ほしぞloveログ

天体観測始めました。

先週末の2月27日の太陽ですが、ほとんど忘れてましたが、一応撮るには撮ったのでブログに記録だけしておきます。

この日はCP+の中継の前日で、スライドとか機材とか色々準備してた最中でしたが、晴れてしかも黒点が出てるという情報で、我慢できなくなって撮影しました。もう裏側へ回り込む直前ですが、前回(2/21)と違い今回ははっきりとした黒点になっています。

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が、見ての通りシンチレーションが悪くてボケボケです。

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プロミネンスが光球面のフィラメントとつながっています。いまだに両方をうまく出すのが難しです。と言っても今回はこのボケ具合であまり気合い入らず、光球面とプロミネンス層の境界の処理も適当です。こんなのを、シンチレーションのいい日にアニメで撮りたいです。でも処理が大変だろうなあ。

あとは多少大きなプロミネンスがいくつか。
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最後二つはかなり淡いものです。

と今回はこんなところです。少し活発になってきたので、また晴れたら撮影します。

一応データです。
  • 撮影日時: 2021/2/27 13:01-13:011
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
  • エタロン: Coronado P.S.T.
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI290MM
  • 撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
  • 撮影条件: ser形式でgain 110-150, 1.25ms x 2000フレーム中上位50%もしくは30%を使用
  • 画像処理: AS3にてスタック、ImPPGで細部出し、PhotoshopCCで後処理

CP+2021 サイトロンブースでの生中継電視観望、見ていただけたでしょうか?奇跡的に天気にも恵まれ、もう大成功でした!当日までの準備と、当日の実際のトーク、いったいどんなだったんでしょうか?


トークのお誘い

もともと天リフさんからお話があったのは1月半ば。もう1ヶ月以上も前になります。電視観望で話して欲しいとのこと、私は日程が空いていることを確認してすぐに二つ返事でOKです。その後たまたまClubHouseを通して天リフさんと話す機会があり、「せっかくのCP+なので天文クラスター以外の人も来てるはず。じゃあ電視観望とか知らない人でも興味を持ってもらえるように、入門クラスの機材でできるだけ敷居を低くしてやってみましょうか?ちょっと前に、ちょうどサイトロンのカメラとガイド鏡でブログの記事書いたので、それの延長で行きましょう」ということになりました。

その時点ではまだ星空を中継するかは全然考えてませんでした。その後、天リフさんから講演時間の希望調査が来た時に「もし星が見えるならその場で見せたいので、できれば一番最後にして下さい」と頼んでおいたのですが、さすが天リフさん、本当に一番最後にしてくれました。時間は18時から18時半なので、この時期だとまだ少し明るいのですがまあなんとかなるかと思い、中継を決心。その後、何度かテストして晴れてさえくれればオリオン大星雲ならなんとかその時間でも見ることができるのがわかりました。それが予告編の記事前後になります。

一応技術的には見通しがついたので、あとは晴れてさえくれればなんとかなりそうです。プレゼンの資料方も方針が決まったので、結構早くに目処がつきました。


CP+開始

さて、2月25日の木曜から始まったCP+ですが、SIGHTORONブースの配信は27、28日の土日となります。土曜午後2時、天リフ山口さんからのスタートでしたが、かなり緊張しているようでした。録画ですが「一発撮りなので緊張した」と言っていました。サイトロンのトークを含む多くは事前収録でしたが、天文関連の方は生中継が多いようです。かくいう私も生中継、しかも生星空中継も目論んでいます。はてさて、どうなることやら...。

先週一度テストはしたのですが、心配性なので前日の土曜に再テスト。全ての接続と、ピント出し、カメラの向きなど一通りの撮影を試しました。1階の自分の部屋の、窓を開けてすぐ下のところに機材を置いたのですが、その時木の枝がけっこう邪魔なことに気づきました。

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前日のテスト撮影です。
少し遅い時間ですが、それでも木が邪魔してます。
本番の時間だと完全に木の枝に隠れそうでした。

とうとう自分のトーク本番28日の日曜です。昨晩気づいた木を切るために、朝からチェーンソーを出して作業開始。木の枝が電線にかかりそうになっていたので、ちょうどいい機会でした。

空は朝から晴れていて、scwによると夕方少し雲がかかるかもと出ています。一応星空中継は、トークの中で紹介する入門用のEVOGUIDE+SV305-SJ+AZ-GTiと、少し雲がかかったときのためにNIKKOR50mm+ASI294MCで広角電視観望の2本立てで用意しておきます。

さてさて午後になり、ぼすけさんのトークが始まります。ニュートニーとマクシーの解説ですが、私もそれに触発され、背後にニュートニーとマックシーを置いてみました。ブログの記事にしてないのですが、実は少し前に両方とも手に入れています。目的はむしろ教育で、観望会とかに持っていって中身を見せるとかです。

さらに、あぷらなーとさんのスムーズなトークにちょっとびびってしまいました。もちろん内容もすごく考えて作られていて、マニアックな内容を初心者にもよくわかるような話にしています。

成澤さんの頃には自分のトークの準備が佳境。ごめんなさい、成澤さんが生で中継しているのまでは認識できましたが、ここら辺からトークもあまり聞けていませんでした。自分を写すカメラ位置や、機材の最終点検です。外を見ても結構雲があって全然よくなる気配はありません。なのでスライドも少しロングバージョンに組み替えです。

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Zoomもつないで天リフ山口さんとも接続確認し、準備完了。トーク開始の15分前です。外を見ると、太陽は沈んでいますが、まだ少し明るくて、相変わらず雲だらけです。


いよいよ本番

さて、いよいよ自分の時間。15分くらい遅れていたので18時15分からのスタートでした。最初の挨拶に引き続き、そのままスライドへ。今回のトークのテーマは2本だて。電視観望の入門と広域電視観望です。
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つかみは望遠鏡あるあるです。今回は、眠っている昔の望遠鏡も使える可能性があるので、そのイントロも兼ねています。前半は以前このブログでも紹介した初心者用の電視観望の組み合わせでどこまで見えるかというお話です。
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馬頭星雲も短時間だと淡いですが、40分放っておくとかなり鮮やかになります。SharpCapの設定例とともに示します。
スライド14

Livestackの効果を三つ子銀河で1枚、2枚、4枚...と128枚まで見せました。ノイズが目に見えて減っていったのが分かったかと思います。

後半は入門からのアップグレードで、手持ちの眠っている望遠鏡を使用してみようとか、カメラをアップグレードしてみようとかです。
スライド27

その中でQBPを用いるとコントラストが劇的によくなること、さらに広域電視観望の紹介で事前に撮影した自宅屋根からバーナードループが映るまでを見せました。ここは、天気が期待できないためにビデオでの紹介を急遽入れ込んだ箇所でした。最後のスライドを終えて、ダメ元で広域のカメラで空を見てみるとなんと星が見えるではないですか!

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全然期待してなかったので、ちょっと興奮してきました。この時点で18時50分くらいだったでしょうか。もし星空を中継するなら時間を延長していいという許可はあらかじめ得ていたので、さあ延長戦の開始です!

