ほしぞloveログ

天体観測始めました。

数週間前に牛岳の雪が融けたとの情報が入っていたのですが、海外出張などでなかなか行くことができなく、5月19日の週末やっと今年初めて娘を誘って牛岳に行きました。実はこの日も金曜で出張から帰宅してほとんど自宅に滞在せずにそのまま直行。22時半頃到着するとたくさんの人がいました。頂上手前の南天が開けている坂のところにはおなじみの県天のYさん、Oさん、Aさん、県立大の皆さんが6人。Aさんには双眼鏡を覗かせていただきました。頂上のところには富山大の皆さんが2-30人はいたでしょうか。

ついて早速下の写真に写っている展望台に上りました。2台の眼鏡で木星とスピカを親子で見ていると、ちょうどそこに流れ星が。二人とも双眼鏡ではっきり見ることができました。

人が多かったので電視でもしようかと思ったのですが、痛恨のミスで赤道儀のバッテリーを忘れてしまいました。予備のバッテリーも充電できてなく、USBバッテリーは9Vの変換ケーブルしかないなど、回避策もどれもダメ。9VでもAVXが初期アラインメントとかで中途半端に動くのですが、電力不足で途中で止まったりして、なかなか諦めきれないためにさらにたちが悪いです。ほとんど海外出張仕様のまま、あまり手入れしていなかった罰です。時間がなくても事前準備はきちんとすることが大切です。結局時間の無駄になってしまいます。

私が何もできない間に娘は自分で撮影を始めてしまいました。その時の写真がこちらです。この日は何もできなかった私よりも成果を出しています。牛岳の展望台にかかる天の川だそうです。画像処理だけは私が手伝いましたが、撮影は構図からカメラの設定から全部娘が一人でやっています。

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2017年5月20日0時39分 富山県牛岳
EOS X7(ISO1600, RAW), 露出25秒、固定撮影
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM をF4 18mmで使用
Photoshop CC + Nik collectionで画像処理



娘は珍しくこの日は睡魔に負けずに片付けの途中くらいまでは起きていました。


リベンジがてら土曜日の晩も、20時くらいからでしょうか、牛岳に向かいました。娘も懲りずについてきましたが、部活で疲れていたせいか、この日はかなり早々と外に出した椅子に座ってスヤスヤと眠り出しました。山の上なのですが、外で眠れるくらい暖かくなってきました。この日は昨日の電視ができなかったので、まずはその確認。途中なんと赤道儀本体を三脚上から落下させてしまい、赤緯の回転の動きが鈍くなってしまったので、直したりしていると結局時間が過ぎてしまい、セットアップできたのは22時半過ぎでした。M57、M27、M13などおなじみの天体を導入し、今年もよく見えるといいながら、あまり撮影までの気合が入らなくて、完全にまったりモードでした。

途中坂の下に降りていくと、昨日に引き続き今日もYさんが来ていて、猫の手?(私は知らなかったですが、蠍座にあるほんとに猫の手の形の星雲ですね)という星雲を撮っていました。その隣に、珍しく女性が二人いて、カメラで天の川を撮影していました。電視で星雲見ませんかと誘ったら、そのうちの一人がきてくれたのでいろいろ話したのですが、女性二人といったのは実は親子で、お母さんがカメラが好きで、子供の方は今年大学一年生とのことです。その子はそれほど星に興味があるわけではないのですが、神話とかは好きとのことで、お母さんの撮影に付き合ってきているみたいです。電視と合わせて、iPadのプラネタリウムソフトで星座の位置を確認しながら、M57はこと座にあるとか、M27はこぎつね座にあるとか、空にある星座を見ながら、PCの画面で星雲や星団を写していました。これまで星雲とかを見たことはほとんどないとのことなので、面白そうみたいでした。

その後、寝ている娘を放っておいて、お母さんの方とカメラのことや、天の川の撮影ことなど、結構長い時間いろいろ話し、さすがに心配になって娘のところへ戻ると、なぜか外の椅子には娘の姿はなく、どこにいったのかなと探すと車の座席でスヤスヤと眠っていました。私はその後一人で最近はやりの星座観察と、これまたまったりモードでした。乙女座に始まり、天秤、カラス、コップ、牛飼い、ヘラクレス、へびつかい、へび、サソリ、いてと、その後夏の星座のこと、白鳥、わし、矢、こぎつねなどを巡りました。暗いので目で見ても結構星をたどれます。朝起きてから、娘に聞いたら「パパどこいっとたん?全然おらんかった!」と文句を言われました。外の椅子から車の中へ移動した時以外はほとんど記憶にないみたいです。


日曜日は先日の記事で宣伝した黒部の科学館で、「天体写真の楽しみ」というギャラリートークでした。トークはちょっと時間オーバーしてしまいましたが、笑ってくれる人もいて、まあまあ受けたのではないかと思います。タイトルは「星歴一年の初心者が語る星の楽しさ」で、内容はこの一年間でやってきたことで、このブログのまとめみたいなものです。その中で、望遠鏡の説明ついでに、FS-60Qを鏡筒部分だけですが実物を持っていきました。こんな60mmの口径の小さな望遠鏡で、星雲がきれいに撮影できることに驚いてくれたようです。惜しむらくは、お客さんが県天の方が多くて、一般の方が少なかったことです。もっと宣伝していただいて、星の写真を撮ったことがない人に聞いて欲しかったです。この話で、一人でも星を見る人が増えたらと思っていました。


出張とかでずっと忙しかったのですが、久しぶりに富山の星をゆっくり眺め、締めは天体トークと、星三昧の週末を過ごして大満足です。

 

富山県黒部市にある黒部市吉田科学館にて富山県天文学会写真展「天体写真の楽しみ」の一環として5月21日の日曜日午後2時半よりというギャラリートークを開催します。15分くらいの話が3つあり、その中の一つを私も担当することになりました。タイトルは今のところ

「星歴一年の初心者が語る星の楽しさ」

というのを考えています。ほんの一年前まで星に全然興味がなかった初心者が、いかにのめり込んでいったかという話を面白おかしく語ろうと思っています。星を好きになる人が少しでも増えてくれたらと思っています。

