ほしぞloveログ

天体観測始めました。

天文ガイド8月号の記事にちょうど一眼レフカメラとZWO社のASI224MCで撮った火星が載っていて、これによると一眼レフカメラのローパスフィルターや画像処理、動画での圧縮時に模様が消えてしまうとのことです。惑星撮影においては一眼レフカメラの動画撮影からのスタックではどうにもならないことがわかってきたので、同記事で非常に評価が高かったこともありZWO社のASI224MCを導入しました。

星見屋さんの海外直接発送で注文しましたが、7月1日に発注して7月9日に届きましたからほぼ1週間なので海外と思えないくらい早い到着でした。実際星見屋さんの在庫がなかったので海外発送とどちらが早いか聞いたら両方とも同じくらいの納期になるとのことだったので、値段の安い海外発送にしました。 


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 娘のなつです。
今日は星を見にいくときの流れについて書きます。



(1) 天気予報を見る

土曜日。 金曜日は習い事があるし、日曜日は次の日が学校なので たいてい土曜日になります。最近は梅雨なので天気予報を見るまでもない日の方が圧倒的に多いです。☔️


(2)行く準備

快適に過ごせるようにいろいろ準備します。持っていく物を紹介します。
  • 鏡筒(望遠鏡)     反射型と屈折型があります。私のは反射型です。
  • 三脚                  大きな鏡筒を支えるために重く、太くなっています。
  • 赤道儀               自動で見たい星に合わせてくれます。これがないとすごく大変です。   🔭

この3つがないと話になりません。望遠鏡や三脚はとっても重いです。なかなか1人では持てません。この3つを並べてみると、鏡筒が1番値段が高いように思えますが、実は赤道儀が1番高かったです。(あくまでもうちの場合です。値段はピンからキリまでいろいろあります。)
  • 台                   台がないと上からのぞきこまなければいけない時に苦労します。
  • イス               キャンプ用のイスを使っています。折りたためて便利です。
  • ライト🔦       手もとが暗いと準備が大変です。1人の時はヘッドライトがいいと思います。
  • 上着               夏はいらないときもあるけれど、夜は昼間よりもずっと寒いので持っていくことをお勧めします。
  • ラジオ📻       山の中だと動物がいるのでばったり会わないように持っていくといいと思います。それになにより天体観測が楽しくなること間違いなし。
  • お菓子🍫🍬   お菓子を食べているときがとっても幸せです。ぜったい必要だと思います。
  • シート             ねっころがって星を見れます。
他にも持っていきたい物、必要な物が出てくるのでいろいろ準備します。



(3)移動 

車だと運ぶときに鏡筒や赤道儀がこわれることがあるので注意が必要です。毛布で包んだりして安全に慎重に持って行きます。


(4)観測開始

望遠鏡を組み立てたらパパはいろんな星を見て、私はのんびりしているか、カメラで星景写真を撮っているかです。(星と景色が写っているのが星景写真、星だけ写っているのが星野写真です。)カメラは初心者はNikon かcanon がよいそうです。私はcanon のEOS kiss X7です。どちらかというと、今は望遠鏡よりもカメラの方にハマっています。

今度は タイムラプスに挑戦したいです!

 

BKP200だと惑星には拡大撮影になってしまうことや、眼視で拡大してもカーシーニの間隙がどうしても見えないので、長焦点距離のものを試したくてオークションで出ていた中古のCelestron社のC8を安く手に入れました。Vixex時代のかなり古いもので、色は黒。内部には植毛紙が鏡筒内面だけでなく、主鏡バッフルチューブ外側にも貼ってありました。随分大事に使われていたようです。補正板にすこしよごれがありますが、うまく拭き取ればなんとかなりそうです。

とりあえず何もいじらずにとりあえずファーストライトでいくつか惑星を見てみましたが、BKP200に比べてもかなりボケボケの感じ。いろいろ調整 (追記12) が必要みたいです。

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また東京に行く機会がありましたので、以前IR改造済みの中古のEOS X5を購入したSTARSHOPさんに行ってきました。

ここは中古販売やオークションもやっているショップで、ついこの間もセレストロンのC11がオークションで出ていたのですが、ショップに来るとオークションに出品されているものを実際に見ることができます。今回はセレストロンのC8やビクセンのR200SSが出ていました。C11の時は補正板のコーティングが一部剥がれてしまっていたらしいのですが、C8も補正板が少し汚れています。店の人によるとC11の時よりは全然マシとのことでした。(追記: 結局このC8を後に落札することになります。)