早速、最初に紹介したSV305-SJに切り替えて、EVOGUIDE 50EDとAZ-GTiで電視観望です。ここでちょっとトラブル。接続してあったはずのAZ-GTiが認識されていません。まあ放っておくとたまにあることなので、冷静にAZ-GTiの電源を入れ直します。すぐに認識され、リゲルを導入します。水平はそこそことってあったつもりですが、やっぱり一発では入りませんでした。そこで前々回の記事で紹介したプレートソルブです。



この時点で19時前くらい、時間が押していたせいもあり、十分な暗さが確保できています。そのためでしょう、なんとプレートソルブ君も一発で星を認識。うまくAZ-GTiに返して位置を補正したらすぐにリゲルが見えてど真ん中に入りました。ここまできたらもう大丈夫です。予定通りM42オリオン座大星雲を導入します。そのまま真ん中に入り既にその色と形がわかります。ライブスタックを開始してノイズが少なくなりさらに炙り出すこともできます。

M42

延長と言っても既にかなり押していたので、すぐに広域電視観望に移ります。カメラは2台とも1台のPCにつないであるので、SharpCap上でカメラを切り替えるだけです。そのPCに部屋の中にある別のPCからリモートデスクトップで接続し、その画面をZoomの画面共有で中継しています。

ところが、カメラを切り替えたらなぜか画面が真っ赤になることが数回。
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原因はホワイトバランスが合っていなかったことと、Livestackに切り替えた時に画面をクリアすることを忘れていたためです。コメントとかTwitterを読み返すと、こういう時にすぐに立ち直るのに驚いた方が多かったみたいです。たまたますぐに気付くことができましたが、今回のように時間が限られている場合はやはりこういったミスは致命的になる可能性があるので、やはり気をつけるべきです。

広域電視観望では実際に自由雲台を手で直接動かして星雲を導入する様子を見せることができました。焦点距離50mmなので、手で導入しても位置が分からなくなるような事は無いということを示したかったのです。ところが三脚を置く位置が悪くて、オリオン座が入ったところで電線も入ってしまいました。途中「あっ、木?」とかつぶやいたと思うのですが、あれは前日に木が邪魔だったからなのです。でも電線が逆に臨場感を出していたというコメントもあったので、これはこれでよかったのかもしれません。

広域電視観望の場合かなり明るく見えるので、オリオン大星雲なんかは導入の途中で視野が動いててもそのまますぐにわかるし、燃える木も簡単に認識できます。バーナードループはどうでしょうか?ここで大きな勘違いに気づきます。この日は満月の次の日で相当明るいとその時まで思っていたのですが、早い時間だったのでまだ月が上がってきていなかったのです。調べたら月の出が18時50分、ちょうど星空中継が始まったくらいに月が出たようです。まだ月が高くなかったので暗さが保たれていたようです。

暗さも手伝ってか、Livestack前でもうっすらとバーナードループが既に見えていますし、Livestackを開始し炙り出したらかなりはっきり見ることができました。もう大成功です。この時点で天リフ山口さんに声をかけて「大成功でしたね!」と喜び合いました。CP+ではおそらくというか、確実に初めての生星空中継でしょう。むしろオンラインのCP+だからこそ実現できた臨場感だと思いました。

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中継終了後、コメントやTwitterを読み返していましたが、やはり随分と盛り上がっていたようです。とくに星空生中継に入っているとすごいコメント数になってきてます。実際の操作が見えたのが良かったという意見もありました。いくつかピックアップしてみます。
  • Bouque Ricoさん: ラストですね待ってました(^o^)!
  • Hiroyuki Narisawaさん:  楽しみ!
  • Alricha 33さん:  晴れてほしいですね!
  • Civetさん: α7sの電視観望から、CMOSカメラでの電視観望を即日に発送したのが凄すぎる!このブレークスルーの恩恵を今、我々は受け続けています。
  • はにちゃいさん:  電視観望、体験したことがないので楽しみです^^
  • 460 Photo Laboratory-ふぉとらぼさん: SharpCapは、MacOS版があればなぁ
  • 迷人会こたろうさん:  キンチョーしてませんか?笑
  • kouki atuさん: ここが知りたかった 視聴して良かった。
  • やさ_もささん: モニターで見ている分には十分すぎる
  • uminotuskiさん: 銀河が顔に見えてきました
  • 智さん: リアルタイムでノイズが消えていくのを見ると感動しますね。
  • wgateええじさん:  おおー
  • シュガーあんとんさん: 敷居が下がって天体人口増える
  • Hiroshi Tさん: 電子観望楽しいですね!
  • sabotenさん: 自分が使っているのと同じレンズだあ
  • MASAさん: 昔のレンズでも今の惑星CMOSに合うアダプターはあるんでしょうか?
  • ブラックパンダさん: 了解しました!CBPのアメリカンサイズ発売します!
  • Vtuber【ゆきさき】さん: すごいかも
  • 智志さん: 電視観望無敵!
  • 小林武嗣さん: 楽しい、役に立つセミナーです。
  • Masa Schumitさん: Samさん、ありがとうございました。とてもわかりやすくワクワク感のあるお話でした。
  • Akkeyさん: ブログ拝見して電視観望始めた一人です(笑)
  • hamsoltさん: フィルター買わないと
  • サイトロンジャパンさん: M42キター!!!
  • チーズアメさん: 経緯台でもPlateSolve走るんですね
  • nagasaki ten.さん:  ででん!
  • shuji acureさん: 凄い時代だ...!
  • りっくんさん: このプレートソルブはすごい
  • 1956 nardisさん: 富山晴れて良かったですね!
  • R & Lさん: 操作が早い!!!
  • _さすらいさん_:  LIVEでLIVEスタック!
  • 1957やまちゃんさん: 臨場感100%!
  • Kiyorin Strikeさん: 薄雲が..
  • Hiroshi Tさん: 豪快な導入W
  • Aramisさん: 電線見えるの逆にリアル
  • yamanonさん: 固定でスタックが流れないのか?
  • Yuichi Kiharaさん: 調整しているところが勉強になりますね
  • galaxy_takasさん: 10ユーロお布施します。
  • 山田祥之さん: かんどー!
  • Amanogawa Ranpoさん:  おおおー
  • yyhhaabbuuさん: お疲れ様でした
  • RYO[天文楽者]さん: お疲れ様でした!!!!!
  • あぷらなーとさん: すごい!大成功!大快挙!
  • NGC6992さん: 素晴らしかったです。ありがとうございました。
  • Heeyang Keeさん: ありがとうございました
  • mm mmさん: 88888888
  • spitzchuさん: 最高に良かったです。山口さんもお疲れ様でした。
  • ゆいさん: ありがとうございました
  • 腹黒鶺鴒さん: すごかった。。勉強になりました。ありがとうございました。
  • Masaさん: 電子観望の魅力がわかりましたー
  • Natsuokkuriさん: 家族でかんどうしました
  • Taro Mineさん: 今年のCP+で一番エキサイトしたオンラインセミナーだった
(ピックアップしきれなかった方がいましたら、ごめんなさい)

あとびっくりしたのが、トーク中にCBPのアメリカンサイズが欲しいとつぶやいたら、なんとサイトロンの方で本当に発売してくれるとのコメントが。私は後からコメントを読んだのですが、まさか本当になるとは!本当にありがとうございます。これは多くのユーザーにとってもとても嬉しいことだと思います。