近隣にお住いの方はぜひご参加ください。

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関西に行く機会があり、少し足を伸ばして京都の上桂にある国際光器によってみました。上桂駅から5分ほど歩いた住宅街の中にあります。ホームページや雑誌の広告などからもわかるように、ここはいろいろ面白い商品を取り扱っています。


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暑い日だったのですが、入店後アイスコーヒーを入れていただきました。店内は赤道儀も鏡筒もかなりの数が展示してあります。セレストロンの新しい赤道儀も展示してありました。珍しいところでは10micronというところのイタリア製の赤道儀が置いてありました。すごくいいと言っていましたが、値段もなかなかのものでした。あとで調べたら日本で扱っているのは国際光器だけみたいです。アメリカでは結構流行っているとのことです。

何人かの店員さんといろいろ話して、すごく親切にしていただいた割には大したものは購入できなくて、結局今回購入したのは、一つはC8用の調整ネジのBob's knob。ずっと欲しくて、三基光学館で一度見たことがあるのですが、その時は在庫はC9.25用とかのみでC8用が切れていたので、今回やっと購入することができました。C8用のネジは、鏡筒がオレンジ色、2005年以前のインチタイプ、それ以降のネジがメトリックタイプと3種類あるのですが、どれかを確定するのにちょっと苦労しました。私が持っているのはVixen時代の古いやつなので、おそらく2005年以前のインチタイプでいいはずです。自宅に帰ったら試してみます。他に以前星まつりで購入したアイピースケースを購入しました。

他にもいろいろ面白いものがあるのですが、今回一番興味を引いたのが個人用の天体ドームで、カナダ製でプラスチックのパネルを組み立てるタイプです。屋上に設置してある展示器を見させていただきました。大きすぎず小さすぎず、丸いドーム型をしていて、屋根の半分が開く、見るからに天体ドームという形をしています。値段を聞くと一般のドームよりははるかに安価で、かなり頑張れば手が出ないでもない額でした。

でもやはりまだ一箇所に落ち着くのは贅沢で、今しばらくは遠征も含めて毎回出すのが主だと思います。いつかそのうちに、大型の赤道儀と今あるMEADEの25cm反射をにわか屋根の上に常駐させるのが夢です。パネル組み立て式なので、設置した後にも、将来邪魔になった時は片付けることも可能だとのことでした。

また京都に行った際には是非とも寄りたい店です。 

その2から続く。

画像処理が追い付いていないので、ちょっと休憩して持っていった機材などの話を書きたいと思います。

まず去年の秋にアメリカに行ったときに手持ちの機材が重すぎることにやっと気づき、それ以来色々ため続けてきた軽い機材を中心に持っていきました。鏡筒はFS-60Qのエクステンダーを外したFS-60CB状態のもの、これにバスタオルを巻いてスーツケースに入れました。エクステンダーも一応持っていきましたが、あらかじめとる天体を決めておいて持っていかないという手もありかもしれません。赤道儀はSWAT-200、三脚はGitzoのGT3840C。ガイド用CCDはASI224MC50mmのノーブランドのCマウントレンズです。カメラ関連はEOS 60DSigmaの10-22mmの広角レンズNikonの昔の50mmのF1.4のレンズです。その他、アルカスイスマウントやカメラ用アダプター、工具、ねじなど、まあ、いつも使っている機材ばかりです。普段使っていないものを海外で突然使っても使えないと思ったからです。

機材だけでスーツケースがちょうど半分埋まりました。荷物は着替えなども入れて、全部で、スーツケースの重さも含めて20kgでした。国際線の23kgなのでまだ少し余裕がありますが、オーストラリア国内で別会社の低価格路線の国内線に乗るので、その場合20kgに制限される可能性があるので、20kgに抑えました。カメラ類は背中に背負うタイプのバッグにいれたので、それらはスーツケースの重さからは抜いています。

使い慣れている機材ですが、これでも南極軸を取るのに苦労しました。というよりも、南極軸を取っている最中に雲が出てきたり、結局それからずっと曇りや雨だったりで、鏡筒を使っての撮影は今回できなかったというのが落ちです。今回のオーストラリアではカメラとカメラレンズでの撮影で時間切れでした。もう少し晴れの時間があれば鏡筒を使っての撮影もできたと思うのですが、天気だけは仕方ありません。

最終日の朝に街、といっても小さな島の中の小さな店の集まりなのですが、町の中を歩ていると写真のような宣伝が出ていました。

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ちょうどその日の晩の観望会の案内です。あいにく、この日の昼には飛行機に乗り帰国なので残念ながら参加はできませんでしたが、もう一日手前にずれていてくれれば必ず参加したと思います。

あともう一つ、途中に乗り換えをしたシドニー空港の本屋で、SKY&TELESCOPEのオーストラリア版を見つけたので記念に購入しました。オーストラリア版が出ているなんて知りませんでした。ページ数は広告も含めて82ページ。

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星座紹介がオーストラリアで見える星座になっているなど、オーストラリアで編集しているみたいです。南半球のその月の星空の紹介記事というのは見たことがなかったので、とても新鮮です。

評価レポートがTAKAHASHIのFSQ-130EDで、かなり細かく書いてあり、非常に評価が高かったです。本家のアメリカ版は見ていないのですが、M31を撮った写真が載っていたりするので、おそらく北半球でのテストで、ここら辺はアメリカ版との共通の記事なのかと思います。いい点の他に、良くない点も書いてあって、口径のわりに重いことと、撮影のためにいくつものアダプターが必要なこととのことです。他にもPixinsightを使ったナローバンドの処理の記事があるなど、日本の雑誌では見ない記事なので、興味深いです。これはSKY&TELESCOPEだからなのかと思いますが、ダークマターハロがあると銀河や星雲がどのように見えるかなど、研究よりの記事が多いのも特徴です。

広告は天体ショップはすべてオーストラリアの店で、機器に関してはオーストラリア独自のようなものはなかったです。日本であまり見ないところではORIONやiOptron、ATIKなどが丸々ページを使った広告を出しています。

実は最終日シドニーにある天文ショップによろうと思ったのですが、土曜日なのになんと午後4時に閉店とのことで、かなり無理していっても午後4時には間に合わないことがわかったので今回はあきらめました。シドニーの滞在時間は結構あったので、非常に残念です。いつかまたオーストラリアに行く機会があれば、ぜひ天体ショップには行ってみたいと思います。