ここでは中古のVixenの2.5mmのアイピースを購入しました。5mmのアイピースでも土星が綺麗に見えないので、さらに拡大してみようという魂胆です。一応3倍バローレンズも以前買ったので、倍率的にはそれを超えないのですが、アイピース単体で試してみたかったことと、値段的に中古で安価だったので、せっかくの機会と思い購入しました。

その後前回と同じ、シュミット、スターベース、KYOEIと回りましたが、今回はシュミットでバーティノフマスクを購入したのと、あとは前回と同じくスターベースで雑誌のバックナンバーを少し購入しただけです。
 

赤外線フィルターカットのX5を手に入れたので、6月10日いつもの牛岳にて赤色が目立つ星雲を撮ってみました。焦点距離800mmのBKP200での直焦点撮影になります。惑星と違って、メシエ天体は十分に大きなものも多いので、拡大撮影の必要はないので、むしろ星雲撮影を先にやればよかったかもしれません。ただ、赤外線カットフィルター加工のカメラを手に入れるのが少しハードルが高いのですが、ちょっと探すとヤフオクやスターショップで、中古で結構手の出る位の値段で出ているものです。

今回は2種類。導入は実は両方ともベテランの方にやってもらいました。

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まずはM17。2分間露光で何枚か撮り、一番流れていないものをGIMP2.9で修正。思ったよりはるかにきれいに赤が出ました。カメラは中古だったのでたいしてお金をかけているわけではないのですが、このくらいのものが撮れたらかなり満足です。

ただ、外側にコマ収差が出てしまっています。コマ収差補正フィルターというのがあると望遠鏡を買った店から聞いているので、次は試してみたいです。


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次にM27。これも2分間の露光で、GIMPで修正です。別名アレイ星雲とかとも呼ばれているそうです。

星雲は眼視だと色もつかないので、撮影で長時間露光するのがやはり絵になります。メシエ天体だけでも110もあるので、そのうちに全て写真に収めてみたいです。



これまで撮影は娘が持っているEOS X7を使ってきましたが、星雲を写す時にHα線からでる赤色がうまく出ないという話を聞きました。これは実は一番最初に望遠鏡を買う時にショップで聞いたのですが、その時はまだ撮影もできたらやってみようくらいで聞き流していたのですが、せっかく撮るのにやはり星雲の赤が出ないのはつまらない気がしてきました。

赤色を出すためには赤外線カットフィルターを取り除く改造が必要になり、自分でもできるかもしれないようですが、技術が高度で一般的には改造専門店に頼んだほうがよさそうです。ただし、改造費が結構するのと、今のX7は娘が普通の撮影にも使っているので、おいそれと改造してしまうわけにもいきません。

そんな中、中古で改造済みのEOS X5が安く出ていたので、早速注文しました。

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X7と比べるとISO6400(拡張設定で12800)までしか行かないですが、実用上は十分です。ボタン配置が大分違いますが、これも慣れると思います。2世代前(X8iも出ているので3世代前?)になりますが、機能的に特に不満はなく、むしろバリアングル液晶がとても便利です。CCDの感度はどうなのでしょうか?Webで情報を集めた限りでは特段いいという話は見つからなかったので、X7よりは劣るのでしょうか?

週末に早速 試してみようと思います。


 

東京に行く機会があり、少し時間があったので、天体ショップをいくつか回ってみました。

シュミット

BKP200が重いので、これまでウェイトが足りなくて、家にあった万力をウェイト代わりに使用していました。やっと今回Advanced VX用のウェイトを購入。新幹線で持って帰るのは大変でした。他にも3倍バローレンズを購入しました。これで、惑星を見る時にまだ倍率が足りていないのか、それとも望遠鏡の限界なのか判明すると嬉しいのですが。


スターベース

モーターフォーカサーを購入。国際光器で売っているものと同一だと思います。
ここでは雑誌のバックナンバーを結構大量に購入しました。特に星ナビの2011年4月号は望遠鏡を購入したショップでも進められていたので、バックナンバーがないかずっと探していましたが、製図あり、メシエ天体の解説ありで、とても参考になる号です。さらに、店の外のカゴには一冊百円で古い雑誌が売っていたので、手で運んで辛くないぐらいの量を買いました。あと、娘用に「星空さんぽ」という雑誌を買いました。バックナンバーみたいですが、今回買ったのはNo.2の夏号で、これからのキャンプなどにもいいかなと思ったからです。娘が気に入ったらまた他の号も買おうかと思っています。