終わってみて

コメントを読んで、Twitterをフォローして、今回の中継は結構凄いことではなかったかと改め思ってしまいました。最大289人の視聴者だったそうです。なかなかこれだけの人に生で星空中継を見てもらうというのは、少なくとも私の中では初めてのことです。しかも心配だった天気も奇跡的に回復しました。やはり空の中継が一番盛り上がったので、天気のおかげとも言えます。

夜の10時頃からZoomで呼びかけたら何人かの方が集まってくれました。次の日は月曜なので、遅くならないように1時間程度で終わりましたが、知った人が多かったので感想なども聞け、まったりした雰囲気でした。

準備から含めて結構大変でしたが、間違いなく今回のトークを引き受けて良かったです。本当に電視観望に興味が出て、新しく始めるような人がいてくれたら、とてもうれしいです。

天リフ山口さんはじめ、成澤さん、サイトロンジャパンの皆様、CP+の運営の皆様、どうもお疲れ様でした。私自身もとても楽しむことができました。本当にありがとうございました。

そして、視聴してくれた皆様、本当にありがとうざいました。電視観望に興味を持っていただけたらとても嬉しいです。また何か機会がありましたら、よろしくお願いいたします。


見逃した方へ、もしくはもう一度見たい方へ

3月中は配信がアーカイブで見えるとのことです。


私のトークは4時間15分くらいの所からです。まだ見ていない方がいましたら、もしよろしければご覧ください。


2021年2月12日(金)の週末、とうとう念願の能登半島の真脇遺跡に行ってきました。

金曜夜に突然思い立って

そもそも真脇遺跡の存在を知ったのは「君は放課後インソムニア」という天文ネタのコミックです。

この日は夜に突然思いたったのですが、いくつか理由があります。ちょうど新月で撮影したいのですが、天気が微妙です。この時期実はまだSh2-240を撮影している歳ちゅでしたが、晴れなのに結構雲が多そう。特に前半がダメそうなのです。Sh2-240は0時すぎ頃に屋根の下に沈んでしまうので、この日の撮影は無理そうです。SCWで雲の予報を見ると、明け方の天の川が出ることには能登半島はほぼ快晴の様子です。もしかしたら今から出ればちょうど能登に着く頃には晴れているのではとの見込みで、それならいっそ真脇遺跡まで行ってみようとなったのです。


真脇遺跡に向けて出発

今回は星景写真ですなので、準備も楽です。さっと準備を済ませ、21時過ぎに出発。休憩も入れて約3時間の道のりです。しかも富山から能登空港までは元々有料道路だったものが無料になった道が大半で、運転しやすく、移動時間もかからず、しかも無料。途中コンビニなどで夜食を買いながら、のんびり行っても0時過ぎには到着しました。

初めての場所なのですが、真っ暗で誰もいません。どこまで車で入ったらいいのか?本当にこんな時間に遺跡まで寄って行っていいのか?こんな時間に誰かに聞けるわけもなく、とりあえず調べたら普通に近寄って行っていいみたいなので、カメラをセットしてみました。ここら辺でやっと目も慣れてきて気づくのですが、天頂は満点の星なのですが、地上近くは割合ライトも多く、思ったより明るいです。なので、ライトが遺跡でうまく隠れるような配置にすることにしました。明け方前の天の川が一番の狙いなので、天の川が一番濃い南東を中心にしました。でもこれちょっと判断ミスで、後で見返したら、この時期は天の川が上がってくる途中で意外に早く明るくなって染むので、もう少し中心を真東に寄せて、淡くても高くに上がる天の川を狙ったほうがいいと思いました。

とりあえず誰もいなさそうなので、タイムラプス映像を撮影することに。撮影中に気づいた限りで車が2台通っていっただけでした。撮影のその間、仮眠を取ろうとしたのですが、結局眠れたのは30分くらい。気になってなかなか眠れませんでしたが、明け方まで誰も来ませんでした。

撮影できた3時間半分のタイムラプス映像。一応その場で確認してみると、天の川もチラッと写ってます。でもやはりまだ2月は早すぎるかもしれません。ちょっと上がってきたところくらいで明るくなっていました。やっぱりタイムラプスで撮影する時はカメラは2台あった方がいいかもしれません。でも広角のレンズで明るいものをたいして持っていないので、もう少し考える必要があります。

明るくなった午前6時ごろ撤収。油断すると自宅に着くのが遅くなるので、どこにも寄り道せずに帰りました。帰宅したのは午前9時頃でしょうか、そのまますぐにベットに潜り込んで昼過ぎまで寝ていました。


撮影結果

その後の撮って出しと、PixInsightでJPEG画像をそのままBlinkで動画化したものはTwitterにその日のうちにアップしたのですが、その後の真面目な画像処理はずっとほったらかしていました。重い腰を上げてとりあえず進めます。

下は、明るくなり始める直前で、一番天の川が高く写っているものです。タイムラプス映像の中から選んで個別に画像処理してます。

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  • 撮影日: 2021年2月13日5時39分
  • 撮影場所: 石川県能登町
  • カメラ:  Canon EOS 6D(HKIR改造)
  • レンズ: Samyang 14mm F2.8
  • 撮影: ISO6400、露光時間20秒 
  • 画像処理: Lightroom、Photosop、PixInsight、

タイムラプス映像

もう一つは午前2時30分から朝6時までの約3時間半のタイムラプス映像です。

こちらは楽をしてJPEG画像をPixInsightのBlinkでオートストレッチしました。LightroomでRAW画像から色々いじったのですが、途中どこかの街灯が消えたかついたかで、大きく背景の明るさが変わる境目がありました。それを何度も処理するのが大変すぎて、今回はオートストレッチである程度自動で明るさを揃えることで済ませました。

それでもDIGICエンジンは十分な表現力です。JPEG画像なのに、ほんとにオートストレッチするだけで十分でした。天の川の描写は甘くなりますが、滑らかさとか考えて今回は簡易的な方法をとりました。



撮影後のこと

後日談です。撮影中にTwitterに真脇遺跡に来ていることを投げていたら、「スピリッツネタ?」という投稿がありました。真脇遺跡でスピリッツというともう「君は放課後インソムニア」しかありません。でも私はコミックでまとめてしか読んでなかったので、間が開くのも嫌で、その時は「コミックで読みます」とか返事をしていました。

自宅に帰って、仮眠してから起きてみると仲のいいかんたろうさんから「今週のビッグスピリッツ見よ!」との指令が。「では今から買ってまいります!」とか返事をしてコンビニに何軒が行くが、もう売り切れでした。近くの本屋に行くと幸運なことにまだ残っていたので、その場では中身を見ずに自宅に帰ってから最初から読みました。

最近雑誌を買うことがほとんどなくなってしまったので、週刊の漫画雑誌を読むのは久しぶりでした。学生の頃は昔は立ち読み含めてほぼ全種類読んでいたのですが、久しぶりでちょっと新鮮でした。400円という値段にも驚きました。チラッと週刊少年ジャンプを見ると290円、子供の頃170円だった記憶があります。マガジンは昔と変わらずジャンプの10円プラスの300円、サンデーに至っては340円。今の雑誌は値段だけを見ても大変なのかと思います。ちょっと脱線しますが、最近読んでる単行本もスピリッツのものが結構多いと気付きました。「チ」とか「プラタナスの実」とかです。あと、アフロ田中がいつのまにか結婚してました。
さて、とうとう「君は放課後インソムニア」のページにたどり着きました。おお、なんとセンターカラーで真脇遺跡!チョーかっこいいです。しかも内容的にも盛り上がるところ。作者のオジロマコト先生が真脇遺跡をここに持ってきたかったわけがすごくわかる気がします。満天の星と太古からの遺跡の神秘的な雰囲気、他に誰もいない状況がいやが応にも気分が盛り上がります。連載と同じ、夏の真夜中に、真上に上天の川の季節に行きたかったです。