お土産はMARSと書いてあるチョコバー。天文関連ということで、名前だけで選びました。火星には全く関係ありません。

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オーストラリアのハミルトン島滞在の2晩目の夜早くに雲間に少しだけ写真を撮ったあとずっと二日以上雨だったのですが、4日目の晩の午前2時過ぎからやっと雲が少なくなり、星が見えるようになってきました。ただし月齢13.2日と満月にかなり近いので空が明るすぎます。時間的にもイータカリーナなど面白そうな天体は沈んでしまっていることもあり、まずは南極軸近くの空を広い範囲で撮ってみました。右に見える明るいのが月です。

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月11日2時38分(現地時間)
EOS 60D(新改造, ISO1600, RAW) 露出5秒一枚撮り
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用 
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


星座をつないでみると面白いです。普段なじみのない星座なので、線を結ぶのもちょっと苦労します。普段あまり日本では見ないもの、もしくは地平線に近くかなり見にくいものばかりです。

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さそり座の下も写るのですが、南緯度が低いのと時間が遅いので、南十字を含む面白そうな天体のいくつかが山の下に来てしまっています。

この時間は天の川がまっすぐ立っているので、同じ方向で天の川を中心に撮ってみました。満月での撮影で、周りが相当明るいなか、それでもこれだけ写るのはやはり他の光害が少なく空気が綺麗なため透明度が高いせいでしょうか。

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月11日3時12分(現地時間)
EOS 60D(新改造, ISO1600, RAW) 露出6秒一枚撮り
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用 
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


明け方前になり、山の上に小マゼラン星雲が出て来ました。この続きは画像処理の後また記事にします。


その3に続く。
 

性懲りも無くまたもや天文ガイドを大量にオークションで落としてしまいました。前回(記事その1その2その3)は1980年台が主だったのですが、今回は1991年1月号から1995年12月号まで60冊で抜けなしです。90年台の後半くらいまでは天文ショップのバックナンバーにたまにあるのですが、90年台前半はほとんど残っていません。これまでもいろいろ集めているのですが、実は天文ガイド、SkyWatcher、月刊天文などを見渡しても91-95年のはまだ一冊も持っていないので、一気に揃うのは魅力的でした。


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ついでに天文ガイドの1984年8月号臨時増刊も珍しくオークションで出ていたので落として見ました。こちらは前に勧められて読んだ時も面白かったので今回も楽しみです。

両方ともオーストラリアに行っている際に無事に届いていたようです。まだ帰国した直後で、何冊かだけ読んだのですが、90年台は多分最盛期でとにかく分厚いです。時間のあるときに読んで見て、面白い記事などあったらまた取り上げてみたいと思います。 

星を始めてから初の南半球、オーストラリアに来ています。といっても満月期なので、天体写真はあまり期待はできません。それでも以前オーストラリアに来た時はまだ星には全く興味はなく、せいぜい南十字を見て「ああ、あれがそうか」というくらいでした。今回は興味が出てからの南半球なので、普段北半球では見えないものをいろいろ見たいと思っています。

場所はHamilton Islandというところで、オーストラリアの東側の離れ島。南緯でいうと20度くらいのところなので、南極軸があまり高いところにこないため、写真撮影にはあまり適していません。それでも初日に南十字星と人生初のカノープスを見て、結構感動しました。

初めての南半球の空には結構戸惑いました。星座を見ても位置関係がよくわからなくて混乱してしまいます。例えば当然北極星は見えないのですが、北斗七星の柄杓の底の部分が上になって水平線ギリギリに見えます。 黄道が北の空にあるので、北の空を見ていると月が大きく右から左に弧を描いて動いていきます。なんだか空が反対に回っているような感覚です。それでも馴染みのオリオン座やシリウスが見えたり、月と木星とスピカは近くにあるので、少しづつ方角と星座と動く方向が理解できてきました。

初日は写真を撮る余裕がなかったので、Widebino28で星座を見るくらいにとどめたのですが、満月に近い月とホテルの明かりに負けずに、うっすらと天の川まで見えたのは透明度がかなりいいからなのでしょう。Widebinoの威力はやはりすごいです。計算上2等近く明るく見えるので、目で見て十字と認識できなかった南十字星もはっきりと4つ目を見ることができました。周りの普通(特に星好きではないという意味)の人たちにもWidebinoを渡して見てもらったのですが、その見え具合にとても驚いていました。

2日目はあいにくの曇り空。雲の合間に唯一撮った写真がこれです。

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月8日20時12分(現地時間)
NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 + EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出5秒一枚撮り
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


左の雲の下に南十字星が見え、右に少しイータカリーナ星雲が見えています。雲が明るくて5秒露光の一枚撮りなので、ノイジーですが、それでも初の南半球でしか見ることのできない星座と星雲です。このあと雨になってしまい、朝まで雨が続いたのでこの日は諦めました。

今晩も雨が降っています。夜明け前とかには晴れてくれるといいのですが。


 その2に続きます。

ゴールデンウィークですが、調子を悪くしてしまい夜に起きている体力がなく天文台に行った以外はほとんど星見ができていません。自宅でWidebino28で春の星座をトレースしていたくらいです。最近神話がやっと面白くなってきました。以前買った誠文堂新光社の「四季の星座神話」の話が最近ようやく頭に入ってくるようになりました。この本すごくわかりやすいです。またそのうちに独立記事で取り上げます。

星見もままならないのですが、ゴールデンウィークで家族サービスで子供達を何処かに連れていかなければならないので、例年のごとく安上がりの名古屋の実家に行きました。今回の目的は2つ。一年前に星を始めるきっかけになったSCOPIOに行くことと、三重県津市にあるEYEBELLに行ってみることです。

というわけで5月3日、名古屋に着いたその足で久しぶりにSCOPIOに顔を出しました。去年の4月30日にこの店で買ったBKP200とAVXが星生活の始まりでしたが、店長さんもこのブログやFacebookを見ていてくれているらしく、 一年間の歩みを伝えることができていたみたいです。当時は衝動買いに近かったですが、いい趣味に出会えたと改めて思いました。今回の購入は星ナビの最新号とEOSのストラップだけと、大したものは買えませんでしたが、また名古屋に行った時には顔を出したいと思います。