KYOEI

あまり時間がなかったので、じっくり見られませんでしたが、M-GENのオートガイダーが置いてありました。欲しかったのですが、ちょっと予算オーバーで今回は諦めました。


今回は上記3件です。東京にはもう何件かショップがあるみたいです。また行ってみたいと思います。
 

星とは関係ないのですが、今年もホタルの時期になりました。例年に比べて少し早いのですが、毎年ホタルが出る場所でもう見えているらしいので、せっかく買った一眼レフカメラを生かすべく、ホタルの撮影に家族4人で出かけました。夕方7時半位の暗くなりかけた頃、何人か同じ方向に向かって歩いていくので、我々もついていき、駐車場から5分くらいの田んぼの脇の水路のようになっているところで早速ホタルが光り始めていました。

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写真をクリックして、ぜひ拡大してみてください。この時期のホタルはゲンジボタルです。蛍が飛ぶのは夜9時頃までなので、急いで撮影を開始します。当然マニュアルフォーカスなので、ピントを合わせるのに苦労しました。適当な距離に何か明るい物があればいいのですが、たまたま入ったホタルでピントを合わせたりしていました。

少しだけ星関連の話題ですが、この日はあいにくの曇りでし。できれば星と一緒にホタルを写してみたかったです。もっと言うなら、天の川をバックにホタルを写したいのですが、初夏の天の川はホタルがピークの頃にはまだ低い空をいるので、なかなか時間が合わなくて条件的に厳しいかもしれません。

上の写真は5秒露光で何10枚か連続で撮ったものを比較明合成したものになります。比較明合成に使ったソフトはSiriusCompというフリーのソフトです。Timelaps映像なんかもこれで作ってしまいますが、これについてはまた他の記事で書くことにします。


X7を購入した量販店は中古品も扱っているみたいです。たまたま覗いてみると手持ちの三脚よりもかなり良さそうな三脚が安く出ていました。Manfrottoというメーカーらしいですが、ネットで調べてみると新品で3万円ほどで売っていたものらしいです。少し傷はあるのですが、どうせ夜使うのでほとんど気にならないと思い購入しました。今手持ちのものよりも高くまで足が伸びるし、足の根元を切り替えて相当角足を開くこともできるので低くすることもできます。随分と使いやすそうです。

富山天文学会のメーリングリストに、「5月31日にスーパーマーズと呼ばれている火星の接近を見るためのテレビの取材があり、皆さん手持ちの望遠鏡を持って集まる」という知らせがありました。牛岳でKさんからもこの話を聞いていたのと、入会したばかりで他の方とも顔を合わせておきたかったことと、何より他の方の機材が見えるかもということで、早速家族も誘ってはりきって参加しました。

少し早めに仕事を切り上げて、家族で牛岳へ。 

ところが待っても待っても誰も来ません。放送時間1時間前になって誰もこないので、さすがにもしかして場所が違うのではとこの時点でやっと気づき、メールを注意深く読むと全く別の場所のようです。メーリングリストも加入したばかりで、最初の正式な案内を読んでいなかったのと、早とちりで牛岳だと思い込んでしまっていたのが敗因です。電話でKさんに確認をとって、車で1時間くらいの所なので、間に合うかわかりませんが行ってみることにしました。

場所は市街地の堤防沿いで、皆さん望遠鏡を並べているので、すぐにわかりました。到着したときにはちょうど放送が終わっている頃で、しかもこの日は 曇り空で、火星も見ることはできませんでした。それでも他の館員の方の機材が見えたのと、天文台の方、科学博物館の方もいらして、何人かは顔見知りの方でした。科博の方は、実は娘が3年生のときに「天体望遠鏡でなぜ昼間に星が見えるか」というテーマで自由研究をやったときに、天文台で質問に答えてくれた方でした。

機材はやはり皆さん凄いのを持っています。私のは入門機なので出すのが恥ずかしいくらいで、結局遅れてきたのも理由にして、出さずじまいでした。屈折型、反射型それぞれたくさんあり、それでもTAKAHASHIなどはわかりましたが、全然知らないメーカーALTER?のものもあり、まだまだ不勉強を思い知らされました。

