルで生まれて初めて歌手のコンサートというものを体験して、その歌っている本人に直接会えて話すことができてとても喜んでいたのですが、その影響かどうかわかりませんが、今年の5月くらいからギターを始めました。胎内の星まつりでオオザカレンヂKeisukeさんとは会う機会があったのですが、その頃はまだまだ演奏を聞いてもらうまでに至りませんでした。今回もまた会えるので、ギターを持っていって、「もし聞いてもらえたらいいなあ」とか言っていたのが、なんと本当に実現してしました。もちろんまだまだ始めたばかりで大した腕ではないのですが、それでも褒めていただいて、しかもリズムとかのアドバイスももらっていて、Natsuは相当舞い上がっていたみたいです。さらにその場にいた方から鹿の骨で作ったというピックを頂き、さらにはオオザカレンヂKeisukeさんから虹色のピックも頂いたとかで、普通では絶対ありえないくらい良くして頂きました。冗談かとは思いますが来年一緒の舞台に立てたらいいねとか声をかけてもらって、娘はますますギターにのめり込みそうです。

結局、そのあとも0時頃まで会場で一人で練習がてら演奏していて、RASAのIさんが演奏に合わせて踊ってくれていました。

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Natsuの演奏に合わせて踊るIさん


この日は結局午前2時頃まで起きていて、次の日は朝7時頃から撤収。手に入れた機材とテントとタープをしまうのが大変で、結局閉会式と記念撮影を逃してしまいました。撤収の途中、双眼鏡の見比べ会が始まってしまい、Canonの手ぶれ補正とLEICA、スワロフスキーと、高性能のものを見ることができました。息子のSukeがスワロフスキーを見て一言、「これすごいよく見える!」、次にLEICAをみて「さっきの方がいい」と生意気なことを。私はどっちがいいか判断できませんでした。持ち主のFさんがスワロフスキーが一番いいとのことなので、案外Sukeは見る目を持っているのかもしれません。

と、そこになぜかWideBino28のマスクが出て来て、

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手がフリーになって便利なのですが、どう見ても怪しい人です。

片付けもなんとか終わり、来年また会いましょうと、みなさんと約束して10時頃に会場を後にしました。とても楽しかったスターライトフェスティバル、今回もたくさんの方と知り合いになりました。子供二人もものすごく楽しかったみたいで、また来年も絶対行くと、帰りの車の中で早々と宣言してました。

私の知らないところで子供が食べ物をもらったりなど、ご迷惑をおかけしていたようです。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。


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帰りはサービスエリアで食べたブリカツ丼が絶品でした。食べてしまっていますが、4つも大きなぶりのフライがのっていました。


この次の記事は恒例の戦利品コーナーです。 

福島県田村市の星の村スターライトフェスティバルに参加してきました。これまで色々試してきた電視観望のデモをしたのですが、満月の直後という厳しい環境の中、電視の底力を示したような感じで、ある意味集大成のような感じになりました。興味を示してくれた方がたくさんいたので、観望会でこの方式が広まってくれると嬉しいです。

今回のメンバーは私Samと中一の娘Natsu、小5の息子Sukeの3人です。2017年10月7日朝3時半頃起きて、最終荷物積み込みを終えて、4時半頃に出発しました。妻は日曜日に用事があるためお留守番ですが、用事がなくても来なかったと思います。星が好きでないと多分面白くないですよね。

移動は昨年一度行っているので特に困ることもなく、一度磐梯山のサービスエリアで休憩しただけで、特に問題はありません。インターを降りてからコンビニに寄って昼の弁当を買っていきました。会場まで10kmくらいのところですが、ここにはコンビニだけでなくスーパーやホームセンターなどもあり、ここら辺では一番大きなショッピンエリアとのことです。会場は余り食べるものは売っていないので、ここら辺で買い出しすることになると思います。


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結局朝10時前くらいには会場に着きました。この頃は小雨が降っていてほとんどまだ人はいませんでした。ブースの方はまだどこも空いていませんでしたが、あぶくま洞の駐車場の方ではミニSLや移動動物園がすでに始まっていて、子供が来ても楽しめるようになっていました。今年は初のあぶくま洞と星の村天文台のコラボ企画ということで、かなり豪華なブログラムになっていて、2日目にはトトロやラピュタで有名な井上あずみさんのコンサートなどもあります。

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ミニSL。なんと本物そっくりで、石炭を燃やし水蒸気で動きます。