次の日、やっと念願だったEYEBELLに行くことができました。名古屋からは東名阪で行くのが普通みたいですが、途中高速の渋滞がひどかったので、桑名過ぎくらいから下道に降りて23号を走りました。それでも下道の渋滞も結構ひどくて、名古屋から結局2時間以上かかりやっとの事で到着しました。

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建物は屋上にドームがあるので遠くからでもすぐにわかります。店舗は眼鏡屋さんの上にあり、表から見るとあまりわかりませんが、中は日本の天体ショップの中では有数の大きさかと思います。駐車場は道を挟んだ専用駐車場があるのですが、入り口の坂が急なので車の下をこすらないように注意です。裏手のドアのところから2階店内へ入ります。

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まず店の中で驚かされるのは、展示してある望遠鏡の数々です。しかも3分の1くらいは木の三脚時代のすごく昔のもので、非売品とのことです。展示はほとんどが中古品のようでした。昔のものは見ているだけでも楽しいです。

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次に驚かされるのは雑誌コーナーです。天文ガイドの一番古いのは1966年の創刊号に近いものからありました。自由に読むことができるので、時間があれば長居してしまいそうです。娘も一緒に行ったのですが、ずっとここで雑誌を読んでいました。

ここでの目玉商品はEYEBELLオリジナル製品です。今回はそのオリジナル製品の中でも、ポタ赤のCD-1のコントローラー付きの中古がたまたま安くでていたので、それを購入しました。SWATの2軸目の制御のベースモデルとして使いたいと思っています。新品だとさすがに気が引けますが、中古なら気軽に分解、改造できそうです。他にも中古の安いアリミゾと昨日SCOPIOで売り切れだった天ガの最新号を購入しました。

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CD-1は開発時のプロトタイプのようなものがあったので、お店の方に聞いて写真をとらさせていただきました。CD-1は発売されてからもう10年くらい経っているはずなので、その当時のものなのでしょうか。

店員さんはとても親切で、いろいろ相談に乗ってくれそうです。こんな店が近くにあれば入り浸ってしまうでしょう。たまたま名古屋からご夫婦で来ていたお客さんとも話していたのですが、去年一年間仕事が忙しくて写真が撮れなかったのに、それでもEYEBELLには月一回顔を出しているそうです。やはりここまで来るのに渋滞がひどいので、下道で来るそうです。お店の方によると、来年になると高速がもう少し整備され、渋滞も緩和されるはずとのことなので、来年以降は実家からももう少し行きやすくなりそうです。

帰りはずっと高速で名古屋まで行ったのですが、やはり渋滞で2時間近くかかってしまいました。やはりゴールデンウィークの移動は大変です。


2017年4月30日、星を初めてとうとう一年が経ちました。一年間の成果としてこれまでとった写真などをまとめておきます。




「初めての月撮影」

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富山県富山市下大久保 2016/5/17 20:28 月齢10.3日
BKP200, EOS X7による直焦点撮影 ISO100, 1/400秒, JPEG無加工




「月齢13.7日」

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富山県富山市下大久保 2016/10/14 21:15 月齢13.7日
FS-60Q , EOS 60Dによる直焦点撮影 ISO400 1/800秒, JPEG無加工



惑星

「土星」

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富山県富山市下大久保 2016/7/30 21:48:58
C8 + X-Cel LX 3x Barlow + Advanced VX + ZWO ASI224MC
F/30, 10.00ms, 99fps, gain 460/600, 2500/5000 frames



「火星」

Mars_205146_g4_ap19_Drizzle15_w

富山県富山市下大久保 2016/7/30 20:51:32
C8 + X-Cel LX 3x Barlow + Advanced VX + ZWO ASI224MC
F/30, 5.50ms, 181fps, gain 260/600, 2569/5139 frames




星座


「南十字星とイータカリーナ星雲」

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月8日20時12分(現地時間)
NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 + EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出5秒一枚撮り
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理




星雲、星団、系外銀河など


「M17」

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富山県富山市牛岳 2016年6月10日23時48分,
BKP200 + Advanced VX
キヤノンEOS X5(新改造, ISO3200, RAW)
2分間露光で何枚か撮り、一番流れていないものをGIMP2.9で修正。





「M27 亜鈴状星雲」

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富山県富山市牛岳 2016年6月10日23時06分,
BKP200 + Advanced VX
キヤノンEOS X5(新改造, ISO3200, RAW)
2分間露光で何枚か撮り、一番流れていないものをGIMP2.9で修正。






「M31アンドロメダ銀河」

M31up

岐阜県飛騨市・数河高原 2016年11月24日20時10分,
FS-60Q + Advanced VX
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出5分x9枚 総露出45分
f50mm Cマウントレンズ + ASI224MC + PHD2による自動ガイド
ステライメージ7、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理




「M45プレアデス星団」

M45up

岐阜県飛騨市・数河高原 2016年11月24日21時19分
FS-60Q + Advanced VX赤道儀
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出5分x8枚 総露出40分
f50mm Cマウントレンズ+ASI224MC +PHD2による自動ガイド
ステライメージ7、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理



「M42 オリオン大星雲」

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富山県富山市下大久保 2016年12月28日21時44分
タカハシFS-60Q, Celestron Advanced VX赤道儀
キヤノンEOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出2分x9枚+3秒x15枚 総露出18分45秒
f50mm Cマウントレンズ+ASI224MC +PHD2による自動ガイド
ステライメージ7、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理



「C49 バラ星雲」

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富山県富山市, 2017年3月3日21時48分
FS-60Q + Advanced VX赤道儀
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出2分x57枚 総露出114分
f200mmCanonレンズ+ASI224MC +PHD2による自動ガイド
ステライメージ7、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


「Markarian's chain」

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富山県富山市, 2017年3月4日1時16分から23枚に2017年3月5日0時0分から14枚を追加
FS-60Q + Advanced VX赤道儀
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出4分x37枚 総露出2時間28分
f200mmCanonレンズ+ASI224MC +PHD2による自動ガイド
ステライメージ7、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理