皆さんといろいろ話せたのと、いろいろおもしろ話も聞けたので、良かったです。これからもいろいろ参加させていただくと思いますので、よろしくお願いします。


 

昨日に引き続き、5月28日の日が沈む前から、翌日日が昇るまでずっと牛岳にいました。今回は娘のNatsuに加え、息子の4年生のSukeも連れて行きました。前回はKさんがすでに来ていましたが、今回は着いた時にはまだ誰もいませんでした。最初曇っていて、ダメかなと思っていたのですが、9時頃から晴れ始め、それとともにKさんを始め、何人かの県天のメンバーが続々と登場しました。みなさん聞いてみると何十年も続けている大ベテランの方ばかりで、話していても色々学ぶことが多かったです。みなさんこれからもよろしくお願いします。

夜の11時頃、Kさんが天の川を見ないかと誘ってくれました。階段を上ったところに展望台のようなところがあり、ここまで登ると南の空が開けていて、登ってきた天の川がとてもよく見えます。楡原よりもよりはっきりとした濃い天の川を見ることができました。下の子は実はこの時には、草っ原にシートと寝袋を敷いて、とっくに寝ていたのですが、天の川があまりに綺麗なので無理やり起こして見せてやりましあ。とても感動していたみたいですが、その後またすぐに寝てしまいました。

さて、今日は昨日と違い、少し撮影をしてみました。前回の自宅での直焦点撮影での惑星撮影では、ものの見事にゴマ粒のようにしか小さくしか取れなかったことを反省し、今回ついに拡大撮影に挑みました。 現在Hyperionのアイピースを使っているのですが、Hyperionシリーズはアダプターをつけることによりカメラを直接取り付けることができます。今回用意したものは、国際後期に発注したバーダープラネタリウムのHypeironシリーズのオプションの#25Bと2958080の二つのパーツです。これらと、手持ちのTリングの3点でアイピースに接続できます。こちらに詳しく図解されています。(追記: 実は、これとは別にVixexの拡大撮影用アダプターを購入したのですが、結局使用するに至っていません。惑星撮影はバローレンズを使ってのCCDカメラによる撮影の方が適しているという判断です。)

セットアップが終わり、X7の動画モードで撮影をして、その後帰宅してからスタックやらWavelet変換やら色々試しながらやってみました。ソフト自身は色々調べながら初めて使ったものばかりで、これはこれで結構楽しかったのですが、結局出来上がった画像は、まだまだとてもじゃないが見られたものではありません。木星の縞も、土星の輪も、火星の模様もどうやってもこれくらいが限界でした。

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見ての通り、特に土星と火星は無理やり模様を出した感が溢れ出ています。Kさんによると、この日は富山としてはシーイングはかつてないほどいい(自分ではまだシーイングがいいのか悪いのかさえ判断できません)とのことなので、少なくともシーイングのせいではないと思います。拡大率がまだ低いのか、そもそも拡大撮影自身がだめで、直焦点撮影にバローレンズの方がいいのか、一眼レフカメラでの動画撮影がダメなのか、そもそも焦点距離が短いこの鏡筒自身がダメなのか、光軸調整が甘いのか、ソフトの使い方が悪いのか、まだまだ謎だらけです。(追記: 結局、鏡筒を焦点距離の長いC8に変えたことと、カメラをASI224MCに変えたことで、やっと少しまともな惑星撮影ができました。)


撮影もそうなのですが、実は眼視の方でも同じようなことがありました。この日KさんのタカハシFS128で土星と火星を見せていただきました。眼視にもかかわらず、土星はカッシーニの間隙が、火星は黒い模様がはっきり見えていました。ところが自分のBKP200で同じ土星を見ても火星を見てもそんなものは全然見えないのです。アイピースを変えて倍率を変えても、ピントをどう合わせても、何をしても土星の輪はどう見ても二重に見えないし、火星も黒いものがあるのかと言われれば有るような無いようなという感じです。口径だけはBKP200の方が大きいのに、なぜ見えないのか。光軸調整ができていないのか、反射型の方が根本的に見えないのか、理由がよくわかりません。機材の値段が全然違うのはもちろん承知の上なのですが、それでも悔しくて、どうしても理由が知りたくなり、後から色々調べてみました。