昼12時頃になると少しずつ店も開いてきて、掘り出し物探しが始まります。去年はチャリティーオークションなどもあり、結構高価なものも手を出したのですが、今年はどちらかというと安いものばかりを数多く手に入れました。次の記事の戦利品で紹介します。

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開会式の様子。

午後くらいになると雨も上がって来て、駐車場の車の横にテントとタープを張って設営に入りました。その後、午後3時から開会式が始まり、その後太極拳の演舞など、いろいろイベントも行われています。午後はブースを回りながら、知り合いに会うと話し込むということを繰り返していました。その中で面白かったのがシーフシュピグラー式と言う珍しい望遠鏡。世界で唯一スイスのメーカーが作っているそうです。収差が相当少ないとのこと。こういった面白い機器に出会えるのもスターライトフェスティバルのいいところです。

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シーフシュピグラー鏡筒。


夕方の楽しみの一つが、名物の豚汁。一杯100円で、たっぷり具が入って美味しいです。

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午後6時からは国立天文台の渡辺潤一氏の講演もありました。トラックを改造したステージで色々講演やコンサートなどがあります。

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初日の天気はあまり良くなかったのですが、途中から一部では星も見え始め、一瞬ですがかなり晴れ渡り天の川も見えたので、電視の準備を始めました。でも準備の途中でまたかなり曇ってしまったので、その日は結局Celestron Nexterの架台とiOptronで月くらい見えればいいかと簡単な方のセットアップにしました。雲はずっとあったのですが月は時折姿を見せ、ASI178MCを使った電視でも十分見ることができました。雲が多いと光量の変化が相当激しいため、付きっきりでゲインを調整してやる必要があります。今回途中から露出時間をSharpCap上でオートにして試してみたのですが、このオート機能がかなり頑張ってくれて、余り付きっきりで面倒を見る必要がなくなりました。電視の様子をKYOEIさんの大型モニターで映させてもらいましたが、やはり大型モニターでみると迫力があります。かなりの注目を浴びていたようでした。

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手前が実際に月に向いている鏡筒です。手前にCMOSカメラが見えます。
奥に見える大型モニターに映しています。


一時は夏の大三角方向が晴れた時もあり、M57やM27も電視することができました。ただ、やはりNexterの架台の簡易アラインメント(課題の水平を出したのちの太陽系アラインメントで月だけ、のちにベガでさらにアラインメント星を追加)なのと、架台がどうしても頑丈でないため、月での追尾くらいは問題ないのですが、星雲を一発で入れるのはちょっと難しくて、少し探さなければならないのでどうしても時間がかかってしまいました。それでも口径80mmの格安のアクロマート鏡筒ではっきり星雲が色付きで見えるのは相当インパクトがあったようです。ただ、それ以上は月が明るかったのと、導入制度のせいで北アメリカ星雲やアンドロメダ銀河などはイマイチな見え方で、この日は諦めました。

この日、もう一つ面白かったのが、このブログでも登場するSWAT使いのIさんがRASAで電視をデモしたことです。車の免許を持っていないIさんは電車移動のためにコンパクトな機材を使って来たとのことなのですが、今回C14クラスの大きさのRASAをなんと電車で運んで来たとのことです。しかも移動当日まで自作のハーモニクスドライブの赤道儀を組み立てるなど、かなりとんでもないです。この星まつり以前から話題にはなっていたのですが、実際のものを見てみると、さらにSONY α7sを2台つけていて、そのうち一台をファインダーに使っているではありませんか。本人曰く「世界一贅沢なファインダー」だそうです。動機は光害の中でも明るい光学系で反応の早いリアルタイム電視を楽しむとのことですが、さすがに星雲もよく見えていました。ちなみに来年はドブソニアンだそうです。

夜はテントで宿泊です。子供達もキャンプ気分で楽しんでいるみたいです。でもこの日は朝が早かったせいか、下のSukeが午後7時頃に、上のNatsuも午後9時頃には限界で眠ってしまいました。


2日目に続きます。


娘のNatsuです。今回の飛騨コスモス天文台の観望会は9月29日の、珍しく金曜日にありました。この日はパパが出張でいなかったので、弟のSukeと一緒に、ママに連れていってもらいました。中学で合唱コンクールの練習があったのですが、観望会の方が大事なのでサボってしまいました。

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夕食を流葉温泉のMプラザですませてから、19時くらいに現地に到着しました。着いたら私たちが一番で、まだ誰もいませんでした。代表のYさんはちょうど案内の看板を立てていました。