星景写真


「初めての天の川」 
 
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2016/5/8, 01:49 富山県富山市楡原
EOS X7, 18mm, F3.5, ISO1600, 30秒固定撮影 x 4枚
DeepSkyStackerでスタック、DPP4、GIMP2.9で加工



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2016/5/8 02:19 富山県富山市楡原
EOS X7, 18mm, F3.5, ISO6400, 30秒固定撮影
一枚撮りをDPP4、GIMP2.9で加工



 「雪の立山にかかる天の川とこと座流星群」

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撮影地: 富山県立山室堂, 2017年4月24日2時52分
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出30秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
Photoshop CC + Nik collectionで画像処理




「流れる星空」 

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撮影地: 富山県立山室堂, 2017年4月24日2時6分から4時13分
キヤノンEOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出30秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
JPEG無加工217枚をSiriusCompで比較明合成




「大気光」

 

富山県立山室堂, 2017年4月24日2時6分から4時13分
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出30秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
JPEG217枚を画像をPhotoshop+Nik collectionで加工後SiriusCompでタイムラプス化 



 

木曜夕方から調子を悪くしてしまい、金曜は仕事も休んでずっと寝ていたのですが、土曜昼頃にやっと少し調子が良くなったので、家族4人で富山市天文台に行きました。連休に入ったのでお客さんが来ているはずです。例によって妻と下のSukeは温泉に、私と上の娘Natsuは天文台にと別れました。

バスを降りるとちょうどイリジウムフレアの直前で、目で見てすごく綺麗に見ることができました。その直前にすごく速い速度の衛星のようなものが横切っていったのですが、速い速度ということは高度が低いとのことで、もしかしたら偵察用の衛星だったのかもしれませんとのことでした。

天文台には県天のK会長と近所のKさんがきていて、お客さんに望遠鏡を見せる準備をしていました。私もできる範囲でお手伝いしたのですが、やはりK会長の星の詳しさには脱帽です。天文台がある場所とはいえ、やはり街のすぐ隣で光害はひどく、さらに三日月とはいえ月も出ています。頑張って見ても3等星が見えるかどうかというところでしょう。ところが実際に何も見えない星域を指して、あそこにかみのけ座があるとか、あそこにプレセペ星団があるとか、全部空で覚えてしまっています。しかも指した位置がすごく正確です。私はWidebino28でみてやっと星が見えるのですが、それで見ているよりもはるかに正確に早く場所を特定してしまいます。まだまだ経験不足を見にして見て実感しました。

それでも星座観察は面白く、得にWidebino28があったので、春の大曲線に始まり、北斗七星、乙女座、しし座はもちろん、C字のかんむり座、人の字型のかみのけ座、台形のからす座、H型のコップ座、冬の大三角が沈むところ、ポルックスとレグルスを結んだ線状の真ん中から少しポルックス寄りのプレセペ星団、6の字に見えるうみへび座の頭など、本で見ていてもなかなかわからない星座が空を見ながらだとすぐに頭に入って来ます。

お客さんの撮影希望のために、望遠鏡のアイピース口に平らな板をつけてスマホで撮影できる器具を自作していました。県天のYさんの作だそうです。かなりいいアイデアで、私も作って見たくなりました。実際に簡単に取ることができます。私も試しに手持ちのiPhone5で撮って見ましたが、地球照も写っています。

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露出を調整できるソフトなどがあればもっと綺麗に映ると思います。

一人、星に恐ろしく詳しい男の子がいました。88星座全部覚えていて、それどころか北斗七星の一つ一つの星までいえます。学年を聞いたらなんと年長さん。なんでも図鑑で覚えたとのこと。あとで聞いたら天の川を見たことがないとのことなので、牛岳とか誘ったのですが、この日はわざわざ金沢からきてるとのこと。天文台で働きたいらしいので、将来が楽しみです。こういった子に満天の星空をなんとかして見せてあげたいです。 

帰りがけ、Kさんはこれから牛岳に行くとのこと。この日は透明度も高そうで、私も行きたかったのですが、まだ本調子でなく、一晩い続ける自信がなかったのでこの日は諦めました。 

ちょうど一年前の2016年4月30日、娘と一緒に行った名古屋のSCOPIOで衝動買いした20cmのニュートン反射(BKP200)と赤道儀(Advanced VX)から星の趣味がはじまりました。思い返すとこの一年間本当にたくさんのことがありました。

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最初の反射望遠鏡と赤道儀。自宅にて。


最初の一ヶ月くらいはカメラのことも全くよくわからず、当然星のことも全くよくわからず、 本当に試行錯誤で、訳もわからずいろいろ試していました。遠征と称して近くの山に行ったりして、今思うと無理やり感が出まくりですが、それでも天の川が撮れたと喜んでいたのもこの頃です。牛岳で県天のKさんと出会ってから、やっと星仲間に会えた気がして、そこからいろんな人と知り合うことができました。初めて撮った星雲の写真も実はKさんに導入してもらったM17とM27です。自動導入なんかせずに、そのままパッと視野に入れてしまうのでびっくりしていました。

中でも惑星は最初の頃からとても楽しかった対象です。まず最初にやったのはアイピースでの眼視で、木星、土星、火星とそれぞれ違った形と色で楽しむことができました。一番最初、赤道儀の動かしかたがわからず、完全マニュアルで木星を追っかけたのも今ではいい思い出です。木星の縞も土星の輪も火星の赤も、どれも目で見るのは生まれて初めてのことで、その時の感動はとても印象に残っています。同時に、Kさんに見せてもらった細部にわたる素晴らしい惑星と自分の望遠鏡で見たどうしてもボケてしまう惑星では、どうしてこんなに見え方が違うのかに本気で悩んで、これが中古ですがC8の購入につながりました。今思えばKさんのはタカハシの高級機なので当たり前なのですが、あの頃はなんで自分の口径は20cmで大きいのに、細部は小さい口径の方がよく見えるのか、どうしてもわからなかったものです。C8も曲者でした。最初に見た時はボケボケで、手持ちのBKP200にもはるかに及ばなかったのですが、全バラに近い状態で組み直して、清掃調整し直すと、それはそれは見事な像を結び、カッシーニの間隙が眼視で余裕で見えた時は本当に嬉しかったです。それでも一眼レフカメラで撮った惑星に限界を感じ、その時に買った惑星撮影用のCCDのASI224MCはきれいな土星と火星を写してくれて、さらに幸運にも電視という面白い道を示してくれました。