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まとめ

真脇遺跡、実際に行ってみてものすごくよかったです。夜中に見たからかもしれませんが、ホントにもうなんか地球の歴史だとか、時間の流れだとか、宇宙の大きさだとか、色々感じてしまいました。

もう少し経ってから、あと何回か行ってみたいと思います。人が多くなると思うので、タイムラプスは難しいかもしれませんが、天の川をもう少しいい位置で撮ってみたいです。石川は他にもキャンプで行った見附島とか、ボラ待ちやぐらとか、「君は放課後インソムニア」にも出てきた天の川スポットがあるので、通い甲斐があるというものです。

さてさて、この時の週末は金曜の夜から活動してましたが、満足して疲れ切って帰ってきてもまだ土曜の朝なので、休みが長く感じます。まるで3連休のような気分でした。私は自宅撮りや車で1時間程度までの近征が多く遠征はあまりしないので、久しぶりで楽しかったです。


CP+での星空中継のためのテストをしているのですが、なかなか難しい状況だというのがわかってきました。トークの時間が18時から18時半でまだそこそこ明るい時間帯です。中継を後半に持ってきたとしても18時20分くらいから、それでもまだ西の空に明るさが残ってます。こんな中でも、電視観望の魅力を伝えるためにはやはり星雲を見せたいです。


さて、どうしよう?

あらかじめ天体が導入されていればまだマシなのですが、そもそもトークの始まる18時前にアラインメントを済ませておくのは、さすがに明るすぎて無理です。それにトーク前にあまり焦りたくありません。

どうやれば確実に導入できるか色々考えてました。一番確実なのは、前日にきちんとした赤道儀、例えば手持ちのCGEM IIで極軸を完全に合わせておいて、アラインメントもきちんととっておいて、そのアラインメントを昼間も保っておくこと。でも前日が晴れる保証もないですし、やっぱりせっかくSIGHTRONのブースで話すので、やはりAZ-GTiでやりたいです。

次に考えたのが、カメラをASI294MCにして視野を広げて導入しやすくすること。でもこれもせっかくSIGHTRONブースで、しかも入門用と謳っているからには、やはりここはSV305-SJでどこまで見えるのかを見せたいです。

最後は、親子亀にして一つを広角ファインダーにしてあたりをつける方法。ですが、入門用で複雑に見えるのはやはりダメです。


いい方法を思いついた!

結局色々試してたどり着いた結論は、SharpCapのプレートソルブ機能を使うことでした。それをSyn Scan proと組み合わせます。SV305-SJの取得画像からプレートソルブして、それをAZ-GTiの経緯台モードに返します。

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これ結構すごいですよ。
なんたってケーブルがPCとカメラを繋ぐ1本だけの
超シンプルなシステムでのプレートソルブの実現です。


準備

あらかじめ、SharpCapとSynScan ProがノートPCにインストールされ、共に立ち上がっているとします。また、SynScan ProはWi-Fiを通してAZ-GTiに接続されているとします。

ポイントは

1. まずSharpCapからプレートソルブ(Astapが速くていいです)が動くようにきちんとインストールすること。PCは速いものを使ってください。StickPCクラスだと結構時間がかかります、が不可能ではないです。
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設定画面の一例です。下の方で、AstapがFoundとなっていれば大丈夫かと思います。 

2. ASCOM環境は必須です。ASCOMプラットフォームをカメラを接続したPCにインストールしておいてください。
3. SynScan用のASCOMドライバーをインストールしておくこと。
4. SharpCapの環境設定画面でMountとしてSynScanを選んでおくこと。
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ドライバーの選択です。SynScan App Driverを選んでください。

5. SharpCapの画面右側の「Scope Controls」のところで、「Connected」にチェックを入れること。
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きちんと接続されると、このようにどこを向いているかSharpCapが認識します。

これで準備完了です。


実行方法

  1. まずは通常通り鏡筒を北向きにして置いて、ノートPCで走っているSynScan proからAZ-GTiで初期アラインメントをします。どうせプレートソルブするのでワンスターアラインメントで十分でしょう。
  2. ここで視野にターゲットの天体が入っていなかったら、普通は方向ボタンをマニュアルで押して目的の天体を導入します。ここではそうせずに、SharpCapの「Tools」メニューからプレートソルブを実行します。ここでは「Plate Solve and Resync」を選びます。
  3. うまく位置を特定できると、その情報をSynScanの方に渡して、初期アラインメントで選んだ希望の天体を、ズレを補正して自動で導入してくれます。
  4. もし一度で導入されなければ、再度プレートソルブをします。大抵は2回で導入できるはずです。無事に導入されたら、あとはSynScanでアラインメント完了ボタンを押すと完了です。
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プレートソルブがうまくいくと、こんなメッセージが出ます。

この一連の流れが実現すると、AZ-GTiの設置が相当楽になります。AZ-GTiと鏡筒設置時に水平とかはある程度出しておいた方がいいですが、鏡筒の方向も大体北に向けておけばいいです。もし水平出しをさぼった場合でも、プレートソルブで導入した天体が少しずれ、視野ないに一発で入ってこないだけです。かなり近くまではきてるので、もう一度プレートソルブすればまず入ってくるでしょう。

どうです?結構すごいと思いませんか?しかもAZGTiが電池駆動で、PCがノートとかのバッテリ持ちなら、必要なケーブルはホントのホントにPCとカメラを繋ぐケーブル一本です。


実際に明るいうちからテストしてみた

さて、これらのことをこの時期の18時にやった時にどうなるか?

18時ぴったりだとまだ明るすぎて少し厳しかったですが、18時15分だと問題なくできました。この際、露光時間は5秒程度までにした方が良かったです。そもそもAZ-GTiの追尾の精度が出ていないので、10秒とかにするともう長すぎで星が流れてしまい、プレートソルブで恒星を認識することができませんでした。

CP+本番は今から約1週間後です。太陽が沈む時間がだいたい5分くらい遅くなるので、18時20分ならなんとか見せることができるでしょう。実際に今日の18時15分だと、オリオン大星雲M42なら、十分に見ることができました。

でもまあプログラムが多少遅れることを期待して、もう少し暗くなってから見てもらった方がいいのかもしれません。いずれにせよ、全ては晴れてくれたらのことで、北陸の冬なので厳しいかもしれません。今のところの天気予報、日曜夕方は「曇りのち晴れ」みたいです。


CP+のトークをお楽しみに

今回のアイデアどうだったでしょうか?これ相当シンプルで、ソフトの設定の簡単さはASI AIRには負けると思いますが、ケーブルの数の少なさだけ言ったらASI AIRに負けないと思います。

今回のテストはCP+の星空中継のためなのですが、CP+本番ではこんな凝った話はできないので、ブログに書いておくことにしました。でも晴れていれば実際の過程は(偶然一発でターゲット天体が視野に入らない限り)見ることができるかと思います。