しばらくしたら何人か来て、子供はこの間原村の星まつりに一緒に行ったS君と、S君の妹のYちゃん、私と弟のSukeの4人でした。ママは寒いと言って、私たちを置いてすぐに温泉に行ってしまいました。なんでママは星を見ないのか不思議でたまりません。

最初晴れていて月も結構明るかったのですが、それでも天の川が見えました。一部にすごくはっきり見える天の川があるなあと思っていたら、ちょうどうっすらかかっている雲で、それがまるで天の川に見えるのが面白かったです。途中雲がかかったりしましたが、さそり座が見えたり、持っていったSCOPETECH望遠鏡で月や土星を見たりできちんと天体観測もしていました。S君も望遠鏡を出していました。いつも見ている星座用の双眼鏡があると良かったです。

すごく寒くて、ご馳走になったスープが温かくてとても美味しかったです。弟のSukeはなぜか半袖半ズボンで、風邪をひいてしまいました。パパが直したドームの天井も無事に開きました。でも後半は子供組は将棋とか輪ゴムで遊んでいて、あまり星に夢中にはなれませんでした。Yさんの話してくれた幽霊の話がすごく怖かったです。

S君が「マンガで読む星座物語」という本を貸してくれました。星座の話だけでなく、観測の話や、結構くだらない話もあるので、面白いです。パパもこの本は知らなかったそうです。

21時頃にママが温泉から帰って来て、しばらくYさんと話していました。個人でこの天体ドームを持っている経緯を聞いていたそうです。

帰ってからSukeが幽霊が怖くて一人で眠れないと言って、私の布団に入って来ました。追い出したら、ママの布団に入ってきたそうで、朝起きたらママが全然寝れなかったと文句を言っていました。

 

やっと秋らしくなってきて天気がいいので、もう先週になりますが、2017/9/24に撮影を敢行しました。

この日は外でバーベキューをしていて、実は途中結構雲があったので、次の日が仕事なこともあり、雲の間に電視でも気楽に思っていたのですが、どんどん雲がなくなってきてあわてて21時頃から準備を始めました。ターゲットもあまり決めていなかったのですが、ギャラリーに飾りたいこともあり、もう少し星雲の種類を増やしたくて、これまで撮ったことのない白鳥座の三日月星雲に決めました。


今回の反省です。
  • ガイド用のカメラを普段使っているASI224MCからピクセルサイズが小さいASI178MCに変えてみました。224MCの方を電視に使いたかったのもあるのですが、もちろん精度が良くなると思ってピクセルサイズが小さい方にしてみたのです。ですが、やはりパラメーターの合わせこみが十分でなく、おそらく感度不足によるターゲット星の位置精度が悪いこと、フィードバックゲインの調整が不十分で、ややオーバーダンピング気味になっていたことなどで、結局精度は悪化しました。次の極軸も原因ですが、丁寧な合わせこみが必須と実感しました。
  • ガイドがあるからいいやと思って、極軸は極軸望遠鏡のみで結構適当に撮ったのですが、これが原因で赤経の一方向のみにずっと星が移動し続けていて、ピリオディックモーションと相まって、ちょうど同位相で動くときにすごく動き、ガイドが追いつけなくて星像が流れるということが起きました。逆位相の時はうまく打ち消しあってまともな星像になります。結局半分くらいが流れて使えなかったので、極軸はやはりきちんと取るべきだと反省しました。普段Sharpcapで1分くらいまで合わせ込むのが結構重要だったようです。
  • 時間がなかったので、構図が少し甘かったです。三日月星雲が少し左に寄ってしまいました。

いかに準備を手際よく済ませて、かつ精度を出すというのが今後の課題になってくる気がしました。この観点から考えて、今回良かった点は、
  • FS-60Qに変更してEOS 60Dを取り付けてピントを合わせてから、一度も外していないためピントが固定されていていちいち合わせ直す必要がないことです。これは時間短縮に大きく繋がるので、カメラを装着したまましまえて、なおかつ車のトランクにもコンパクトに入るケースが欲しくなってきました。
  • 撮影中に眠っておいて、目が覚めた際にその都度切り替えたので、ダークやフラットもフルで撮ることができ、かつ十分な睡眠時間が確保できました。フラットは今回も
  • 自宅の庭の場合、FS-60QだとISO3200で120秒でヒストグラムのピークがほぼ半分くらいまできます。ここを標準にするとダークフレームや上手く行くとフラットフレームも溜め込んで使い回すことができるかもしれません。自宅撮影の場合は撮影場所もマーカーを置いて固定してしまう方がいいのかもしれません。