夏ころに一番夢中になったのは電視です。初めての年なので、できるだけいろんなことをやろうと思い、星まつりも原村、胎内、福島と3回参加したのですが、胎内で出会ったHUQさんがやっていた高感度カメラα7Sでとった色付きの星雲にはガーンと頭を殴られたような衝撃でした。そもそも、観望会とかでもやっとした色がついていない星雲を見てしょんぼりして帰って行くお客さんを見て、なんとかして色付きの星雲を観望会で見せることができないかと、ずっと思っていたのですが、それをカメラで実現させてしまっているのです。HUQさんとは夜中まで色々話をさせてもらって、その話がヒントで自宅に帰ってから手持ちのASI224MCと大口径でF4と明るいBKP200で電視(その当時はこんな言葉さえなかったですが)を自宅で試して見ると、余裕で星雲に色がつきます。これは本当に面白くて、その後秋の終わりくらいまでずっと電視に夢中になっていました。

9月にたまたま行ったアメリカの天文ショップの店長のMarkがよく似たことを考えていて、すでに安価なCCDとモニターなどを組んでRevolutioni Imagerと名前をつけて売り出していることはすごく刺激になりました。世界にはやはり同じようなことを考える人がいるのです。Markとはこれが縁で今もちょくちょく連絡を取っています。Revolution Imagerも試しに購入して日本で色々試していたのですが、意外にもその中に入ってたReducerと接続用のアダプターが意外にもすごく役に立ちました。その後スターライトフェスティバルのオークションで手に入れたFS-60Qをエクステンダーを外したFS-60CB状態にし、さらに上記レデューサーを、これまた上記アダプターを使ってうまく焦点距離200mm以下にしてやることで、相当広角で電視が楽しめるようになってから、一気に見ることができる天体が増えました。CCDの面積が小さいため、これくらい広角でないと視野が取れないのです。その後牛岳でAdvanced VXと組み合わせて自動導入で試した電視(その1その2)がすごくパフォーマンスがよく、多くの人と楽しめそうだということがわかりました。

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電視での馬頭星雲と燃える木。
その場でお客さんとこれくらい見えてしまいます。




電視のシステムも大体落ち着いて完成に近づいた11月ころ、やっと写真での撮影に目覚めました。本当に一番最初の頃の5月に写してからは、ほとんどカメラに触っていなかったのですが、やっと本気で撮影をやってみようと思いました。アメリカに行った時に、その当時手持ちの機材が大きすぎて、何も持っていけないことに気づいて、できるだけコンパクトに、海外へも持っていけるような機材を組むということを目標としました。これにはHUQさんの影響も大きく、SWATも購入しましたが、こちらはやっと機材の癖がわかってきたくらいで、まだあまりきちんとした撮影ができていません。それでもFS-60QとAdvanced VXでの撮影はいくつかの撮影をして、画像処理など色々学ぶことができました。オートガイドによる撮影もやっとこの頃始めましたが、これも手持ちのASI224MCを使った安価なシステムです。特に、最初の頃にとった数河高原の空は素晴らしく、その時撮ったM31とM45を越えることが今だにできません。最近、暗い空がどんな高価な機材よりも一番だということが実感できてきました。

富山の冬はなかなか晴れてくれなくて、撮影を始めたのが秋も終わりの11月くらいからなので、なかなか成果が上がっていません。そんな中つい先ごろ行った立山室堂の空は、久しぶりに凄かったです。天の川を堪能できました。立山はまた行く機会がありそうなので、今度は星雲などにも挑戦したいと思います。

惑星の季節も始まったので、去年取りきれなかった木星やADCを使った撮影もまた挑戦したいです。天の川もこれから綺麗になってくるので新星景と呼ばれる手法も試して見たいです。夏の星雲もまだあまり写真では撮っていないので、今年はできるだけ挑戦したいです。特に焦点距離を長くして、系外銀河をもっと拡大して撮ってみることも挑戦したいです。ガイドとかさらに難しくなりそうです。海外、特に南半球でも撮影して見たいですし、観望会で電視システムの威力を存分に試してもみたいです。星の解説はまだまだ経験不足なので、そこらへんも少なくともスラスラ出てくるくらいにはなりたいです。まだまだやりたいことだらけです。


思えばこのブログは夏に入る前くらいに始めました。「ほしぞloveログ」という名前は娘が絶対これがいいと強引に決めた名前ですが、私も気に入っています。人に伝える時に綴りを言わなければいけないのが少し面倒ですが。

最初の4月から1-2ヶ月のことは思い出しながら書いた記事です。元々やったことを忘れないように日記的に書いていこうと始めたのですが、どんどん記事が長くなって読みにくい記事になってしまったことも多々あるかと思います。もちろん自分で過去のことを見て記録がわりに参考にするのですが、他の方もたくさん読んでくださっているということがブログを管理して初めてわかりました。トータルの来訪者は既に5000人を超え、今月の4月はとうとう5000PVを超えました。最近始まった天文リフレクションズピックアップ記事でも何度か取り上げていただいて、ありがたい限りです。小難しいことも書いているせいか、なぜかコメントが少ないのが少し寂しいですが、気楽にコメントいただけるとありがたいです。面白いコメントは家族みんなで見ています。