それではCP+でのトーク楽しみにしていてください。


 

星雲がその場で見える!
電視観望にチャレンジしてみよう

日時: 2月28日(日)18時から18時30分

by Sam @ ほしぞloveログ 

 

休日の楽しみ、名古屋人の心の故郷コメダ珈琲で朝昼ごはんを兼ねて、CP+の準備とブログ書き。

その後、自宅でもう少しCP+のスライドを作り込んで、14時前くらいから太陽撮影です。黒点が出たという情報が昨日あったのですが、どうやら消えてしまったみたいです。

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黒点になると思われていた部分。

その代わりに、5時くらいの方向でしょうか、大きなフィラメントがプロミネンス まで繋がっているのが見えました。

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このフィラメントですが、光球面からプロミネンス と繋がっている様子を出すのがすごく難しいです。一枚の画像で出したいので、ImPPGでトーンカーブをいじることで、光球面とプロミネンス を一度に出すこことにしました。以前もいろいろやってましたが、今回は本当に必要に駆られてです。

I,PPG

上のように、ガンマ補正でプロミネンス を出す場合に比べて、暗部を少し上げ、明部を少し下げてやります。これまではガンマ値が2くらいと、0.6くらいの2枚出していたのですが、一枚で済むので楽そうです。下の10時方向の比較的大きなフィラメントはこのように出しました。


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撮影日時: 2021/2/21 14:03-14:09
撮影場所: 富山県富山市自宅
鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
エタロン: Coronado P.S.T.
赤道儀: Celestron CGEM II
カメラ: ZWO ASI290MM
撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
撮影条件: ser形式でgain 140-200, 1.25ms x 2000フレーム中上位50%を使用
画像処理: AS3にてスタック、ImPPGで細部出し、PhotoshopCCで後処理


実はPSTを2台持っていて、既に改造できるように分解済みです。


少し興味があったので後で買ったものを実際に使ってみました。ともに見えが悪いとのことで、先に買ったものも、後に買ったものも両方ともジャンク品です。先に買ったものはBFを掃除することで随分と見えるようになったのでもうけものでした。

今回見比べてみてわかった大きな違いは、エタロンの精度でした。もともと持っていたものも、そこまで性能が良いとは思ってませんでしたが、あらたに手に入れた方が明らかに見える面積が小さいことがわかりました。調整リングを増していくと、明らかにリング状のLaguerre-Gaussianモードが見えます。モードマッチング取れていないような状況です。明らかにHαが見える面積が小さいです。

うーんエタロン前のレンズを変えるか?でも見えている部分は(小さいですが)これまでのPSTよりHαがコントラスト良く見えているかも。あと、BF掃除したら少しは変わるかもしれません。ちょっと考えます。 

 

皆さんこんにちは、「ほしぞloveログ」のSamです。

今回、なんとCP+2021のサイトロン特設サイトにおいて、天リフさんセレクションによるトークをすることになってしまいました!!!




星雲がその場で見える!
電視観望にチャレンジしてみよう

日時: 2月28日(日)18時から18時30分

電視観望の魅力をこれまで星雲とかあまり見たことがない人に伝えたい。
できれば星空中継をしたくて遅い時間にして頂きました。


プログラムを見ていただければわかりますが、友人のあぷらなーとさんはじめ、他にも面白そうなトークが目白押しです。オンラインですので、ぜひともご視聴ください。

なお、視聴にはオンラインの入場事前登録が必要とのことです。まだ登録されていない方は、事前にCP+2021 ONLINE公式サイトよりご登録ください。




予告

少しだけ予告です。

こんなもので
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こんなことや
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こんなこと
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をするような話です。

もうスライドの準備はあらかた終わりました。後は当日晴れるのを祈るばかり。それでは皆様、楽しみにしていてください。




今回のターゲットはぎょしゃ座とおうし座の間にある、とーっても淡いSh2-240、通称スパゲッティ星雲です。しかも自宅からの挑戦。初の12時間越えの撮影になりました。


自宅から淡い天体を目指す

TSA-120を購入してから1年くらい、一部を除いてほとんどTSA-120ばかりで撮影していましたが、焦点距離900mmで撮れるのもだいぶ尽きてきたので、久しぶりに別鏡筒です。ターゲットは迷ったのですが、自宅からの撮影で淡いのがどこまで出るのかを知りたくて、Sh2-240にしました。前回のM78もそこそこ淡いのですが、今回のは無理ナントと言われるくらい淡いレムナント(超新星残骸)です。

淡くても大きい星雲なので、機材は焦点距離が370mmと短いFS-60CBに、マルチフラットナー + フルサイズのEOS 6Dです。新月期ですが、自宅周りで光害の影響は避けられないので今回はCBPを取り付けます。

淡くてもうまく全景が分かるくらい写るのか、あわよくば青いOIIIまで写るのか?どれくらいの時間をかけるべきなの?いろいろ楽しみです。


撮影


実際の撮影の状況です。撮影は3日に渡るので状況は色々変わります。

  • 1日目、2月6日(日): そこそこ晴れているので21時過ぎから撮影開始、雲が途中少し出たが、続行。西に傾くにつれ明るくなり、午前1時半頃で屋根に遮られおしまい。次の日仕事なのでここでキザを片付け中断。
  • 2日目、2月11日(木): 休日: 機材はそのままの継続撮影なので、すぐに準備もでき、天体薄明終了後すぐの19時過ぎから撮影開始。天気があまり良くなく、時折雲に邪魔されます。西に傾き明るくなってきた午前1時頃に、これまた次の日仕事なのでここで撤収。
  • 2月12日(金) 夜中くらいまで天気が悪そうだったので、この日の自宅での撮影は諦め真脇遺跡へ遠征(このことはまたブログにまとめます)。
  • 3日目、2月13日(土): この日も19時くらいに撮影開始。風が強くなってきた午後1時前に撮影中止。天気はまだ良かったのですが、あまりの風の強さに撮影は無理と思い撤収。

3日目の撮影開始時に、カメラのワイドアダプターのネジが緩んでいてガタガタになっているのに気づきました。カメラを一度外したので、カメラの回転角は合わせ直したのですが、ピントは一見大丈夫そうだったので合わせずじまい。おそらく3日目の分はごくわずかピントがずれています。でも仕上がりを見たらまあ気になるほどではなかったです。でもやはり少なくとも何かずれていたら、きちんと見直すべきかと反省しました。


電源トラブル

 長時間撮影なので、カメラをモバイルバッテリーで駆動させましたが、このバッテリーにAC出力がついていたので、機材簡略化のためにStickPCを試しに同じバッテリーから電源を取って動かしてみました。結果、ASCOMで赤道儀のCOMポートを認識しない(ごくたまに認識するが、すぐにまた認識しなくなってしまう)というトラブルが起き、その後StickPC自体が落ちてしまいました。

COMポートの認識が不安定だったり、まるまる認識できなくなるという事態は初めてでした。最初電源のせいだとは疑わなかったです。でもいつもはできていて、今日は調子が悪い。何か変わったところがあるはずだと考えると、やはり電源が最初に浮かびました。結局StickPC用にいつも使っている別の独立したモバイルバッテリーを用意したところ、ASCOMも安定し、落ちるようなことは無くなりました。