実際に画像処理をしてみると、2分間露光をわずか19枚しか使うことができず、細部も出ずにノイジーと厳しい結果となりました。ほとんど価値なしです。一応反省の意味を込めて載せておきます。

「NGC6888 三日月星雲」

NGC6888_120s_3200iso_+23c_20170924-22h11m_x20_di_ps_a

富山県富山市, 2017年9月24日22時14分
FS-60Q + Advanced VX赤道儀
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出2分x20枚 総露出40分, dark, flat処理
f50mm+ASI224MC +PHD2による自動ガイド
Steller Image 8、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


やはりこのような淡い天体は、自宅のような光害の酷いところでは難しいようです。少なくとももっと時間をかける必要がありそうです。この日のいろいろな反省点もあり、次の日はもう少し撮影に時間をかけることができました。これは次の記事に書きます。

バーベキューの時の写真と、電視でのM27の画像をそのまま撮影したものも載せておきます。

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昨晩は自宅での観望会でした。参加者は天文台まつりで知り合ったMさん一家4人(3兄弟)とSさん一家5人(4姉妹)の2家族と、うちが4人(2姉弟)の計3家族、13人。コストコで大量の食料を買い込んできてもらって、夕方からみんな集まって、外にタープを張ってのまるでキャンプ状態での観望会です。

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今回の機材群は、星座用に
  1. 笠井トレーディングのWideBino28
  2. 原村星まつりで手に入れたスコープテックの星座望遠鏡
  3. 同じく原村星まつりで手に入れたミザールテックの4倍の双眼鏡
  4. 胎内星まつりで手に入れた7倍のKenkoの双眼鏡。
月や惑星、星見用に、
  1. 電視で口径80mm、焦点距離400mmのiOptron、月が明るいですが星雲星団をみて見ます。
  2. 下の子Sukeがいつも使っている口径60mm、焦点距離800mmのScopetech。
  3. 小学生の組み立て用に、これも胎内で格安で手に入れた、箱に入って組み立て前の状態のKenkoのおもちゃクラスの口径50mmのSW-0。
  4. 今回持って行ってもらうために試しに見てもらう、以前頂いたVixenの口径60mm、焦点距離400mm。
  5. 今回巣立って行ったPolaris 80L
  6. さらに前回Sさん姉妹に譲ったMini PORTA
  7. Mさんのところが持ってきたホームセンターで買ったという口径50?mmのおもちゃクラス。
と、鏡筒だけで7つ、双眼鏡も入れたら11種の、数だけ見たらすごい豪華な観望会です。これだけあると、特に簡単なものも多いので、小さな子でも気軽に機材に触ることができます。

夕方4時半くらいでしょうか、2家族が到着し、早速昼間に見える月の観察です。子供達はすぐに望遠鏡に飛びつきます。月を見ながら、今日譲る予定の望遠鏡を見てもらいました。

ちょっと話は飛びますが、一つの候補のVixenの400mmの小さい方は実は光軸がずれているみたいで、譲ってくれたIさんと相談したのですが、以前対物レンズを清掃で開けたことがあるので、事前に再度バラして調整してみました。対物レンズは3分割構造で、少しわかりにくかったのですが、Iさんのアドバイスで無事に外すことができました。内部はネジなどの調整機構がないのであまり大したことはできなかったのですが、レンズを反転したり、いろいろずらしたりして、少なくともレンズの向きはあっていること、回転の位置もしくは微妙なずれ(多分角度)によって星像の真円具合がかなり変わることがわかりました。これは結構いい経験でした。そこそこ合わせると、少なくとも青ハロっぽいのや赤と緑の収差もかなり改善されました。恒星も土星もかなりマシになりました。それでもやはり400mmという単焦点の限界はあるようで、土星の強拡大はかなり厳しかったです。

実際に使用する予定のK君に見てもらって、結局Polaris 80Lでいいとうことになりました。これは実は娘のNatsuの愛機で、自由研究で赤道儀をモーター化したもので、Natsuに惜しくはないのか聞いてみたとこと、「せっかく譲るのなら、惑星がきちんと見えた方が絶対嬉しいはず。私はパパがこんなんだから(パパの声: えっ?)、そのうちまた見える望遠鏡を手に入れるチャンスがあるからいい。」とのことでした。実はPolarisにはもう一つ心配事があって、以前胎内の星まつりで、モータとドライバーを自作している外山電子さんに「Polaris用に一式送りますよ」と言われて、偶然にもNatsuの誕生日にちょうど届いて娘はすごく喜んでいたのですが、それをまだ付ける前に渡してしまうことになって、外山電子さんに申し訳ないと思ったことです。このモーターとドライバーはVixenなら昔のものから現行機種にも使えますし、しかも速度も変えることができる優れものなので、いずれ近いうちに必ず別の赤道儀に搭載したいと思っています。