この一年間本当にたくさんの方にお世話になりました。
  • SCOPIOの店長のKさん。全てはここから始まりました。見学ツアー実現できてなくて本当にすみません。
  • 県天のK会長はじめ県天の皆様。K会長に声をかけてもらってからずいぶん心強かったです。近所のKさんは観望会や雑誌を貸してもらうなど、色々お世話になっています。また今年も観望会やりましょう。同じく近くのNさん、魚美味しかったです。電視やりたくなったら是非ご相談ください。観望会の大きな武器になると思います。
  • 流星研究会に誘っていただいたMさん、Sさん、貴重な機会でとても楽しかったです。学生とも何人か知りあいになることができました。
  • 富山大の天文同好会のM君はじめみなさま、そのうち部室の方も寄らせていただきます。
  • 20年ぶりくらいに連絡を取ったHBさん。いつも色々教えてもらってありがとうございます。まだまだはるかに遠い目標の一人です。
  • HBさんに胎内星まつり紹介していただいたTaさん、Taさんに紹介していただいて電視のきっかけになったHUQさん。HUQさんの自宅にまで押しかけてしまいました。HUQさんとの議論はいつもとても面白いです。Taさん共々また星まつりでお会いしたいです。
  • 星まつりで学生として知り合って、今ではスターベースの店員さんのS君。またお店に行った時はよろしくお願いします。店長さん共々福島のオークションではとてもお世話になりました。FS-60Qは今では心の友です。
  • 電視関連でいろいろお世話になったKYOEIのMさん。福島のスターライトフェスティバルでは娘共々本当にお世話になりました。CDにサインしていただいたオオザカレンヂKEISUKEさん、娘がまた歌を聴きたいといっています。
  • シュミットのHさん、この間名刺をもらって初めて名前を知りましたが、いつもお世話になっています。毎回お店に行くと面白い人と会えるので楽しみです。ステライメージのSさんもまたお会いしたい方の一人です。
  • 飛騨コスモス天文台のYさん。観望会また楽しみにしています。息子のSukeがまだ始まらないの?といつも言っています。Oさん、望遠鏡の調子はどうですか?5月の観望会でまた話を聞かせてください。
  • Yさんつながりで紹介していただいたAさんはじめ惑星研究会の方々、特にMEADEの大型の反射鏡を譲っていただいたKさん。本当にありがとうございました。そろそろ惑星をまた始めようと思っています。MEADEがどれくらい見えるのか楽しみです。
  • 大長谷に誘っていただいた県天のYさんと、いつもの仲のいいメンバー。快く仲間に入れてくださいましてありがとうございます。
  • 自宅のドーム見せていただいたOさん、いつも惑星すごいです。また寄らせてください。
  • 立山でご一緒させていただいたFさん、カメラの話また聞かせてください。
  • まだお会いしたことはないですが、大好きな天文リフレクションズのkojiroさん。2回もピックアップに取り上げていただいて本当に嬉しい限りです。
他にも書ききれないくらいたくさんの方にお世話になり、同時にこの一年たくさんの方と友達になることができました。この歳で新しい友人ができることはあまりないのですが、この一年間はそういった意味でもすごく世界が広がった一年間でした。まだまだこの趣味は当分続きそうなので、皆様これからもよろしくお願いします。

 

Facebookで県天のKさんから透明度が高いと「大気光」が映るという情報がありました。3年前に撮ったという映像を見せてもらったのですが、山から出る後光の様なものみたいです。そういえば、一枚のみの画像処理をしている途中、なんか緑のモヤモヤしたものが見えて邪魔だなと思っていたのですが、もしかしたらそれが大気光なのかもしれません。

私自身は大気光というものを知らなかったのですが、Wikipediaによると「大気光(たいきこう)とは、大気光学現象の一種で、地球などの惑星の大気が起こす弱い発光。英語では "airglow"と言い、通常夜間に観測されるので "nightglow" とも言う。大気光があるため、星明かりや太陽光の散乱が無かったとしても夜空は完全な暗黒にはならない。」とのことで、本当に待機自身が淡く光っているものと確認されているらしく、原因は
  • 日中の太陽光による光イオン化反応で生成されたイオンの再結合。
  • 上層大気に放射される宇宙線によるルミネセンス。
  • 酸素や窒素が、数百km上空で水酸化物イオンと反応することによる化学発光。
などがあるそうです。

とりあえず一枚のみの画像を見直して見ます。前回の記事で加工したものですが、

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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、真ん中の下の方、山の際に放射状の虹色のモヤモヤが少し見える気がします。もう少しわかりやすくするために、218枚全てをPhotoshopのバッチ機能の様なものを利用して、画像処理をしてから動画にしてみました。それがこちらになります。



動画なのでモヤモヤがもう少し鮮明にわかるかと思います。それでも淡いですが、上から下へ虹色の縞が動いていくのが見えます。多少ノイジーなのと、白とびしてしまっているのはご容赦ください。Kさんの3年前の動画はもっとはっきりと映っていましたので、さらに透明度が高かったのかもしれません。それでもこういった新しい現象に出会えるのはとても嬉しいことです。



Appendix:

Photoshopのバッチ処理機能についてはこのページを参考にさせていただきました。なんとNik collectionもバッチ処理の一つとして扱うことができました。ただし、RAW現像は無理な様です。ステライメージのRAW現像が今回も緑飛びをしてしまったので、Photoshopなら連続でできるかなと期待していたのですが、それは無理の様です。Pixinsightがそろそろ本当に必要になってきました。



 

先の立山の室堂での写真と動画の記事のおまけで、明るくなるまでの187枚の連続撮影を比較明合成しました。

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この記事は、今回の撮影の経緯です。

4月22日から泊まりで立山の室堂で撮影をしました。元々は県天の行事の一環で観望会のお手伝いをさせてもらったのですが、年度始めなので行き帰りに各所の機器のチェックや数の確認なども行い、フル日程の2日間でした。

天気予報では午後からずっと晴れと出ていたので楽しみだったのですが、実際にはあいにく朝から曇りで、午後を過ぎても曇りのままです。それでも機器を揃えて車で地鉄の立山駅へ。そこから立山の室堂に行くのにはいくつもの経路があるのですが、今回は一般的だと思われる立山駅から美女平までケーブルカーで、その後バスに乗り室堂まで向かいました。 バスの中もずっと曇りだったのですが、容堂の近くになってやっとごく一部から青空がのぞいていました。

容堂のバスターミナルに到着後、早速観望会の機器のチェックと準備でしたが、それよりも天気が心配です。時折青空が少し見えるのですが、空のほとんどは雲で覆われています。雪が少しぱらついていたので、機器を外に出すこともできないため準備も進まず、少し時間があったので周りを散策しました。まだ一面雪に覆われていて、しかも雪が硬いのでどこへでもいけます。写真の様に「みくりが池」も雪で覆われています。

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みくりが池の上を歩いて行くと人が何人か集まっているところがあり、そこに行くと雷鳥を見ることができました。つがいでいるのですが、全く人を怖がらないので、すぐ近くにまで寄ることができます。雷鳥は4000羽ほどいるらしく、この季節は少し歩けばほぼ100%見ることができるそうです。