まず反射型は必ず副鏡とスパイダーがあるので、コントラストが屈折型に比べるとどうしても劣る場合があること、光軸があっていないとどうしようも無いことがわかりました。その代わりに反射型はコマ収差は出るのですが、色収差があまり出ないので、惑星を見るときのように中心に一つ見る分には有利だということもわかりました。FS128クラスの屈折型は色収差も十分出ないようなレンズを使っているので、反射型に比べて色収差がそれほど劣ることが無いということも納得できました。

いずれにせよ、それでも200mmのニュートン反射ならカッシーニの間隙は見えてもおかしく無いとのことなので、やはり光軸調整かなという結論です。

他の皆さんは午前2時頃までには帰っていかれましたが、我々はこの日タイムラプス撮影も兼ねて夜明け過ぎまでいました。タイムラプスはレンズが途中で曇ってしまい、ほとんど無駄骨でした。さすがに一晩中なので下の子は相当疲れたらしく、「もう二度と星は見に行かん!」と言われてしまいました。徹夜は子供にはやはり厳しいかもしれません。でも実際は、ほとんどの時間は車の中で寝てたんですけれどね。


アマゾンで光軸調整用のレーザーコリメータータイプの光軸調整ツールを購入したので、以前ユーシートレードで購入した光軸調整用アイピースと合わせて、BKP200の光軸調整を試してみました。

調整すべき箇所はアイピースを覗いた先にある「副鏡」と。鏡筒のお尻の「主鏡」の2箇所で、それぞれについている調節ネジで合わせるわけです。いろいろホームページを見たりして理解しながら進めたのですが、なかなかややこしく、結局私がやったことは以下の様になります。

  1. 光軸調整用アイピースの精度を信用し、アイピースを覗いたときの目からの光軸はきちんと副鏡の中心に当たっていると仮定する。
  2. 光軸調整用アイピースを覗きながら、副鏡のネジを調整して、主鏡の中心のマーカーがきちんと中心に見える様にする。 これで副鏡がきちんとアラインされたと仮定する。
  3. レーザーコリメーターから出てくるレーザー光の光軸の角度の精度が悪いので、レーザーコリメーターを適当に回転させたりして、まずは主鏡のマーカーの真ん中にレーザー光を当てる。これは2で副鏡が調整されているという仮定の元で行う。
  4. 3で主鏡の真ん中にレーザーがあたっていることを確認しつつ、主鏡の傾きを調整し、レーザー光がレーザーコリメーターの真ん中に戻っていることを確かめる。
原理的にはこれでいいはずなのですが、この方法の問題点は

  • 光軸調整用アイピースの中心軸と普段使っているアイピースの中心軸がずれていると、1. の時点でずれしてまうことになる。光軸調整用アイピースの精度はそれほど悪くなく、ここは信用していいと思います。
  • レーザーコリメーターの筒の径が少し細く、アイピース取り付け口につけてもブレてしまい中心が出ないので、そもそもレーザー光が主鏡中心に当たっていても、その光が副鏡中心からきている保障が無い。
それでも、副鏡のアラインメントは2で合わせた上で進めているのと、しょせん出射レーザー光の角度の精度が無いので、いくらアイピース取り付け口のところでレーザーコリメーターの位置を合わせても同じことなので、おそらくこれで問題無いと思います。レーザー光が副鏡の中心に当たっていないことにより、レーザー光を主鏡中心に当てても角度にずれが生じてしまうのですが、アイピースから副鏡までの距離に比べて服教から主鏡までの距離が十分長いので、誤差はそれほど効かないはずです。

レーザーコリメーターの筒にテープでも巻いてブレない様にするなどの工夫はしてもいいかもしれませんが、逆に適度にずらして調整する自由度がなくなってしまうので、3.の時に主鏡中心にレーザー光を持ってくるのに苦労するかもしれません。

結論としては、上記方法でいいと思うのですが、もしレーザーコリメータしか持っていなかったりした場合は、副鏡のアラインメントの保障ができないので厳しかったかもしれません。





これまでは楡原に3回いったのですが、少し他の場所も探してみようと思い、5月27日にずっと以前、昼間に行ったことのある牛岳のスキー場のリフトで上がった先に、娘のNatsuと一緒に行ってみました。車で行く道もあるのと、標高もそこそこ高いはずなのでいいかなと思ったからです。