Polaris 80Lに決まると、K君は喜んでいる様で、少し使い方を説明して、あとは自分でどんどん触ってもらいました。Polaris 80Lは赤道儀にも経緯台にもなるので、最初は経緯台で試してもらいました。1200mmの長焦点ということもあり、導入に手こずっている様でしたが、すぐに慣れてくれるでしょう。もっと慣れてきたら赤道儀モードに戻すのもいいと思います。

昼間の月の観察に満足してくるとお腹がすいてきます。食事の用意もコストコで買ってきたものを広げるのが大半なので、それほど手間ではありません。Sさん一家のお母さんと、Mさん一家のお母さんとうちの奥さんの3人でほとんどやってくれたので、助かりました。メニューはピザ2枚に、寿司2桶、チキン2羽、サラダ2パック、あとはうちで作った豚汁とアップルクランブルパイで、超豪華です。

結局5時半頃から食べ始め、天文好きな家族のためか天文談義にも花が咲き、子供達も大騒ぎの夕食でした。だんだん暗くなってきて月が明るくなり始めると、食べ終えた子から月の観測です。

上限すぎの月でちょうど南中している頃で、とても綺麗に見えます。小さい子も空いている望遠鏡や双眼鏡で好き勝手に導入しています。中学生以上の子が4人いるので、お兄ちゃんお姉ちゃんに教わりながら見ている子もいました。月と同時に、まだ土星が見頃です。月では感じなかった望遠鏡の性能の差が土星ではかなりでてきます。Mini PORTA、Scopetech、そして今日の主役のPolaris 80Lクラスだと、土星も十分に楽しむことができます。カッシーニの間隙が何とか見えるか見えないかくらいでした。

定番の星座教室も開きました。普通と違うところは少人数制で、WideBino28スコープテックの星座望遠鏡ミザールテックの4倍の双眼鏡を使って、街中でも星座の形をはっきり追えるところです。北斗七星に始まって、カシオペア座、白鳥座、こと座、わし座を実際に形で見てもらいます。最後はおおぐまではなく「こぐま」座の逆ひしゃくの7つの星を追いましたが、ひしゃくの先から3つ目の暗い星がなかなか見えなくて手こずっているようでした。

夜も更けてくると、みんな思い思いの楽しみ方をしています。お母さんたちは子育て談義です。子供達はゴザの上に寝っ転がって星を見たり、怖い話で盛り上がったり、オセロをしたりしています。ちょうど昨日買ってきた新刊の「メシエ天体&NGC天体」を灯りのもとで読んでいる子もいます。たまに望遠鏡の方で「面白いのが見えるよー」とかいうとワーッと集まってきます。

せっかく集まったので、星雲や星団を見せてあげたくて、電視のセットアップもしました。まだ時間が早かったので月明かりがあるのですが、輝度の高いものなら十分に見ることができます。M57の惑星状星雲に始まって、M27の亜鈴状星雲、球状星団のM13、M31アンドロメダ銀河と、電視でも定番の星雲星団を見て回りました。特に、今回望遠鏡を引き取った中2のK君は大喜びで、導入の間もずっと付き合って一緒にあーだこーだ言いながら楽しむことができました。他の子達も星雲をその場で見たことがない子がほとんどで、色付きの星雲に「オー」と声を上げていました。

午後10時頃の帰る間際になると、M45「すばる」が上り始めました。すばるは双眼鏡が一番綺麗に見えます。すばるも名前は知っているけれどもきちんと見たことがない子も多かったのと、肉眼でも十分に見えるので、導入が自分でできて楽しかったみたいです。

途中うちの妻が風邪気味でダウン、下のSukeが寝袋で熟睡、小学生組が眠くなってきた夜10時頃が限界でした。月が沈む午前1時以降がオリオンも上がってきてかなり見ごたえがあるのですが、今度は夜中に特化して大きい子だけで集まるのもいいのかもしれません。最後はみんなであと片付けして解散となりました。

望遠鏡を譲ったK君と、今度は撮影レベルの本格的な機材を出して一緒に見ようと約束しました。


 

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