ということはやはり今後も
  1. 赤道儀用にCelestronのPower Tank(のバッテリーを入れ替えたもの
  2. Stick PC用のAC出力付きのバッテリー
  3. カメラ用にUSBが2系統取れるバッテリー
と計3つを使うことになります。


PHD2のマルチスターガイドのテスト

今回新しく試したのは、PHD2の開発者バージョンで実装されたマルチスターガイドです。下の写真は初日の様子です。

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縦軸のスケールは+/-8秒角ですが、ほぼ真ん中に維持されていてrmsで1秒角程度で、非常に調子がいいです。おそらくこれまでで一番きれいにガイドできています。一番右の大きなピークはディザリングです。

一方、下の写真は3日目にかなりの強風時の様子です。

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風のせいで揺れ幅が大きくなっているのが分かると思います。RMSで2秒近くなので、倍くらいの揺れです。右から2つ目の大きなピークはディザーですが、一番右のピークは部屋にいてビューという大きな風の音がした直後の揺れです。これで撮影中止を決めました。

PHD2の新機能のマルチスターですが、相当いい感触です。焦点距離が短いガイド鏡でピクセル以下の位置精度を求めようとしているので、そもそも感度限界に近いところを攻めているわけです。多数の恒星を測定することでそこのエラーが恒星の数のルート分の1で減るはずなので、かなり効くことが期待できます。今回試した限りでも、実際の場合で相当の効果があることが分かります。


画像処理

今回はlightフレームの数が多いので、手持ちのダークフレームの数が足りなくて、冷蔵庫を使って追加でダークを取り直しました。

結果今回は
light frame: 147枚 (ISO800、露光300秒)
dark frame: 100枚 (ISO800、露光300秒)
flat frame: 128枚 (ISO800、露光1/400秒)
flat dark frame: 128枚 (ISO800、露光1/400秒)

になります。flatは最近TSA-120でM87を撮ったときに試した、曇りの日の部屋の中で外光が当たっている壁を写しました。flat dark frameはflat frame直後に鏡筒に蓋をして撮影しました。

上記ファイルを全てPixInsightのWBPPで処理します。WBPP終了後の画像をオートストレッチしたもですが、これを見てちょっと引いてしまいました。

masterLight-BINNING_1-FILTER_NoFilter-EXPTIME_300.3

12時間撮影してこの淡さです。しかもゴミが多すぎ。一度センサーを徹底的に掃除する必要がありそうです。

これ以上撮影時間を増やすのも価値がないと思い、気を取り直して画像処理を始めます。普段の炙り出しが簡単に思えるほど、画像処理には相当苦労しました。PixInsightでストレッチまでした後、さらにPixInsight上で細部出しなどの処理を続けようと思いましたが、これだけ淡いのを出すのはPixInsightでは私はまだ経験不足。今回はStarNetで背景と恒星を分離してから、早々とPhotoshopに移り、背景と恒星を別々の状態で処理を進めました。ただし、恒星との境に不自然沙が生じないよう、背景のみの画像に恒星から作ったL画像をマスクとしてかけながら処理しました。

この淡い天体に対して、Photoshop上でDeNoiseも含め、持ってる技術を注ぎ込んで炙り出しました。そのため多少不自然なところも残ってしまっているのは否めません。かなり炙り出しているのでノイジーなのも否めません。それでも自宅から12時間でここまで出たのは喜ぶことなのかもしれません。

masterLight_cut_ABE_PCC_AS2_SFT_all6_bright
  • 撮影日: 2021年2月6日21時22分-2月7日1時30分、2月11日19時19分-2月12日0時25分、2月13日19時10分-2月14日0時47分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: 鏡筒: Takahashi FS-60CB + マルチフラットナー
  • フィルター: SIGHTRON Comet Band Pass (CBP) filter 
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ:  Canon EOS 6D(HKIR改造, ISO800, RAW)
  • ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: BackYard EOS、露光時間300秒x147枚 = 12時間15分  
  • 画像処理: PixInsight、StarNet++、Photoshop CC、DeNoise AI

そもそもHαの赤を出すだけでも相当苦労しましたが、OIIIの青は全くと言っていいほど出ませんでした。CBPはある程度青も通すはずですが、それでも全然無理なのか、それとも露光時間が絶対的に足りないのか?そのうちOIIIフィルターを使って単体で撮り増しするかもしれません。


まとめ

今回の撮影も自宅庭撮り祭りの一環で、私にとってはある意味挑戦の一つです。その結果、こんな淡い天体ですが、自宅から出す手段があることはわかりました。あとは青いところをどう出すかが次の課題です。

今回は大きな星雲を久しぶりに短焦点鏡筒で撮影しました。逆方向、長焦点での小さな銀河を分解能取る方向もまた再開したいと思っています。


2月11日、せっかくの晴れなのでこの日も太陽タイムラプス映像にチャレンジです。前日に同様の処理をやっていたので、ある程度繰り返しでできます。


プロミネンスをいくつか

でもこの日も黒点はなし。小さなプロミネンスがいくつかと、南西方向と、北東方向に少し大きめのプロミネンスが出ています。まずはプロミネンスをいくつか撮影。でもシンチレーションがそこまでいいわけではないので、処理も簡単に済ませました。明らかに手抜きなところも見えますが、ご容赦ください。

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13_09_55_lapl4_ap1048_IP

13_10_52_lapl4_ap942_IP

13_11_43_lapl4_ap879_IP

13_12_37_lapl4_ap1199_IP

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  • 撮影日時: 2021/2/11 13:09-13:20
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
  • エタロン: Coronado P.S.T.
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI290MM
  • 撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
  • 撮影条件: ser形式でgain 130-160, 1.25ms x 2000フレーム中上位60%を使用
  • 画像処理: AS3にてスタック、ImPPGで細部出し、PhotoshopCCとShapen AIで後処理

北東のカラー化したものを除いて、どれも結構淡いです。シンチレーションの成果、そこまで解像度はよくありません、それでもスピキュールくらいは見えています。
  • 面白いのは上から3番目のやつ。プロミネンスが浮かんでいます。おそらくこれ、前日に捻れてたプロミネンスが出てたので、それが千切れたのではないでしょうか。
  • 1枚目の右下のプロミネンスも淡いですがそこそこ大きくて、リング構造が見えています。
  • 一番下のはかなり淡いですが、高く飛び出しているのがわかります。
数は多いですが、どうもインパクトには欠けます。やはり黒点が待ち遠しいです。


プロミネンスのタイムラプス

続いてタイムラプス映像です。位置合わせは今回もImPPGがうまくいかず、結局Photoshoになりました。枚数も昨日と同程度なのでそこまで苦になりません。


最後にしたの方でなんどか火柱が立っています。メインのプロミネンスの動きはそれほどでもないですが、でも動画にしてみると動いているのがよくわかります。

でも今回のタイプラプス映像、1時間15分程度のものですが、撮影時間は13時半頃から14時半頃と、約3時間かけてます。でもその間に雲で遮られたり、ガイドがうまくいかなくてズレてしまったりで、その中の連続した一番長い1時間15分ぶんを切り出しています。しかも1回の撮影枚数を400枚くらいに増やしたら、1ファイルで1GB越え、これが180個くらいあって全体で200GBを超えています。一回でこれだけの量になると少し考えものです。週末の土日は晴れてましたが、新月木で夜の撮影もあるので、太陽は少し休憩です。