山頂に着いた時にはすでに暗かったので、夜8時くらいだったと思います。すでに先客がいて、望遠鏡をのぞかせてもらいました。タカハシの屈折型だということはわかりました。コンピュータとかにも繋いでいるようで、ケーブルなども何本か張ってあったので、ガイド撮影のようなこともやっている、ベテランのような方でした。非常に親切で、娘ともども望遠鏡を見させていただきました。

さて、早速自分たちも赤道儀望遠鏡を出してセットし始めましたが、セットに戸惑っているその間にも続々と人が来て、あ、ここは地元の天文愛好家達が集まってくる場所なのだと、やっと理解できました。確かに場所としては、アクセスがしやすく、トイレもあって、光害は少なく、富山市街地からも近場で、申し分ない場所です。

セットアップですが、なぜか自宅だと赤道儀の極軸合わせはすぐにできるようになったはずなのに、牛岳だとなかなかうまくいきません。何度か失敗し、その度に電源を入れ直したりして、思ったより時間がかかってしまいました。理由は星が多すぎるからです。牛岳は南の空が暗く、北の空は市街地側なのでそれほど暗くはないのですが、それでも北の空も自宅よりはずっと星が多いので、極軸望遠鏡を覗くとどれが北極星なのかよくわからなくなってしまうのです。

調整もそこそこに、先ほどの方が話しかけてきてくれたので、色々聞いていると、なんと富山県天文学会の会長さんだと言います。ホームページでそういった同好会があることは知っていたのですが、まだ私の方は本当に始めたばかりで、ほとんど知識も経験もないということも話し、その上で県天(富山県天文学会のことをこう呼ぶらしいです)に入れて下さるというので、まだ早いかもと思いましたが、娘と一緒に入会させて頂くことにしました。Kさん、これからもよろしくお願いします。一緒にその場にいたYさんも一緒に入会されました。Yさんもよろしくお願いします。

Kさんはよく牛岳に来ているとのことで、この日も一般の何人かの方に望遠鏡を見せていたり、NHKの取材というのでアナウンサーの方も来ていて、今度の火星の取材の対応をしていたりと、とても親切で顔の広い方のようです。

結局この日は、Kさんといろいろと話をしていたら、だんだん曇ってきてしまい、撮影をほとんどすることなく撤収しましたが、富山県天文学会に所属するきっかけになったこの遠征は、非常に得るものが大きかったです。はじめて地元の天文愛好者にも会えたわけですし、初めて天文の同好会に所属することにもなったわけです。まだまだ色々わからないことだらけなので、こういった詳しい人からの情報が得られるというのは、とても心強いです。 だんだん世界が広がっていくようで、どんどん楽しくなっていきます。
 

しばらく眼視でBKP200を楽しんでいたのですが、やはり撮影をしたくなりました。

望遠鏡側にカメラを取り付けるにはTリングというものが必要なのですが、安いものなのでVixen製のCanon用の「カメラアダプター Tリング キヤノンEOS用(N) 37306-2」をアマゾンでを発注してカメラボディーに取り付け試してみました。BKP200に付属の変換リングを適当につければそのまま鏡筒の接眼部に取り付けることができます。

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5月17日満を持してのBKP200での初撮影です。撮影場所は自宅の庭です。それで撮った土星がこれです。

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笑ってやってください。加工なんてする気にもなりません。

なんでこんなに小さいんだと驚いて、ここで初めて焦点距離800mmでは足りないと気付いたのです。その後色々調べると惑星だと直焦点撮影ではだめで、拡大撮影というのをしないとダメだということがわかりました。次は拡大撮影に挑戦です。こうやって一歩一歩学んでいくんですね。

ちなみにこの時撮ったM57とM13です。

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自動導入の練習がてら撮ってみたものです。小さくてしかも未加工なので見苦しいですが、実はこれが人生初のメシエ天体になります。眼視でもうっすら見えました。

M13の方をよく見ると流れてしまっていますが、これはシャッターを指押ししているからです。レリーズの必要性を実感しました。


 

木星の縞が見えなかった件ですが、やはり空気のせいだったようです。ここ何日か木星の縞もはっきり見ることができました。 シンチレーションの具合で、こんなに変わるものなのかと実感できました。

いずれにせよ、光軸は少しいじってみたのですが、少なくともそれほどずれてはいなかったようで、ほとんど同じセッティングに近いと思います。その後、何もいじらずに日に日に見え方が変わるので、シンチレーションが原因と結論づけました。 


 

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