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食事後、空はまだほとんど雲に覆われていたのですが、雪は止んでいたので機材だけ外に出しました。暗くなってきましたが、雲で星が全く見えないので極軸を取ることもできません。それでも時間が迫ってきたので案内のスライドの準備を始め、だいたい準備ができたところで、今一度外に出たのですが、ごく一部に星は見えているものの、まだかなり雲に覆われている状況は変わりません。星が出ていないとスライドでのお話だけになってしまいます。話を始めて、星が出てきたら外に案内しようということになり、とりあえずスライドを始めました。

北極星の見つけ方に始まり、春の大曲線や天の川の話をしているくらいのところで、星が出てきたとの連絡が入り、急遽話を切り上げ、外に出る案内だけをして屋上に出て見ると、まだ少し雲は残っているものの、空の上には星がいっぱい広がっていました。

先ほど話した北極星が雲の隙間からも見えています。おおぐま座から春の大曲線をお客さんと辿ると、だんだん目が慣れてきてあちこちから「わー!星がこんなにある」とか、「どんどん見えてくる」など歓声が上がり盛り上がってきます。この日はちょうどいいことに、こと座流星群の極大が午後9時で、ちょうど観望会と重なりました。流れ星が出るたびに盛り上がります。流れ星を初めて見た人もいたみたいで、あちこちから「もう3個見た!」とか、「まだ一個も見えてない」とか大騒ぎです。

ここまでは良かったのですが、問題は機材の方でした。電子観望で星雲星団を見てもらいたいと、FS-60Qとなんと思いAdvanced VXをバッテリー込みで自宅から手で運んできたのですが、そもそも極軸も合わせていなくて、しかもむちゃくちゃ寒いせいかネットワークも切れ気味で、全く導入までたどり着きませんでした。ここで思ったのは、お客さんがいるときはシンプルでいいので、確実に動く組み合わせを用意しておくことだと、すごく反省させられました。しかも、やはり私の星の知識はまだまだ付け焼き刃で、一緒に案内をされた県天のFさんの解説の足元にも及びません。やはりここら辺は経験がモノを言うようです。

こんな調子で反省すべきことはたくさんあるのですが、ラッキーなことに、こと座流星群のおかげでみなさん流れ星を探すのに夢中で、肉眼での観測の方が楽しいようで、手軽な双眼鏡さえ不人気なほどでした。木星を導入してあったので何人かの方は望遠鏡を覗いたのですが、やはり満天の星空と流れ星が迫力があり、結果的には皆さん満足された様で何よりでした。

ちなみに温度は夕方の準備の時でマイナス5度。観望会の最中はもっと寒くなっていたと思います。さすがに1時間もすると人も少なくなってきて、残りは本当に好きな人が話し込んでいた地、撮影などをしていました。私も寒くなってきたので、機材を片付け始め、23時頃から仮眠をとりました。

午前1時頃に一度起きて外に出ると、空は本当に雲ひとつなく晴れ渡り、はっきりとした天の川が大きく山の上にかかっていました。

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 「雪の立山にかかる天の川とこと座流星群」
撮影地: 富山県立山室堂, 2017年4月24日2時52分
キヤノンEOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出30秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
Photoshop CC+Nik collectionで画像処理


雪景色と天の川ですごく綺麗で神秘的でした。撮影をする余裕があるとあまり思っていなかったので、撮影用は大した機材を用意していなくて、しかたないので赤道儀の三脚にカメラを載せて、追尾はせずに固定撮影でず30秒露光で午前2時頃から2時間ほど撮影をしました。レリーズも置いてきていたので、急遽Magic Lanternを使ってのバブル撮影です。その間あまりに寒いので部屋で暖を取っていましたが、4時過ぎに薄明が始まる頃に再びカメラを見に行ったら電池も切れずにまだ撮影が続いていました。試しに何枚か見て見ると天の川が何の加工もせずにともすごく綺麗に、217枚連続して写っていました。無加工のままのが前々回の記事の写真で、上が加工したものです。加工は好みがすごく出ます。今回は冬の寒さを表現したくて少し青を強調しました。

かなり明るくなってきたので、午前4時半頃に機材を片付けてロビーに行って見ると、ご来光ツアーで人が集まっていて、天の川の写真を見せると「こんな綺麗なのが出ていたんだ」という様な声とともに、「ぜひ見たかった」とか「さすがに起きれなかった」という声が上がりました。集まっている人にできるだけ写真を見せ、特に流星が同時に写っている写真は皆さんすごく喜んでくれたみたいです。

その後少し寝たのですが、結局7時過ぎに起きて、食事と後片付け、それでも少し時間があったので「雪の大谷」を見に行きました。食事の時も、雪の大谷でも昨晩のお客さんが昨晩の観望会と天の川の写真の感想で声をかけてくれて、べつの写真を見せたり、雷鳥の話などで盛り上がりました。ちなみに雪の大谷の今年の高さはなんと19m。そして初めて明るいところで撮る一眼レフでの写真の楽しさが少しわかりました。その記念すべき何枚かです。

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最後に眼下の富山側に雲海が見渡せました。

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その後もう一軒機材のチェックを終え、無事にふもとの立山駅に帰り着きました。今回は撮影が思いの外うまくいったので、大満足です。


一枚撮りを少し加工したものを載せましたが、星景写真はまだまだ研究の余地がありそうです。流れをもう少し抑えたいですし、レンズの四隅の歪みも気になります。スタックとかした方がノイズが少なくなるでしょうし、その場合ずれていく景色をどう合成するかも課題です。

 

先ほど一枚だけアップしたのですが、撮影した227枚を使ってタイムラプス映像を作ってみました。無加工のjpg画像から作った動画です。動画の作成にはSirius Compを使ってみました。

こと座流星群もいくつか見えますし、人工衛星の軌跡も見えます。


立山に行った経緯は次の記事で書きます。

立山室堂で写した天の川です。こと座流星群の一つが流れました。

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2017/4/23 AM2:52 立山室堂にて。Canon EOS 60D + SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用。ISO3200で30秒露光。227枚撮った内の一枚です。とりあえず無加工の撮って出しjpeg画像です。時間のあるときにもう少し加工してみようと思います。

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