黒点が出たら超長時間の撮影で、黒点の変化をみてみたいです。5分おきで8時間分とかでしょうか。


2021年2月6日の太陽です。南東方向に大きなプロミネンス が出ていました。

この日の朝、ゆっくり寝ていたら朝9時過ぎ、部活に行っている子供から電話がかかってきて、
「制服忘れた、午後からサイエンススクールで制服いるから持ってきて」
とのこと。 外を見ると曇りなので「いいよ、じゃあ昼ごはんどっかで食べよう」と電話を切りました。

午前11時過ぎ、そろそろ出ようと外に出るとなんと快晴!?
「くっそー、こんな日に忘れ物しやがって」
と朝の言葉とは裏腹に、子供を恨みつつ後ろ髪を引かれながら車に乗って子供の元へ。

議論の結果早く済むCoCo壱番でカレーを食べ、頑張って早く戻りましたが、自宅に着いたのは結局14時近く。もう太陽も少し西に傾きかけてます。貴重な休日の快晴なので、早々とC8とPSTの準備をします。太陽は準備が楽ですね。極軸もどうせ取れないので、そこそこあっていればよく、初期アラインメントも太陽の反射光がきちんとシュミット補正版の真ん中にいけばそのままカメラの視野に入ってきます。準備時間は実際10分くらいでしょうか。

まずはぐるっと見渡しますが、目立った黒点はなく、南東方向に大きなプロミネンスがあるくらい。南の方にフィラメントがありましたが、そこまで大きくはないので興味は引かれませんでした。とりあえずプロミネンスを撮影。

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撮影日時: 2021/2/6 14:35
撮影場所: 富山県富山市自宅
鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
エタロン: Coronado P.S.T.
赤道儀: Celestron CGEM II
カメラ: ZWO ASI290MM
撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
撮影条件: ser形式でgain 150, 1.25ms x 2000フレーム中上位60%を使用
画像処理: AS3にてスタック、ImPPGで細部出し、PhotoshopCCとShapen AIで後処理


撮影できそうなのがプロミネンス だけで、まだ少し時間があったので、撮影ソフトをFireCaptureに移し、赤道儀をASCMO経由で接続してガイドして、連続撮影をはじめました。うまくいくとC8での初の太陽タイムラプス映像になります。

5秒で50フレームほど撮影し、55秒休むというのを繰り返す設定です。安定していそうだったのでそのまま放っておいて、前回の記事で書いたケーキ作りの材料の買い出しに行きました。帰ってからもまだきちんとガイドしていましたが、もうかなり西に傾いていて、間も無く暗くてガイドが外れ、そのまますぐに太陽が屋根にかかって撮影は終了です。後で見ると、81個の動画ファイル、すなわち81分ぶんの太陽の変化が撮れていました。

FireCaptureを使った撮影時のガイドのやり方や、太陽画像のタイムラプス映像の作り方はこちらから。


でも、残念ながらImPPGでの位置合わせがどうやっても(先に暗くして円弧を出したり、明るくして扇型にしたりなどなど)うまくいきません。焦点距離が長く円弧が滑らかになるので、うまく中心と半径が掴めないようです。コントラストで見分けて位置合わせするのもやってみましたが、やはりガタガタしてしまいます。しかたないので、81枚をPhotoshopで一枚一枚手で位置合わせしました。「ファイル」->「スクリプト」->「ファイルをレイヤーとして読み込む」ですべて最初からレイヤーにしてしまうとそこそこ楽にできます。その際「名前順で並べ替え」で読み込むようにするのを忘れないようにしてください。

あとは上記リンク先の手順で大丈夫でした。10枚を1秒で表示したので、約8秒の映像になります。出来上がったタイムラプス映像です。


久しぶりの処理なので少し時間がかかりましたが、なんとか映像までなりました。思ったより動いていることがわかります。最後のところで大きな火柱が上がるのですが、この後を撮影できてたらと思います。

各コマ50フレームちょいしか撮ってないので画質が心配でしたが、アニメにすると多少のアラは目立たなくなります。時間軸があるのでかなり補完されるみたいです。少し処理は不満なところがあるのですが、Photoshopの位置合わせをできればやりたくないので今回はこれで完成とします。

明日は休日ですが晴れるかもしれません。晴れたらまた挑戦したいです。



妻の誕生日

星を始めてから晴れてると平日休日限らず夜が忙しかったりするので、最近は料理をすることがめっきり少なくなってしまっていました。

今日は妻の誕生日。普段の罪滅ぼしにケーキを作りました。でも久しぶりなので、うまく作れるかどうかちょっと心配でした。

昔、アメリカ滞在中に大きなオーブンがあった(普通の家庭には、たとえアパートメントでも必ずついてます)ので、その時に考えたスポンジケーキとシフォンケーキの中間のようなレシピです。

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妻にレシピを教えた時のメモです。1998年の雑誌でもうボロボロです。

アメリカのケーキは、と言うかケーキだけでなくいろんなものが美味しくないので、ケーキ、お寿司、うどんとか、工夫していろいろ作ってました。うどんを夜に足でこねていると、下の階の人が驚いて訪ねてきたのは今でもいい思い出です。


ケーキを作ってみよう

今回久しぶりにケーキを作るにあたり、もしかして今のブログを書いているノリで、細かいコツとかまで書いてみたらどうかと思い、試しに書いてみることにしました。いつものように長いですが、もし誰かが活用してくれたら嬉しいなあと思います。

特徴
  • スポンジケーキとシフォンケーキの中間みたいな仕上がり。
  • 甘さ控えめ。
  • 中沢の生クリームを使っています。これはスーパーでも手に入り、変な材料など入っていない純生クリームでとても美味しいです。乳脂肪分が45%と36%のものがありますが、ケーキだと36%の方がいいと思います。
  • 生クリームと果物をたくさん使った贅沢な作りで、下手なケーキ屋のケーキより美味しかったりします。
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材料

スポンジ
  • 玉子: 4個(卵黄4個分、卵白4個分と言う意味です。普通は卵黄と卵白の数が違って無駄になるのですが、ここではあわせてます。)
  • 砂糖 70g
  • 水: 110cc
  • サラダ油: 80cc (適当な好みの油でいいです。)
  • 小麦粉: 130g
  • ベーキングパウダー: 小さじ2/3 (なくても構いません)

シロップ
  • 砂糖: 25g
  • 水: 50cc

生クリーム
  • パックの生クリーム 200ccを2パック(中沢の36%フレッシュクリームがおすすめです。)
  • 砂糖(色がつかないように白糖がいい): 生クリーム200ccあたり10gで計20g

仕上げ
  • 好みのフルーツ(今回はイチゴを2パック贅沢に使いました。他にも、キウイやブルーベリー、季節で果物が手に入りにくい時は、缶詰の桃などで補充したりしてます。)

用意するもの
  • 大きめのボール2個
  • 電子計り(1g単位まで測れるもの)
  • 泡立て器(電動のほうが楽)
  • へら
  • ホールケーキの枠(今回使ったのは6号、直径18センチのもの)
  • オーブン
  • ハケ(シロップ塗り用)


作り方

スポンジ:

1. まず玉子4個を、卵白と卵黄に割りながらわけ、2つのボールにそれぞれ入れます。その際、卵白に卵黄が絶対混ざらないようにしてください。卵黄が混ざると卵白がうまく泡立たないことがあり、全部作り直しになります。

2. 卵白、卵黄のボールに、砂糖70gを半分づつ分けて入れます。その際、電子計りに例えば卵白の入ったボールごとのせて、秤のスイッチを入れると、その時の重さが0gとなるので、そこから改めて35gになるように砂糖を入れておけばぴったりの量を入れることができます。卵黄にも同様に砂糖を35g入れます。

3. 卵白を泡立て器で泡立てます。この際、必ず卵白から泡立ててください。卵黄を先に泡立てて、泡立て器についた卵黄が卵白に混ざると、卵白はうまく泡立たないことがあります。
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4. 卵白の泡立ては、泡立て器をひっくり変えてしツノが出るくらいがちょうどいいです。泡立てすぎると分離してまうので、後もうちょっとかというくらいで止めておくのがいいです。

5. 卵黄は、泡立て器で混ぜていくと、まるでマヨネーズのようになります。マヨネーズ状になってなかったらまだ不十分です。
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6. 次に卵黄の方に水110ccを加えます。この際も、電子計りを使うと正確に測ることができます。ボールごと電子計りに載せスイッチを入れ、0gのところから110gになるまで水を入れていきます。
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7. ここでまた泡立て器で卵黄の方をよく泡立てます。1-2分でしょうか。

8. さらにサラダ油80ccを入れます。こちらは水より1割ほど軽いので、電子計りで90g増えたところでストップします。

9. さらにまた泡立て器で卵黄の方をよく泡立てます。これも1-2分でしょうか。

10. 次に小麦粉130g(電子計りで見ながら)とベーキングパウダーを小さじ3分の2入れます。ベーキングパウダーはなければ入れなくても構いません。それでもうまく膨らみます。ここで重要なのは、小麦粉を混ぜるときは泡立て器なら一番回転を低くして、できるだけざっくり混ぜることです。あまり混ぜすぎず、白いところがなくなって後少しくらいでしょうか。

11. 最後に、卵白を卵黄の方に加えますが、まずは卵白の3分の1くらいを卵黄の方に入れます。今度は泡立て器は使わずに、ヘラでざっくり混ぜます。これも白いところが見えなくなったら十分です。残りの3分の2の卵白も入れて、同じようにヘラでざっくり混ぜます。
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12. できた生地をケーキの型枠に入れます。ここでのポイントは、ケーキ枠にバターや油を塗ったり、クッキングペーパを底や周りに置かないことです。焼き上がった時に、生地が枠にくっついた状態を保つことで、せっかく膨らんだスポンジが縮んでしまうのを避けるためです。生地が余った場合、他の小さなアルミの方に入れてカップケーキにしたりしてます。
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オーブンを170度にして、45分間焼きます。あらかじめ余熱で温めておくといいですが、忘れててもなんとかなります。


シロップ作り

1. スポンジを焼いている間に、シロップを作ります。砂糖25gを耐熱の容器に電子計りで正確に計って入れます、水50ccをこれも電子計りで50g分になるように正確に測ります。
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計量カップで正確に測ったと思っても、結構誤差があります。
重さでぴったりにしたら、カップに残ってしまいました。

2. シロップの入った耐熱容器を電子レンジに入れ1分ほど温めます。温めたあと、一見砂糖は溶けているように見えますが、下に固まって残っていることもあるので、よくかき混ぜてください。

3. できたシロップはラップをかけて、粗熱を取るために放置しておきます。
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生クリームの泡立て:

1. さらに生クリームも、この間に泡立ててしまいましょう。必ずボールを2つ用意します。スポンジを作った時のボールでいいでしょう。よく洗って、水分をよく拭き取っておいてください。

2. 一つの(大きさが違うなら大きい方の)ボールには氷と水を入れておきます。
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3. もう一つのボールには生クリーム2パック(400cc)をいれ、砂糖を1パックあたり10g、この場合合計20g入れます。標準より少ない量ですが、淡い甘さになります。
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4. 生クリームの入ったボールを、氷水の入ったボールに重ねて、冷やしながら泡立てます。寒いところで泡立てれば特に問題ないのですが、夏場や、冬でも暖かい部屋で泡立てると空気の温度で生クリームが暖まってしまって、固まりにくくなることがあります。2パックで少し量が多いので、5分ほどでしょうか、多少時間がかかります。最初は泡立て器を高速にして混ぜて、ある程度固まってきたら微調整のために回転速度を落とします。
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スポンジの焼き上がり

1. スポンジは途中、30分くらい焼いたところですこし様子を見て、そこそこ膨らんでいるのを確認します。その時点で膨らんでなかったら何かおかしいです。

2. 焼き上がったら外に出して、ケーキの枠をひっくり返して萎んでしまわないようにします。十分冷めるまで逆さまのままにしておきます。
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3. 粗熱が取れたら、型枠の周りにナイフを入れ、スポンジを型枠から外します。
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4. 作っておいたシロップを、表面と、側面も忘れずに、たっぷり塗ります。
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5. ケーキを2段にする場合は、パン切り用包丁などで半分の高さで切ります。大抵斜めになってしまうので、爪楊枝を同じ高さに周りに刺すなどして高さに気をつけながら切っていきます。

6. 切った面にも、両面ともシロップをたっぷり塗ります。

7. ケーキの型の裏面の方を、包丁などで切り込みを入れながらスポンジから外します。裏面にも忘れずにシロップをたっぷりと塗ります。


飾り付け

1. 今回は季節のイチゴを2パック贅沢に使うことにしました。水で洗って、ヘタを切り、キッチンペーパーで水気を十分に取っておきます。
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粒の大きさを変えて2パック買ってきました。
右は中段、左は上にのせます。

2. スポンジのどちら側を使うかですが、底面が綺麗なので、こちらを上向きにすると仕上がりが綺麗になるかもしれません。まず実際に使うお皿に下の段のスポンジを置きます。

3. その上に生クリームをこれはそれほど厚くなく塗ります。
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4. イチゴをひとパック分敷き詰めます。大きなイチゴは厚くなりすぎてクリームが足りなくなる時があるので、小粒のものを選んだほうがいいでしょう。
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5. 隙間に生クリームを詰めます。端の方までクリームを入れておかないと隙間になったりしてしまいます。

6. 上の段のスポンジをのせます。
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7. 生クリームは、まずはサイドから塗っていきます。隙間が空いていると結構な量が入りますので、少し節約しながら塗ります。

8. 残りの生クリームを上面に乗せていきます。サイドと上面は、ケーキ用のヘラがあると生クリームを平らに塗ることができます。
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9. 好きな飾り付けをしてもいいのですが、うちは大抵フルーツを乗せるだけです。今回はイチゴまるまるひとパックを上に乗せてます。上のイチゴは贅沢に大粒のものが見栄えがしていいでしょう。
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10. あとは、生クリームを塗る時にお皿のケーキの周りについたものを拭き取って完成です。食べる直前まで冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。


最後に

どうだったでしょうか?全く星と関係ない記事ですが、たまにはこんなこともいいかなと。いつものブログのノリで、事細かに書いてしまいました。

普段撮影などでご家族に迷惑をかけている方がいましたら、一つこんなお菓子作りに挑戦して、ご機嫌をとってみるのはいかがでしょうか?


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